JPH03294165A - かえり取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車用アルミホイルの鋳造時に発生するホ
ーク裏面のバリを、旋盤加工によって除去する際に、ホ
ークエツジ部に発生したかえりを、水平面内でアルミホ
イルを固定させ、同アルミホイルのホーク裏面に回転ブ
ラシを当て取り去る装置に関するものである。

〔従来技術〕

アルミホイルを鋳造する際、上下の型合わせをした面の
周辺にバリが発生する。このバリのうちホークにおいて
は、バリが裏面のエツジ部に出るように金型設計される
。ホーク裏面に発生したバリの除去作業は、アルミホイ
ルのホーク裏面を旋盤加工し、バリの厚み分だけホーク
を削る事により行われている。この際、旋盤に取付けら
れたアルミホイルの回転方向にだいし、ホークがバイト
先端からはずれる側に、材料が糸状に引っ張られる現象
いわゆるかえりが発生する。かえりをそのまま放置する
と、人が、ホイルに指をかけた際などに、裂傷を追わせ
る危険性があるため、現在は旋盤加工終了後、人力によ
ってやすり又はナイフでかえりの除去作業を行っている
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、ホーク端面エツジ部のかえりの発生個所は、ホ
ークの数と同数となるため、アルミホイルのデザインに
よりホークの数が異なると、かえりの発生個所の数も変
化してしまう、このため、人力により、やすりやナイフ
等でかえり取り作業を実施する場合、ホークの数と同数
の作業回数だけかえり取りを行う必要がある。このため
アルミホイルのデザインによってホークの数が変化して
しまうと、かえり取りの作業時間も変化してしまうとい
う欠点を有していた。

〔問題を解決する手段〕

上記問題を解決するために、直線移動昇降機構、直線横
行機構および垂直面旋回機構による３軸位置出し機構に
円錐台状回転ブラシを設け、水平面内で回転する回転テ
ーブルに裏面を上にして固定したアルミホイルのホーク
に、回転ブラシを臨ませ、アルミホイルと回転ブラシを
相対回転させて、ホーク裏面エツジ部のかえりを取り除
くことを特徴とする。

上記構成要素により、加工ブラシの回転中心を通り、底
面と回転軸に垂直な断面の斜面部が、回転テーブルに裏
返して固定されたアルミホイルの中心を遣る垂直断面の
ホーク最上端と平行になるように、回転加工ブラシをア
ルミホイルのホークに臨ませ、アルミホイルと回転ブラ
シを相対回転させて、ホーク裏面エツジ部のかえりを取
り除くようにするのである。

〔実施例〕

以下、本発明のかえり取り装置の実施例について図面を
参照しながら説明する。

第１図において、２本のガイドレール２を適当な間隔を
於いて平行にかつ垂直に架台１に固定し、前記ガイドレ
ール２の両者の間にガイドレール２と平行に軸受箱５で
支えられた昇降用ボールネジ３を配し、架台１上に固定
された昇降用モータ４の出力軸４ａを軸継手６により、
昇降用ボールネジ３と連結する。ガイドレール２にかか
る案内７と昇降用ボールネジ３にかかるナツト８に昇降
テーブル９を固定する。これにより、昇降用モータ４の
回転制御により、ボールネジ３の範囲内で昇降テーブル
９を任意の位置で停止させることが出来る直線移動昇降
機構とする。昇降テーブル９上には、２本のガイド溝２
３を適当な間隔を於いて水平に固定すると共に、前記２
本のガイド溝２３間にガイド溝２３と平行に横行用ボー
ルネジナフト２５を固定する。前記直線移動昇降機構と
垂直に水平面内を直線移動可能な様に横行テーブル１０
を、ガイド溝２３にかかるスライドレール２４と横行用
ボールネジナツト２５にかかる横行用ボールネジ２０を
介し、。昇降テーブル９上に設ける。横行用ボールネジ
２０は、前記具陳用ボールネジ３同様に横軸受箱１２で
支えられ、横行軸継手２６を介し横行テーブル１０上に
固定された横行モータ２２の出力軸２２ａと連結される
。これにより、横行用モータ２２の回転制御により横行
用ボールネジ２０の範囲内で、横行テーブル１０を任意
の位置で停止させることが出来る直線横行機構とする。

横行テーブル１０の先端背面には歯車１７を垂直面内で
回転自在に横行テーブル１０の前面に軸支して設ける。

歯車１７には、先端に回転ブラシ１１を、後端には回転
ブラシ駆動用モータ１６を有する回転加工機１９を歯車
１７の軸と直角となるように固定する。歯車１７には、
駆動用の歯車１８を介し、横行テーブル１０に固定され
た旋回用モータ２９を連結する。これにより、旋回用モ
ータ２９の回転制御により、回転加工機１９を垂直面内
の任意の位置で停止させることが出来る回転機構とする
。回転加工機１９先端の、回転ブラシ１１の形状は、第
３図に示すように、円錐台状で円錐台斜面を加工面とす
る。上記横行テーブル１０と昇降テーブル９及び回転加
工＠１９の移動による回転ブラシ１１の動作範囲内に、
水平面内で回転可能な回転テーブル１３上に、アルミホ
イル１５を回転テーブル１３と同心となるように、着脱
機構１４によって固定する。この際の一？ルミホイルは
、第２図番ご示すように、旋盤によりホーク３１裏面の
バ１１取りを行い、ホーク３１にかえり３０の有るエツ
ジ部２８と、かえり３０の無いエツジ部２７を有する。

直線移動昇降機構、直線横行機構、回転機構、を支える
フｌ／−ム】と回転テーブル１，３の位置は、直線移動
昇降機構、直線横行機構、回転機構の作動により、回転
テーブル上に固定されたアルミホイル１５内面のホーク
３１表面に回転ブラシ１１端面が届く相対位置となるよ
うにベース板２１上に回転テーブル１３と架台１を固定
する。

第２図から第１３図において、円錐台状をした回転ブラ
シ１１の回転軸が水平にある状態で、回転ブラシ１１の
回転中心を通り、底面と回転軸に垂直な断面のうち下方
となる斜面が、回転テーブル１３に裏返して固定された
アルミホイル１５の中心を通る垂直断面のホーク３１最
上端と平衡になるように、駆動モータ２９の作動により
、回転加工機１９を旋回させる。つぎに横行用モータ２
０の駆動と、昇降用モータの駆動により、円錐台状の回
転ブラシ１１底円最下端が回転テーブル１３上に同定さ
れたアルミホイル１５のリムの内側でホーク３１端に設
置させろ、つぎに実施例では１から５ｆｉであるが、回
転ブラシ１１のひかかり分、さらに回転ブラシ】１を降
下させる。つぎに、回転テーブル１３の駆動により、ア
ルミホイル１５を回転させると同時に回転加工機１９の
先端の回転ブラシ１１を回転させる。この時両者の回転
数は、回転ブラシ１１を高速に、アルミホイルを低回転
とする。実施例では前者を５００から１０００ｒｐ−と
し後者を３３ｒｐ−とした。

回転ブラシ１１とアルミホイル１５の相対回転方向は、
アルミホイル１５の、各ホーク３１のかえり３０の有る
エツジ部２８とかえり３０の無いエツジ部２７とに於い
て、かえり３０の有るエツジ部が先に回転ブラシ１１に
あたる様にアルミホイル１５を回転させる。これに対し
、回転ブラシ１１がかえり３０を下方から削り落とす方
向に回転ブラシ１１を回転させる。回転ブラシ１１によ
り、アルミホイル１５のホーク３１のかえり３０を回転
ブラシ１１の幅分だけ取り除く。つぎに昇降モータ４の
駆動により、回転ブラシ１１を完全にホーク面３】より
上昇させた後、横行モータ２２の駆動により、回転ブラ
シ１１の幅分回転ブラシ１１を前進させる。その後、再
度昇降モータ４を駆動させ、回転ブラシ１１を降下させ
、回転ブラシ１１最下端をホーク３１に接触させたのち
、更にひっかかり９降下させ、再度かえり３０を取り除
く。以上の動作を繰返し、ホーク３１端のかえり３０を
全て取り除いた後回転テーブル１３、回転ブラシ１１の
、回転を止め、昇降用モータ４の駆動により、回転ブラ
シ１１をアルミホイル１５の上方に移動させた後、着脱
機構１４を開きアルミホイル１５を新たなものと交換し
、上記動作を繰船返すのである。

〔発明の効果〕

本発明は、以上の説明より明らかなように、従来の人力
によるかえり取り作業では、アルミホイルのデザインに
よってホークの数が変化した際、デザイン別にかえり取
りの作業時間が異なっていたが、本装置は、アルミホイ
ルと相対回転する回転ブラシによりホーク裏面のかえり
をアルミホイルの全面に渡って一度に取り除いてしまう
ため、デザインによりホークの数が変化しても、かえり
取りに要する作業時間が一定となるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明実施例における、かえり取り装置の全
体を表す立体図 第２図は、アルミホイル裏面ホークエッジ部のかえりを
示す図、第１３図は第２図のＡ部を詳細に示す図、 第３図は、本発明実施例における、回転ブラシの形状を
表し、（ａｌは正面、（ｂｌは側断面図を示す。 第４図から第１２図は、本発明実施例における作用を段
階的に示す図。 ２ニガイドレール、３：昇降用ボールネジ、９：昇降テ
ーブル、ＩＯ二横行テーブル、１に回転フラジ、１３：
回転テーブル、１５ニアルミホイル、１９：回転加工機
、２０：横行用ボールネジＳ２３ニガイド溝、２４ニス
ライドレール、３１：ホーク、３０：かえり。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自動車用アルミホイルのホーク裏面のバリを、旋盤加工
   で除去する際に、ホークエッジ部に発生するかえりを、
   回転ブラシで取る装置において、水平面内で回転する回
   転テーブルを設け、同回転テーブル上に、同回転テーブ
   ルと同心となるように、着脱機構によりアルミホイルを
   固定し、前記回転テーブルにより、水平面内で回転させ
   たアルミホイルのホーク裏面に、アルミホイルと相対回
   転する回転ブラシを直角に当て、かえりを取ることを特
   徴とするかえり取り装置。