JPH032958B2 - - Google Patents

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JPH032958B2
JPH032958B2 JP57041571A JP4157182A JPH032958B2 JP H032958 B2 JPH032958 B2 JP H032958B2 JP 57041571 A JP57041571 A JP 57041571A JP 4157182 A JP4157182 A JP 4157182A JP H032958 B2 JPH032958 B2 JP H032958B2
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electrolytic
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reservoir
shell
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    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25CPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC PRODUCTION, RECOVERY OR REFINING OF METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25C7/00Constructional parts, or assemblies thereof, of cells; Servicing or operating of cells
    • C25C7/005Constructional parts, or assemblies thereof, of cells; Servicing or operating of cells of cells for the electrolysis of melts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25CPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC PRODUCTION, RECOVERY OR REFINING OF METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25C3/00Electrolytic production, recovery or refining of metals by electrolysis of melts
    • C25C3/04Electrolytic production, recovery or refining of metals by electrolysis of melts of magnesium

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は溶触塩の電解、特にMgCl2の電解に適
する装置に関する。
MgCl2の溶融塩電解は通常金属(一般に鉄)製
の外被で気密に覆われた絶縁耐火物製の壁で限定
される槽内に陽極及び陰極、並びに場合によつて
はこれらの間に二極性の中間電極を配置した構成
の装置を用い、各電極間にMgCl2の分解値以上の
電圧を与えて行なわれる。
この様な目的に用いられる装置は例えば特開昭
56−47580号公報や米国特許第3396094号によく見
られるように矩形又はこれに近い構成がとられ
る。この場合耐火物の熱膨張率は鉄のそれに比べ
て格段に大きいので通電による発熱時の膨張の差
を吸収させることが必要になる。これは通常煉瓦
間に予め隙間を設けたり、煉瓦と鉄材との間に圧
縮率の大きな断熱材を配置することにより行なわ
れる。
電解装置のエネルギー効率や生産性を向上する
ためには装置を大型化し収容される電極数を増し
できるだけ大電力で操作を行なうことが望まし
い。しかし上述の様に構成された従来装置では煉
瓦間隙に電解浴が入りこむことがあるので必ずし
も熱膨張の差は吸収されない。さらに煉瓦積の各
隅には熱膨張に伴なう応力が集中し弱点となるの
で充分強固な大型構造を得るのは困難である。ま
た、壁外面温度を低く保つために煉瓦層の厚みを
増すことは電解浴の放熱を抑えることになるの
で、大電力が使用できず生産性の向上は期待でき
ない。
本発明は本質的に円筒状に構成し外面を強制的
に冷却可能とした金属、特に鉄製の外殻中に比較
的薄い耐火物でこれに沿つて壁を構成し、この内
部空間の中央部分を電解室とし、その両側に金
属/塩化物分離室を設けることにより従来技術に
伴なう欠点を除去したものであつて、本発明の要
旨とするところは、気密かつ円筒状に構成された
金属製の外殻、該外殻の外面に設けられた強制冷
却手段、該外殻の内面に沿つて密に組立てられた
本質的に円筒状の外面をもつ絶縁耐火物製の壁構
造体、該壁構造体の半径を含む面にほゞ平行に設
けられた少くとも2箇の絶縁耐火物製の第一隔
壁、該壁間に挾まれた少くとも1箇の電解室、該
電解室内の両端に配置した陰極、内方に配置した
黒鉛製陽極、陽極と陰極との間に配置した二極性
中間電極、該電解室の外方に隣接して設けた少く
とも1箇の金属/塩化物分離室並びに該各室を外
気から遮断する蓋から本質的に構成され、こうし
て該外殻外面の強制冷却により壁構造体内の電解
浴の温度下げうるべくしたことを特徴とする
MgCl2用電解装置に存する。
本発明によるこの様な装置は各様に設計でき運
転することができる。例えば外殻の冷却は冷気を
外面に吹付けて行なうことができる。或は外殻外
周のほゞ全面にわたつて水套を設けたりいわゆる
濡れ壁構造にし水冷することもできる。電極の配
置は電解室の両端に陽極及び陰極を配置すること
もできるが、中央に一方の極性の電極、特に陽極
を、これを挾んで両端に他極性、即ち陰極を置く
ようにすれば、中央に置かれた電極と金属外殻と
の間に大きな距離を保つことができるので、特に
両電極間に中間電極を配置し陽/陰極間に高電圧
を印加して操作を行なう場合に外殻材を経由する
電流のリーク防止上有利である。即ち電極が端部
を金属製外殻に接近して置かれる従来の構成では
電解浴がこの陽極と外殻材の鉄との間の壁材に浸
透することがあり、この場合これらの間で電解反
応が生じ電流の損失となるばかりでなく、またこ
れにより析出したMgを経由してさらに大きな電
流損失を生ずるが、上記のような電極配置によつ
てこの欠点が回避される。直列電解の場合は陰極
にも外殻との間に高電位が与えられるので、電解
室の端部に配置される陰極はこの導電接続端を室
の上部から取出すように構成するのが外殻材への
電流リークを防ぐ上で好ましい。
電解室に隣接する室は両方を生成Mg/塩化物
浴の分離室に用いてもよいが、このうちの一方を
分離室とし、他方MgCl2溜とし電解反応で消費さ
れるMgCl2の補給を隔壁底部の連絡開口ら連続的
又は間欠的に行なうこともできる。
本発明による装置は強固な構造をもち比較的薄
い煉瓦により壁を構成できるので放熱効果が大き
く従つて大電力電解に耐えるものである。本発明
の電解装置は、特に陰極を電解室の両端に、陽極
を内方に、両極の間に1〜数箇の中間電極を配置
する構成において特に効果を発揮するが、もし望
むなら、複数の電極対を並列に接続することも可
能である。いづれにしろ多数の電極を使用して大
電力での運転を可能にした本発明は電解室床面積
当りの生産性を従来に比し大巾に向上させるもの
である。
必須ではないが本発明の実施においては特に直
列接続の際高電圧使用によるリーク電流、特に生
成金属を経由する電流をより効果的に抑制するた
めにこの他にも各種の公知或はそれ以外の手段を
用いることができる。例えば各電極の下端と電解
室床面との間には電解室断面の全体乃至大部分を
覆う絶縁耐火物製の遮蔽板乃至電極架台や特願昭
55−123910号(特公昭64−3957)に記載されてい
るように各種の絶縁材を電極の周囲に配置するの
が好ましい。一方電解室と分離室との間の隔壁に
は浴の流通のために多数の開口が設けられるが、
これらの開口を通つて浴や金属Mgを経由する迷
走電流を抑えるためこの隔壁は全体を厚く構成し
たり、或は開口乃至浴面付近のみを厚くしたり、
また壁面から分離室側へ伸びている絶縁材製の出
張りを底部からまたは中間の高さから浴面上方に
まで開口間にフイン状に設けることができる。こ
れらの出張りの長さは分離室外側の壁にまで必ず
しも達している必要はないが、数本ごとに届かせ
ればより効果的である。いづれにしろ電解室の側
壁断面の形状及び寸法を改良して浴がこれに運ば
れる金属Mgを経由する各電極間の径路をできる
だけ大きくすることが肝要である。
電解室外方の室は第一の隔壁とほゞ平行に設け
た隔壁によつて仕切り、外端をMg溜とすること
ができる。この場合隔壁の高さは浴面位上方へ達
すべく構成し汲出しによつて金属MgをMg溜へ
移すようにしたり、或は浴面位よりもやゝ下方に
設定してMgを多量に含む浴の表層部が溢流によ
つて流れ込む構造とすることができる。
一方上記の分離室には浴面位より下方に、底部
に浴の排出口、頂部に溶融MgCl2補給管並びに不
活性ガス導入管を接続した小室を設け、該室内の
ガス圧を他から独立して調節可能とし、このガス
圧の調節によつて電解室の浴面位を電極上端上方
の所定の位置を保つべく制御する。こうすればよ
り安定した条件で電解を行なうことができる。
壁構造体内に電解室は1箇のみ、または直径に
関して対称的に複数箇設けることができる。
次に本発明を図面によつて説明する。
第1図は本発明に従つて構成された特にMgCl2
の電解に適した装置の一例を示す平面断面図、第
2図は第1図においてA−Aで示す位置における
立面断面図、第3図は特に好適な例として電解室
の浴面位を一定に保つ構成とした場合のMg溜の
部分を示す断面図である。図において全体を1と
して示す電解装置はSS材製の円筒状外殻2並び
にこの内面に沿つて構築されたアルミナ煉瓦等の
絶縁性耐火物製の壁構造体3を有し、該構造体内
部はアルミナ等の隔壁4〜7により分割され、中
央に電解室8、その両側に隣接して億属/塩化物
分離室9,10、外端にMg溜11,12が設け
られる。電解室8の中央には通常黒鉛板よりなる
陽極13が、両端には鉄板よりなる陰極14,1
5が、そしてこれらの間には黒鉛部分と金属部分
とから成る中間電極16〜171-6が電極下方の
電解室の全断面を覆うべく配設した煉瓦製架台1
8上に据えられ、各中間電極の頂部には浴面上方
に達すべく絶縁板191-6が載置される。陽極1
3の上部及び陰極14,15の接電端は蓋20を
貫通して電解室8の上方へ伸びている。室8の両
側の隔壁4,6には陰極14,15及び中間電極
161-6、171-6の上端よりもやゝ上方に設けた
析出金属を担持せる電解浴を分離室9,10へ流
出させるための開口21及び金属を本質的に分離
した浴を電解室8へ戻すため底部に設けた開口2
2をれぞれ複数箇有する。分離室9,10は各電
極材とほゞ平行に配設した仕切壁231-3、241
−3によつて区分されている。これらの仕切壁2
3,24は床面から浴面上方まで達しているの
が、浴及び生成金属を経由するリーク電流を防止
する上でより効果的であるが、場合によつては下
部を省略することもできる。これらの分離室の一
方又は両方に特に第3図で示すように、上方にガ
ス管25を備えた例えばコツプや椀を伏せた形の
小室26を浴面位より下方に設け、ガス管25を
通じてアルゴン等の不活性ガスを導入し、中の浴
を押出すことによつて、電解反応によりMgCl2
消費に伴なう浴面位の低下を補償することができ
る。小室内の浴が減少したらガス圧を下げ管27
から新たなMgCl2を溶融状態で補給する。浴面位
の変化は例えばいろんなレベルに配置した温度計
によつて検出する。こうして、ほゞ一定の浴面位
を保つことにより安定した電解操業を行なうこと
が可能である。分離室9,10とMg溜11,1
2間の隔壁6,7は浴面位よりやゝ下方に設けら
れ、分離室9,10の浴が溢流によつてMg溜へ
入る。こゝに溜められた金属Mgは連続的にポン
プで汲出しインゴツトとして固められ、又は溶融
状態でTiCl4やZrCl4等の還元工場へ送られて使用
される。
比較的薄く構成された炉壁構造体3の外周の外
殻にはブロワー(図示せず)によつて空気が各部
分に吹付けられる。これにより通電操作で加熱さ
れた電解浴が好適な温度に冷却され、壁材や電極
材の損傷を減ずることができる。この際冷却を強
力に行なうことによつて壁付近の浴を凝固させて
壁材上に低導電性の層を形成すると外殻に達する
電流がより効果的に抑えられ電流効率を大巾に向
上できる。
実施例 基本的に第1図及び第2図に示す装置を用い
た。SS鋼製外殻は外径約6m、高さ2.5mの円筒
状で外面は濡れ壁式の冷却を受ける。壁は厚さ約
20cmのアルミナ煉瓦製で中央に内側1.25m×5m
×2.2mの電解室が設けられ、この中央に断面2.5
m×125cmの黒鉛製陽極、両端に125cm×80cmの鉄
板製の陰極を各1箇、これらの間に、黒鉛板に埋
込まれた各数箇のボルト頂部に鉄板を溶着して成
る中間電極を各9枚直列に配置した。両電極間に
38Vの電圧を印加し、各方向に6000Aの電流
(0.6A/cm2)により24時間電解操作を行ない、結
局1.2トンのMg及び3.5トンの塩素を得た。
以上詳述したように本発明においては、金属製
外殻を円筒状とし外面を強制冷却することによ
り、 1 内部に設ける煉瓦製壁を比較的薄く構成でき
るので放熱効果がよく大電力による高生産操業
が可能になつた。
2 煉瓦と鉄との間の大きな熱膨張率の差による
応力が良好に吸収され強固な構造が得られるの
で装置の大型化が可能となる。即ち多数の電極
を収容でき生産性(床面積当り)の向上を達成
できる。
3 特に陽極を電解室の中央に据えた場合壁乃至
外殻との距離が大巾に増すこと及び場合によつ
ては凝固電解浴の層が煉瓦壁に沿つて形成され
ることにより中間電極を多数箇直列に用いた高
電圧電解が高電流効率で実施できる、 等の利点が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるMgCl2用の電解装置の一
例を示す平面断面図、第2図は第1図にA−Aで
示した位置での立面断面図、第3図は好適な
MgCl2溜の部分を示す断面図である。 1……電解装置(全体)、2……外殻、3……
壁構造体、4〜7……隔壁、8……電解室、9,
10……分離室、11,12……Mg溜、13…
…陽極、14,15……陰極、16,17……中
間電極、18……架台、19……電極頂部絶縁
板、20……蓋、21,22……開口、23,2
4……仕切壁、25……ガス管、26……小室、
27……MgCl2補給管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 気密かつ円筒状に構成された金属製の外殻、
    該外殻の外面に設けられた強制冷却手段、該外殻
    の内面に沿つて密に組立てられた本質的に円筒状
    の外面をもつ絶縁耐火物製の壁構造体、該壁構造
    体の半径を含む面にほゞ平行に設けられた、少く
    とも2箇の絶縁耐火物製の第一隔壁、該壁間に挾
    まれた少くとも1箇の電解室、該電解室内の両端
    に配置した陰極、内方に配置した黒鉛製陽極、陽
    極と陰極との間に配置した二極性中間電極、該電
    解室の外方に隣接して設けた少くとも1箇の金
    属/塩化物分離室並びに該各室を外気から遮断す
    る蓋から本質的に構成されるMgCl2用電解装置。 2 上記分離室が上記第一隔壁にほゞ平行に配置
    された絶縁耐火物製の第二隔壁によつて複数の小
    室に区分されている。特許請求の範囲第1項記載
    のMgCl2用電解装置。 3 上記電解室の外方かつ該外殻内方に、該室に
    隣接してMgCl2溜を設け、該MgCl2溜は、底部付
    近においてのみ電解室と接続され、上部が気密構
    造を有し、更に該溜に融液状のMgCl2を導入する
    ための導管、該溜の上方へ不活性ガスを供給する
    管、該溜のガス圧調整手段及び電解室と該溜の浴
    面位を検知する手段を備え、こうして電解反応に
    より消費されるMgCl2を逐次補給することにより
    電解室における浴面位を本質的に一様に保つべく
    した、特許請求の範囲第1項記載のMgCl2用電解
    装置。
JP57041571A 1982-03-16 1982-03-16 MgCl↓2用電解装置 Granted JPS58161788A (ja)

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