JPH03292918A

JPH03292918A - 便座の取付ベース

Info

Publication number: JPH03292918A
Application number: JP9467690A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Iguchi; 井口　昌廣
Original assignee: Inax Corp
Current assignee: Inax Corp
Priority date: 1990-04-10
Filing date: 1990-04-10
Publication date: 1991-12-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は洋風便器に便座を枢着するための取付ベースに
係り、特に人体の臀部を洗浄するための温水洗浄装置付
きの便座を洋風便器に取り付けるのに好適な取付ベース
に関する。

［従来の技術］便座を洋風便器の上面に起倒回動自在に取り付けるには
、ヒンジボルトが古くから用いられている。

また、近年、温水洗浄装置付きの洋風便器が普及しつつ
あるが、この温水洗浄装置付き洋風便器においては、温
水タンクやノズル等を組み込んだ便座ボックスを洋風便
器に固定し、この便座ボックスに便座を枢支することが
多い。

［発明が解決しようとする課題］ヒンジボルトや便座ボックスにより便座を設置する場合
、便座の洋風便器前桜方向に対する位置は一定のものに
なるため、便鉢の大きさや形状に応じて便座の位置を微
調整することはできない。

このため、便鉢の大きさや形状に合せて複数の型番の便
座を製作し、販売店、工務店等にストックしておく必要
があり、製作コストや流通コストが嵩み易かった。

［課題を解決するための手段］本発明の便座の取付ベースは、洋風便器の幅方向に延在
される細幅板状のベース本体と、該ベース本体から立ち
上げられた便座枢支部と、該ベース本体に厚さ方向に穿
設されると共にベース本体の幅方向に延在された長孔と
を備えてなるものである。

［作用］かかる本発明の便座の取付ベースにおいては、ベース本
体の長孔にボルトを通して取付ベースを便器に固定する
。そして、この取付ベースの便座枢支部に便座が枢支さ
れる。

このボルトを緩めると、長孔の範囲で取付ベースの便器
の前後方向の位置をずらせて調節できる。従フて、便鉢
の大きさや形状に合せて便座の前後方向位置の微調整を
行なうことができる。

［実施例］以下図面を参照して実施例について説明する。

第１図は本発明の実施例に係る取付ベースが組み付けら
れた温水洗浄装置付き便座の平面図、第２図は右側面図
、第３図は左側面図、第４図及び′！Ｊ５図は組立説明
図、第６図は便座内の後部の構成を示す平断面図（便座
の上面カバーを取り除いた構成図）、！７図は第６図の
■−■線に沿う断面図である。

本実施例は、便座１０に対し便ｆｉ１２が一体的に設け
られた実施例に関する。便座１０は、第４図及び第５図
に示す如く、底面カバー１４と、上面カバー１６とを組
合わせた中空形状のものであり、該底面カバー１４の後
方部分には便座１０を便器に枢支するためのヒンジ部１
８．２０が一体的に設けられている。また、底面カバー
１４と上面カバー１６にはそれぞれ中央孔２２．２４が
設けられており、この中央孔２２．２４が重なり合うよ
うに各カバー１４．１６が連結されて便座が構成される
。

便座１０の取付を行なうために、本実施例では取付ベー
ス２６が用いられている。この取付ベース２６は、平板
状のベース本体２８と該ベース本体２８から立上がる一
対のリング状のステー（便座枢支部）３０．３２を備え
ている。３４はベース本体２８に穿設された長孔であり
、洋風便器の前後方向に延在している。この長孔３４に
ボルト（図示路）を通し、このボルトを洋風便器のボル
ト孔に通し、ナツトを締め込むことにより取付ベース２
６が洋風便器に固定される。

底面カバー１４の後端縁からは一対のスリット３６．３
８が切り込まれており、ステー３０゜３２がこのスリッ
ト３６．３８に係合するように取付ベース２６が底面カ
バー１４の下側から組み付けられる。そして、側方から
差し込まれた枢軸部材（＠、述のカラム７６．７８、ａ
ｏ）により便座１０及び便ｉ１２が起倒回動自在に設置
される。

このステー３０．３２の間に配置されるように温水タン
ク４０が便座１ｏ内に設置される。本実施例では、温水
タンク４ｏは円筒形状のものであり、両端面に開口４２
．４４が穿設されている。

なお、温水タンク４０には第７図に示す如くヒータ４６
がその外面に設けられている。温水タンク４０の一方の
開口４４には給水管４８の先端が接続されており、該給
水管４８の後端には電磁弁５０が接続されている。第１
．３．６図に示す如く、このｉｔＭｉ弁５ｏは水道配管
への接続口５２を僅えている。

温水タンク４０の他方の開口４２には主給湯管５４の先
端が接続されており、該主給湯管５４の後端はバルブ５
６に接続されている。

この５６バルブは２つの出湯用の給湯管を備えている。

一方の出湯用給湯管５８はチャーム用洗浄ノズル６２に
接続されており、他方の出湯用給湯管６０はシャワー用
洗浄ノズル６４に接続されている。該バルブ５６は上下
方向に回動されるレバーハンドル６６を備えており、該
レバーハンドル６６の上下方向の回動により可動弁体６
８（第７図）が固定弁体７０に対して摺動し、これによ
り主給湯管５４と出湯用給湯管５８．６０との流路接続
の選択がなされる。

本実施例ではレバーハンドル６６を上方ニｏｏａすると
給湯管５４．６０の連通が選択され、レバーハンドル６
６を下方に向けて回動すると給湯管５４．５８の連通が
選択される。なお、便座１０を洋風便器上面に倒した状
態においてレバーハンドル６６を水平にすると、給湯管
５８．６０のいずれへも給湯がなされず止水状態となる
。また、この水平状態から離反するようにレバーハンド
ル６６を上下方向に回動すると、この回動角度に応じて
給湯量が増大し、洗浄ノズル６２．６４からの温水の噴
出量（洗浄強さ）が調節される。

底面カバー１４には一対の開ロア２．７４が穿設されて
おり、この開ロア２．７４からノズル６２．６４のノズ
ル本体６２ａ、６４ａが突出可能となるようにノズル６
２．６４が底面カバー１４に固定されている。このノズ
ル６２１．６４は温水が供給されると後端側のシリンダ
部６２ｂ、６４ｂからノズル本体６２ａ、６４ａが突出
され、かつノズル本体６２ａ、６４ａの先端から温水が
人体臀部に向けて噴出される。

第６．７図に示す如く、前記ステー３０，３２にはカラ
ム７６．７８が内嵌されている。そして、前記主給湯管
５４．５８．６ｏは一方のカラム７６に挿通されている
。他方のカラム７８の軸心部分に沿って別のカラム８ｏ
が設けられており、該カラム８０は便座１ｏに対し固定
されている。そして、カラム８０と前記カラム７８との
間に便座１０をゆっくりと回動させるためのスローダウ
ン機構８２が介在されている。カラム８０内には前記給
水管４８のほか、ヒータ４６へ通ｔを行なうためのリー
ド線８４が挿通されている。

前記上面カバー１６の後縁部分は上方に膨らんだ突部１
６ａとなっており、該突部１６ａが温水タンク４０に被
さるように上面カバー１６が底面カバー１４に対し係合
される。この上面カバー１６の後部両側には一対のヒン
ジ部１６ｂ５１６ｃが設けられており、ヒンジ部１６ｂ
はカラムフロに係合し、ヒンジ部１６ｃはカラム７８に
係合する。このヒンジ部１６ｂ、１６ｃはカラム７６．
７８に対しビン又は螺子で固定される。

なお、′ｓ４図に示す如く、便蓋１２の後部には一対の
ヒンジ部１２ａ、１２ｂが設けられており、ヒンジ部１
２ａはカラム７６に係合し、ヒンジ部１２ｂは給水管４
８に係合し、これによって便蓋１２が上下方向に回動自
在とされている。

第２．３図の符号８８は便座１０の下面に固着されたゴ
ム足を示す。また、第４図の符号９ｏは制御ボックスで
あり、その前面に暖房便座スイッチ９２、温水温度スイ
ッチ９４などが設けられている。このボックス９０はリ
ード線８４を介して前記ヒータ４６に通電を行なうと共
に、便座１゜内に設けられた便座暖房用ヒータ（略）へ
も通電を行なうよう構成されている。

本実施例で採用された温水洗浄装置付き便座において、
制御ボックス９ｏの温水温度スイッチ９４をオン操作し
ておくことにより、温水タンク４０内に導入された水が
所定温度にまで加温される。そして、前記の通り、レバ
ーハンドル６６を上方に回すと主給湯管５４とシャワー
用給湯管６０とが連通され、ノズル６４のノズル本体６
４ａが突出し、人体臀部のシャワー洗浄が行なわれる。

また、レバーハンドル６６を下向きに回動させると主給
湯管５４とチャーム用給湯管５８とが連通され、ノズル
６２のノズル本体６２ａが突出し、人体臀部のチャーム
洗浄が行なわれる。

この実施例に係る温水洗浄装置付き暖房便座は、上記の
通り、温水タンク４０、ノズル６２．６４が一体に組込
まれたものであり、該便座１０を洋風便器に取付るだけ
で温水洗浄装置付き洋風便器が完成される。従って、温
水洗浄装置の取付作業が極めて容易であるにの場合、前
記した通り、取付ベース２６を用いているので、便座１
０（及び便Ｍ１２）の便器前後方向の位置の微調整を簡
単に行なえる。

本実施例で示された便座１０では、温水タンク４０とノ
ズル６２．６４との距離が極めて短く、タンク４０内の
温水が全く又は殆ど温度低下することなく人体臀部に向
けて噴出されるようになる。さらに、温水洗浄装置が外
部からは見えず、外観上の見栄えが極めて良いと共に、
洋風便器の便鉢後方部分に狭いスペースしかない場合で
あっても、この温水洗浄装置付き洋風便器を設置するこ
とができる。

なお、本実施例にあっては、便座の回転枢軸となるヒン
ジ部同志の間に温水タンク４０が配置されているから、
温水タンク４０が満水状態であって、相当の重量が便座
１０に加えられている状態であっても、便座１０の回転
モーメントは殆ど増大することはなく、便座を軽快に上
下回動させることができる。

また、上記実施例にあっては、レバーハンドル６６を上
下に回動して温水噴出を行わせるようにしており、いち
いち目で確認することなく手先の操作だけで所望の洗浄
強さとなるように噴出量制御を行なうことが可能であり
、極めて便利である。

また、本実施例にあっては、便座１０が洋風便器上に倒
伏した状態でレバーハンドルを水平にすると止水状態と
なる。従って、この止水状態のまま便座を上方に跳ね上
げて男子小用としての便器使用を行なう場合、レバーハ
ンドル６６は上方を向いた姿勢となる。従って、仮に尿
が飛散したとしてもレバーハンドル６６に尿が掛からず
、極めて衛生的である。

上記実施例にあっては、バルブ５６や電磁弁５０が便座
の側部外方に配置されており、これらバルブ５６や電磁
弁５０の点検を行なう場合に便座を解体することなく行
なえ、極めて便利である。

［効果］以上の通り、本発明にありては取付ベースに洋風便器前
後方向に延在する長孔が穿設されている。従って、取付
ベースを洋風便器上面において前後方向に位置調節する
ことができ、洋風便器の便鉢とヒンジボルト孔との間隔
や、該便鉢の形状に応じて便座の設置位置を自在に調節
できる。また、この結果、各種の洋風便器についても、
同一型番の便座を取り付けることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る取付ベースを組み付けた
温水洗浄装置付き便座の平面図、第２図は同右側面図、
第３図は同左側面図、第４図及び第５図は組立斜視図、
第６図は便座内の後部の構成を示す平面図、第７図は第
６図の■−■線に沿う断面図である。Ｏ・・・便座、４・・・底面カバー６・・・取付ベース、０・・・温水タンク、６・・・バルブ、６・・・レバーハン２・・・便蓋、６・・・上面カバー４・・・長孔、０・・・電磁弁、２．６４・・・ノズル、第３図２

Claims

【特許請求の範囲】

（１）便座を洋風便器に枢着するための取付ベースであ
って、洋風便器の幅方向に延在される細幅板状のベース
本体と、該ベース本体から立ち上げられた便座枢支部と
、該ベース本体に厚さ方向に穿設されると共にベース本
体の幅方向に延在された長孔とを備えてなる便座の取付
ベース。