JPH0329474A - 映像信号記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、電子スチルカメラに使用して好適な映像信号
記録装置に関し、特に、縦位置撮影を行ったときに表示
画像が横倒しにならないように記録する映像信号記録装
置に関するものである。

［発明の概要］ 本発明は、電子スチルカメラ等に使用する映像信号記録
装置において、 撮像素子の撮像した縦位置撮影の画像を読み出す際に、
その撮像画像の本来の垂直方向を水平方向に、また本来
の水平方向を垂直方向に切り換えて読み出すことで、縦
位置撮影の画像を９０゜回転して記録することにより、 縦位置撮影の再生画像が横倒しに表示されないようにし
たものである。

［従来の技術］ 従来より、磁気ディスクを記録媒体として、撮像素子で
撮像した静止画を記録するいわゆる電子スチルカメラが
実用化されている。この電子スチルカメラに関し、本出
願人は、先に実公昭６２２３１７０号公報や特開昭６２
−２００８８０号公報に示す技術を開示している。電子
スチルカメラは映像信号の記録装置を含み、この記録装
置によって磁気ディスクに記録したスチル画像は、再生
装置により再生され、テレビジョン受像機等をモニタ表
示装置として走査により表示される。従って、電子スチ
ルカメラのスチル画像は、現行のテレビジョン受像機の
アスペクト比に合せて、般には横縦の比が４：３に設定
され、横が走査における水平方向で縦が垂直方向となる
ように映像信号が形成される。このため、電子スチルカ
メラを水平にして撮影したときには、そのスチル画像が
正しくテレビジョン受像機の画面に表示されるが、縦位
置撮影（９０゜傾けた状態での撮影）では、表示画像は
横倒しに映ってしまう不都合が生じる。これを極力避け
るために、実公昭６２−２３１７０号公報の技術では、
上記縦位置撮影時に、その縦位置撮影を検出して撮影者
に警告を発したり、撮影を停止したりすることで、注意
を喚起していた。

なお、本発明に関連する技術として、固体撮像素子の撮
像した画像を上下ま・たは左右に１８０゜反転して読み
出す技術が特開昭５９−２５４８３号公報に開示されて
いる。

［発明か解決しようとする課題コ しかしながら、上記従来の技術における電子スチルカメ
ラでも、実際には縦位置撮影のチャンスか多くあり、縦
位置撮影を行ってしまった場合には、再生した表示画像
が横倒しになって非常に見にくくなってしまうことにな
る。

本発明は、上記問題点を解決するために創案されたもの
で、縦位置撮映を行った場合でも、再生した表示画像か
横倒しにならないように記録を行う映像信号記録装置を
提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するための本発明の映像信号記録装置
の構或は、 撮像素子の撮像画像を縦位置撮影の指示により本来の垂
直方向を水平方向とし本来の水平方向を垂直方向として
切り換えて読み出す手段と、上記読み出した画像を記録
媒体に記録する手段とを有することを特徴とする。

［作用コ 本発明は、縦位置撮影を行った場合において、撮像素子
の撮像した画像を読み出す際に、その撮像画像の本来の
垂直方向を水平方向に、また本来の水平方向を垂直方向
に切り換えて読み出すことで、縦位置撮影画像を９０度
方向に回転し、縦絵を横絵に変更して記録する。これに
より、再生した縦位置撮影の表示画像が横倒しになるの
を前もって防ぐ。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は本発明の一実施例の映像信号記録装置を含む電
子スチルカメラのブロック図である。本実施例は、説明
を簡単にするためにモノクロの場合を例とする。本実施
例の電子スチルカメラは、撮像郎１と、画像読み出し郎
２と、記録郎３とから成る。

撮像郎ｌは、撮影レンズ１１と、撮影レンズｌｌの後方
に配置したシャッターｌ２と、撮像素子ｌ３とを有する
。シャッター１２は図略のシャッター制御回路とシャッ
ター釦により、例えばノヤッター釦が押されたときに、
所定の期間、閉状態を開状態にする。撮像素子ｌ３は、
少なくとも縦方向の読み出し方向が上下逆に可変できる
ものを使用し、例えばＭＯＳ形固体撮像素子などが好適
である。このようなＭＯＳ形の撮像素子＋３は、受光ダ
イオードが画素に対応して縦横に配列され、撮影レンズ
１１を通して被写体からの像光を受け、光量に応じて各
画素毎に電気信号に変換する。各受光ダイオードには、
マトリクス状にＭＯＳトランジスタスイッチが接続され
ており、そのＭＯＳトランジスタスイッチを縦方向と横
方向から画像読み出し部２により順次走査して制御する
ことで、上記各画素の電気信号を順次読み出す。

画像読み出し部２は、撮像素子ｌ３を横方向に走査する
横方向シフトレジスタ２ｌと、縦方向に走査する縦方向
シフトレジスタ２２と、カメラの姿勢によって横方向シ
フトレジスタ２ｌの走査範囲やシフトパルスを切り換え
るシフト制御部２３と、同じくカメラの姿勢によって縦
方向シフトレジスタ２２の走査範囲やシフト方向．シフ
トパルスを切り換えるソフト制御部２４と、上記カメラ
の姿勢を検出する縦／横位置検出器２５と、その姿勢検
出信号や記録郎３の記録媒体の回転検出信号（図示せず
）などを受けて上記各シフト制御部２３．２４を制御す
るシステムコントローラ２６などで構成する。縦／横位
置検出器２５は、本電子スチルカメラの傾きが、正常な
水平姿勢（横位置と呼ぶ）であるか、または正常な姿勢
から９０゜またはほぼ９０°傾いた状態（縦位置と呼ぶ
）であることを検出してシステムコントローラ２６へ人
力する機能を有し、例えば実公昭６２−２３１７０号公
報に示した重りを用いる検出器や水銀スイッチ等で構成
する。システムコントローラ２６は、シャッター釦が押
されて撮影が行われたときに、上記縦／横位置の検出信
号に従ってシフト制御部２３．２４に対しシフトパルス
やシフト方向，シフト範囲の切り換えを指示する。これ
を受けてシフト制御部２３．２４は、縦位置撮影の場合
、横方向シフトレノスタ２ｌと縦方向シフトレジスタ２
２を制御して、本来垂直方向である縦方向が水平方向と
なり、本来水平方向である横方向が垂直方向となるよう
に撮像画像の読み出し走査を切り換える。即ち、通常（
横位置撮影の場合）は横方向シフトレジスタ２ｌがアス
ペクト比Ａ：Ｂ一４：３の撮像素子ｌ３の横方向を水平
方向として、Ａの範囲を高速のシフトパルスで左から右
へ走査し、縦方向シフトレジスタ２２が撮像素子１３の
縦方向を垂直方向としてＢの範囲を横方向の走査の終了
毎に上から下ヘーラインずつシフトする。

これに対して、縦位置撮影時の場合は、縦方向シフトレ
ジスタ２２が撮影素子ｌ３の縦方向を水平方向としてＡ
の範囲（画素のない範囲を含む）を高速のシフトパルス
で下から上へ逆方向に走査し、横方向シフトレジスタ２
ＩがＢの範囲を縦方向の走査の終了毎に左から右ヘーラ
インずつシフトする。上記におけるシフト範囲の変更は
、スタートパルスをロードする各シフトレジスタ２１．
２２のビット位置を切り換えることで実現することがで
きる。

記録部３は、撮像素子ｌ３から読み出された撮像信号を
増幅するアンプ３ｌと、この撮像信号に対しサンプルホ
ールド．オートゲインコントロール，ホワイトクリップ
．クランプ．エンファシス，ガンマコレクション等の処
理を行い映像信号を形成するプロセッサ３２と、通常は
プロセッサ３２側に接続されるスイッチ３３を介して映
像信号をＦＭ変調し記録信号を作成するＦＭ変調回路３
４と、その記録信号を増幅するアンブ３５とを有する。

増幅された記録信号は、磁気ヘッド３６を介してモータ
３７により回転される磁気ディスク４へ書き込まれる。

スイッチ３３は、ウインドウ作成回路３８のウインドウ
信号でＦＭ変調回路３４の入力を電圧源３９に切り換え
る。ウインドウ作成回路３８は、縦位置撮影時において
システムコントローラ２６からの指示などにより、本来
垂直方向である縦方向を水平方向とするために発生する
画素のない部分を示す信号として、例えば画像の左右均
等にウインドウ信号を作成する。電圧源３９は、このウ
インドウ信号の期間に例えば灰色等を挿入するための映
像信号を与えるためのものである。上記において、磁気
ヘッド３６は、システムコントローラ２６などで制御さ
れる図略のトラッキング機構で磁気ディスク４の書き込
みトラック位置にトラッキングされ、アンブ３５の出力
を受けて磁気ディスク４にスチル画像の記録を行う。

なお、以上はモノクロの場合で説明したが、カラーの場
合においては、撮像素子ｌ３が３原色に対応して３つあ
るので、それぞれについてシフトレノスタ２１．２２と
シフト制御部２３．２４を設け並列に画像を読み出す構
成とすれば良い。

以上のように構成した第１の実施例の動作および作用を
述べる。第２図（ａ、）．（ｂ）．（ｃ）はその動作説
明図であり、（ａ）．は縦位置撮影時に撮像素子ｌ３で
撮像される原画像を示す図、（ｂ）は撮像された原画像
と撮像素子ｌ３から読み出される画像との関係図、（ｃ
）は原画像の縦横が変更されて記録される画像を示す図
である。縦位置撮影を行うと、原画像は縦長の縦絵とな
るが、これを従来の映像信号再生装置にかけてモニタ表
示すると、横倒しの絵となる。そこで本実施例では、縦
／横位置検出器２５の検出信号に基づいて縦位置撮影を
検出した場合、原画像を読み出す際に横方向シフトレジ
スタ２ｌと縦方向シフトレジスタの走査を行うシフトパ
ルス，ソフト範囲．シフト方向を切り換えることにより
、画像の縦横を変更する。即ち、通常の横位置撮影では
、横方向を水平方向Ｈとし、縦方向を垂直方向Ｖとして
Ｃ矢印の方向から実線で示される横長の原画像を読み出
すが、縦位置撮影では、縦方向を水平方向Ｈ′　とし、
横方向を垂直方向Ｖ′としてＤ矢印の方向から一点鎖線
で示される画像を読み出す。これによって磁気ディスク
４に記録される画像（ｃ）は原画像（ａ）に対して水平
方向と垂直方向とが入れ替わり、９０゜回転されて横倒
しとならない横絵とすることかできる。この場合、現行
のテレビジョン受像機でモニタ表示を行うことを前提と
する電子スチルカメラでは、アスペクト比が４対３の横
長であるから、原画像の左右部分は、カットされるとと
もに、一点鎖線で図示した読み出される画像データの左
右部分（斜線部）には画素データがない。そこで、本実
施例では、この斜線部に該当する期間を示すウィンドウ
信号Ｗを作成して、この期間には電圧源３９より所定の
電位を映像信号に挿入する。これにより、モノクロの場
合であれば、（ｃ）に示す記録画像の左右部分は灰色と
なり、カラーの場合であれば、例えばその部分に青色等
が挿入される。一般に９０゜回転等の画像処理は、画像
メモリを用いたディジタル処理技術で行なわれるが、本
実施例によれば、画像メモリ等を用いることなく縦絵を
横絵にすることができる。

なお、上記実施例では縦位置撮影を自動的に検出して縦
位置撮影の指示を行い縦絵を横絵変更し記録する例を示
したが、縦位置撮影であることを撮影者がマニュアルで
その都度指示することにより、縦絵を横絵に変更して記
録しても良い。また、上記実施例における記録媒体は、
メモリカードなど磁気ディスク以外のものであっても良
い。さらに、電子スチルカメラが、高画質化対応のモニ
タ表示装置における５；３やｌ６；９等のアスペクト比
に対応するものである場合にも当然適用できる。このよ
うに、本発明はその主旨に沿って種々に応用され、種々
の実施態様を取り得るものである。

（ｃ）はその動作説明図である。

ｌ・・・撮像郎、２・・・画像読み出し部、３・・・記
録部、４・・・磁気ディスク、ｌ３・・・撮像素子、２
ｌ・・・横方向シフトレジスタ、２２・・・縦方向シフ
トレジスタ、２３．２４・・・シフト制御部、２５・・
・縦／横位置検出器、２６・・・システムコントローラ
、３２・・・プロセッサ、３３・・・スイッヂ、３４・
・・ＦＭ変調回路、３６・・・磁気ヘッド、３８・・・
ウインドウ作成回路、３９・・・電圧源。

［発明の効果］ 以上の説明より明らかなように、本発明の映像信号記録
装置によれば、縦位置撮影を行った場合でも、再生した
表示画像が横倒しにならず、表示画像を見やすくするこ
とができる。また、本発明によれば、画像メモリを必要
とせずに縦絵を横絵に変更して記録できる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す映像信号記録装置
のブロック図、第２図（ａ），（ｂ）．外１名 −５２５−

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）撮像素子の撮像画像を縦位置撮影の指示により本
   来の垂直方向を水平方向とし本来の水平方向を垂直方向
   として切り換えて読み出す手段と、上記読み出した画像
   を記録媒体に記録する手段とを有することを特徴とする
   映像信号記録装置。
2. （２）記録する手段が撮像素子の画像の垂直方向と水平
   方向を切り換えて読み出して記録媒体に記録する際に画
   素のない部分に任意の背景色を挿入する手段を有するこ
   とを特徴とする請求項１記載の映像信号記録装置。