JPH03296631A - 半導体圧力センサ - Google Patents

半導体圧力センサ

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JPH03296631A
JPH03296631A JP9962790A JP9962790A JPH03296631A JP H03296631 A JPH03296631 A JP H03296631A JP 9962790 A JP9962790 A JP 9962790A JP 9962790 A JP9962790 A JP 9962790A JP H03296631 A JPH03296631 A JP H03296631A
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JP
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temperature
electronic cooling
pressure
resistor
cooling element
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JP9962790A
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English (en)
Inventor
Yasushige Yamagishi
山岸 康重
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Nidec Copal Electronics Corp
Original Assignee
Copal Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、半導体のピエゾ抵抗効果を利用して圧力を検
出する半導体圧力センサに関するものである。
(従来の技術) 第2図は、従来の差圧型半導体圧力センサを示す断面図
である。第2図において、1は圧力導入パイプ2A、2
Bと一体化された金属ケース、3は台座で、軸方向中央
部には貫通した圧力導入孔3aが形成され、この圧力導
入孔3aと圧力導入パイプ2Bとが連通ずるように、接
着剤Bにより金属ケース1上に固定されている。
4はシリコン単結晶からなるシリコンダイアフラムで、
−面には拡散等により、いわゆる半導体感圧抵抗素子か
らなる歪ゲージ(図示せず)が形成されており、他面は
ぼ中央部には、例えばエツチングにより肉薄とした受圧
面4aが形成され、この受圧面4aと台座3の圧力導入
孔3aとが対向するように、接着剤Bによりその周縁部
を介して台座3上に固定されている。
5はボンディングワイヤで、シリコンダイヤフラム4の
歪ゲージを、図示しない電気配線を介して、例えばハー
メチックシールにより金属ケース1と電気的に絶縁した
リード6aに接続している。
このリード6aは、レーザトリミングした温度補償用厚
膜抵抗基板7へ配線され、図示しない温度補償用抵抗R
tを介してリード6bに接続されている。
8は樹脂ケースで、金属ケース1の温度補償用厚膜抵抗
基板7搭載面を覆うように、接着剤により金属ケース1
に気密性良く固定されている。
一般に、半導体圧力センサにおいては、上記したように
、半導体感圧抵抗素子が形成されたシリコンダイヤフラ
ム4を台座3上に固定して使用することにより、金属ケ
ース1の材料、例えば鉄とシリコンとの線膨張率が異な
るために生じる、温度変化に伴なう熱応力の感知を抑止
している。
この台座3の材料としては、シリコンダイヤフラム4の
線膨張率(3〜4x 10−6/’C)に近似した線膨
張率を有する物質、例えば、ジルコン(Z r S i
04 )等のセラミックあるいはパイレックスガラス等
が使用可能であるが、通常、シリコンダイヤフラム4と
線膨張率の等しいシリコン製台座が用いられ、温度変化
に伴なう熱歪に起因する出力変動を抑制していた。
また実際に、シリコンダイアフラム4上には、第3図に
示すように、4個の半導体感圧抵抗素子R1,R2、R
s 、R4によってブリッジ回路が拡散等によって形成
され、前述した歪ゲージが構成される。このとき、例え
ば互いに対向する感圧抵抗素子RとR並びに感圧抵抗素
子R2と3 R4同士は、同一方向圧力に対して抵抗値変化が同一方
向となるように形成され、かつ、感圧抵抗素子R及びR
3の抵抗値の変化方向と感圧抵抗■ 素子R及びR4の抵抗値の変化方向とが互いに逆方向と
なるように形成される。
この場合、受圧面4aに圧力が印加されていない時、感
圧抵抗素子R1〜R4の抵抗値が温度変化があったとし
ても互いに等しい値を保持し、ブリッジ回路の出力電圧
は常に零になるのが理想的である。
しかし、半導体感圧抵抗素子R1〜R4を拡、散によっ
て作製する場合、その工程条件等により抵抗値の温度特
性にバラツキが生じてしまう。そこで、従来のシリコン
ダイアフラム4の近傍にサーミスタ等を設けたり、ある
いは第3図に示すように、例えば、感圧抵抗素子R3と
並列して、レーザトリミングした温度補償用感温抵抗素
子R0を設け、温度変化に対する零点の移動の補償を行
なっていた。
(発明が解決しようとする課題) 上記したように、従来の半導体圧力センサでは、温度変
化に伴なう熱歪による出力変動を抑止するため、金属ケ
ース1とシリコンダイアフラム4との間に介在させる台
座3の線膨張率に配慮が必要であり、高精度な出力特性
を得るためには、さらにシリコンダイアフラム4と台座
3を接合する接着剤Bの材質にも配慮する必要があり、
台座3の材料選択に煩雑な手間を要するという欠点があ
った。
また、上記する熱歪による影響を、台座3及び接着剤B
の選定が最適に行なわれ、理想的に抑止できたとしても
、半導体感圧抵抗素子R1〜R4の温度変化に対する零
点の移動補償のため、サーミスタ等を設ける必要がある
。この場合、サーミスタを感圧抵抗素子R1〜R4が形
成されたシリコンダイアフラム4上に配置することは困
難であるため、両者を別々の位置に設置する必要がある
これでは、両者の温度を一致させることが困難であり、
外部温度の変動が激しい場合は、温度補償誤差が大きく
なってしまい、高精度の圧力検出は行なえない。
また、第3図に示すように、シリコンダイアフラム4上
に温度補償用感温抵抗素子Rtを温度補償用厚膜抵抗基
板7に設けることにより、感温抵抗素子Rと感圧抵抗素
子R1〜R4との温度をはぼ同一とすることができるが
、これでは、製造工程の複雑化を招き、精度を良くする
ためには、さらにレーザトリミング等の煩雑な工程を必
要とするという問題点があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、検出圧力媒体の温度差や温度変化に伴う台座
による熱歪の影響及び感圧抵抗素子の抵抗値の温度変化
に対する的確な温度補償を行なえ、高精度な圧力検出を
行ない得る半導体圧力センサを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明では、貫通する圧力導
入孔が形成された第1及び第2の電子冷却素子と、これ
ら第1及び第2の電子冷却素子間で、かつ、両者の圧力
導入孔の出口間の一領域に配置された圧力検出用の半導
体ダイアフラムと、前記第1の電子冷却素子近傍の温度
を検知し、第1の温度検知信号を出力する第1の温度検
知手段と、前記第2の電子冷却素子近傍の温度を検知し
、第2の温度検知信号を出力する第2の温度検知手段と
、予め設定した基準温度に対する前記半導体ダイアフラ
ムの温度変動を検知し、温度変動検知信号を出力する温
度変動検知回路と、前記第1及び第2の温度検知信号に
基づく第1及び第2の温度検知手段の検知温度が、両検
知温度の平均温度となるように前記第1及び第2の電子
冷却素子へ電力を供給し、さらに、前記温度変動検知信
号に基づいて前記第1及び第2の温度検知手段による検
知温度が前記基準温度と等しくなるように前記第1及び
第2の電子冷却素子へ電力を供給する電子冷却素子駆動
回路とを備えた。
(作 用) 本発明によれば、半導体ダイアフラムの、例えば被圧力
検出媒体の影響による温度変動が温度変動検知回路で検
知され、これに基づく温度変動検知信号が電子冷却素子
駆動回路に出力される。
一方、被圧力検出媒体の第1及び第2の電子冷却素子近
傍の温度が、第1及び第2の温度検知手段によりそれぞ
れ検知され、第1及び第2の温度検知信号が各温度検知
手段から電子冷却素子駆動回路に出力される。
電子冷却素子駆動回路は、これらの第1及び第2の温度
検知信号に基づき、第1及び第2の温度検知手段め検知
温度が、両検知温度の平均温度となるように、第1及び
第2の電子冷却素子へ電力を供給する。
加えて、電子冷却素子駆動回路は、温度変動検知信号の
入力に基づいて、第1及び第2の温度検知手段による検
知温度が基準温度と等しくなるように、第1及び第2の
電子冷却素子へ電力を供給する。
これにより、第1及び第2の電子冷却素子による吸熱あ
るいは発熱作用が効率的に誘起され、半導体ダイアフラ
ムの温度は予め設定した基準温度に応答性良く保持され
る。
(実施例) 第1図は、本発明に係る半導体圧力センサの一実施例を
示す主要部の断面図である。
第1図において、10はシリコン単結晶からなるシリコ
ンダイアフラムで、−面には拡散等より4個の半導体感
圧抵抗素子(以下、感圧抵抗素子という)R1,R2、
Rs 、Raからなる歪ゲージ(ブリッジ回路)が形成
され、他面中央部には、エツチング等により受圧面10
aが形成されている。
11はセラミック基板(以下、単に基板という)で、そ
の中央部には圧力導入孔11aが形成され、その−面に
はシリコンダイアフラム10が、圧力導入孔11aと受
圧面10aが対向するように接着剤Bにより固定されて
いる。
12はボンディングワイヤで、シリコンダイヤフラム1
0の歪ゲージを、基板11上に形成された導体パターン
llbに接続している。また、この導体パターン11b
は、外部への出力端子であるリード13aに接続されて
いる。
14Aは第1の電子冷却素子で、後記する電子冷却素子
駆動回路26から供給される異種の半導体同士の接合部
への直流電流の供給方向に応じて吸熱及び発熱作用が誘
起される、いわゆるペルチェ効果を有し、その中央部に
は貫通した圧力導入孔141aが形成されている。第1
の電子冷却素子14Aへの電力の供給は、リード13b
に接続されたリード線142aを介し図示しない電極に
対して行なわれる。
14Bは第2の電子冷却素子で、電子冷却素子駆動回路
26から供給される異種の半導体同士の接合部への直流
電流の供給方向に応じて吸熱及び発熱作用を奏するペル
チェ効果を有し、その中央部には貫通した圧力導入孔1
41bが形成されている。
第2の電子冷却素子14Bへの電力の供給は、リード1
3Cに接続されたリード線142bを介し図示しない電
極に対して行なわれる。
これらの第1及び第2の電子冷却素子14A。
14Bは、基板11を挟んで、第1の電子冷却素子14
Aが、基板11のシリコンダイアフラム10の搭載面側
で、かつ、圧力導入孔141aがシリコンダイアフラム
10と対向するように、導熱材15、例えばアルミニウ
ムを介して配置され、第2の電子冷却素子14Bが、基
板11のシリコンダイアフラム10の搭載面の背面側で
、かつ、圧力導入孔141bが基板11の圧力導入孔1
1aと対向するように、導熱材15を介して配置されて
いる。
また、第1及び第2の電子冷却素子14A。
14B、導熱材15、基板11をその上下方向から覆う
ように断熱材16が配置されている。これにより、基板
11は、第1及び第2の電子冷却素子14A、14B間
に固定される。
17は略り字状をなした取付板で、第1の電子冷却素子
14A及び断熱材16と第2の電子冷却素子14B及び
断熱材16とを挟持しており、第1及び第2の電子冷却
素子14A、14Bの各圧力導入孔141a、 141
bと対向する位置には貫通孔17a、17bが形成され
ている。また、この取付板17は、放熱板としての機能
を併せ持つ。
18Aは第1の温度検知手段としてのサーミサタで、取
付板17の貫通孔17a近傍に固定され、被圧力検出媒
体の第1の電子冷却素子14A近傍の温度を検知し、第
1の温度検知信号DTAを出力する。また、サーミスタ
18Aへの配線は、リード13bに接続されている。
18Bは第2の温度検知手段としてのサーミサタで、取
付板17の貫通孔17b近傍に固定され、被圧力検出媒
体の第2の電子冷却素子14B近傍の温度を検知し、第
2の温度検知信号D T Bを出力する。サーミスタ1
8Bへの配線は、リード13cに接続されている。
19は金属ケースで、圧力導入パイプ20A。
20Bが、それぞれ取付板17の貫通孔17a。
17bと対向するように一体化されており、取付板17
の電子冷却素子14A、14B等の挟持部分を覆うよう
にして取付板17に固定されている。
第4図は、電子冷却素子14の原理を説明するための図
である。第4図に示すように、電子冷却素子14はN型
半導体(図中、Nで示す)とP型半導体(図中、Pで示
す)とを電極L40a、 140bにより直列に接続し
た構造を有しく実際には、複数個を交互に直列に接続)
、直流電源Vにより電極140aに供給する電流をN型
半導体側から通すと(図中、矢印で示す方向)、電極1
40bとP型及びN型半導体同士の接合部では高温とな
り発熱作用が発生し、電極140bとN型及びP型半導
体同士の接合部では低温となり吸熱作用が発生する。こ
のペルチェ効果は、可逆的で第4図において電流の向き
を逆にすると、吸熱が電極140aによる接合部で、発
熱が電極140bによる接合部でそれぞれ発生するよう
になる。
また、第5図は、第1図の半導体圧力センサにおけるブ
リッジ回路の等価回路図を示している。
第5図かられかるように、シリコンダイアフラム10上
に形成され圧力検出用ブリッジ回路を構成する感圧抵抗
素−子R1,R2,R3,R4は、前述した第3図の場
合と同様に、感圧抵抗素子R0とR3並びに感圧抵抗素
子R2とR4同士は、同一方向圧力に対して抵抗値変化
が同一方向となるように形成され、かつ、感圧抵抗素子
R□及びRの抵抗値の変化方向と感圧抵抗素子R2及び
8 R4の抵抗値の変化方向とが互いに逆方向となるように
形成されている。
第6図は、本発明に係る半導体圧力センサの全体構成を
示す回路図である。第6図において、21は定電流駆動
回路で、電源電圧V(+)と、アノードが接地されたツ
ェナーダイオードZDと、電源電圧V(+)とツェナー
ダイオードZDのカソードとの間に接続した抵抗Rと、
抵抗R6とツェナーダイオードZDとの接続中点に接続
された抵抗Rと、抵抗R7とグランド間に接続された抵
抗R8と、非反転入力(+)が抵抗R7と抵抗Rとの接
続中点に、反転入力(−)が抵抗R5を介して接地され
たオペアンプA1とから構成され、その出力よりシリコ
ンダイアフラム10に定電流IBを供給する。さらに、
オプアンプA1の出力電圧はvIB(以下、ブリッジ電
圧という)となり、このブリッジ電圧V1Bは、温度変
動検知回路23に供給される。
22は検出圧力演算増幅回路で、正の電源電圧(+)及
び負の電源電圧(−)、オペアンプA2゜A3.A4、
抵抗R9〜R工4、感度調整用可変抵抗vR1および零
点調整用可変抵抗VR2とから構成されている。オペア
ンプA2の非反転入力(+)はシリコンダイアフラム1
0の抵抗R1と抵抗R4の接続中点に、オペアンプA3
の非反転入力(+)はシリコンダイアフラム10の抵抗
R2と抵抗R3の接続中点ににそれぞれ接続され、これ
らオペアンプA2.A3の反転入力(−)同士は可変抵
抗V R1を介して接続されている。
さらに、オペアンプA2.A3の各出力と反転入力(−
)との接続中点には抵抗R9,Rloがそれぞれ接続さ
れている。また、オペアンプA4の反転入力(−)には
抵抗R1、を介してオペアンプA2の出力が、非反転入
力(÷)には抵抗R1□を介してオペアンプA3の出力
がそれぞれ接続されている。
さらにまた、オペアンプA4の非反転入力(+)と抵抗
Rの接続中点には抵抗R14を介して可変紙2 抗vR2が接続されている。
23は温度変動検知回路で、オペアンプA5゜A6及び
抵抗R15〜R18により構成されている。
オペアンプA5はバッファとしての機能を有し、非反転
入力(÷)にブリッジ電圧vI8が入力され、その出力
は抵抗R15を介してオペアンプA6の反転入力(−)
に接続されている。抵抗R17,R18は直列に接続さ
れ、その接続中点はオペアンプA6の非反転入力(+)
に接続され、電圧■refを分割した基準温度目標値電
圧(例えば、25℃に相当する電圧)を示す基準信号v
THをオペアンプA6の非反転入力(+)に供給する。
オペアンプA6は入力した温度フィードバック信号VB
と基準信号VTHとを比較し、その比較結果に応じたレ
ベルの温度変動検知信号VTを出力する。
第7図は、シリコンダイアフラム10のブリッジ回路の
両端に発生する電圧VBRと温度との関係を示すグラフ
である。第7図かられかるように、ブリッジ回路の両端
に発生する電圧vBRは、温度上昇とともに大きな値と
なる。
24は温度検知回路で、第1及び第2のサーミスタ18
A、18B、オペアンプA7.A8及び抵抗R19〜R
3oにより構成されている。サーミスタ18Aは一端が
抵抗R19を介して電圧Vrefの供給部に接続され、
他端は抵抗R2oを介して接地され、さらに直線性補正
用抵抗RAが並列に接続されている。同様に、サーミス
タ18Bは一端が抵抗Rを介して電圧vrofの供給部
に接続され、1 他端は抵抗R2□を介して接地され、さらに直線性補正
用抵抗RBが並列に接続されている。
第8図は、サーミスタ18A (18B)の両端の電圧
VSA (V3B)と温度との関係を示すグラフである
。第8図かられかるように、サーミスタ18A (18
B)の両端の電圧V8A(V8B)は、温度上昇ととも
に小さいな値となる。
オペアンプA7は、その反転入力(−)に抵抗RAの一
端が抵抗R23を介して接続され、非反転入力(+)に
抵抗RAの他端が抵抗R24を介して接続されるととも
に、抵抗R26を介して接地されており、電圧v8Aを
増幅し、圧力導入パイプ2OA側の被圧力検出媒体の温
度を示す第1の温度検知信号DTAを出力する。
オペアンプA8は、その反転入力(−)に抵抗Rの一端
が抵抗R2□を介して接続され、非反転入力(+)に抵
抗Rの他端が抵抗R28を介して接続されるとともに、
抵抗R3oを介して接地されており、電圧v8B増幅し
、圧力導入パイプ20B側の被圧力検出媒体の温度を示
す第2の温度検知信号DTBを出力する。
25は相対温度誤差検知回路で、オペアンプA9〜Al
lと抵抗R〜抵抗R38により構成さ1 れている。オペアンプA9は、その非反転入力(+)が
温度検知回路24のオペアンプA7とA8の出力同士を
接続した抵抗Rと抵抗R3□の接続1 中点に接続され、反転入力(−)が抵抗R83を介して
接地されており、被圧力検出媒体の相対的な平均温度を
示す平均温度信号V8Rを出力する。平均温度信号v8
Rと第1及び第2の温度検知信号DTA 、 D T 
Bが示す温度値は、次の(1)式に示すような関係を満
足する。
VSR=  (D TA  + D TB  )  /
  2      二・・(1)オペアンプAIOは、
非反転入力(+)がオペアンプA9の出力に接続され、
反転入力(−)がオペアンプA7の出力に抵抗R35を
介して接続されており、被圧力検出媒体の平均温度信号
v8Rを目標値信号とし、第1の温度検知信号D T 
Aを温度フィードバック信号として入力し、目標値に対
して温度フィードバックの差を誤差信号D’rA’ と
して出力する。誤差信号D T A ’  と平均温度
信号v8R及び第1の温度検知信号D T Aは、次の
(2)式に示すような関係を満足する。
D TA’ = V8R−D TA−(2)オペアンプ
Allは、非反転入力(+)がオペアンプA9の出力に
接続され、反転入力(−)がオペアンプA8の出力に抵
抗R3□を介して接続されており、被圧力検出媒体の平
均温度信号v8Rを目標値信号とし、第2の温度検知信
号DTBを温度フィードバック信号として入力し、目標
値に対して温度フィードバックの差を誤差信号D T 
B’ として出力する。誤差信号D T B’ と平均
温度信号v8R及び第2の温度検知信号DTBは、次の
(3)式に示すような関係を満足する。
DTB −VsRDTB      ・・・(3)26
は電子冷却素子駆動回路で、正の電源電圧V(+)及び
負の電源電圧v(−)、オペアンプA12、A13、ダ
イオードD1〜D4、トランジスタTR−TR及び抵抗
R89〜R5oにより構4 成されている。
オペアンプA12は、非反転入力(+)が抵抗R39を
介してオペアンプAIOの出力に接続されているととも
に、抵抗R4oを介してオペアンプA6の出力に接続さ
れ、反転入力(−)が抵抗R143を介して接地されて
いる。
トランジスタTRIは、コレクタが電源電圧V(+)に
、エミッタが第1の電子冷却素子14Aにそれぞれ接続
され、ベースが抵抗R4□を介して電源電圧V(+)に
接続されるとともに、ダイオードD1のアノードに接続
されている。また、トランジスタT R2は、エミッタ
がトランジスタTR1のエミッタと第1の電子冷却素子
14Aとの接続中点に、コレクタが電源電圧V(−)に
それぞれ接続され、ベースが抵抗R4□を介して電源電
圧V(−)に接続されるとともに、ダイオードD2のカ
ソードと接続されている。また、ダイオードD のカソ
ードとダイオードD2のアノードが接続され、これらの
接続中点には、オペアンプA12の出力が接続されてい
る。
以上のトランジスタTR,TR2等により電力増幅回路
が構成され、第1の電子冷却素子14Aに、下記(4)
式にて表される駆動信号v、Aが印加される。
VPA=DTA’ 十TV        −(4)ま
た、オペアンプA13は、非反転入力(÷)が抵抗R4
5を介してオペアンプA11の出力に接続されていると
ともに、抵抗R46を介してオペアンプA6の出力に接
続され、反転入力(−)が抵抗R49を介して接地され
ている。
トランジスタTR3は、コレクタが電源電圧V(+)に
、エミッタが第1の電子冷却素子14Bに接続され、ベ
ースが抵抗R47を介して電源電圧V(+)に接続され
るとともに、ダイオードD3のアノードに接続されてい
る。また、トランジスタTRは、エミッタがトランジス
タTR3のエミ4 ツタと第2の電子冷却素子14Bとの接続中点に、コレ
クタが電源電圧V(−)にそれぞれ接続され、ベースが
抵抗R48を介して電源電圧V (−)に接続されると
ともに、ダイオードD4のカソードと接続されている。
また、ダイオードD3のカソードとダイオードD4のア
ノードが接続され、これらの接続中点には、オペアンプ
A13の出力が接続されている。
以上のトランジスタT Rs 、 T R4等により、
電力増幅回路が構成され、第2の電子冷却素子14Bに
、下記(5)式にて表される駆動信号vPBが印加され
る。
vPA=DTB +TV       ・・・(5)次
に、上記構成による動作を、第1図、第6図及び第9図
に基づいて説明する。なお、第9図は、第1図の半導体
圧力センサにおける圧力導入路上の温度分布を示してい
る。
まず、圧力導入パイプ2OA、20B、圧力導入孔14
1a、’ 141b、  11 aを介して、シリコン
ダイアフラム10に到達する被圧力検出体の温度が、例
えば高くなると、これに伴ないシリコンダイアフラム1
0の温度も上昇して、感圧抵抗素子R1〜R4の値が変
化し、感圧抵抗素子R1〜R4の合成抵抗値が徐々に大
きな値となる。これにより、温度フィードバック信号V
 の値が基準電圧VTHよりも大きくなり、温度変動検
知回路23から両者の比較結果(差)に応じたレベルの
温度変動検知信号VTが、電子冷却素子駆動回路26に
出力される。
一方、被圧力検出媒体の第1及び第2の電子冷却素子1
4A、14B近傍の温度TA、TB (第9図)が、第
1及び第2のサーミスター8A。
18Bによりそれぞれ検知される。これにより発生した
サーミスター8A、18Bの両端電圧vSA−V8Bは
、温度検知回路24のオペアンプA7゜A8により増幅
され、第1及び第2の温度検知信号DTA、DTBとし
て相対温度誤差検知回路25に出力される。
相対温度誤差検知回路25は、入力した第1及び第2の
温度検知信号D T p、 、 D T bに基づき、
両者の平均温度TC(第9図)を算出して、その平均温
度TCに相当する電圧値の平均温度信号v8Rを発生し
、さらに、この平均温度信号V8Rを目標値信号として
第1及び第2の温度検知信号DTA、DTBとの差に基
づく誤差信号D T A ’D’rB’を電子冷却素子
駆動回路26にそれぞれ出力する。
電子冷却素子駆動回路26は、誤差信号DTAと温度変
動検知信号VTの入力に伴い、両者を加算したレベルに
相当する電圧vPAを第1の電子冷却素子14aに印加
し、同様に、誤差信号DTBと温度変動検知信号VTを
加算したレベルに相当する電圧vPBを第2の電子冷却
素子14Bに印加する。
これにより、第1及び第2の電子冷却素子14A、14
Bによる吸熱あるいは発熱作用が効率的に誘起され、シ
リコンダイアフラム10の温度は予め設定した基準温度
に応答性良く保持される。
従って、検出圧力演算増幅回路22により得られるアナ
ログ出力は、温度変化に対して零点移動の少ない、高精
度な出力特性を有している。また、被圧力検出媒体は、
電子冷却素子14A、14Bを貫通した圧力導入孔14
1a、 141bを案内されるので、この圧力導入孔1
41a、 141bを通過時にも温度変動の抑制作用を
受けていることになる。
以上のように、本実施例によれば、シリコンダイアフラ
ム10の温度が被圧力検出体の温度変動の影響を受けて
変動したとしても、シリコンダイアフラム10の温度を
所定の設定温度に保持できる。従って、台座の煩雑な材
料選択作業から回避され、かつ、零点移動の極めて少な
い、高精度な圧力検出が実現できる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、半導体ダイアフ
ラムの温度が被圧力検出体の温度変動の影響を受けて変
動したとしても、当該半導体ダイアフラムの温度を所定
の設定温度に保持できる。
従って、いわゆる感圧部の熱歪を低減でき、半導体ダイ
アフラムを載置する台座の煩雑な材料選択作業が必要な
くなり、かつ、零点の移動を抑制でき、高精度な圧力検
出を行ない得る半導体圧力センサを提供できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る半導体圧力センサの一実施例を示
す主要部の断面図、第2図は従来の半導体圧力センサの
断面図、第3図は従来の歪ゲージの等価回路図、第4図
は本発明に係る電子冷却素子の原理説明図、第5図は本
発明に係る半導体圧力センサのブリッジ回路の等価回路
図、第6図は本発明に係る半導体圧力センサの全体構成
を示す回路図、第7図は本発明に係るブリッジ回路の両
端電圧の温度特性を示すグラフ、第8図は本発明に係る
サーミスタの両端電圧の温度特性を示すグラフ、第9図
は本発明に係る半導体圧力センサ内の温度分布図である
。 図中、10・・・シリコンダイアフラム、11・・・基
板、12・・・ボンディングワイヤ、14A・・・第1
の電子冷却素子、14B・・・第2の電子冷却素子、1
8A・・・第1のサーミスタ、18B・・・第2のサー
ミスタ、19・・・金属ケース、2OA、20B・・・
圧力導入パイプ、21・・・定電流駆動回路、22・・
・検出圧力演算増幅回路、23・・・温度変動検知回路
、24・・・温度検知回路、25・・・相対温度誤差検
知回路、26・・・電子冷却素子駆動回路、R1,R2
゜Rs 、R4・・・半導体感圧抵抗素子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 貫通する圧力導入孔が形成された第1及び第2の電子冷
    却素子と、 これら第1及び第2の電子冷却素子間で、かつ、両者の
    圧力導入孔の出口間の一領域に配置された圧力検出用の
    半導体ダイアフラムと、 前記第1の電子冷却素子近傍の温度を検知し、第1の温
    度検知信号を出力する第1の温度検知手段と、 前記第2の電子冷却素子近傍の温度を検知し、第2の温
    度検知信号を出力する第2の温度検知手段と、 予め設定した基準温度に対する前記半導体ダイアフラム
    の温度変動を検知し、温度変動検知信号を出力する温度
    変動検知回路と、 前記第1及び第2の温度検知信号に基づく第1及び第2
    の温度検知手段の検知温度が、両検知温度の平均温度と
    なるように前記第1及び第2の電子冷却素子へ電力を供
    給し、さらに、前記温度変動検知信号に基づいて前記第
    1及び第2の温度検知手段による検知温度が前記基準温
    度と等しくなるように前記第1及び第2の電子冷却素子
    へ電力を供給する電子冷却素子駆動回路とを備えたこと
    を特徴とする半導体圧力センサ。
JP9962790A 1990-04-16 1990-04-16 半導体圧力センサ Pending JPH03296631A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014142330A (ja) * 2012-12-28 2014-08-07 Seiko Instruments Inc 圧力センサ

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JP2014142330A (ja) * 2012-12-28 2014-08-07 Seiko Instruments Inc 圧力センサ

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