JPH0330263Y2 - - Google Patents
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- JPH0330263Y2 JPH0330263Y2 JP1985054673U JP5467385U JPH0330263Y2 JP H0330263 Y2 JPH0330263 Y2 JP H0330263Y2 JP 1985054673 U JP1985054673 U JP 1985054673U JP 5467385 U JP5467385 U JP 5467385U JP H0330263 Y2 JPH0330263 Y2 JP H0330263Y2
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- Japan
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- side walls
- insole
- parts
- pieces
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Stackable Containers (AREA)
- Cartons (AREA)
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、機械や電気機器等の完成品に組み込
まれる部品を、部品の供給箇所から使用箇所へ運
搬する際に使用する通箱に関し、詳しくは、部品
を保持する中敷を備えた折りたたみ式の通箱に関
するものである。
まれる部品を、部品の供給箇所から使用箇所へ運
搬する際に使用する通箱に関し、詳しくは、部品
を保持する中敷を備えた折りたたみ式の通箱に関
するものである。
(従来の技術)
機械や機器等の完成品は、産業の発達に伴いそ
の部品点数が増加し複雑な機能を備えている。そ
のため、現在これらの完成品を製造するに当り、
一箇所ですべての部品を製作し完成品の組立まで
を行うといつた企業はほとんどない。つまり、完
成品は、それを構成する各種部品を他の場所で製
造し、これらを完成品の製造業者の組立部門に集
め、その後組立作業を経て生産されている。この
生産体制における部品の運搬は、不可欠な要素で
あると共にネツクともなる重要な工程である。
の部品点数が増加し複雑な機能を備えている。そ
のため、現在これらの完成品を製造するに当り、
一箇所ですべての部品を製作し完成品の組立まで
を行うといつた企業はほとんどない。つまり、完
成品は、それを構成する各種部品を他の場所で製
造し、これらを完成品の製造業者の組立部門に集
め、その後組立作業を経て生産されている。この
生産体制における部品の運搬は、不可欠な要素で
あると共にネツクともなる重要な工程である。
たとえば、自動車のエアコン用のヒータやブロ
ア等の中形部品を部品の製造業者から完成品の製
造業者へ運搬する場合をみると、一般に部品の外
形に合致し、上方が開口した有底部屋を複数設
け、発泡スチロールや発泡ポリエチレン等の弾性
材料で一体に成形された成型品をポストパレツト
内に装着し、該成型品の前記有底部屋へ部品を直
に挿入して運搬する方法を採用している。この方
法は、製造工程中で、運搬に当り部品を一個ずつ
梱包し解梱するといつた手間がいらないことか
ら、一部品を大量に使用するいわゆる完成品の大
量生産を行う場合には適切なものといえる。これ
に対し、一部品をそれほど大量に使用しないいわ
ゆる完成品の中少量生産の場合には、収納できる
部品数量の割に占有面積が多い前述の方法は採用
されず、段ボール箱に部品を一個ずつ収納して平
パレツト上に該段ボール箱を縦横に積重ねて運搬
する簡便な方法が取られている。
ア等の中形部品を部品の製造業者から完成品の製
造業者へ運搬する場合をみると、一般に部品の外
形に合致し、上方が開口した有底部屋を複数設
け、発泡スチロールや発泡ポリエチレン等の弾性
材料で一体に成形された成型品をポストパレツト
内に装着し、該成型品の前記有底部屋へ部品を直
に挿入して運搬する方法を採用している。この方
法は、製造工程中で、運搬に当り部品を一個ずつ
梱包し解梱するといつた手間がいらないことか
ら、一部品を大量に使用するいわゆる完成品の大
量生産を行う場合には適切なものといえる。これ
に対し、一部品をそれほど大量に使用しないいわ
ゆる完成品の中少量生産の場合には、収納できる
部品数量の割に占有面積が多い前述の方法は採用
されず、段ボール箱に部品を一個ずつ収納して平
パレツト上に該段ボール箱を縦横に積重ねて運搬
する簡便な方法が取られている。
(考案が解決しようとする問題点)
この中少量生産で採用されている運搬方法で
は、部品を収納する段ボール箱が比較的安価であ
るから、部品の製造業者から完成品の製造業者へ
部品が納入されて部品が取出された時点で捨てら
れていた。つまり、一回限りの使い捨てになつて
いたため、毎回新たな経費を要していた。また、
この運搬では平パレツトに単に平滑な段ボール箱
を隣合わせた状態で段積みされているので、最上
段の段ボール箱は動き易く、荷崩れを起こす危険
があつた。部品を運搬するためには一個ずつ梱包
作業を必要とし、部品を使用するには一個ずつ解
梱作業を必要とするので、本来の目的である完成
品を組立てるという作業以外に余分な手間を要す
るという欠点がある。
は、部品を収納する段ボール箱が比較的安価であ
るから、部品の製造業者から完成品の製造業者へ
部品が納入されて部品が取出された時点で捨てら
れていた。つまり、一回限りの使い捨てになつて
いたため、毎回新たな経費を要していた。また、
この運搬では平パレツトに単に平滑な段ボール箱
を隣合わせた状態で段積みされているので、最上
段の段ボール箱は動き易く、荷崩れを起こす危険
があつた。部品を運搬するためには一個ずつ梱包
作業を必要とし、部品を使用するには一個ずつ解
梱作業を必要とするので、本来の目的である完成
品を組立てるという作業以外に余分な手間を要す
るという欠点がある。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記欠点を解決するために次のよう
な構成の通箱を供給する。すなわち、底が側壁の
内側に向け折曲げ可能で、四側壁が側壁間の稜を
枢軸として折りたたみ可能な組立箱体と、該箱体
内の低部に載せる中敷からなるもので、前記各稜
の上部には内向に支持段面のある一対の外側片か
らなるL形ヒンジコーナー具がヒンジ部を稜の線
に合せて隣接側壁に跨つて取付けられ、前記中敷
は箱底面より浮かせて静止さすため前記四側壁で
囲む内周縁に見合う外周縁を有する平板状本体と
該本体各辺に屈曲自在に一体となつている同巾の
嵩上げ片よりなつていて、嵩上げ片の一つがその
周縁を床の折曲げ線に合せて一つの側壁の内側下
部に固着された折りたたみ式の構造を有してい
る。更に中敷の平板状本体には通箱に収納する部
品の形状に適合する部品支持孔が穿設されてい
る。
な構成の通箱を供給する。すなわち、底が側壁の
内側に向け折曲げ可能で、四側壁が側壁間の稜を
枢軸として折りたたみ可能な組立箱体と、該箱体
内の低部に載せる中敷からなるもので、前記各稜
の上部には内向に支持段面のある一対の外側片か
らなるL形ヒンジコーナー具がヒンジ部を稜の線
に合せて隣接側壁に跨つて取付けられ、前記中敷
は箱底面より浮かせて静止さすため前記四側壁で
囲む内周縁に見合う外周縁を有する平板状本体と
該本体各辺に屈曲自在に一体となつている同巾の
嵩上げ片よりなつていて、嵩上げ片の一つがその
周縁を床の折曲げ線に合せて一つの側壁の内側下
部に固着された折りたたみ式の構造を有してい
る。更に中敷の平板状本体には通箱に収納する部
品の形状に適合する部品支持孔が穿設されてい
る。
(作用)
本考案に係る通箱は保管時には折りたたまれた
状態にあり、これを使用するには、近接した状態
にある向合つたヒンジコーナー具を互いに引離す
方向へ押広げて側壁で囲まれた形状が正方形ない
し矩形となるようにすれば、側壁に連設された内
折れ片同志が協働して側壁の動きに連動して底面
が形成され上方が開口した箱体が出来上る。次
に、起立状態にある中敷を、該中敷の本体の周囲
に連設した嵩上げ片を前記本体に対してほぼ直角
に下向きに折曲げた状態で、箱体内へ押込めば中
形部品を運搬するに適した通箱が完成する。
状態にあり、これを使用するには、近接した状態
にある向合つたヒンジコーナー具を互いに引離す
方向へ押広げて側壁で囲まれた形状が正方形ない
し矩形となるようにすれば、側壁に連設された内
折れ片同志が協働して側壁の動きに連動して底面
が形成され上方が開口した箱体が出来上る。次
に、起立状態にある中敷を、該中敷の本体の周囲
に連設した嵩上げ片を前記本体に対してほぼ直角
に下向きに折曲げた状態で、箱体内へ押込めば中
形部品を運搬するに適した通箱が完成する。
(実施例)
次に、本考案の実施例を図面を参照しながら説
明する。
明する。
第1図は、本考案の実施例の組立箱体を組立て
た状態の一部切欠いた斜視図であり、第2図は、
本考案の実施例を折りたたむ、又は組立てる過程
を示した底面部の斜視図で、第3図は同実施例を
折りたたんだ斜視図である。1は組立箱体であつ
て、屈曲自在に連設された四面の側壁5a,5
b,5c,5dと、各側壁の下部に屈曲自在に連
設された内折れ片6a,6b,6c,6dからな
り、四個の内折れ片で底部を形成する。隣接する
側壁の屈曲部、例えば側壁5cと5dとで形成す
る稜20cの上部、即ち側壁上縁の隅には上面に
夫々内向の支持段面2のある一対の外側片3から
なるL形ヒンジコーナー具4がヒンジ部を稜線に
合せて外側片が夫々側壁5cと5dの上に跨つて
取付けられている。他の側壁についても同様であ
る。従つて側壁5c,5dに跨つているヒンジコ
ーナー具4と側壁5a,5bに跨つている対角線
的関係のヒンジコーナー具とをもつて対角方向に
引張ると各コーナー具の外側片3,3はヒンジを
枢軸として内向に折曲り、反対に側壁5a,5d
と5b,5cの組に跨つている各ヒンジコーナー
具は外側片3,3が開き、これに伴つて側壁5
c,5dの組と5a,5bの組とは互に内面が接
近してこれによつて四側壁が平板状に折りたたま
れる。前記内折れ片6a,6b,6c,6dは側
壁5a,5b,5c,5dの下縁13a,13
b,13c,13dを谷折り線として内向に折曲
りうる例えば台形の舌片である。之等の舌片の内
で折りたたみ時にコーナー具の両側で側壁が接近
する組の側壁、前例の場合には側壁5c,5dの
組で谷折り線13c,13dを折り曲げ筋とする
内折れ片6c,6dの組は、一方の内折れ片6d
には箱折りたたみ時に稜20dの下端を通つて折
曲げられる山折り線7bを折曲げ形成し、山折り
線の外側部分21bを相手方内折れ片6cが直角
に折曲つた時の該当接触部分と例えば止め金8等
で連結して一方の二分割底16bを形成してお
く。他の内折れ片6a,6bの組でも内折れ片6
bにも山折り線7aを折曲げ、山折り線の外側部
分21aを内折れ片6aと同様に連結して他方の
二分割底16aを形成しておく。かくして全側壁
が第3図のように平板状に折りたたまれたとき、
内折れ片は山折り線7a,7bを折れ目として側
壁に向け内折れし、全側壁を用いて矩形又は方形
にしたとき内折れ片6bと6dは夫々山折り線7
a,7bの両側に拡がつて平となり、これに伴つ
て内折れ片6a,6cと6b,6dの両方の組は
夫々二分割底16aと16bとして箱底面を形成
する。中敷9は、組立箱体1の横断面の形状と同
一で横断面の大きさよりやや小さめの平板状の本
体10に収納する部品の形状に適合する部品支持
孔11,11′を穿設している。本体10の周囲
四辺には屈伸自在に同巾の嵩上げ片12a,12
b,12c,12dを連設し、且つ嵩上げ片の一
片12aを、その先端が組立箱体1の側壁5aと
内折れ片6aとの連設部である谷折り線13aと
一致させるようにして止め金8で側壁5aの内面
に固定している。前記の各嵩上げ片12a……1
2dは連設部14a……14dと夫々屈曲可能で
あつて、中敷9は第1図のように連設部14aで
折り曲げずにおくこともできるし、このまま通箱
を折りたたむと第3図の状態を呈し、箱組立て時
には連設部14aを折り曲げ線として箱体内に押
込まれると同時に嵩上げ片12b,12c,12
dを夫々の連設部14b,14c,14dで直角
に折曲げて嵩上げ片の先縁を底に当接して本体1
0を床より浮かして静止させる。
た状態の一部切欠いた斜視図であり、第2図は、
本考案の実施例を折りたたむ、又は組立てる過程
を示した底面部の斜視図で、第3図は同実施例を
折りたたんだ斜視図である。1は組立箱体であつ
て、屈曲自在に連設された四面の側壁5a,5
b,5c,5dと、各側壁の下部に屈曲自在に連
設された内折れ片6a,6b,6c,6dからな
り、四個の内折れ片で底部を形成する。隣接する
側壁の屈曲部、例えば側壁5cと5dとで形成す
る稜20cの上部、即ち側壁上縁の隅には上面に
夫々内向の支持段面2のある一対の外側片3から
なるL形ヒンジコーナー具4がヒンジ部を稜線に
合せて外側片が夫々側壁5cと5dの上に跨つて
取付けられている。他の側壁についても同様であ
る。従つて側壁5c,5dに跨つているヒンジコ
ーナー具4と側壁5a,5bに跨つている対角線
的関係のヒンジコーナー具とをもつて対角方向に
引張ると各コーナー具の外側片3,3はヒンジを
枢軸として内向に折曲り、反対に側壁5a,5d
と5b,5cの組に跨つている各ヒンジコーナー
具は外側片3,3が開き、これに伴つて側壁5
c,5dの組と5a,5bの組とは互に内面が接
近してこれによつて四側壁が平板状に折りたたま
れる。前記内折れ片6a,6b,6c,6dは側
壁5a,5b,5c,5dの下縁13a,13
b,13c,13dを谷折り線として内向に折曲
りうる例えば台形の舌片である。之等の舌片の内
で折りたたみ時にコーナー具の両側で側壁が接近
する組の側壁、前例の場合には側壁5c,5dの
組で谷折り線13c,13dを折り曲げ筋とする
内折れ片6c,6dの組は、一方の内折れ片6d
には箱折りたたみ時に稜20dの下端を通つて折
曲げられる山折り線7bを折曲げ形成し、山折り
線の外側部分21bを相手方内折れ片6cが直角
に折曲つた時の該当接触部分と例えば止め金8等
で連結して一方の二分割底16bを形成してお
く。他の内折れ片6a,6bの組でも内折れ片6
bにも山折り線7aを折曲げ、山折り線の外側部
分21aを内折れ片6aと同様に連結して他方の
二分割底16aを形成しておく。かくして全側壁
が第3図のように平板状に折りたたまれたとき、
内折れ片は山折り線7a,7bを折れ目として側
壁に向け内折れし、全側壁を用いて矩形又は方形
にしたとき内折れ片6bと6dは夫々山折り線7
a,7bの両側に拡がつて平となり、これに伴つ
て内折れ片6a,6cと6b,6dの両方の組は
夫々二分割底16aと16bとして箱底面を形成
する。中敷9は、組立箱体1の横断面の形状と同
一で横断面の大きさよりやや小さめの平板状の本
体10に収納する部品の形状に適合する部品支持
孔11,11′を穿設している。本体10の周囲
四辺には屈伸自在に同巾の嵩上げ片12a,12
b,12c,12dを連設し、且つ嵩上げ片の一
片12aを、その先端が組立箱体1の側壁5aと
内折れ片6aとの連設部である谷折り線13aと
一致させるようにして止め金8で側壁5aの内面
に固定している。前記の各嵩上げ片12a……1
2dは連設部14a……14dと夫々屈曲可能で
あつて、中敷9は第1図のように連設部14aで
折り曲げずにおくこともできるし、このまま通箱
を折りたたむと第3図の状態を呈し、箱組立て時
には連設部14aを折り曲げ線として箱体内に押
込まれると同時に嵩上げ片12b,12c,12
dを夫々の連設部14b,14c,14dで直角
に折曲げて嵩上げ片の先縁を底に当接して本体1
0を床より浮かして静止させる。
この実施例では、通箱内に同一部品を2個収納
できるようにしており、中敷9の本体10の側壁
5aに向く側で中央部には仕切板15を嵩上げ折
り曲げ片とは逆向に屈曲自在に止め金8等で固定
し、これと共に仕切板15を挾んだ本体10の両
脇にはそれぞれ収納する部品に合つた前記部品支
持孔11,11′が穿設されている。22は跳上
げ時にコーナー具の突出部を受入れるため中敷に
設けた孔がある。上記箱及び中敷の材料は厚紙又
は合成樹脂の段ボール等で作られる。
できるようにしており、中敷9の本体10の側壁
5aに向く側で中央部には仕切板15を嵩上げ折
り曲げ片とは逆向に屈曲自在に止め金8等で固定
し、これと共に仕切板15を挾んだ本体10の両
脇にはそれぞれ収納する部品に合つた前記部品支
持孔11,11′が穿設されている。22は跳上
げ時にコーナー具の突出部を受入れるため中敷に
設けた孔がある。上記箱及び中敷の材料は厚紙又
は合成樹脂の段ボール等で作られる。
以上に示した本考案の実施例を使用して、部品
の製造業者から完成品の製造業者へ部品を運搬す
る場合について説明する。
の製造業者から完成品の製造業者へ部品を運搬す
る場合について説明する。
折りたたんだ状態で保管されていた通箱は、部
品の搬出場所で、近接した状態で向い合つたヒン
ジコーナー具4,4を互いに引離す方向へ押広げ
ることにより、側壁5a……5dが矩形又は方形
状に開き、これと共に組立箱体1内に折込まれた
内折れ片も開き、片6aと6b及び6cと6dに
よる二分割底16a,16bで底面17が形成さ
れ、上方が開口した組立箱体1が組立てられる。
次に、中敷9の嵩上げ片12b,12c,12d
をそれぞれ本体に対してほぼ直角に下向きに折曲
げるようにして、組立箱体1内へ押込み通箱が完
成する。そして、中敷9の仕切板15を立上げた
両脇の部品支持孔11,11′へ部品を直に差込
む。中敷9の本体10は組立箱体1の底面から嵩
上げ片12a,12b,12c,12dの高さだ
け上に位置することになるから、本体10に設け
た部品支持孔11の内周面が部品の高さ方向の中
程を支えるようになる。したがつた、一枚の平板
状の本体10に部品支持孔11,11′を穿設す
るといつた簡単な構成にもかかわらず部品をしつ
かり安定させることを可能にしている。部品を収
納した通箱は、平パレツト上に一面に隣合わせて
並べた後、段積みしていく。積重ねる方法は、下
側の通箱のヒンジコーナー具4の支持段面2の上
で外側片3の内側へ上側の通箱の底面を納めるよ
うにすればよい。これにより、外側片3が積重ね
の案内となるから誰でも簡単にきちんとした段積
みができると共に外側片3が通箱の横方向の支え
となるから通箱の横ずれが防止される。
品の搬出場所で、近接した状態で向い合つたヒン
ジコーナー具4,4を互いに引離す方向へ押広げ
ることにより、側壁5a……5dが矩形又は方形
状に開き、これと共に組立箱体1内に折込まれた
内折れ片も開き、片6aと6b及び6cと6dに
よる二分割底16a,16bで底面17が形成さ
れ、上方が開口した組立箱体1が組立てられる。
次に、中敷9の嵩上げ片12b,12c,12d
をそれぞれ本体に対してほぼ直角に下向きに折曲
げるようにして、組立箱体1内へ押込み通箱が完
成する。そして、中敷9の仕切板15を立上げた
両脇の部品支持孔11,11′へ部品を直に差込
む。中敷9の本体10は組立箱体1の底面から嵩
上げ片12a,12b,12c,12dの高さだ
け上に位置することになるから、本体10に設け
た部品支持孔11の内周面が部品の高さ方向の中
程を支えるようになる。したがつた、一枚の平板
状の本体10に部品支持孔11,11′を穿設す
るといつた簡単な構成にもかかわらず部品をしつ
かり安定させることを可能にしている。部品を収
納した通箱は、平パレツト上に一面に隣合わせて
並べた後、段積みしていく。積重ねる方法は、下
側の通箱のヒンジコーナー具4の支持段面2の上
で外側片3の内側へ上側の通箱の底面を納めるよ
うにすればよい。これにより、外側片3が積重ね
の案内となるから誰でも簡単にきちんとした段積
みができると共に外側片3が通箱の横方向の支え
となるから通箱の横ずれが防止される。
そして、平パレツトごと完成品の組立ラインま
で通箱を運搬する。組立ラインでは、通箱の中敷
9の部品支持孔11,11′から部品を抜出すよ
うにして取出した後は、仕切板15を倒して中敷
9を跳上げ、対角位置にある対のヒンジコーナー
具4,4を引寄せると、底面を形成していた二分
割底16,16が離れ、山折り線7a,7bを頂
点として内折れ片6aと6b及び6cと6dがそ
れぞれ重なり合つて組立箱体1内へ折込まれ、簡
単に通箱全体が平板状に折りたたまれる。後は、
そのまま部品製造業者へ運ばれ前述と同じ要領で
繰返し使用される。
で通箱を運搬する。組立ラインでは、通箱の中敷
9の部品支持孔11,11′から部品を抜出すよ
うにして取出した後は、仕切板15を倒して中敷
9を跳上げ、対角位置にある対のヒンジコーナー
具4,4を引寄せると、底面を形成していた二分
割底16,16が離れ、山折り線7a,7bを頂
点として内折れ片6aと6b及び6cと6dがそ
れぞれ重なり合つて組立箱体1内へ折込まれ、簡
単に通箱全体が平板状に折りたたまれる。後は、
そのまま部品製造業者へ運ばれ前述と同じ要領で
繰返し使用される。
(考案の効果)
以上説明したように本考案は対角になつている
対のヒンジコーナー具を対角方向に引張れば平に
折りたたまれていた組立箱は開口した形状とな
り、嵩上げ片を同一内向に折曲げつつ中敷を連設
部から床に向け倒すと通箱が組立て形成されて、
中敷の孔に部品を差込んで、部品を安定した状態
で箱に入れてそのまま、又は台車等の床面に箱を
並べて、若しくは箱の上に他の箱を重ねて作業現
場に運び、部品を取出した後は前記組立てと逆の
工程作業で平に折りたたんで返復使用できる。
対のヒンジコーナー具を対角方向に引張れば平に
折りたたまれていた組立箱は開口した形状とな
り、嵩上げ片を同一内向に折曲げつつ中敷を連設
部から床に向け倒すと通箱が組立て形成されて、
中敷の孔に部品を差込んで、部品を安定した状態
で箱に入れてそのまま、又は台車等の床面に箱を
並べて、若しくは箱の上に他の箱を重ねて作業現
場に運び、部品を取出した後は前記組立てと逆の
工程作業で平に折りたたんで返復使用できる。
したがつて、段ボール箱に一個ずつ部品を収納
して運搬していた従来の方法に比べ一回毎に使い
捨てるような無駄がなくなり、経費の節約ができ
る。部品の収納と取出しが簡単な差込みと抜出し
操作のみで良いため、部品の出荷元において行つ
ていた梱包作業と部品の使用者において行つてい
た解梱作業が不要となる。また、平パレツトに載
せて通箱を運搬する場合でも、平滑な段ボール箱
を段積みするのと異なり、下側の通箱の4箇所の
ヒンジコーナー具の外側片で上側の通箱をしつか
り支持した状態に積重ねられるので通箱が横ずれ
することがなく、荷崩れの危険もない。しかも、
ヒンジコーナー具の外側片が積重ねの際の案内と
なるため、段積み作業が容易なものとなる。又通
箱を密接にして床面に並べて運搬しても箱の外面
に突起がないので隣合つた箱の側壁及び稜が相互
に衝当して損傷することがない。通箱は部品を取
出した後は、折りたたむことでコンパクトになり
運搬コストが消減できる等を含め本考案は上記諸
効果がある。
して運搬していた従来の方法に比べ一回毎に使い
捨てるような無駄がなくなり、経費の節約ができ
る。部品の収納と取出しが簡単な差込みと抜出し
操作のみで良いため、部品の出荷元において行つ
ていた梱包作業と部品の使用者において行つてい
た解梱作業が不要となる。また、平パレツトに載
せて通箱を運搬する場合でも、平滑な段ボール箱
を段積みするのと異なり、下側の通箱の4箇所の
ヒンジコーナー具の外側片で上側の通箱をしつか
り支持した状態に積重ねられるので通箱が横ずれ
することがなく、荷崩れの危険もない。しかも、
ヒンジコーナー具の外側片が積重ねの際の案内と
なるため、段積み作業が容易なものとなる。又通
箱を密接にして床面に並べて運搬しても箱の外面
に突起がないので隣合つた箱の側壁及び稜が相互
に衝当して損傷することがない。通箱は部品を取
出した後は、折りたたむことでコンパクトになり
運搬コストが消減できる等を含め本考案は上記諸
効果がある。
第1図は、本考案の実施例の組立箱体を組立て
た状態の一部切欠の斜視図である。第2図は、本
考案の実施例を折りたたむ又は組立てる過程を示
した底面部の斜視図である。第3図は、本考案の
実施例を折りたたんだ状態の斜視図である。 1は組立箱体、2は支持面、3は外側片、4は
ヒンジコーナー具、5a,5b,5c,5dは側
壁、6a,6b,6c,6dは内折れ片、7a,
7bは山折り線、9は中敷、10は本体、11,
11′は部品支持孔、12a,12b,12c,
12dは嵩上げ片。
た状態の一部切欠の斜視図である。第2図は、本
考案の実施例を折りたたむ又は組立てる過程を示
した底面部の斜視図である。第3図は、本考案の
実施例を折りたたんだ状態の斜視図である。 1は組立箱体、2は支持面、3は外側片、4は
ヒンジコーナー具、5a,5b,5c,5dは側
壁、6a,6b,6c,6dは内折れ片、7a,
7bは山折り線、9は中敷、10は本体、11,
11′は部品支持孔、12a,12b,12c,
12dは嵩上げ片。
Claims (1)
- 底が側壁の内側に向け折曲げ可能で、四側壁が
側壁間の稜を枢軸として折りたたみ可能な組立箱
体と、該箱体内の低部に載せる中敷とからなり、
前記各稜の上部には内向に支持段面のある一対の
外側片からなるL形ヒンジコーナー具がヒンジ部
を稜の線に合せて隣接側壁に跨つて取付けられ、
前記中敷は箱底面より浮かせて静止さすため前記
四側壁で囲む内周縁に見合う外周縁を有する平板
状本体と該本体各辺に屈曲自在に一体となつてい
る同巾の嵩上げ片よりなつて、嵩上げ片の一つが
その周縁を床の折曲げ線に合せて一つの側壁の内
側下部に固着され、更に平板状本体には前記箱体
に収納する部品の形状に適合する部品支持孔が穿
設されてなる折りたたみ式通箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985054673U JPH0330263Y2 (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985054673U JPH0330263Y2 (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61172018U JPS61172018U (ja) | 1986-10-25 |
JPH0330263Y2 true JPH0330263Y2 (ja) | 1991-06-26 |
Family
ID=30576637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985054673U Expired JPH0330263Y2 (ja) | 1985-04-12 | 1985-04-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0330263Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5840030Y2 (ja) * | 1978-05-04 | 1983-09-08 | 東罐興業株式会社 | 折畳み箱用隅海隈材142アンプル収納箱 |
JPS5867739U (ja) * | 1981-10-30 | 1983-05-09 | 日本マランツ株式会社 | 通箱 |
-
1985
- 1985-04-12 JP JP1985054673U patent/JPH0330263Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61172018U (ja) | 1986-10-25 |
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