JPH03293649A - 露光装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は露光装置に係り、特に感光記録媒体を照射する
光路を遮蔽する遮光装置を備えている露光装置に関する
。

〔従来の技術〕

一般に、感光記録媒体には第７図に示すように、ある一
定の露光量（■１）までは何ら変化しない不感領域と、
ある一定の露光量（１１）になると変化する感度領域と
を有するステップ状の特性を備えた感光記録媒体が使用
されている。そして、このような感光記録媒体の不感領
域によって、濃度の濃い黒色を出すとともに、感度領域
によって濃度の薄い白色を出すことができる。

ところが、近年濃度の階調性を表現するために、黒色と
白色との中間色である灰色を表現することができる感光
記録媒体かある。第８図はこのような感光記録媒体の特
性を示す図である。すなわち、不感領域と、感度領域と
の間に傾斜状の特性を有する準感度領域が形成されてい
る。この準感度領域の露光量によって中間色たる灰色を
感光記録媒体上に再現することができる。

ところで、この中間色による階調性を鮮明に表現するた
めに、従来、感光記録媒体に予め画像信号を備えていな
い白色光を露光し、不感領域と、準感度領域との境界点
Ａまで、感光記録媒体のポテンシャルを上げておくとい
った方法が採られている。そして、この状態で画像信号
を備えた光を感光記録媒体に露光することによって、こ
のときの感度を向上させることができ、ひいては中間色
による階調性を鮮明に表現することができる。

このような露光操作を行なうために、従来の画像形成装
置においては、画像信号を備えていない白色光を遮光す
る第−遮光部と、画像信号を備えた光を遮光する第二遮
光部とが、別途設けられており、それぞれ独立に作動し
ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、従来、画像信号を備えていない白色光を遮光
する第−遮光部と、画像信号を備えた光を遮光する第二
遮光部とが、別途設けられていたため、装置が大型化し
てしまうといった問題点があった。また、部品点数が多
くなるといったことからコストが高くなるといった問題
点もあった。

本発明は上述のような問題点に鑑みてなされたものであ
り、１つの遮光装置で画像信号を備えていない白色光の
遮光と、画像信号を備えた光の遮光とを選択的に行なう
ことができる露光装置を一提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、感光記録媒体に照射する光路を複数有する露
光装置において、上記各光路中に移動可能に設けられた
１つの遮光装置と、この遮光装置を駆動する駆動装置と
、上記遮光装置が上記光路を選択的に遮光するように上
記駆動装置を制御する制御装置とを備えていることを特
徴とする。

〔作用〕

画像情報を備えた光信号のみを露光する場合には、遮光
装置によって画像情報を備えていない光信号の露光を遮
蔽させる。また、画像情報を備えていない光信号のみを
霧光する場合には、遮光装置によって画像情報を備えた
光信号の露光を遮蔽させる。さらに、画像情報を備えた
光信号と、画像情報を備えていない光信号との両方を露
光する場合には、遮光装置を作動させずに露光する。そ
して、露光を行なわない場合には遮光装置を作動させて
画像情報を備えた光信号と、画像情報を備えていない光
信号との両方を遮蔽することにより、光源からの光はも
ちろん、外部からの迷光をも遮蔽することができる。

〔実施例〕

以下、添附図面を参照して本発明の一実施例について説
明する。

第１図は本発明における露光装置の要部の概略を示す図
である。図中符号１は光源であり、この光源１の周囲に
は、光源１からの光を反射するりフレフタ２が設けられ
ている。また、このリフレクタ２の一部には画像情報を
備えていない光信号を透過するためのスリット２ａが形
成されている。

この光源１と感光記録媒体３との間には、仕切板４が配
設されており、この仕切板４によって外部からの迷光が
感光記録媒体３に照射されるのを防止することができる
。さらに、この仕切板４にはレンズ５が設けられており
、このレンズ５は原稿６に照射され、反射された光を集
光し、感光記録媒体３に画像を結像するためのものであ
る。さらに、この仕切板４にはスリット４ａが設けられ
ており、このスリット４ａはリフレクタ２のスリブ）２
ａを介した画像情報を備えていない光信号を透過するた
めのものである。そして、仕切板４と感光記録媒体３と
の間には、レンズ５を透過した画像情報を備えた光信号
、あるいは仕切板４のスリット４ａを透過した画像情報
を備えていない光信号を遮蔽し、感光記録媒体３への露
光を防止するためのシャッタ７が仕切板４と平行移動可
能に設けられている。また、このシャッタ７はモータ８
によって駆動され、さらにこのモータ８はＣＰＵ９によ
って制御される。このＣＰＵ９はキーボード１０によっ
て、入力された信号によって制御される。

また、第５図は、シャッタ７とモータ８との駆動機構を
示した斜視図である。すなわち、上記シャッタ７の下面
部にはラック２０が設けられている。そして、このラッ
ク２０にはモータ８の回転軸８ａに設けられたピニオン
２１が噛合している。

なお、第５図に示すようにシャツタフには透過部７ａが
設けられている。

このように構成された露光装置の作用について以下に説
明する。

例えば、写真のように中間色による階調性を鮮明に表現
する必要があるような原稿の場合には、キーボード１０
によってモードを選択し、この信号がＣＰＵ９に入力さ
れる。そして、これによって、モータ８が駆動し、ピニ
オン２１およびラック２０を介してシャッタ７が第１図
に示すように右端に移動する。そのため、光源１からの
光は光路Ａで示された画像情報を備えた光信号と、光路
Ｂで示された画像情報を備えていない光信号とを感光記
録媒体３に照射することができる。これによって、感光
記録媒体３を不感領域と、準感度領域との境界点まで、
ポテンシャルを上げておき、この状態で画像情報を備え
た光信号を照射することができるので、中間色を鮮明に
露光することができる。

また、コントラストか要求される文字等の場合には、キ
ーボード１０によってモード選択をし、この信号がＣＰ
Ｕ９に入力される。そして、これによって、モータ８か
駆動し、シャッタ７か第２図に示す位置に移動する。そ
のため、光源１からの光は光路Ａで示された画像情報を
備えた光信号のみが、感光記録媒体３に照射することが
できる。

これによって、コントラストの鮮明な露光を行なうこと
ができる。

また、露光スタートの情報がＣＰＵ９に伝達されていな
い場合、すなわち露光動作が行なわれていない場合には
、モータ８によって第３図に示すように、シャッタ７は
光路Ａおよび光路Ｂを遮蔽するようにしたので、外部か
らの迷光Ｃを完全に遮蔽することができる。なお、この
とき光路Ｂはシャツタフの透過部７ａを通る。

さらに、一般に複写用紙の端面は白くなっている方か望
ましく、その場合にはシャッタ７を箪４図に示すような
位置にすることにより画像情報を備えていない光路Ｂの
みを感光記録媒体３に照射するようにすることもできる
。

第６図は本発明における他の実施例を示した露光装置の
概略図である。これは、原稿を照射する光源１１と、直
接、感光記録媒体１２に画像情報を備えていない光を照
射する光源１３とを備えている。そして、光源１３の近
傍には、上記光源１１．１３からの光を遮蔽するシャッ
タ１４が設けられている。このシャッタ１４は可撓性を
有し、両端を駆動ローラ１５，１５の駆動によって、シ
ャッタ１４はこの駆動ローラ１５に巻装される。

また、シャッタ１４には光路を通すためのスリブｈ１４
ａ、１４ａが形成されており、このスリット１４ａを光
か通って感光記録媒体１２に光を照射することかできる
。また、駆動ローラ１５゜１５には制御装置１６が接続
され、この制御装置１６によって駆動ローラ１５の駆動
が制御される。

なお、図中符号１７はミラーであり、画像情報を有する
光を反射している。また、図中符号１８はテンションロ
ーラであり、このテンションローラ１８によって上記シ
ャッタ１４を張設している。

このような実施例においては、制御装置１６からの信号
に応した駆動ローラ１５，１５を適宜回転させてシャッ
タ１４を巻き取ることにより、スリット１４ａの位置を
調節することができる。すなわち、スリット１４ａを光
路Ａのみに位置させたり、光路Ｂのみに位置させたり、
あるいは両光路Ａ、Ｂにそれぞれ位置させることにより
、画像情報を有する光路Ａと画像情報を有さない光路Ｂ
とを選択的に遮蔽することができる。

〔発明の効果〕

本発明は上述のように構成したことにより、１つの遮光
装置によって、画像情報を備えた光信号と、画像情報を
備えていない光信号とを制御装置によって制御すること
により、適宜遮蔽することかできるようにしたので、装
置全体の小型化を実現することかできる。また、コスト
も低減することかできる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における露光装置の概略図、第２図は本
発明における露光装置の概略図、第３図は本発明におけ
る露光装置の概略図、第４図は本発明における露光装置
の概略図、第５図は本発明におけるシャッタの駆動機構
を示した斜視図、 第６図は本発明における露光装置の他の実施例の概略図
、 第７図は感光記録媒体の特性を示す図、第８図は感光記
録媒体の特性を示す図である。 １．１１．１３・・・光源、 ３．１２・・・感光記録媒体、 ７．１４・・・シャッタ（遮光装置）、８・・・モータ
（駆動装置）、 ９・・・ＣＰＵ　（制御装置）、 １６・・・制御装置（制御装置）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 感光記録媒体に照射する光路を複数有する露光装置にお
   いて、上記各光路中に移動可能に設けられた１つの遮光
   装置と、この遮光装置を駆動する駆動装置と、上記遮光
   装置が上記光路を選択的に遮光するように上記駆動装置
   を制御する制御装置とを備えていることを特徴とする露
   光装置。