JPH03294412A - 転炉の溶損孔の補修方法 - Google Patents

転炉の溶損孔の補修方法

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JPH03294412A
JPH03294412A JP9728490A JP9728490A JPH03294412A JP H03294412 A JPH03294412 A JP H03294412A JP 9728490 A JP9728490 A JP 9728490A JP 9728490 A JP9728490 A JP 9728490A JP H03294412 A JPH03294412 A JP H03294412A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、特に転炉の出鋼口の基端付近に生じる溶損孔
を効果的に補修し得るようにした転炉の溶損孔の補修方
法に関する。
〔従来の技術〕
周知のように、製鉄所や製鋼工場等では転炉の普及率の
向上が目ざましい、それは、転炉が平炉や電気炉等に比
較して、極めて廉価で鋼製品を製造し得ることに起因し
ている。
転炉の出鋼口の基端付近の構成は、その断面構成説明図
の第3図に示すように、鉄皮(1)の周部に設けられた
貫通孔(la)に円筒状の出鋼口金物(2)が嵌合され
て溶接されている。
また、出鋼口金物(2)に外嵌され、かつ鉄皮(1)の
外周面に沿ってダブリング(6)が溶接されている。
さらに、鉄皮(I)の内側に内張耐火物(5)が張られ
ると共に、出鋼口金物(2)には内側耐火物(3)が設
けられて出鋼口(4)が形成されている。
ところで、転炉にとっての問題は、転炉の内部から出鋼
口の内部に到る付近の耐火物の消耗が極めて激しく、鉄
皮(1)とダブリング(6)の溶損が進行して溶損孔が
生じることである。
従来、転炉に溶損孔が生じると、40〜60日間の工期
をかけて更新していたが、例えこの更新間隔が5〜10
年に一回程度とはいえ、所要補修費用は10億にも及び
極めて真人であった。
このような実状に鑑み、近年では溶損孔の補修費の低減
を図るべく、以下に説明するような方法により補修が行
われるようになってきている。
即ち、転炉の内張耐火物をそのままにして、外側からダ
ブリングと出鋼口とを撤去すると共に、露出部の溶損孔
の大きさの程度に応じて、例えば小さい場合には栓溶接
により溶損孔を埋込み、また大きい場合にはこの溶損孔
部位に新部材を嵌込んで合わせ面を片面溶接すると共に
、その後に新品の出鋼口金物とダブリングとを溶接して
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
勿論、上記した補修方法により所期の目的を達し得るが
、補修後の転炉の寿命が必ずしも充分ではないという問
題があるのに加えて、新品の出鋼口金物とダブリングと
を使用しなければならず、補修費の節減も必ずしも充分
とはいえなかった。
ならば、旧品を再使用すれば補修費の削減におおいに寄
与し得るものと考えられるが、複雑で頻繁な熱応力によ
る疲労亀裂の発生等の理由により、新品に交換するのが
常識となっていた。
従って、本発明は補修後の寿命を延長し得、かつ補修費
を削減し得る転炉の溶損孔の補修方法の提供を目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記した問題の解決を図るためになされたもの
であって、従って本発明に係る転炉出鋼口付近の溶損孔
の補修方法の要旨は、転炉の鉄皮の外周に突設された出
鋼口の基端付近において、該出鋼口の出鋼口金物に外嵌
されると共に鉄皮に沿わせて溶接されているダブリング
の外面に生じる溶損孔を補修するに際して、前記溶損孔
の近傍の内張耐火物と出鋼口の内側耐火物とを撤去し、
該溶損孔の径縁より所定幅広い範囲のダブリングの一部
を除去し、該ダブリングの一部除去により露出した露出
部に開口する溶損孔の径縁より50〜100−の範囲を
切除し、該切除部に新部材を嵌込んで溶接すると共に、
前記除去したダブリングの一部の除去部にも新部材を嵌
込んで前記溶接を覆って溶接することを特徴とする。
(作用〕 本考案に係る転炉の溶損孔の補修方法によれば、溶損孔
の近傍の内張耐火物と出鋼口の内側耐火物とが撤去され
、火炎が部材を貫通し得るので、ガスバーナで露出され
た面に開口する溶損孔の孔縁から50〜100閣の範囲
を容易に除去することができ、そしてこの範囲の除去に
よって、少なくとも熱影響による劣化の激しい結晶粒粗
大領域や降伏点低下領域等の劣化領域が除去される。
このように、劣化領域が除去されるので残部では高強度
が確保されると共に、切除した劣化領域に相当する形状
の新部材と、ダブリングの一部を構成する新部材とが溶
接されるため、これらの補修部位に高強度を確保するこ
とができる。
しかも、これらの新部材の溶接のみであるから、溶接量
が少なくて済むのに加えて、これら溶接部の溶接線が互
いにずれる結果、溶接歪みにより生じる応力集中が緩和
される。
〔実施例〕
本考案に係るl実施例を、溶損孔の補修状況説明図の第
1図と第2図とを参照しながら、従来と同一のもの及び
同一機能を有するものを同一符号を以て説明する。但し
、転炉の構成は従来と同構成であるから転炉構成に係る
説明は割愛する。
第1図は、転炉の鉄皮(+)に生した溶損孔(社)の近
傍の内張耐火物、出鋼口の内側耐火物を撤去し、また溶
損孔(5)の近傍のダブリングと出鋼口金物との一部を
除去した状態を示している。
即ち、同Mに示すように、溶損孔(社)の周片より広範
囲のダブリング(6)の一部をガウジングにより除去す
ると共に、鉄皮(1)と出鋼口金物(2)の熱劣化部位
、つまり結晶粒が粗大になって脆くなった部位をガスバ
ーナで切除する。
ところで、このような切除作業を行うに際して、結晶粒
の粗大化領域のミクロ組織を主体にその硬度、引張強度
および切欠靭性によって調べ、そしてこの粗大化領域の
確認により溶損孔(社)の孔縁より50〜100mの範
囲を切除すれば不良な劣化領域を完全に除去し得ること
を確認した。
次いで、これらの切除部の形状に対応する鉄皮部分(1
p)と出鋼口金物部分(2p)とを製作し、第2図に示
すように、これらを対応位置に嵌込み、嵌込み線に沿っ
て溶接すると共に、溶接ビードの余盛り部をグラインダ
ーにより平滑に仕上げた。
さらに、ダブリング(6)の切除部位に相当するダブリ
ング部分(6p)を製作し、これを補修済みの鉄皮(1
)の表面に沿わせると共に、これをダブリング(6)の
残部と鉄皮(1)と出鋼口金物(2)とに溶接した。
勿論、以上の作業終了後は、耐火物の撤去部に新品の耐
火物がそれぞれ配設されることとなる。
このように、従来の補修方法と異なり、劣化部位が除去
されるので高強度を確保し得ると共に、この切除部位よ
り広範囲を覆ってダブリング(6)の一部を構成する新
部材になるダブリング部分(6p)が溶接されるので溶
接線がずれる結果、溶接歪みにより生しる応力集中が緩
和され、補修後の転炉に対してより高僧転性が付与され
る。
しかも、新部材は出鋼口金物の一部の出鋼口金物部分(
2p)とダブリングの一部のダブリング部分(6p)だ
けであるから材料費、溶接量も削減し得るので従来より
少ない費用で、3〜4昼夜の作業で溶損孔0の補修作業
を終了することができた。
なお、上記した実施例は本発明の具体例にすぎず、従っ
て上記実施例によって本発明の技術的思想の範囲が限定
されるものではない。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、溶損孔の近傍の内張耐火物と出鋼
口の内側耐火物とが撤去されていて、部材を火炎が貫通
するので、劣化部位を容易に除去でき、また劣化部位が
除去されるので高強度を確保し得るのに加えて、この切
除範囲よりも広範囲を覆ってダブリングの一部を構成す
る新部材が溶接されるので、溶接線が互いにずれる結果
、溶接歪みにより生じる応力集中が緩和され、補修後の
寿命の延長が可能になると共に、出鋼口金物とダブリン
グとの一部分の製造で済み溶接作業量も減少し、補修後
の転炉の信転性の向上と補修費の削減とに対して極めて
多大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本考案の実施例に係る溶損孔の補修状
況説明図、第3図は転炉の出鋼口付近の断面構成説明図
である。 (1)・・・転炉の鉄皮、(Ip)=・鉄皮部分、(2
)−・・出鋼口金物、(2p)=・出鋼口金物部分、(
3)・・・筒状耐火物、(4)・・・出鋼口、(5)−
・・内張耐火物、(6)・・・ダブリング、(6p)・
・・ダブリング部分、(ハ)・・・溶損孔。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)転炉の鉄皮の外周に突設された出鋼口の基端付近
    において、該出鋼口の出鋼口金物に外嵌されると共に鉄
    皮に沿わせて溶接されているダブリングの外面に生じる
    溶損孔を補修するに際して、前記溶損孔の近傍の内張耐
    火物と出鋼口の内側耐火物とを撤去し、該溶損孔の径縁
    より所定幅広い範囲のダブリングの一部を除去し、該ダ
    ブリングの一部除去により露出した露出部に開口する溶
    損孔の径縁より50〜100mmの範囲を切除し、該切
    除部に新部材を嵌込んで溶接すると共に、前記除去した
    ダブリングの一部の除去部にも新部材を嵌込んで前記溶
    接を覆って溶接することを特徴とする転炉の溶損孔の補
    修方法。
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