JPH03294803A - 偏光素子 - Google Patents

偏光素子

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JPH03294803A
JPH03294803A JP9786090A JP9786090A JPH03294803A JP H03294803 A JPH03294803 A JP H03294803A JP 9786090 A JP9786090 A JP 9786090A JP 9786090 A JP9786090 A JP 9786090A JP H03294803 A JPH03294803 A JP H03294803A
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JP
Japan
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light
polarized light
polarization
plane
lens
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Pending
Application number
JP9786090A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Ito
嘉高 伊藤
Shoichi Uchiyama
正一 内山
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ランダム偏光を−・方向の偏光面を持つ直線
偏光に変換する偏光素子に関する。
〔従来の技術〕
従来、ランダム偏光から一方向性偏光を得るためには、
偏光子や複屈折性結晶を用いて、特定の偏光面を有する
直線偏光のみを選択的に取り出す方法が一般的であった
。その代表例が偏光板である。これはお互いに直交する
偏光成分を持つランダム偏光である入射光のうち、片方
の直線偏光成分のみを選択的に吸収し、他方の直線偏光
成分のみを透過させることにより、一方向の偏光成分の
みを有する出射光に変換するものである。また、他には
複屈折性結晶を用いたものとしてローションプリズムや
ニコルプリズムが挙げられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の偏光板では光吸収の二色性を利3、発明
の詳細な説明 用しているため一方向性偏光への変換効率が最大でも約
45%と低く、また、光吸収による発熱作用により偏光
板自体が熱破壊を生じる危険性を有していた。また、複
屈折性結晶等を用いたものでは偏光方向の異なる不必要
な偏光成分を反射等の手段により除去しているため、や
はりこの方式においても一方向性偏光への変換効率が最
大50%以下と低いことが問題となっている。
そこで、本発明は以上のような問題点を解決するもので
、その目的とするところは、光吸収や反射によるロスを
ほとんど伴うことなく、ランダム偏光を一方向性偏光に
高効率で変換するコンパクトな偏光素子を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本発明の偏光素子は、光源か
らのランダム偏光を、偏光面が互いに直交する2つの直
線偏光に空間的な分離を行なうための複屈折性レンズに
よる偏光分離機構と、前記2つに分離された直線偏光の
偏光面を揃えるためにどちらか片方の直線偏光の偏光面
を90度回転させる機構と、該偏光方向が揃った2つの
直線偏光を同一の光束に集光するための機構として光結
合用ホログラムレンズとから構成されることを特徴とす
る。また、前記偏光素子を入射光束に垂直な面内に複数
構成してアレイ化したことを特徴とする。
〔作用〕
第1図に従い本発明の詳細な説明する。まず、等方性層
11(屈折率n1)−複屈折性層13(屈折率no、 
 ne)−等方性層15(屈折率n2)の3層からなる
複屈折性レンズ(3層における屈折率の関係は、n1=
no< ne=n2とする)によりランダム偏光を偏光
面が互いに直交する2つの直線偏光(実線19を異常光
成分、破線20を常光成分とする)に位置選択的に分離
集光される。次に、それら2つの偏光成分のうち片方の
偏光成分(常光成分)のみが選択的に位相差層16を透
過することにより偏光面の回転作用(90度回転)を受
け、他方の偏光成分(異常光成分)と偏光方向が揃った
偏光に変換される。その後、それらの光はホログラムレ
ンズ18を透過することにより空間的に平行な同一の光
束に再び合成される。
ここで、ホログラムの作用に付いて図を用いて説明する
。第4図はホログラムの記録時の状態を、また、第5図
はホログラムの再生時の状態を示す概念図である。第4
図において、物体41からの光(物体光42)と物体の
後方からの光(記録光43)が干渉してホログラム乾板
21上に干渉パターンが形成される。このホログラム乾
板は現像処理を施すことによりホログラム51となる。
このホログラム51に、記録時と同じ条件で再生用参照
光54を照射すると、物体のあったところには虚像53
が、また、ホログラム乾板に対して対称な位置には実像
である共役像52が形成される。このことは、ホログラ
ムにより入射した光の光路が変化することを意味し、つ
まり、ホログラムにより光を集光、合成、分離すること
が可能であることを意味する。
上記の変換過程においては偏光方向の違いによる光吸収
や反射による光量の減少がほとんどなく、また、入射光
束の特性や複屈折性゛レンズのレンズ特性に合わせた光
結合用ホログラムレンズを偏光素子の出射側に配置して
いることから、本偏光素子による偏光変換過程において
光束の幅がほとんど変化しない。したがって、平行性に
優れる入射光を本偏光素子に入射した場合には、同様に
平行性に優れた出射光を得られることになる。
〔実施例〕
以下、実施例に基づき本発明の詳細な説明する。
但し、本発明は以下の実施例に限定されるものではない
[実施例1] 第1図は本発明の偏光素子の構成断面略図であり、この
第1図に基づいて本発明の詳細な説明する。基板11は
屈折率がnlである等方性透明材料よりなっており、片
側に断面形状が凹型である一方向集光性のレンチキュラ
ーレンズ状のパターンがアレイ状に配列されている。ま
た、基板15は屈折率がn2であるやはり等方性透明材
料よりなっており、やはり片面に、上記の凹型断面形状
に対応する断面形状が凸型である、一方向集光性のレン
チキュラーレンズ状のパターンがアレイ状に配列されい
る。上記2枚の基板11、基板15の間隙には複屈折性
層13としてネマチック系液晶材料(常光屈折$no、
異常光屈折率ne、但し、no<neである)が挟持さ
れており、上記3つの層における屈折率の関係はn 1
= n o< n e= n 2となっている。
このような構造体に光が入射した場合、第1の界面12
においてはn1=noなる屈折率の関係から異常光成分
19のみが屈折作用を受は集光し、また、第2の界面1
4においてはne=n2なる屈折率の関係から常光成分
20のみが屈折作用を受は集光する。
常光成分が集光する焦点近傍には位置選択的にλ/27
2位相差6が形成されており、常光成分はこの位相差層
を透過する(異常光成分は位相差層を透過しない)こと
により偏光面が90度の回転を受け、異常光成分と同じ
偏光方向を有する光に変換される。この後、空間的に分
離集光された光(この時点で全ての光は異常光成分にな
っている)はホログラムレンズ18を通過することによ
り、再び一つの光束に合成され出射される。
以上の構成により、本偏光素子を透過する光は吸収され
ることなく、はとんど全て異常光成分に変換されたこと
になる。また、平行性のよい光を本偏光素子に入射した
場合、得られる出射光も同様に平行性のよい光になるこ
とがわかる。
次に、本偏光素子の製造法に付いて、特にホログラムレ
ンズを中心に簡単に説明する。基板11及び基板15は
直接的な機械加工あるいはプレス成形、射出成形などに
より成形可能である。この2枚の基板間に位置する複屈
折性層13となる液晶層の形成は、通常の液晶セルを組
む方法に準じて行い得る。また、位置選択的位相差層1
6は位相差板の機械的加工、もしくは高屈折率誘電体の
配向制御により形成することが可能である。ホログラム
レンズの製法に付いては第2図を用いて説明する。第1
図における入射光束61は第2図において物体光26に
相当し、第1図における出射光束62は第2図において
参照光25に対応し、入射光束61及び物体光26間で
集光条件、位置関係などは同じである。
第2図における集光レンズ23は第1図において界面1
2又は界面14によるレンズに対応する。参照光及び物
体光はハーフミラ−22を介して合成され、また、物体
光の焦点位置にはホログラム乾板21が置かれ、物体光
と参照光の干渉パターンがホログラム乾板上に記録(露
光)される。この際、ハーフミラ−集光レンズなどの寸
法的な制約から、物体光を照射する位置を順次移動させ
つつ露光を繰り返す多重露光の手段を用いてもよい。そ
して、露光した後にホログラム乾板を現像すれば、第1
図に示したホログラム18を得ることができる。
[実施例2コ 第3図によ施例1とは別の構造をとる偏光素子の構成断
面図を示す。等方性層31は先の実施例1と同様に、屈
折率がnlである等方性透明材料よりなっており、片側
に断面形状が凹型である一方向集光性のレンチキュラー
レンズ状のパターンがアレイ状に配列されている。一方
、基板34は屈折率がnlである平板状の等方性透明材
料よりなっている。上記2枚の基板11、基板15の間
隙13には複屈折性層としてネマチック系液晶材料(常
光屈折率no、異常光屈折率ne、但し、no<neで
ある)が挟持されており、上記3つの層における屈折率
の関係はn1=no<neとなっている。この構成では
、界面32における屈折率の関係から、界面32におい
ては入射光のうち異常光成分19のみが集光作用を受は
焦点を形成するが、常光成分は何等集光作用を受けず、
そのまま素子を透過する。したがって、この構造の素子
の場合、2種類ある偏光成分のうち片方の偏光成分のみ
が空間的に集光され(偏光成分の完全な空間分離は行な
われない)、λ/2位相差層35を透過する。もちろん
、集光されない常光成分20も同様にλ/2位相差層を
透過するため、先の実施例1のものと比べて一方向偏光
への変換効率は低くなる。λ/2位相差層35を透過し
た光はホログラムレンズ37により平行な光束に変換さ
れて出射される。この素子に用いるホログラムレンズは
、実施例1で示した方法により作製可能であり、第2図
で収束光と平行光とからなる合成光を物体光26として
用い、ホログラム乾板を露光すればよい。
以上の2つの実施例では、界面に形成される集光レンズ
体として一方向集光性のリニアレンチキュラーレンズア
レイを用いたが、もちろん他の一般的な円形、楕円形レ
ンズを用いて構成したレンズアレイを用いてもよい。し
かし、光の一方向偏光への変換効率を高めるためには、
レンズ体を二次元的に最密充填し非レンズ部分が生じな
いようにすることが重要であり、そのことを考慮すると
レンズ形状をリニアレンチキュラー形状とすることは合
理的であると言える。また、上記実施例では複屈折性層
を形成する材料として液晶材料を用いたが、高い複屈折
率を有する材料であれば(例えば、配向状態を維持した
高分子材料等)、液晶材料に限定されることなく使用で
きることは明らかである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の偏光素子では、ランダム偏
光である入射光を偏光面が互いに直交する2つの直線偏
光成分に分離集光し、該分離集光された偏光の内、片方
の直線偏光の偏光面を回転させ他方の偏光の偏光面と一
致させた後、それらを再びホログラムレンズを用いて合
成するという構成をとることにより、はとんど光吸収を
伴うことなくランダム偏光から一方向性偏光への変換を
行なうことが可能である。また、光吸収をほとんど伴わ
ないことから、強い光線を入射させた場合にも、発熱に
よる自己破壊を招くことなく安定的に偏光変換を行ない
得る。
本発明の偏光素子は上記の特性を活かして、偏光を必要
とする各種表示素子、特に液晶表示素子、光アイソレー
タ、光スィッチ、光学フィルタや、それらを構成要素と
する各種光学機器等への幅広い応用が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の本発明の偏光素子の断面略図。第2
図は実施例1で用いたホログラムレンズの製造方法を示
す構成図。第3図は実施例2の本発明の偏光素子の断面
略図。 第4図はホログ ラム乾板への記録時の状態を示す原理図。第5図はホロ
グラムからの再生時の状態を示す原理図。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 基板(等方性層) 第1の界面 複屈折性層 第2の界面 基板(等方性層) λ/2位相差層 透明基板 ホログラムレンズ 異常光成分 常光成分 1 2 3 4 5 6 ホログラム乾板 ハーフミラ− 集光レンズ 光源 参照光 物体光 1 2 3 4 5 6 7 基板(等方性層) 界面 複屈折性層 基板(等方性層) λ/2位相差層 透明基板 ホログラムレンズ 41・・・物体 42・・・物体光 43・・・記録光 5 ト ホログラム  2 3 参照光 ・虚像 54 ・ 共役像 以上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光源からのランダム偏光を、偏光面が互いに直交
    する2つの直線偏光に空間的な分離を行なうための複屈
    折性レンズによる偏光分離機構と、前記2つに分離され
    た直線偏光の偏光面を揃えるためにどちらか片方の直線
    偏光の偏光面を90度回転させる機構と、該偏光方向が
    揃った2つの直線偏光を同一の光束に集光するための機
    構として光結合用ホログラムレンズとから構成されるこ
    とを特徴とする偏光素子。
  2. (2)前記偏光素子を入射光束に垂直な面内に複数構成
    してアレイ化したことを特徴とする請求項1記載の偏光
    素子。
JP9786090A 1990-04-13 1990-04-13 偏光素子 Pending JPH03294803A (ja)

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