JPH0330072Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は３月節句のひな人形或いは５月節句の
鎧、兜等を飾る節句飾り台に関する。

［従来技術及び考案が解決しようとする問題点］ 従来３月、５月の節句で飾る、親王等のひな人
形や、鎧兜は御殿台等の飾り台上に飾られてい
る。またこの飾り台も多種類のものがある。しか
し、これら何れの飾り台も飾り台上に例えば親王
を飾つた場合、顔や衣装が光線の関係で影となつ
て見え難い場合が多い。そのため別の位置から照
明を行うことが多く、狭い室内では電線等によつ
て美感を損う等の悪影響があつた。

［問題点を解決するための手段］ 本考案は斯様な実情に鑑み、この問題を一掃す
るために創案したもので、即ち、正面に彫刻等を
施した化粧板で飾つた偏平な飾り台の正面側の内
部に、照明灯を収納した室を設け、この室内の照
明灯と対応した前記正面化粧板と飾り台の上面に
は、紙等の不透明板で覆つた照明窓を設けた事を
特徴とした節句飾り台として、偏平な飾り台の正
面側内部の室内に設けた照明灯により、飾り台の
上面と正面化粧板に設けた照明窓を通して飾り台
上に飾つた人形或は鎧兜を照明すると共に正面を
照明し、飾り効果を向上させることを目的として
提供したものである。

［実施例］ 次に、本考案に係る節句飾り台の一実施例を図
面に基いて説明する。

１は偏平な飾り台で、該飾り台１は両側及び背
部の三方の側板２と、正面は、中央部に照明窓３
を設けると共に彫刻等の飾りを施した化粧板４に
より周りを囲み、更に内部は正面側に照明灯５を
収納する室６を仕切板７により区分して設けてあ
る。また、上部の開口部には、敷物８と照明灯５
と対応して照明窓９を設けた覆板１０を配した枠
体１１を載せて取付けてある。また正面側照明窓
３には、紙、合成樹脂材等の不透明板１２に絵画
ａ等を画いて取換可能にして取付け、また上面の
照明窓９には前記と同じように不透明板１３を取
付けてある。

［作用］ 本考案は前記構成で明らからように扁平からな
る飾り台１の上面枠体１１に配したた敷物８上に
親王等の人形や鎧兜等の飾り体を載せて飾り、正
面側内部に設けた室６内の照明灯５を点灯すると
照明灯５の光は、上面と正面側の照明窓３及び９
を通して飾り台１上の人形或は兜等の飾り体を下
部から上部に向け照明する一方正面方向に、正面
側の照明窓３に嵌めた絵画ａ等を介して照明する
ものである。

［効果］ 本考案は上述のように正面に彫刻等を施した化
粧板で飾つた扁平な飾り台の正面側の内部に、照
明灯を収納した室を設け、この室内の照明灯と対
応した前記正面化粧板と飾り台の上面には、紙等
の不透明板で覆つた照明窓を設けた事を特徴とし
た節句飾り台であつて、扁平な飾り台内の正面側
には照明灯を収納した室を設け、この室と対応し
た飾り台の上面には不透明板を覆つた照明窓と、
正面側の化粧板には、前記と同じように不透明板
で覆つた照明窓を設け、飾り台内からの照明灯で
各照明窓を通して上部と正面側を照明するため、
上部方向の照明で、飾り台上の人形或は兜等の正
面部を照射するので陰影等が生ずることなく鮮明
に照明が行われ、また正面側では、照明窓を覆う
不透明板に絵画等の模様を表わせば、これを通し
照明すると共に正面化粧板を照明するため一段と
飾り台は浮き彫りされ高尚な感をあたえることが
でき、また照明灯は飾り台内にあるため電線灯は
外部にないため危険等生じない。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る節句用飾り台の一実施例を
示したもので、第１図は斜視図、第２図は第１図
Ｘ−Ｘ線の縦断側面図である。 １……飾り台、２……側板、３，９……照明
窓、４……化粧板、５……照明灯、６……室、７
……仕切板、８……敷物、１０……覆板、１１…
…枠体、１２，１３……不透明板、ａ……絵画。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 正面に彫刻等を施した化粧板で飾つた扁平な飾
   り台の正面側の内部に、照明灯を収納した室を設
   け、この室内の照明灯と対応した前記正面化粧板
   と飾り台の上面には、紙等の不透明板で覆つた照
   明窓を設け、正面化粧板側の不透明板には絵画等
   の模様を表した事を特徴とした節句用飾り台。