JPH03295080A - 光磁気記録再生装置の磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は光ビームを照射した状態で、光磁気記録媒体上
に、情報に対応した変調磁界を与えてオーバライトでき
るようにした光磁気記録再生装置の磁気ヘッドに関する
ものである。

（従来の技術） 従来、ディスク状の磁気記録媒体に対して、光ビームを
昭射した状態で、磁界変調方式で上記記録媒体に情報の
書込みを行うオーバライト可能な光磁気記録再生装置は
種々、提唱されている（特開昭５１−１０７１２１号、
特開昭６３−２１７５４８号、特開昭５９−２１５００
８号、特公昭６０−４８８０６号公報など参照）。ここ
では、光磁気記録媒体に対してオーバライトするために
、磁気ヘッドスライダ−に磁気コイルおよびコアを配設
し、これを回転する上記光磁気記録媒体に対向して配置
し、両者の間に生じる空気流で上記磁気ヘッドスライダ
−を上記光磁気記Ｂ咥体上で浮上させている。このため
、磁気ヘッドスライダ−は光磁気記録媒体が所定回転数
においては、上記空気流の働きで、上記光磁気記録媒体
に直接接触しないから、上記光磁気記録再生装置による
記録、再生、消去などの過程で摩耗損傷されることはな
い。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、光磁気記録媒体の駆動はじめ、あるいは
終了時には相対回転数の低下で磁気ヘッドスライダ−は
浮上刃を失い、上記磁気記録媒体に対して上記磁気ヘッ
ドスライダ−が直接、摺接することとなり、摩耗損傷を
うけ、あるいは上記磁気記録媒体側に摩耗損傷を与える
おそれがある。

（発明の目的） 本発明は上記事情にもとづいてなされたもので、磁気ヘ
ッドスライダ−の摺接部分の材料を、耐摩耗性に優れか
つ潤滑性を有するように選択して、上記磁気ヘッドスラ
イダ−を構成した光磁気記録再生装置の磁気ヘッドを提
供しようとするものである。

（課題を解決するための手段） このため、本発明では磁界変調方式で、回転する光磁気
記録媒体に対して、これにオーバーライドするため磁気
コイルおよびコアを配設した磁気ヘットスライダーを対
向して配設し、上記磁気ヘッドスライダ−と光磁気記録
媒体との間に生じる空気流で、上記光磁気記録媒体上に
磁気ヘッドスライダ−を浮上させるように構成した光磁
気記録再生装置の磁気ヘッドにおいて、上記磁気ヘッド
スライダ−は少な（とも上記光磁気記録媒体に対向する
部分を、樹脂中にフィラーおよび潤滑剤を含有させた材
料で構成している。

（作用） このため、たとえ、光磁気記録媒体と磁気ヘッドスライ
ダ−との間の相対回転数が低下して、上記磁気ヘッドス
ライダ−にがかる浮上力が低下し、上記光磁気記録媒体
に上記磁気ヘッドスライダ−が接触し、摺動しても、そ
の接触部分は、耐摩耗性のあるフィラーを含有している
ので、摩耗ｗ４傷が抑制され、また、対応する光磁気記
録媒体も、そこに含有する潤滑剤にて、磁気ヘッドスラ
イダ−との接触摩擦を低下でき、記録媒体表面の相偏を
回避できる。

（実施例） 以下、本発明を図示の実施例にもとづいて具体的に説明
する。図において信号１は回転駆動されるディスク状の
光磁気記録媒体であり、この記録媒体１の上表面には、
磁気ヘッドスライダ−２がスプリングアーム３をかりて
保持されている。該磁気ヘッドスライダ−２は第２図あ
るいは第３図に示すように、中央に、スライド方向に延
びるスリット２ａを具備する偏平なスライダ一部分を具
備し、このスライダ一部分に近接して磁気コイル４およ
びコア５が配設されている。と（に、この実施例では、
上記磁気ヘッドスライダ−２は、全体として熱硬化性樹
脂あるいは熱可塑性樹脂：光硬化性樹脂などが用いられ
て成形されたものであり、これらの樹脂成分に対して、
例えばガラスピーズ、カーボン粒子、アルミナ、ＳｉＮ
　、　ＢＮ、■１０２などの粉末がフィラーとして充填
、含有されており、更に、テフロン樹脂、二硫化モリブ
デンなどの固体潤滑成分が潤滑剤として含有されている
。

なお、上記実施例では、磁気へラドスライダ２の全体を
上述の材料で構成することが示されているが、このよう
な材料は、上記磁気ヘッドスライダ−２が記録媒体ｌの
表面に摺接する部分について使用されるような部分的構
成としてもよい。

次に、磁気ヘッドスライダ−２の材料を設定して、ＣＳ
Ｓ検査（ＣＯＮＴＡＣＴ’５ＴＯＰ−ＴＩＥＳＴ）を１
００万パスした時の状況につき、実験例を示す。

（実例１） 磁気ヘッドスライダ−の材料として、ＰＰ５（ボッフェ
ニレンサルファイド）を用い、これにカポンフィラーを
３０％、二硫化モリブデン２％、ガラスピーズ１０％、
Ｉ？２Ｉ滑剤としてテフロン１５％を配合する。このよ
うな樹脂としては、例えば、東ソ■の商品名「サスティ
ールＦＣ−２４が市販されている。この材料で作られた
上記磁気ヘッドスライダ−をＣ３Ｓテ又トで１００万パ
スしたが、記録媒体側表面にキズを発生することがなく
、しかも、磁気ヘッドスライダ−側でクラッシュを発生
することもない。

（実例２） 磁気ヘッドスライダ−の材料として、ＰＰＳを用い、こ
れにカーボンフィラー３０％、潤滑剤としてテフロン１
５％を配合する。このような樹脂としては例えば東ソー
の商品名［サスティールＦ２Ｊが市販されている。実例
１と同様なＣ８Ｓテストの結果、１００万バスしても、
記録媒体側表面にキズを発生することがなく、しかも磁
気ヘッドスライダ−側でクラッシュを発生することもな
い。

（比較例１） 磁気ヘッドスライダ−の材料として、従来の材料、すな
わち、アルミナチタンカーバイトを用いた場合は、　Ｃ
５Ｓテストの結果、記録媒体側表面にキズが発生し、ま
たヘッドクラッシュも発生して、１００万パスをクリヤ
できなかった。

（比較例２） 磁気ヘッドスライダ−の材料として、従来の材料、例え
ば、ＰＰＳ樹脂を用いた場合、ｃｓｓテストの結果は、
比較例１と同じであった。ここでは、上記ｐｐｓ　ＦＭ
脂として、ＮＳＫ味の商品名「ポリメックスｖ３０」が
用いられている。

（発明の効果） 本発明は以上詳述したようになり、磁気ヘッドスライダ
−の少なくとも、磁気記録媒体に対向する部分にフィラ
ーおよび潤滑剤を含有する樹脂を用いることで、磁気記
録媒体の表面キズの発生を、その潤滑剤による潤滑効果
で回避すると共に、フィラーの働きで、磁気ヘッドスラ
イダ−自体のへラドクラックなどの損傷をさけることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略斜視図、第２図お
よび第３図はそれぞれ別の磁気ヘッドスライダ−の斜視
図である。 １−・・磁気記録媒体 ２−・・磁気ヘッドスライダ− ２ａ・−スリット　　　　４・・・磁気コイル５−・−
コア。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁界変調方式で、回転する光磁気記録媒体に対して、こ
   れにオーバライトするため磁気コイルおよびコアを配設
   した磁気ヘッドスライダーを対向して配設し、上記磁気
   ヘッドスライダーと光磁気記録媒体との間に生じる空気
   流で、上記光磁気記録媒体上に磁気ヘッドスライダーを
   浮上させるように構成した光磁気記録再生装置の磁気ヘ
   ッドにおいて、上記磁気ヘッドスライダーは少なくとも
   上記光磁気記録媒体に対向する部分を、樹脂中にフィラ
   ーおよび潤滑剤を含有させた材料で構成したことを特徴
   とする光磁気記録再生装置の磁気ヘッド。