JPH0329384A - 固体色素レーザ素子およびその製造方法 - Google Patents

固体色素レーザ素子およびその製造方法

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JPH0329384A
JPH0329384A JP16274889A JP16274889A JPH0329384A JP H0329384 A JPH0329384 A JP H0329384A JP 16274889 A JP16274889 A JP 16274889A JP 16274889 A JP16274889 A JP 16274889A JP H0329384 A JPH0329384 A JP H0329384A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、小型にして任意の形状加工が極めて容易であ
る固体色素レーザ素子に関するものである。
[従来の技術] 有機色素レーザは通常、水,エタノール,メタノールお
よびジ才キサン等のような溶媒に有機色素を溶解させる
ことにより循環できるようにした、いわゆる液休レーザ
の形態で用いられている。
このため、循環ポンプ等の装置をレーザ装置に設置する
ことが必要となるのでレーザ装置が大型化してしまうと
いう問題点があった。また、定期的に色素を交換する等
のような保守上の煩5“1tさがあるという問題点もあ
った。
一方、有機色素を数100℃に加熱して気化させ、その
色素蒸気を電子ビーム励起により発振させた報告(G.
Marowsky et al..Appl,Phys
.Lett.,33.59 (1978))もあるが、
このような気体レーザの場合は出力の安定性等に難があ
る。
このような液体および気体のレーザにおける問題点を解
消することを狙いとして、例えばPMMA(ポリメチル
メタクリレート)等のようなプラスチック媒体中に色素
を分敗させた固体色素レーザが古くから研究されている
(伊藤他、応用物理、第39巻,第11号、55−59
.1970)。プラスチック媒体は、色素を分散させた
モノマー溶液をAIBN (アゾビスイソブチルニトリ
ル)等のラジカル重合開始剤を用いて塊状重合させるこ
と心より得ている。
この方法では、重合開始剤が必然的にプラスチック媒体
中に残存してしまうので、溶液系に対する色素寿命の大
幅な向上は望めない。実際、エタノール中とPMMA中
とでは色素の寿命がほとんど同じであることが報告され
ている(1.P.Kaminow,etal..App
l.opt.,Vo1.ll.No.7.1563−1
567.1972)。
また、例えばPMMAのモノマーであるメタクリル酸メ
チルには、カルボシアニン系の色素はほとんど溶解せず
、フタロシアニン系の色素もわずかしか溶解せず、ロー
ダミン色素類の溶解度も10−5モル711程度である
のでレーザ発振を得るには不十分である。
そこで、色素の極性を下げるためにステアリン酸,オレ
イン酸あるいはメタクリル酸を色素に配位させることに
よりメタクリル酸メチルに対する色素の溶解性を向上さ
せ、レーザ発振を得ている(伊藤他、同上)。
溶媒に対する色素の溶解性を向上させる別の方法として
、水(武藤他、応用物理、第49巻、第10号、104
3−1048.1980)あるいはメタノール(Gro
mov ,κ.M.et al.,J.Opt.Soc
−Am.B,Vol.2,No.7.1985)等のよ
うな低分子物質を溶媒中に脱人させる方法がある。この
方法を用いることにより、溶液中の色素濃度が高くなる
のでレーザ変換効率の向上は見られるものの、色素の寿
命は木質的に溶液系と同じであり、固体化によるメリッ
トはない。
重合開始剤を用いない方法として放射線重合により媒体
を作製する方法も提案されている(Proc.Tnt.
Conf.Lasers.Volume Date,3
42−348)。しかし、この方法においても重合の際
に反応熱が発生ずるので制御が難しい。また、プラスチ
ックを用いる方7去における共通の問題点として、モノ
マーの高純度化に手間かかかることおよび媒体の形状か
重合に用いる容器に依存するということが挙げられる。
また、媒体を形成する材料がプラスチックであるので、
レーザ発振に重要なレーザロツド端面の光学研磨が比較
的難しい等の問題点もあり、研磨を行な代わりに平行な
ガラス板の間にはさんで平行度を出そうという試みも行
なわれている(伊藤他、同上)。
色素レーザの固体化のさらに別の試みとして、ゾルーゲ
ル法により合成したガラスに色素を分散した媒体が考案
されている(David 八vinir,etal.,
J.Phys.Chem.,88.5956−5959
.1984)。これは、有機色素を分散したアルコキシ
珪素メタノール溶液を触媒存在下で加熱し、脱水縮合反
応とこれに続くメタノール蒸発により媒体を作製する方
法である。この方怯により作製された固体色素レーザに
おいては、溶液中に比べ色素の光安定性の向上が報告さ
れている。
しかし、ケル化過程において体積収縮が起こり、また、
ガラス形成に必要な酸あるいはアルカリ触媒が必然的に
媒体中に不純物として残ってしまうので、高品質のレー
ザ媒体には適さないという問題点があった。
一方で、最近、低融点の弗燐酸ガラス中にロダミン6G
アクリジンイエローおよびアクリシンオレンジが溶解す
るという報告がなされているか(W.R.Tompki
n,et  al.,J.Opt.SOC.八m.,4
  ,No.6(1987)1030.P.A.Tic
k et al.,Diffus−DifectDat
a.53−54.179−88) 、これは可飽和吸収
体の特性を検討したものであり、非線形応答の応用を狙
いとしたものである。
[発明が解決しようとする課題コ 従って、レーザ発振の試み、さらには固体色素レーザの
発振に成功したという記述は全くない。
また、色素の混合も大気中で手動による方怯で行なわれ
ており、レーザ発振条件に不可欠な色素の熱分解による
散乱体の発生を抑え,る努力や、ロフトの光学的均質性
を高めるための均一混合のための攪拌等の努力が全くな
されていない。
本発明の目的は、極性の高いレーザ用有機色素を、安定
かつ均一に、レーザ発振に必要な濃度以上でホストし固
体化することにより、色素レーザの小型化およびレーザ
ロッドの光学研磨加工等を容易にし、かつ色素レーザを
任意の形状で利用することができるように色素レーザの
実用度.完成度および汎用性をより高める新しい技術を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成するために、本発明は、ガラス転
移温度が200℃以下の低融点の弗燐酸ガラス中に有機
色素を含んでなることを特徴とする。
また、本発明は、ガラス転移温度が200℃以下の弗燐
酸ガラスの原料をf! ’x .粉砕.混合および溶融
して融液とする工程と、この融液に有機色素のうちの1
種類あるいは2種類以上を、弗燗Wガラスのガラス転移
温度より高く、かつ有機色素の分解温度より低い温度に
おいて混合,攪拌する工程と、この攪拌物を鋳型に鋳込
む工程とを含むことを特徴とする。
さらに、本発明は、ガラス転移lFi.度が200℃以
下の弗燐酸ガラスのガラス成分SnF2. GaF3,
PbF2SnO、Ga2O3およびP2O5の内の分子
屈折の高い成分を少なく組み合わせたクラッド融液で形
成したクラッド部分と、ガラス成分の内の分子屈折の高
い成分を多く組み合わせかつ1種ないし2種以上の有機
色素を含むコア融液で形成したコア部分とを備えたこと
を特徴とする。
さらにまた、本発明は、ガラス転移温度か200℃以下
の弗燐酸ガラスのガラス成分SnF2 , GaF3,
PbF2,SnO、Ga2O3およびP205の内の分
子屈折の高い成分を少なく組み合わせたクラッド融液で
クラッド部分を形成する工程と、ガラス成分の内の分子
屈折の高い成分を多く調合して組み合わせかつ1種ない
し2種以上の有機色素を含むコア融液でコア部分を形成
する工程とを含むことを特徴とする。
[作 用] 本発明によれば、低融点の無機ガラス中にレーザ用有機
色素を安定かつ均一に固定化することはより、色素レー
ザの固体化を極めて簡便に行なうことができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
実施例l 2級アよンおよび塩素を対イオンとする2級アンモニウ
ム塩を有する極性構造分子であるローダミン6G,すな
わち 4 . 1 1mgを秤量した。次に、 SnF258
g, Ga20.,2.44gおよびN11jhP04
19。61igの混合物を450℃で15分間溶融して
ガラス融液とした。このガラス転移温度110℃よりも
高く、ローダミン6Gの分解温度(゜約300℃)より
も低く、ガラスが流動できる温度である260±2℃に
ガラス融7夜を保ち、秤量した4.11mgのローダミ
ン6Gを自動添加装置によりすばやく添加し、その後に
非接触の自動るつぼ振動装置によって自動撹拌を行った
。この攪拌の間、融液温度は外部加熱電気炉によって2
60−i−2℃に保たれ、色素であるローダミン6Gの
熱分解は極力抑えられた。
攪拌後、縦に割ることができる中空円筒状の黄銅製鋳型
に上述の融液を流し込んで、直径8mm.長さ230m
mの円筒状のレーザロッドを得た。また、黄銅製ブロッ
クを桝型に組んだ鋳型に上述の融液をキャスティングし
、10mmX 30mmX 40mmの直方体のバルク
試料を得た。
上述の全工程は、グローブボックス内において乾燥N2
′yE囲気中で行われた。上述の円筒状のレーザロッド
から直径8mm,長さ8+nmのロッドを切り出し、両
端面を平行光学研磨した。上述の直方体のバルク試料か
らも10mmX 10mmX 15+n+nの直方体試
料を切り出し、その6面に対して平行光学研磨を行なっ
た。
本実施例において得られた固体色素レーザロッドを第1
図に示すようなレーザ発振光学実験系に導入し、レーザ
発振実験を行った。第1図において1は励起用のQスイ
ッチYAGレーザであり、第2高調波発生結晶2により
、波長533nm ,パルス巾6nsecのパルスによ
りボンピングを行った。4は色素レーザ光学系であり、
ボンビング光すなわちYAGレーザ第2高調波3はシリ
ンドリカルレンズCLにより本実施例で得られた試料l
3に照射され、グレーティングG,アウトプットミラー
MlおよびペンディングミラーM2によって、レーザ出
力光である色素レーザ光5が色素レーザ光学系4から直
進する。
色素レーザ光5はハーフミラー6によって分けられ、ジ
ュールメータ7でレーザ出力を、分光器8およびロック
インアンプ11と連動した光電子増倍管9によって色素
レーザスベクトルおよびレーザ発振波長領域等のような
、本実施例の固体色素レーザの特性の測定を行った。第
1図において、10は信号線であり、12は参照線であ
る。
第1図のレーザ発振光学実験系に、実施例1において作
製した円筒状ロッド(直径8mm,長さ8mm)を試料
l3として設置し、QスイッチY八Gレーザ1および第
2高周波発生結晶2から/jjられたY八Gレーザ第2
高調波3の励起パルスエネルギーを0=1.3+++J
の範囲で変化させながら、シュールメータ7でレーザ出
力パルスエネルキーを測定した。
この測定により、第2図は示すような励起パルスエネル
ギー(人力エネルギー)と出力エネルギーとの直線関係
が得られた。この結果、ローダミン6Gを色素材料とす
る試料におけるレーザ発振変換効率は励起エネルギーか
1mJ /パルスのとき最犬て5%であり、発振閾値は
0.4mJ /パルスであることがわかった。
第3図に、分光器8によりレーザスベクトルを測定した
結果を示す。出力パルスエネルギーが最大となるピーク
波長は591nmであり、半値巾は約Inmであった。
この半値巾は使用した分光器8の分解能により制限され
た結果である。
色素レーザ光学系4の中のグレーティングGを調節する
と、色素レーザ光5は黄緑色から橙色に変化した。第4
図に、橙色の色素レーザ光5のレーザ発振波長領域の測
定結果を示す。波長592nm付近を出力パルスエネル
ギーの最大出力位置として、発振波長領域は580〜6
20nmにあることがわかった。
第5図に木実施例のローダミン6Gを含むガラス試料の
吸収と蛍光スペクトルとの比較を示す。吸収スペクトル
Aの最大波長は550nmであるのに対し、蛍光スペク
トルBの最大波長は595nmてあり、45nmもシフ
トしている。このシフトは蛍光の再吸収が生じにくいこ
とにつなかり、高変換効率の条件となることから優利な
特徴といえる。表1にエタノール中. l’MMA中お
よび本実施例の低融点ガラス中における吸収および蛍光
スペクトルのシフト量を比較して示す。
表1からも明らかなように木実施例のシフトfitがi
にも太き< 9’5変換効率レーザ製逍上の条イ′1.
をf!11えていることがわかった。また、最大蛍光波
長(595nm) と第4図レーザ出力最大波長(59
2nm)は比較的よく一致している。
実施例2 SnF210.00g, Ga2O5 0.42gお上
びNll.+ll21’04:l.39gの混合物を実
施例1と同様に450℃てl2分間カーボンるつぼ中で
溶融してガラス融液とした。211&アミンおよびCI
O.,一をヌ4イオンとする2級アンモニウム塩を有す
る極性構造分子てあるオキサジン、すなわち を0.316mg秤量し、200〜260℃の温度域で
上述のガラス融液と混合し、実施例1と同様に中空円筒
上の黄銅性鋳型に鋳込んでレーザロットを得た。このレ
ーザロッドにおける吸収極大位置は6:I2n!rlで
あり、この波長と蛍光極大波長653.6rvとのシフ
ト量は21.6nmである。レーザ出力最大位置は波長
654nm付近に存在した。
笈嵐坦旦 実施例2と同様のガラス融液に、1級アよンとCI04
−を対イオンとする1級アンモニウム塩を有する極性分
子構造のレーザ色素タレジルバイオレット、すなわち、 を0.2mg混合して均一溶解し、レーザロツドを得た
。このレーザロツドの吸収極大位置は612nmで蛍光
極大は857.2nmにあり、そのシフトii45.2
nmは高変換効率レーザ製造上有利であることがわかっ
た。レーザ発振の出力最大位置は66Onm付近に硯測
された。
実施例4 実施例1.2およひ3と同様に、低融点の弗燐酸ガラス
に溶解し固定化することにより固体色素レーザとして用
いることができたレーザ色素の例を表2に示す。
極性構造を持つものは、アミン,アミンのアンモニウム
塩.スルホン酸.スルホン酸アルカリ金属塩,カルボン
酸.カルボン酸金属塩.アルコール,金属アルコラード
、ニトロ基等の極性基.ピリジニウム塩.ペンゾチアゾ
リウム塩.キノリウム塩,チアジカルボシアニウム塩.
チアトリカルボシアニウム塩,オキサトリカルボシアニ
ウム塩.アクリジニウム塩,チアジニウム塩.分子内双
イオン,クロロフィル等である。
ローダミン575 (6)オキサジン誘導体 フルオレシイン548 NK 136 パイロット 740 オキサジン 720 LDS 798 ヨウ化物 1.Ds 698 メチルヘンゾヂアゾリウム過塩素酸塩 NK 126.1666 DMO’r(: NKI9!1 塙素酸塩 LDS 751 LDS 730 DCI 4 NK 529 LDS 722 パイロット 578 NK l144 ルベン (9Cl) ウ化物 ニン ヨウ化物 (40) 2 アミノ 7 ニトロフルオレン 第2ナトリウム塩 (9(:I) クタヒトロ .塩化物(!IcI) NK l533 し21”13 C2H3 Y X−OH,−NH(C2H,)、− NH−C−CH3
(42) 7−アミノ 4ー メチルクマリン (43) 9−アミノアクリジン塩酸塩 アクリジンイエロー アクリジンレッド (47) メチレンブルー ビロニンG しl (48) クロロフィル ブロニンB (56) ヒ“リリウム』λ晶 (57) ローダミン6Gパークロレイト (53) 7 ヒドロキシクマリン (54) 4 メチルウンベリフエロン (58) ローダミン6Gテトラフルオロボレイト(55) 7−ジエチルアミノー4− メチルクマリン CH3 表2のうちから、低融点ガラス中への溶解のポイントと
なっている極性構造の一例を取り上げると、(1)にお
いてはナトリウムアルコキシト、(2)においては4級
アンモニウム塩、(3)においてはアルコールおよびカ
ルボン酸、(4)においては1級アミン,アンモニウム
塩およひカルボン酸、(7)においてはチアジカルホシ
アニウム塩、(10)においてはピリジニウム塩、(l
1)においてはペンゾチアニウム塩、(l2)において
はトリカルボシアニウム塩、(14)においてはキノリ
ニウム塩、(23)においてはスルホン酸ナトリウム塩
、(24)においてはスルホン酸カリウム,  (29
)においては分子内双イオン、(40)においてはアミ
ノ基およびニトロ基、(43)においてはアミノ基およ
びアクリジニウム塩、(47)においてはチアジニウム
塩、(48)においてはクロロフィル構造等が挙げられ
る。
X塵生二 実施例1,2.3および4で示されたレーザ用有機色素
を分解せずに均一に溶解・固定化できるガラスマトリッ
クスとしては原則として、ガラス転移温度が200℃以
下で、200〜280℃の温度範囲で適度な低粘性を示
すものであれば良いことがわかった。この例としては、
次の組成を基本組成として後の実施例6で述べる屈折率
制御のためのドーパントを加えた組成から選へば良いこ
とかわかった。
基本となる低融点弗燐酸ガラス組成は、モル分率で0.
05≦SnF2≦0.8,   GaF3+Ga203
≦0.10l≦P205≦0.7.  0≦PbF2≦
0.1からなり、このガラス組成に、屈折率制御用とし
てアルカリ金属.アルカリ土類金属. Y. Zr.T
i.La,Gd,Lu,NbZn.Cd,AI,In,
TI,Sb,BiおよびTe等のような金属のフッ化物
あるいは酸化物を必要量加えれは良いことがわかった。
実施例6 SnF240g. Ga2031.68gおよびN H
 ., H 2P O413.33gの混合物をクラッ
ド作製用るつぼに導入した。SnF210g. Ga2
e30.456g. PbFz 1.3gおよびNHJ
2PO43.67gをコア作製用るつぼに導入した。各
々の混合物を実施例1と同様に、450℃で15分間溶
融後260℃に降渇した。コア用融7夜中に、表2に示
した色素の中の1種あるいは2 ffflの色素を混合
し、均一に溶解するまで攪拌した。
次に、100℃付近で予加熱した、直径8mm,高さ2
50 mmの円筒中空部を有する鋳型に、まずクラッド
融7夜を鋳込み続いてその上部に色素を均一に溶解させ
たコア融液を積層した。続いて鋳型を0.8cc程度の
穴のあいている部分に移動させて未固定の中心部分を落
下疏出させ、コアークラッドの導波構造を有する母材を
得た。
また、母材を得る他の手法として、上述のクラッド融液
を鋳型に鋳込んだ後に、肋型を反転させて未固化の中心
部分を流出させ生じた中空部分に上述のコア融液を流し
込み、コアークラッドの導波構造を有する母材が同様に
して得られた。
さらに、もう1つの手法として、同心円状二重構造の白
金製るつぼの外周部に上述のクラッド融液を、中心部に
コア融液を導入し、130℃付近でゆっくりと引きおろ
しながらコアークラッドの導波構造を有する母材を得た
上述の3種の方法において、共に屈折率差0.5%の母
材が得られた。コア径制御は二重るつぼを用いる方法が
最も再現性よく行うことができた。
これらの作業工程はすべて、グローブボックス内におい
て乾燥N2雰囲気中で行った。
各母材の線引き時には、エチレンビニルアセテート共重
合体もしくはエチレンーエチルアクリレート共重合体か
らなるプラスチックチューブ内に上述の母材を神大し、
140℃前後で加熱して5m/minの速度で外径20
0μm,クラッド径150μm前後のファイバを200
m程度巻取った。
一重るつぼを用いた手法においては、二重るつぼの外周
部にさらにコート材融液用の部分を設けた三重構造のる
つぼを用い、最外殻部にエチレンビニールアセテート共
重合体製のベレットを専大し、その内側にクラッド融液
、中心部にコア融液を導入し、140〜150℃で加熱
して光ファイバ線引きおよびコーティングを同時に行い
、上述と同様のファイバを得た。
実施例7 SnF240g, Ga203 1.68gおよびN 
II 4II 2P O a1:l.3:Igの混合物
をクラッド作製用るつぼに導入した。SnF210g.
 Ga203 0.456g, PbF2 1.3gお
よびNI+4112PO4 3 .67gをコア作製用
るつぼに導入した。各々の混合物を実施例1と同様に、
450℃で15分間溶融後260℃に降温した。コア用
融7夜中に、lmgのローダミン6Gを混合し、均一に
溶解するまで攪拌した。
次に、スピンコー夕上に固定したスライドガラスを20
0℃付近に加熱しながら、まず上述のクラッド融液を滴
下し、スピンコーターにより回転数1000rpmでス
ライドガラスを回転させ、約10μmの膜厚のクラッド
用薄膜低融点ガラス層を形成した。次に、150℃付近
に再加熱して、上述のローダミン6Gを含むコア融液を
クラッド層上に滴下し、looOrpmで回転して、約
10μmの厚さのコア層を形成した。
この試料を100℃付近で十分にアニールした後冷却し
た。この試料のコア層上にレジスト材料をマスクパター
ンとして積層し、フッ酸5%のエッチング液によって、
マスクされていない部分のコア部位を除去した。次に有
機溶剤によって、レジストマスクパターンを溶解除去し
、再度ガラス転移温度以上である150℃付近に加熱し
た後、前述のクラッド融液を上述のコア上部に滴下して
、再度500rpmでスピンコーターを回転させ、約2
0μ1nの厚さのクラッド層を形成した。
本試料のコア部位は、約10μm角の方形状の断面形状
をしており、スライドガラス端而を光学研磨して、両コ
ア端面の平行性を形成した後に第6図に示すような光学
系でレーザ発振実験を行ったところ、実施例1と同様の
発振が確認された。
すなわち、ボンピングは実施例1と同様YAGレーザの
第2高周波(533nm)を用い、533nm用バンド
パスフィルタl5および591nm用バンドバスフィル
タl6で薄膜導波路形固体色素レーザl7を挟み、色素
含有コア部18を励起すると591nmにピーク波長の
あるレーザ発振が硯測された。
第6図において第1図と同様の箇所には同一の符号を付
し、.R膜導波路形固体色素レーザl7の断面17八に
おいて、19は酸化物ガラス基板であり、20は色素含
有コア部である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明においては、低融点弗燐酸
ガラスとレーザ用有機色素とを組み合わせるようにした
ので、色素レ、一ザの固体化が極めて簡便にできるとい
う効果がある。
特に、極性の高いレーザ色素をより極性の高い無機物で
ある弗燐酸ガラス中に均一に固定化するようにしたので
、レーザ色素の吸収極大から蛍光極大のシフト量が、極
性のより小さいPMM八等のようなマトリックス中にお
りるシフト量よりも大きくなる。このため蛍光の再吸収
が起りにくくなるので、高効率のレーザ変換効率が期待
できる固体レーザを製造できるという利点がある。
また、無機ガラスをマトリックスとするので、光学研磨
等のようなレーザロッド加工が極めて容易であり、鋳型
への鋳込により任意の形状の母材を製造することができ
る。そこで、レーザロッドを量産することにより、劣化
によるロッド交換を簡便かつ安価に行うことができるの
で、液体レーザの保守につきまとう煩雑さを解消できる
という利点がある。無機ガラスをマトリックスとするの
で、加工上の容易さからコア−クラッド構造の光ファイ
バ形状や薄膜専波型の埋め込みレーザとして用いること
ができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例におけるレーザ発振光学実験系を
示す図、 第2図は本発明実施例における励起エネルギーと出力エ
ネルギーとの関係図、 第3図は本発明実施例における色素レーザスベクトル図
、 第4図は本発明実施例におけるレーザ発振波長領域を示
す図、 第5図は本発明実施例における低融点弗燐酸ガラス中の
ローダミン5Gの吸収および蛍光スベクトル図、 第6図は本発明実施例におけるM膜導波路形固体色素レ
ーザ発振光学実験系を示す図である。 1・・・QスイッチYAG レーザ、 2・・・第2高調波発生結晶、 3・・・Y八6 レーザ第2高調l皮、4・・・色素レ
ーザ光学系、 CL・・・シリントリカルレンズ、 G・・・グレーティング、 Ml・・・アウトフットミラー M2・・・ペンディングミラー 5・・・色素レーザ光、 6・・・ハーフミラー 7・・・ジュールメータ、 8・・・分光器、 9・・・光電子増倍管、 10・・・信号線、 11・・・ロックインアンプ、 l2・・・参照線、 l3・・・試料、 l5・・・533nm用バンドパスフィルタ、l6・・
・591nm用バンドパスフィルタ、17・・・薄膜導
波路形固体色素レーザ、l8・・・色素含有コア部、 l9・・・酸化物ガラス基板、 20・・・クラッド部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ガラス転移温度が200℃以下の弗燐酸ガラス中に
    有機色素を含んでなることを特徴とする固体色素レーザ
    素子。 2)前記有機色素が、アミン、アミンのアンモニウム塩
    、スルホン酸、スルホン酸アルカリ金属塩、カルボン酸
    、カルボン酸金属塩、アルコール、金属アルコラード、
    ニトロ基等の極性基、ピリジニウム塩、ベンゾチアゾリ
    ウム塩、キノリウム塩、チアジカルボシアニウム塩、チ
    アトリカルボシアニウム塩、オキサトリカルボシアニウ
    ム塩、アクリジニウム塩、チアジニウム塩、分子内双イ
    オン、クロロフィルの極性構造であることを特徴とする
    請求項1記載の固体色素レーザ素子。 3)前記弗燐酸ガラスが、ガラス成分SnF_2、Ga
    F_3、PbF_2、SnO、Ga_2O_3およびP
    _2O_5のうちから選択された複数のガラス成分から
    なることを特徴とする請求項1記載の固体色素レーザ素
    子。 4)ガラス転移温度が200℃以下の弗燐酸ガラスの原
    料を秤量、粉砕、混合および溶融して融液とする工程と
    、この融液に有機色素のうちの1種類あるいは2種類以
    上を、前記弗燐酸ガラスのガラス転移温度より高く、か
    つ前記有機色素の分解温度より低い温度において混合、
    攪拌する工程と、この攪拌物を鋳型に鋳込む工程とを含
    むことを特徴とする固体色素レーザ素子の製造方法。 5)前記すべての工程を、不活性ガス雰囲気制御下で行
    ない、前記有機色素を前記融液に混合、攪拌する工程が
    、自動攪拌工程であり、かつ±2℃の範囲で温度制御を
    行なうことを特徴とする請求項4記載の固体色素レーザ
    素子の製造方法。 6)ガラス転移温度が200℃以下の弗燐酸ガラスのガ
    ラス成分SnF_2、GaF_3、PbF_2、SnO
    、Ga_2O_3およびP_2O_5の内の分子屈折の
    高い成分を少なく組み合わせたクラッド融液で形成した
    クラッド部分と、前記ガラス成分の内の分子屈折の高い
    成分を多く組み合わせかつ1種ないし2種以上の有機色
    素を含むコア融液で形成したコア部分と を備えたことを特徴とする光ファイバ形状あるいは導波
    膜形状の固体色素レーザ素子。 7)前記有機色素が、アミン、アミンのアンモニウム塩
    、スルホン酸、スルホン酸アルカリ金属塩、カルボン酸
    、カルボン酸金属塩、アルコール、金属アルコラード、
    ニトロ基等の極性基、ピリジニウム塩、ベンゾチアゾリ
    ウム塩、キノリウム塩、チアジカルボシアニウム塩、チ
    アトリカルボシアニウム塩、オキサトリカルボシアニウ
    ム塩、アクリジニウム塩、チアジニウム塩、分子内双イ
    オンおよびクロロフィルの極性構造であることを特徴と
    する請求項6記載の固体色素レーザ素子。 8)前記光ファイバ形状の固体色素レーザ素子において
    、前記クラッド部分の外周部をエチレン−ビニルアセテ
    ート共重合体またはエチレン−エチルアクリレート共重
    合体で被覆することを特徴とする請求項6に記載の固体
    色素レーザ素子。 9)ガラス転移温度が200℃以下の弗燐酸ガラスのガ
    ラス成分SnF_2、GaF_3、PbF_2、SnO
    、Ga_2O_3およびP_2O_5の内の分子屈折の
    高い成分を少なく組み合わせたクラッド融液でクラッド
    部分を形成する工程と、 前記ガラス成分の内の分子屈折の高い成分を多く調合し
    て組み合わせかつ1種ないし2種以上の有機色素を含む
    コア融液でコア部分を形成する工程と を含むことを特徴とする光ファイバ形状あるいは導波膜
    形状の固体色素レーザ素子の製造方法。 10)前記光ファイバ形状の固体色素レーザ素子の製造
    において、 (a)ガラス転移温度以下に予加熱した中空部分を有し
    複数に縦割分割できる鋳型に前記クラッド融液を鋳込み
    、このクラッド融液の上部に前記色素を含むコア融液を
    積層した二層の融液構造を形成し、前記鋳型下部から未
    固化の中心部分の融液を一定量落下流出させる方法、 (b)ガラス転移温度以下に予加熱した中空部分を有し
    、複数に縦割分割できる鋳型に前記クラッド融液を鋳込
    し、即座に未固化の中心部分を流出させ、形成された中
    空部分に前記色素を含むコア融液を流し込む方法、 (c)同心円状の二重構造を持つるつぼの外周部に前記
    クラッド融液を、前記るつぼの中心部に前記色素を含む
    コア融液を導入するという二重るつぼによる方法、 のいずれかの方法でコア−クラッドの構造を有する母材
    を得、この母材を帯溶融線引を行なうことを特徴とする
    請求項9記載の固体レーザ素子の製造方法。 11)前記光ファイバ形状の固体色素レーザ素子の製造
    において、 同心円状の二重構造を持つるつぼの外周部に前記クラッ
    ド融液を、前記るつぼの中心部に前記色素を含むコア融
    液を導入し、直接二重るつぼ線引を行なうことを特徴と
    する請求項9に記載の固体色素レーザ素子の製造方法。 12)前記光ファイバ形状の固体色素レーザ素子の製造
    において、 前記コア−クラッドの構造を有する母材をエチレン−ビ
    ニルアセテート共重合体またはエチレン−エチルアクリ
    レート共重合体のプラスチックチューブ内に挿入する工
    程と、このチューブの外周部をゾーン加熱して線引およ
    び被覆を同時に行う工程とを含み、プラスチック被覆−
    光ファイバ型固体色素レーザを得ることを特徴とする請
    求項10に記載の固体色素レーザ素子の製造方法。 13)前記導波路形状の固体色素レーザ素子の製造にお
    いて、 予加熱した基板上に前記クラッド融液を加熱しながらス
    ピンコートして薄膜クラッド部を形成する工程と、この
    クラッド部の上部に前記有機色素を含むコア融液を加熱
    しながらスピンコートして薄膜コア部を形成し冷却する
    工程と、前記コア上部にレジスト材料をマスクパターン
    として積層し、エッチング液を用いて前記コア部の内の
    マスクされていない部分を除去する工程と、前記コア部
    をガラス転移温度以上に加熱し、前記クラッド融液を加
    熱しながらスピンコートして薄膜クラッド部を前記コア
    部の上部に積層する工程とを含むことを特徴とする請求
    項9記載の導波膜形状の固体色素レーザ素子の製造方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002503037A (ja) * 1998-02-04 2002-01-29 アクシーバ・ゲーエムベーハー スピロ化合物のレーザー色素としての使用
WO2014136776A1 (ja) * 2013-03-08 2014-09-12 コニカミノルタ株式会社 蛍光標識用樹脂粒子

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