JPH0329544Y2 - - Google Patents

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JPH0329544Y2
JPH0329544Y2 JP14882383U JP14882383U JPH0329544Y2 JP H0329544 Y2 JPH0329544 Y2 JP H0329544Y2 JP 14882383 U JP14882383 U JP 14882383U JP 14882383 U JP14882383 U JP 14882383U JP H0329544 Y2 JPH0329544 Y2 JP H0329544Y2
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resonance
intake
bypass passage
pipe
internal combustion
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JP14882383U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ターボ過給機と共鳴過給装置とを備
えた内燃機関の吸気装置に関する。
内燃機関においては、吸気充填効率を高め、軸
出力を高めるために、排気ターボ過給機と共鳴過
給装置とを組合せたものは良く知られており、例
えば特公昭57−2892号公報に記載されている。
ところで、ターボ過給機のみを備えた内燃機関
においては、低負荷域では燃料消費量が無過給の
ものより悪化する。そのために排気管と吸気管に
は、それぞれ排気バイパス通路と吸気バイパス通
路をとを設け、機関の低負荷域ではターボ過給機
のタービンとコンプレツサとをバイパスするよう
にしている(例えば特開昭55−69724号公報参
照)。
従来、ターボ過給機と共鳴過給装置とを備えた
吸気装置の構成を第1図によつて説明すると、機
関1は、開弁時期がオーバラツプしない気筒どう
しが接続されて、気筒群が構成され、これら気筒
群にはそれぞれ共鳴容器2が設けられている。各
共鳴容器2には、ターボ過給機30のコンプレツ
サ31の下流側吸気管5bに連なつている共鳴管
6,6とが接続され、もつて共鳴過給装置7が構
成されている。機関1の排気管8には、ターボ過
給機30のタービン32が介装されている。なお
符号33は吸気通路5のコンプレツサ31の下流
側吸気管5bに介装されたアフタクーラを示して
いる。
このような従来の構成においては、高負荷時の
低中速回転域および高速回転域のどの領域におい
ても良好な出力性能が得られると共に、燃料消費
量の改善も図れるが、低負荷域においてはむしろ
ターボ過給機30のコンプレツサ31やアフター
クーラ33が抵抗になつたり、また共鳴過給装置
7の共鳴管6の管径は通常の吸気通路より小さく
なつているため吸気の抵抗となり出力性能、燃料
消費量の不都合をもたらすという不具合があつ
た。
したがつて本考案の目的は、ターボ過給機と共
鳴過給装置とを組合せた内燃機関において、吸気
バイパス通路を設け、過給と無過給の切換えを行
うと共に吸気バイパス通路を閉じた場合に共鳴回
転数の影響を最小限にすることができる内燃機関
の吸気装置を提供するにある。
本考案によれば、吸気バイパス通路は前記コン
プレツサの上流から分岐していると共に、該吸気
バイパス通路に連なつている共鳴管には仕切弁を
設け、該弁の位置は、分岐管の前記仕切弁から前
記共鳴容器に到るデツドボリユームが機関の行程
容積の10%以下になるように選定されている。
以下第2図ないし第4図を参照して本考案の実
施例を説明する。
第2図に本考案の吸気装置の構成を示し、なお
第1図と同じ部品は同じ符号を示して重複説明と
省略する。
吸気バイパス通路3はターボ過給機30のコン
プレツサ31の上流側吸気通路5aから分岐し、
コンプレツサ31、アフタークーラ33、共鳴管
6,6をバイパスし、共鳴容器2,2に合流して
いる。吸気バイパス通路3は共鳴容器2,2の上
流で分岐し、分岐管4,4を形成している。また
排気バイパス通路9はターボ過給機30のタービ
ン32の上流側排気通路8bで分岐し、タービン
32をバイパスしてタービン32の下流側排気通
路8aに合流する。排気バイパス通路9には開閉
弁10が設けられ、後述の吸気バイパス通路3の
分岐管4,4に設けられた仕切弁20,20と連
動する。
すなわちターボ過給機30を作動させるとき
は、開閉弁10を閉じてタービン32を駆動して
コンプレツサ31によつて吸気を加圧すると共
に、分岐管4,4に設けた仕切弁20,20を閉
じる。
仕切弁20,20で分岐管4,4を閉じると、
その仕切弁20と共鳴容器2との間にデツドボリ
ユーム21,21が形成される。このデツドボリ
ユームをエンジン行程容積の10%以下に構成す
る。
なお、分岐管4,4の仕切弁20,20が開い
ているときにも、共鳴過給効果が得られるように
分岐管4,4の長さ、管径を設定し共鳴管になる
ようにしてもよい。
第3図は第2図の共鳴過給装置7の部分を模式
化したもので、6気筒の内燃機関において3気筒
分が1つの共鳴容器2に接続された例である。
第3図において全共鳴容器2の容積Vrgは、 Vrg=Vr+3Vsx+Vc+Vh/2 ただしVr=共鳴容積(片側) Vsx=吸気ポート容積 Vc=圧縮容積(1サイクル分) Vh=行程容積(1サイクル分) この容積Vrgは6気筒分で11.67である。他
方、仕切弁20を共鳴容器2の入口から10cm程度
離れた所に設けたものとすると、そのデツドボリ
ユーム21は2つの共鳴管2に形成するために
0.54程度となる。共鳴周波数は共鳴管の長さL
に逆比例し、音速に比例することが知られてお
り、また共鳴回転数は共鳴周波数に比例する。
そこで上記のデツドボリユーム21を零とした
場合、その際の共鳴回転数は1020rpmであり、デ
ツドボリユーム21を0.54とすると、共鳴回転
数は985rpmとなり、デツドボリユーム21の増
加により共鳴回転数は約35rpm低下することにな
る。
しかしながら、この程度の低下はエンジン性能
上格別影響しないことが実験的に判明した。なお
図中40は吸気ポート、41はシリンダを示す。
第4図はデツドボリユーム21がエンジンの行
程容積の0%のときの軸出力に対する各デツドボ
リユームごとの出力比をとつたグラフで、デツド
ボリユーム21が10%まで軸出力はあまり変化せ
ず、実用上差支えない。しかしながら10%を越え
ると効率の低下が著しく不適である。
以上詳述したように、本考案によれば、ターボ
過給機と共鳴過給装置とを組合せた内燃機関に吸
気バイパス通路を設け、吸気バイパス通路に連な
つている分岐管には仕切弁を設け、この弁は分岐
管のデツドボリユームが機関の行程容積の10%以
下になる位置に配置されるので、低負荷域では無
過給運転を行い、高負荷域では共鳴過給、ターボ
過給運転を行うようにし、もつて全負荷域で出力
性能が向上し、かつ燃料消費量の改善が図れる。
また共鳴過給効果も充分に発揮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のターボ過給機と共鳴過給装置と
を組合せた内燃機関の模式図、第2図は本考案の
1実施例を示す模式図、第3図は第1図に示す共
鳴過給装置部分を拡大して示す模式図、第4図は
デツドボリユームと出力比との関係を示す図であ
る。 1……内燃機関、2……共鳴容器、3……吸気
バイパス通路、4……分岐管、6……共鳴管、7
……共鳴過給装置、20……仕切弁、21……デ
ツドボリユーム、30……ターボ過給機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開弁時期がオーバラツプしない気筒どうしを接
    続して複数の気筒群を構成し、それぞれの気筒群
    に共鳴容器を設けると共に、該共鳴容器にはター
    ボチヤージヤのコンプレツサの下流側の吸気管に
    連なつている共鳴管とを接続するようにしたター
    ボ過給機と共鳴過給装置を組合せた内燃機関の吸
    気装置において、吸気バイパス通路を設け、前記
    吸気バイパス通路は前記コンプレツサの上流から
    分岐していると共に、該吸気バイパス通路に連な
    つている分岐管には仕切弁を設け、該弁の位置
    は、分岐管の前記仕切弁から前記共鳴容器に到る
    デツトボリユームが機関の行程容積の10%以下に
    なるように選定されていることを特徴とする内燃
    機関の吸気装置。
JP14882383U 1983-09-28 1983-09-28 内燃機関の吸気装置 Granted JPS6057740U (ja)

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JP14882383U JPS6057740U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 内燃機関の吸気装置

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JP14882383U JPS6057740U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 内燃機関の吸気装置

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Publication Number Publication Date
JPS6057740U JPS6057740U (ja) 1985-04-22
JPH0329544Y2 true JPH0329544Y2 (ja) 1991-06-24

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ID=30330534

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JP2784775B2 (ja) * 1988-10-28 1998-08-06 マツダ株式会社 過給機付エンジンの吸気構造

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JPS6057740U (ja) 1985-04-22

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