JPH0329631B2 - - Google Patents

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JPH0329631B2
JPH0329631B2 JP61032987A JP3298786A JPH0329631B2 JP H0329631 B2 JPH0329631 B2 JP H0329631B2 JP 61032987 A JP61032987 A JP 61032987A JP 3298786 A JP3298786 A JP 3298786A JP H0329631 B2 JPH0329631 B2 JP H0329631B2
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JP
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frame
running
traveling
wall surface
vacuum suction
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JP61032987A
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JPS62194981A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は真空吸着式壁面移動装置に係り、特
に、壁面が球面、又はゆるやかな曲面を成す場
合、この曲面に沿つて真空吸着により歩行を行う
のに好適な真空吸着式壁面移動装置に関する。
〔発明の背景〕 各種タンク、構造物等の大形容器のなかには、
その容器の点検、検査を定期的に実施することが
義務づけられているものがある。
これらの保守点検作業は、現状は人手によつて
作業をしているが、高所作業となるため、作業員
の安全性に問題があり、また、作業用足場を組む
のに多大な日数や経費を費やし経済的にも不利で
あつた。
このため、本作業に係るロボツトの開発が必至
のニーズとなつてきた。
これに対し、従来より各種の移動装置が提案さ
れているが、いずれも平面上の走行手段によるも
のであり、曲面への適用には困難な点が多かつ
た。
この種の真空吸着方式による壁面移動装置の例
を第2図に示す。該図において、1は走行用内フ
レーム、2は走行用外フレームで、この走行用内
フレーム1と走行用外フレーム2は、走行テーブ
ル17と走行用内フレーム1とが引張りばね6を
介して連絡されたものが、動力伝達要素7による
走行を案内する走行用ガイド3を介して連結され
ている。そして、走行用外フレーム2には、走行
用曲面ガイド4が設けてあり、他方の走行用内フ
レーム1には曲面追従機構要素5が設けてある。
この曲面追従機構要素5を、引張りばね6で走行
用曲面ガイド4の下面に引付け、走行用外フレー
ム2と内フレーム1が曲面の中心に向いて走行す
る構造になつている。
また、走行用内フレーム1と走行用外フレーム
2が相対的に移動すべく動力伝達要素7が設けら
れ、これを用いて駆動アクチユエータ8の動力を
伝達している。更に、歩行用内外フレーム1,2
の端部には、それぞれ昇降シリンダ9a,9bを
介して真空吸着パツド10a,10bが装着され
ている。昇降シリンダ9a,9bのそれぞれのシ
リンダ室11a,11bには圧縮空気給気用チユ
ーブ12a,12b、及び13a,13bが連結
されている。また、真空吸着パツド10a,10
bの真空室15a,15bのそれぞれには、真空
吸引用チユーブ14a,14bが連結されてい
る。
次に、このように構成される真空吸着式壁面移
動装置における走行動作について説明する。
まず、初期の設定状態を第2図で説明する。走
行用内,外フレーム1,2の昇降シリンダ9a,
9bの下側に部屋に、給気チユーブ12a,12
bで圧縮空気を給気する昇降シリンダ9a,9b
は壁面側に押し付けられる。この状態で真空吸着
パツド10a,10bの真空室15a,15bの
空気を真空吸引用チユーブ14a,14bで吸引
し、室内を真空にして真空パツド10a,10b
の壁面に吸着させる。この状態を示しているのが
第2図である。
第2図の状態から走行用内フレーム1の真空吸
着パツド10aの真空室15aの真空吸引用チユ
ーブ14aを開放し、真空室15aの室内の真空
を解放する。この状態で昇降シリンダ10aの上
側の室に圧縮空気給気用チユーブ13aで圧縮空
気を給気すると、昇降シリンダ9a、及び真空吸
気パツド10aを壁面から離脱する。この状態が
第3図である。この状態から駆動アクチユエータ
8を駆動して、走行用内フレーム1をlだけ前進
させる。これを示すのが第4図、及び第5図aで
ある。次に、走行用内フレーム1を下降し、真空
吸着パツド10aを真空吸着後に走行用外フレー
ム2の真空吸着パツド10bの真空を解放して上
昇させる(この状態が第5図bである)。
以後、歩行用フレームの真空吸着パツドの一方
が壁面に付着して、他方の走行用フレームが駆動
アクチユエータ8によつて相対的に壁面に沿つて
移動し、第5図c、及びdに示すような動作を繰
返して移動するものである。
しかし、このような従来の構造では、第4図に
示すように、一方の歩行用フレームがlだけ移動
した場合、進行側の引張りばね6aは後退側の引
張りばね6bよりもδだけ伸びてしまう。このた
め、走行用ガイド4の軸受の端部に偏荷重がかか
る。この偏荷重は次のようにして求めることがで
きる。まず、δは(1)式で求められる。
δ=l1×tanθ… (1) ここで、l1:引張りばねのスパン θ:曲面に対する歩行用フレームの
1ストロークの走行角度 また、進行側の引張りばね6aと後退側の引張
りばね6bの引張力の差F0は(2)式で求められる。
F0=K×δ… (2) ここで、K:ばね定数 これより、軸受端部は進行側には下向き、後退
側には上向きの偏荷重がかかる。
従つて、この偏荷重のため走行時の機械損が大
きくなり駆動モータの出力増加などがあり経済的
にも不利であつた。また、第4図の状態から走行
用内フレーム1を下降させて真空吸着パツド10
aを吸着させ、次に走行用外フレーム2の真空吸
着パツド10bの真空を解放すると昇降シリンダ
9bが上昇する。このときに進行側の引張りばね
6aを縮みδ=0となるが、引張りばねの反動力
で走行用フレームの振動を誘発し走行性を害して
いた。
〔発明の目的〕
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その
目的とするところは、偏荷重による走行時の機械
損を防止すると共に、歩行用フレームの走行時の
衝動をなくし、安定した走行動作を行うことので
きる真空吸着式壁面移動装置を提供することにあ
る。
〔発明の概要〕
本発明は歩行用外フレームの中央部に吸着壁面
の形状とほぼ同様な形状の曲面ガイドを形成し、
かつ、歩行用内フレームには該曲面ガイドに追従
して移動する移動機構を設けると共に、前記歩行
用内フレームの中央部は、前記移動機構部と、動
力伝達機構と連結している走行テーブルを含む部
分とから成り、これら両者は定荷重ばねで連結さ
れ、しかも、前記走行用内フレームの一部には緩
衝装置が設けられ、この緩衝装置を介して前記走
行用内フレームと前記走行テーブルを連絡したこ
とにより、所期の目的を達成するようになしたも
のである。
〔発明の実施例〕
以下、図面の実施例に基づいて本発明を説明す
る。尚、符号は従来と同一のものは同符号を使用
して説明する。
第1図に本発明の一実施例を示す。
本実施例でも、特に図示しないが、前記歩行用
外フレームの中央部にした吸着壁面の形状とほぼ
同様な形状の曲面ガイドが形成され、かつ、歩行
用内フレームには該曲面ガイドに追従して移動す
る移動機構が設けられている。そして、本実施例
では、走行用内フレーム1と走行テーブル17a
とを連絡している引張りばね6に定荷重ばねを使
用すると共に、走行用内フレーム1の一部に緩衝
装置16を設置し、この緩衝装置16を介して走
行テーブル17aを連絡している。他の構成は従
来と同一である。
このような本実施例の構成とすることにより、
曲面ガイドに追従して移動する移動機構が有り、
しかも、引張りばね6として定荷重ばねを使用し
ているので、移動機構が曲面ガイドに追従して移
動することにより、前進側と後退側の引張りばね
の伸び差δを0にでき偏荷重は発生しないし、定
荷重ばねとすれば、ばねの変位量に関係なく引張
力は一定になるため、前進側引張りばねの引張り
力F1と後進側引張りばねの引張り力F2は等し
くなり、軸受部の全長に平均に荷重がかかり、偏
荷重による機械損の増大は解消される。また、緩
衝装置16を設けたことにより、一方の走行用フ
レームの離脱時に生じる衝撃は、この緩衝装置1
6で吸収されるため緩和され、走行時の振幅が解
消されるのでスムーズな走行をすることができ
る。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明の真空吸着式壁面移動装置
によれば、歩行用外フレームの中央部に吸着壁面
の形状とほぼ同様な形状の曲面ガイドを形成し、
かつ、歩行用内フレームには該曲面ガイドに追従
して移動する移動機構を設けると共に、前記歩行
用内フレームの中央部は、前記移動機構部と、動
力伝達機構と連結している走行テーブルを含む部
分とから成り、これら両者は定荷重ばねで連結さ
れ、しかも、前記走行用内フレームの一部には緩
衝装置が設けられ、この緩衝装置を介して前記走
行用内フレームと前記走行テーブルを連絡したも
のであるから、曲面ガイドに追従して移動機構が
移動するので前進側と後退側のばねの伸び差が0
になり偏荷重は発生しないし、定荷重ばねなので
軸受部の全長に平均的に荷重がかかることにな
り、偏荷重による機械損失の増大は解消される。
しかも、緩衝装置により走行用フレームの離脱時
に生じる衝撃が吸収されて緩和されるので、走行
時の振動が解消され、安定した走行動作を行うこ
とができるため、此種壁面移動装置には有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の真空吸着式壁面移動装置の一
実施例の要部を示す断面図、第2図,第3図,及
び第4図は従来の真空吸着式壁面移動装置を示す
断面図、第5図a〜dは従来装置における移動状
態を示す図である。 1……走行用内フレーム、2……走行用外フレ
ーム、3……走行用ガイド、4……走行用曲面ガ
イド、5……曲面追従機構要素、6……引張りば
ね、7……動力伝達要素、8……駆動アクチユエ
ータ、9a,9b……昇降シリンダ、10a,1
0b……真空吸着パツド、16……緩衝装置、1
7,17a……走行テーブル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 曲面形状を成している吸着壁面に対向して先端
    部に各々昇降シリンダを介して複数の真空吸着パ
    ツドを有している走行用外フレームと、該走行用
    外フレームとほぼ同様な構成を成し、前記吸着壁
    面に沿つて該走行用外フレームと交互に移動する
    走行用内フレームと、前記走行用外フレームの一
    部に支持された前記走行用内フレームと弾性体を
    介して連絡されている走行テーブルと、前記走行
    用内フレームと外フレームが交互に移動する際
    に、それぞれ動力を伝達する動力伝達機構と、該
    動力伝達機構を駆動する駆動アクチユエータとを
    備え、前記走行用外フレーム、又は走行用内フレ
    ームの一方が前記真空吸着パツドを介して吸着壁
    面に吸着し、他方の走行用フレームが前記駆動ア
    クチユエータによつて相対的に吸着壁面に沿つて
    移動する真空吸着式壁面移動装置において、前記
    歩行用外フレームの中央部に前記吸着壁面の形状
    とほぼ同様な形状の曲面ガイドを形成し、かつ、
    前記歩行用内フレームには該曲面ガイドに追従し
    て移動する移動機構を設けると共に、前記歩行用
    内フレームの中央部は、前記移動機構部と、前記
    動力伝達機構と連絡している前記走行テーブルを
    含む部分とから成り、これら両者は前記弾性体で
    ある定荷重ばねで連結され、しかも、前記走行用
    内フレームの一部には緩衝装置が設けられ、この
    緩衝装置を介して前記走行用内フレームと前記走
    行テーブルを連絡したことを特徴とする真空吸着
    式壁面移動装置。
JP61032987A 1986-02-19 1986-02-19 真空吸着式壁面移動装置 Granted JPS62194981A (ja)

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JPS62194981A JPS62194981A (ja) 1987-08-27
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JPS62194981A (ja) 1987-08-27

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