JPH02156013A - 転炉鉄皮の補修方法 - Google Patents

転炉鉄皮の補修方法

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JPH02156013A
JPH02156013A JP30878188A JP30878188A JPH02156013A JP H02156013 A JPH02156013 A JP H02156013A JP 30878188 A JP30878188 A JP 30878188A JP 30878188 A JP30878188 A JP 30878188A JP H02156013 A JPH02156013 A JP H02156013A
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shell
welding
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Yuji Sato
裕二 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は炉体の鉄皮外周面に固着された支持リングを介
してトラニオンリングにより回転自在に支承された転炉
の鉄皮補修方法に関するものである。
〈従来の技術さ 一般に第2図に示すように鉄皮3の外周面に固着された
支持リング4を介してトラニオンリング5によって支承
された転炉lの鉄皮3が変形して変形部6が生じたり、
亀裂により割れ部7が生じる。これらの変形部6や割れ
部7は大事故につながるため炉体2の形状を補修して復
元することが必要となる。
その補修方法としては炉体2を解体し、変形部6や割れ
部7を修理し、再度組み立てる方法が考えられるが解体
1組立に相当の日数を要し、転炉の生産性が著しく低下
する。このため従来は、変形部6や割れ部7を切取って
新鉄皮を溶接する方法が行われている。
しかし、変形部6や割れ部7を切取って新鉄皮を溶接す
る場合、炉体2のトラニオンリング5部に位置する鉄皮
3はトラニオンリング5との間隙が150〜200論程
度しかなく新鉄皮を炉内側からしか溶接作業ができない
ため補修が不完全で一時的な補修にとどまり、再発を防
止することができないという問題点がある。
鉄皮の変形修正については、特開昭59−47315号
公報にみられるように鉄皮の変形部を炉内面から切れ目
を入れてジヤツキで加圧することにより変形を修正した
のち合せ部を溶接する方法が知られている。
しかしながら前記公報に提案されている方法は、加熱を
加えたジヤツキ修正であるため母材強度が低下し、元々
鉄皮の変形や割れが応力の高い部分に生じるため、ジヤ
ツキ合せ程度の溶接開先精度では溶接欠陥を生じ、溶接
補修後、すぐに割れが再発するという問題点がある。
支持リング4を固着した近傍の鉄皮3は炉体1の全重量
を支持するため最も過酷な応力がかかる部分であり、前
述従来の補修方法では、変形や割れの再発を防止するこ
とはできなかった。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、前述従来技術の問題点を解消し、転炉のトラ
ニオンリングの内側に相当するが体の鉄皮、特に支持リ
ング近傍の鉄皮に化した変形または鉄皮と支持リングと
の溶接部に生じた割れを再発しないように厳密に補修す
ることができる転炉鉄皮の補修方法を提供しようとする
ものである。
〈0!題を解決するための手段〉 上記課題を解決するための本発明は、炉体の鉄皮外周面
に固着された支持リングを介してトラニオンリングによ
り回転自在に支承される転炉であって、前記支持リング
近傍に生じた鉄皮の割れまたは変形の生じた補修部を補
修するに当たり、前記補修部を所定範囲に亘り切断除去
して鉄皮更新用開口を形成すると共に前記鉄皮更新用開
口に接続するトラニオンリングの中央側寄りに対応する
鉄皮を切断除去して補修作業用開口を形成し、弓続き前
記鉄皮更新用開口に新鉄皮をセットして当該新鉄皮を炉
内側およびli修作業用開口を用いて炉外側からそれぞ
れ溶接し、その後、前記補修作業用開口に新鉄皮をセッ
トして当該新鉄皮を炉内側から溶接することを特徴とす
るものである。
〈作用〉 支持リング近傍に生じた鉄皮の割れまたは変形の生じた
補修部を所定範囲に亘り切断除去した鉄皮更新用開口に
まず新鉄皮をセットし、当該新鉄皮を炉内側から溶接す
ると共に補修作業用開口を用いて炉外側からも溶接する
ので、過酷な応力がかかる支持リング近傍の鉄皮を内外
両面から厳密に溶接作業を行うことができる。
補修作業用開口は鉄皮にかかる応力の小さいトラニオン
リングの中央側寄りの鉄皮に設けであるので当該開口に
セットした新鉄皮は溶接作業の可能な炉内側からだけの
片面溶接で十分であり、かくして割れや変形は再生しな
い補修が可能となる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を鉄皮に生じた割れ部の補修を行
う場合について第1図に従って説明するが変形部の補修
についても同様にして行うことができる。
まず第1図(a)に示すように支持リング4の付は根に
生じた割れ7を含む鉄皮3を補修部8として所定範囲に
亘り機械加工または熱切断により切断除去し、第1図(
b)に示すように鉄皮更新用開口8aを形成する。
次に、第1図(a)に示すようにトラニオンリング5の
中央側寄りに対応する鉄皮3を溶接作業を炉外側から行
うことができる範囲9に亘り同様にして切断除去し第1
図(b)に示すように補修作業用開口9aを形成する。
かくして鉄皮3には鉄皮更新用間口8aと補修作業用間
口9aが接続して形成される。
続いて第1図(C)に示すように予め所定寸法に加工し
である新鉄皮10を鉄皮更新用開口8aの部分にセット
し、炉内側からの内面溶接11および炉外側からの外面
溶接12を施す、その際、外面溶接作業は溶接補修用開
口9aを使用し、当該開口9aから覗き込みながら行う
なお、新鉄皮10の上下長さは鉄皮3の割れ原因の1つ
である熱応力は支持リング4の固着部から下方に200
鵬までが大きいので200mm以上の長さとする必要が
ある。
新鉄皮10の内外面溶接が完了したら新鉄皮1oと鉄皮
3により形成される溶接補修作業用開口9aに第1図(
d)に示すように予め所定寸法に加工した新鉄皮13を
セットしその全周を炉内側から片側溶接14を施す、こ
のように後から溶接する新鉄皮13は炉外側から溶接す
ることができないけれども当該部は応力の小さい支持リ
ング4から20011111以上離れた領域としである
ので割れ再発の必要はない。
なお、前述実施例では支持リング近傍の割れや変形の生
じた補修部を先に切断除去し、次に溶接作業部を切断除
去する場合について説明したが両方を同時に切断除去し
てもよいし、逆に溶接作業部を先に行い後から補修部を
行うようにしてもよい。
〈発明の効果〉 従来、補修部を切断除去して内面からのみ溶接補修して
いたものは1〜2ケ月で割れや変形が再発して転炉の操
業を停止していたが本発明によると補修後2年間割れや
変形の再発が認められず転炉の長期操業を可能にできる
という大きな効果かえられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の作業順序を示す説明図であり、(
a)は鉄皮の割れによる切断予定部分、山)は鉄皮の切
断後の開口部分、(C)は鉄皮更新用開口への新鉄皮溶
接状態、(イ)は溶接補修用開口への新鉄皮溶接状態を
示す、第2図は転炉の割れおよび変形発生状態を示す説
明図である。 1・・・転炉、      2・・・炉体、3・・・鉄
皮、     4・・・支持リング、5・・・トラニオ
ンリング、 6・・・変形部、    7・・・割れ部、8・・・補
修部鉄皮、  8a・・・鉄皮更新用開口、9・・・溶
接作業のため切断除去する範囲の鉄皮、9a・・・補修
作業用開口、 1o・・・新鉄皮、11・・・炉内側溶
接部、 I2・・・炉外側溶接部、13・・・新鉄皮、 14・・・炉内側溶接部。 第1図 (C) (d)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  炉体の鉄皮外周面に固着された支持リングを介してト
    ラニオンリングにより回転自在に支承される転炉であっ
    て、前記支持リング近傍に生じた鉄皮の割れまたは変形
    の生じた補修部を補修するに当たり、前記補修部を所定
    範囲に亘り切断除去して鉄皮更新用開口を形成すると共
    に前記鉄皮更新用開口に接続するトラニオンリングの中
    央側寄りに対応する鉄皮を切断除去して補修作業用開口
    を形成し、引続き前記鉄皮更新用開口に新鉄皮をセット
    して当該新鉄皮を炉内側および補修作業用開口を用いて
    炉外側からそれぞれ溶接し、その後、前記補修作業用開
    口に新鉄皮をセットして当該新鉄皮を炉内側から溶接す
    ることを特徴とする転炉鉄皮の補修方法。
JP63308781A 1988-12-08 1988-12-08 転炉鉄皮の補修方法 Expired - Fee Related JPH064888B2 (ja)

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