JPH03292704A - 電磁制御器具 - Google Patents

電磁制御器具

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JPH03292704A
JPH03292704A JP9478590A JP9478590A JPH03292704A JP H03292704 A JPH03292704 A JP H03292704A JP 9478590 A JP9478590 A JP 9478590A JP 9478590 A JP9478590 A JP 9478590A JP H03292704 A JPH03292704 A JP H03292704A
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piece
movable iron
electromagnetic control
iron piece
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Motoyasu Nakanishi
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/16Magnetic circuit arrangements
    • H01H50/18Movable parts of magnetic circuits, e.g. armature
    • H01H50/30Mechanical arrangements for preventing or damping vibration or shock, e.g. by balancing of armature
    • H01H50/305Mechanical arrangements for preventing or damping vibration or shock, e.g. by balancing of armature damping vibration due to functional movement of armature

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(発明の目的)
【産業上の利用分野】
本発明は、産業、交通、通信、照明、家庭等、生活のあ
らゆる面で広く利用されている、電磁石を利用した電磁
制御器具に間するものである。
【発明の背IEI ここで、本発明に云う電磁制御器具とは、少なくとも、
電磁石と、この電磁石に吸引される可動鉄片と、この可
動鉄片に連動して各所望の機能を達成するのための機能
動作部とを有して成る電磁石利用の制御器具の総称と定
義する。この、最も単純な機構のものに、可動鉄片その
ものの動きがそのまま機械的に他に作用して汎用的に利
用される、いわゆる電磁弁、ブランジー、ソレノイドと
称されるものがある。また、可動鉄片の動ぎを、特定の
機能機構と朝み合わせたものに、電磁継電器、電磁接触
器、電磁バルブ等がある。 ところで、これら電磁制御器具は、コイル励磁により可
動鉄片がその電磁石に吸引され、これに連動する機能動
作部にて各所望の機能動作が達成されるのであるが、可
動鉄片が電磁石の先端たる鉄心に吸着される際には金属
同士が衝突する訳で、そのため衝突音が発生し、これが
動作音として周囲で聴取されていた。しかし、その用途
によっては、この動作音を低くして欲しいと云う要望も
あり、また、特に、電磁継電器等にあっては、機能動作
部にバネ等復帰機構を有し、反作用を発生させる部位が
あるため、音と云う問題より振動と云う観点から、衝撃
振動を早く収束させたいと云う声もある。 [ff発を試みた技術的事項] したがって、本発明は、このような現状に鑑みてなされ
たものであって、電磁制御器具における可動鉄片の電磁
石への衝突音を低減することによって、その動作音を少
なく、衝撃振動を早急に収束させようと試みたものであ
る。 (発明の構成) 【目的達成の手段】 即ち、本出願に係わる第1の発明たる電磁制御器具は、
電磁石と、この電磁石に吸引される可動鉄片と、この可
動鉄片に連動する機能動作部とを有してなる電磁制御器
、具であって、前記可動鉄片の可動範囲には、該可動鉄
片の前記電磁石への衝突を緩和する、針入度5〜250
程度に硬化したゲル状物質からなる緩衝片を配備したこ
とを特徴とする。 また、本出願に係わる第2の発明たるN、磁制御器具は
、ゲル状物質は、ジメチルシロキサン成分単位からなり
、次式[■コで使用されるジオルガノポリシロキサン(
A成分): RR12S i O−(R22S i O) 、ls 
i R12R・・・[I][ただし、Rはアルケニル基
であり、R1は脂肪族不飽和結合を有しない一価の炭化
水素基であり、R2は一価の脂肪族炭化水素基(R2の
うち少なくとも50モル%はメチル基てあり、アルケニ
ル基を有する場合にはその含有率は10モル%以下であ
る)であり、nはこの成分の25℃における粘度が] 
00−100,000cStになるような数である]と
、25℃における粘度が5000 cSt以下てあり、
 1分子中に少なくとも3個の81原子に直接結合した
氷嚢原子を有するオルガノハイド゛ロジェンボリシロキ
サン(B成分)とからなり、かつノオルガノハイドロン
エンボリシロキサン(B成分)中の51原子に直接結合
している水素原子の合計量りこ対するジオルガノポリシ
ロキサン(A成分)中;こ含まれるアルケニル基の合計
量の比(モル比)が0.1〜20になるように調整され
た混合物が、白金系触媒下で硬化してなる付加反応型シ
リコーンポリマーであることを特徴とする。 また、本出願に係わる第3の発明たる電磁制御器具は、
l!能動作部は、可動鉄片が往復動する部分そのもので
あることを特徴とする。 また、本出願に係わる第4の発、明たる電磁制御器具は
、機能動作部は、流体流路と弁体とを冑して、該流路を
開閉する部分であることを特徴とする。 また、本出願に係わる第5の発明たる電磁制御器具は、
機能動作部は、電気接点を有して電気回路を開閉する部
分であることを特徴とする。 また、本出願に係わる第6の発明たる電磁制御器具は、
更にこれに加えて、電111m電器であることを特徴と
する。
【発明の作用】
電磁制御器具では、電磁石のコイルを励磁すると、可動
鉄片はこの電磁石の先端たる鉄心端面へ吸引される。こ
の結果、可動鉄片に連動する機能動作部も釈放位置より
励磁位置へと移動して、各様の機能を発揮することとな
るが、本発明では、この可動鉄片の可動範囲にゲル状物
質からなる緩衝片を配備しであるから、可動鉄片が鉄心
端面に近づくにつれ、可動鉄片にブレーキが掛けられる
ようになって、その衝突速度が遅くされるとともに、電
磁石と可動鉄片とは易変形性の緩衝片を挟み付けて一体
化してくるため、その系の固有振動数は低くなり、さら
には、緩衝片の振動減衰性により、その衝撃振動が緩衝
片に吸収されて急速に収束し、結果、衝突音が少なくな
る。なお、緩衝片が針入度6〜250程度のゲル状物質
であると、その変形はきわめて容易で、かつ、変形に自
由度があり、大変形量の歪をも許容するため、可動鉄片
の比較的大きな可動範囲においても対応することができ
る。
【実施例】
次に、本発明を電磁継電器いわゆるリレーに施用した実
施例を第1図について説明する。 一般に、電磁継電器は、電気的人力を機械力に変換する
可動鉄片を含む電磁変換部と、可動鉄片が吸着された後
コイルへの励磁を断ったときに、これを復帰させる復帰
機構と、接点とこれを支持し、かつ、可動鉄片の動作と
関連づけられた機構とからなる機能動作部たる接点rg
+!閉部とからなり、また、電磁変換部は、電気的人力
を受入れるコイルと磁気回路からなり、磁気回路は、鉄
心、可動鉄片、及び可動鉄片の可動範囲たる間隙とから
なり、鉄心にコイルが巻回される。また、鉄心と可動鉄
片を連絡して磁気回路を構成するために継鉄を使用する
タイプのものもある。 第1図は、!1!鉄を使用し、復帰機構として接点バネ
を兼用したものであり、また、 a接点、b接点をそれ
ぞれ1つづつ有するものであって、これを理解しやすい
ように若干原理図化して示したものである。なお、a接
点とは電磁石の励磁により閉じる接点てあり、b接点と
は、電磁石の釈放により閉じる接点である。 同図において、11が円筒状の鉄心、12がコイル、1
3がホルダー、14が鉄心11の下端面にその一辺を接
触したL字状の!!鉄、15は継鉄14に一端を接触し
た可動鉄片であり、この可動鉄片15はL字状に屈曲さ
れた可動バネ2の一辺に固着されている。 可動バネ2の可動鉄片15が固着された辺は、可動接点
バネとして作用し、その先端両面には、接点21が固着
されており、屈曲したもう一辺は、継鉄14の一辺を外
側から覆うようにこれに固着されており、その先端がコ
モンの端子22となっている。 3.4は、接点21を挟むように対向して張り出された
静止接点バネであって、それぞれの端の接点21と対向
する位置には接点31.41が固着されており、また、
反対端がそれぞれa接点、b接点の端子となっている。 そして、可動バネ2は、直角より若干開角気味に屈曲さ
れており、このため、常時静止接点バネ5・↓を押圧す
るようになっており、釈放時は接点21と接点41とが
接触している吠態となっている。 また、この時鉄心11の端面と可動鉄片15との間には
、若干の過当黴の間隙5が形成されるようになっており
、可動バネ2の屈曲部を中心にこの間ri5の蘭が可動
鉄片の可動範囲となっている。そして、可動鉄片15が
鉄心!1に吸着されたときには、接点21と接点41と
が離れて、可動バネ2は今度は静止接点バネ3を押圧す
るようになり、接点21と接点31とが接触するように
なっている。 このような構造において、本実施例では、前記可動鉄片
15と前記ホルダー13の上面との間に緩衝片6を配備
している。この緩衝片6は、接点21と接点41が接触
している間は、可動鉄片!5とホルダー13の上面との
間で略んど圧縮されずにいるが、コイル12が励磁され
て、可動鉄片15が鉄心11に吸引されるときには、鉄
心11端面への吸着を妨げることのない厚さと硬度とを
有している。ここで、その厚さは電磁継電器の各種構造
によって各々に最適な厚さに定めればよいが、硬度とし
てはゲル状態である針入度5〜250程度であることが
望ましい。 ここで、ゲル状物質としては、ウレタンゲル、アクリル
ゲル、その他適宜なゲル状物質が使用できるが、次に詳
述するシリコーンゲルは、特性が広範な温度域において
安定しており、硬化時に副生物を生ぜず、また、振動減
衰性も優れるものとして最適である。すなわち、このシ
リコーンゲルは、ジメチルシロキサン成分単位からなる
もので、次式CI]で使用されるジオルガノポリシロキ
サン(A成分): RR12S 10− (R22s i○) 、、S i
 R12R・・・[Iコ[ただし、Rはアルケニル基て
あり、R1は脂肪族不飽和結合を有しない一価の炭化水
素基であり、R2は一価の脂肪族炭化水素基(R2のう
ち少なくとも50モル%はメチル基であり、アルケニル
基を有する場合にはその含有率は10モル%以下である
)であり、nはこの成分の25℃における粘度が100
〜100,000cStになるような数である]と、2
5℃における粘度が5000 cSt以下てあり、 1
分子中に少なくとも3個のSi原子に直接結合した水素
原子を有するオルガノハイドロジエンポリシロキサン(
B成分)とからなり、かつオルガノハイドロジエンポリ
シロキサン(B成分)中のSi原子に直接結合している
水素原子の合計量に対するジオルガノポリシロキサン(
A成分)中に含まれるアルケニル基の合計量の比(モル
比)が0.1〜2.0になるように調整された混合物を
硬化させることにより得られる付加反応型シリコーンコ
ポリマーである。 このシリコーンゲルについてさらに詳しく説明すると、
上記A成分であるジオルガノポリシロキサンは、直鎖状
の分子構造を有し、分子の両末端にあるアルケニル基R
が、B成分中のSi原子に直接結合した水素原子と付加
して架橋構造を形成することができる化合物である。こ
の分子末端に存在するアルケニル基は、低級アルケニル
基であることか好ましく、反応性を考慮するとビニル基
が特に好ましい。 また、分子末端に存在するR1は、脂肪族不飽和結合を
有しない一価の炭化水素基てあり、このような基の具体
的な例としては、メチル基、プロピル基およびヘキシル
基等のようなアルキル基、フェニル基並びにフロロアル
キル基を挙げることができる。 上記式[I1において、R2は、−価の脂肪族炭化水素
基であり、このような基の具体的な例としでは、メチル
基、プロピル基およびヘキシル基のようなアルキル基並
びにビニル基のような低級アルケニル基を挙げることが
できる。ただし、R2のうちの少なくとも50モル%は
メチル基であり、R2がアルケニル基である場合には、
アルケニル基は10モル%以下の置であることが好まし
い。アルケニル基の量が10モル%を越えると架橋密度
が高くなり過ぎて高粘度になりやすい、また、nは、こ
のA成分の25℃における粘度が通常は100〜100
,000cSt、好ましくは200〜20.000cS
tの範囲内になるように設定される。 上記の日成分であるオルガノハイドロジエンポリシロキ
サンは、A成分の架橋剤であり、Si原子に直接結合し
た水素原子がA成分中のアルケニル基と付加してA成分
を硬化させる。 日成分は、上記のような作用を有していればよく、 日
成分としては、直鎖状、分岐した鎖状、環状、あるいは
網目状なとの種々の分子構造のものが使用できる。また
、B成分中のS+原子には、水素原子の外、有機基が結
合しており、この有機基は、通常はメチル基のような低
級アルキル基である。さらに、日成分の25℃における
粘度は、通常は5000 cSt以下、好ましくは、 
500 cSt以下である。 このような日成分の例としては、分子両末端がトリオル
ガノシロキサン基て封鎖されたオルガノハイドロジエン
シロキサン、ジオルガノシロキサンとオルガノハイドロ
ジエンシロキサンとの共重合体、テトラオルガノテトラ
ハイドロジエンシクロテトラシロキサン、HR12S 
i 0172単位と5iO47z単位とからなる共重合
シロキサン、および、HR12SiO,、□単位とR’
、5iO1,□単位と5in4,2単位とからなる共重
合シロキサンを挙げることができる。ただし、上記式に
おいてR1は前記と同じ意味である。 そして、上記のB成分中のSlに直接結合している水素
原子の合計モル量に対するA成分中のアルケニル基の合
計モル量との比率が通常は0.1〜2.0、好ましくは
0.1〜1.0の範囲内になるようにA成分とB成分と
を混合して硬化させることにより製造される。この場合
の硬化反応は、通常は触媒を用いて行われる。ここで使
用される触媒としては、白金系触媒が好適であり、この
ような白金系触媒の例としては、微粉砕元素状白金、塩
化白金酸、酸化白金、白金とオレフィンとの錯塩、白金
アルコラードおよび塩化白金酸とビニルシロキサンとの
錯塩を挙げることができる。このような触媒は、A成分
とB成分との合計重量に対して通常は0.1ppm(白
金換算量、以下同様)以上、好ましくは0.5pp冒以
上の量で使用される。このような触媒の量の上限につい
ては特に制限はないが、例えば触媒が液状である場合、
あるいは溶液として使用することができる場合には、2
00apl以下の量で充分である。 上記のようなA成分、B成分および触媒を混合し、室温
に放置するか、あるいは加熱することにより硬化し、本
発明に最適なシリコーンゲルが生成する。 このようにして得られたシリコーンゲルは、JIS  
K(K−2207−198050g荷重)で測定した針
入度が通常5〜250度を有し、好ましくは50〜20
0程度を用いる。 このようなシリコーンゲルの硬度は、上記A成分の量を
、B成分中の51に11rFIP結合している水音原子
と架橋構造を形成することができる量よりも過剰に用い
ることにより調整することができる。 また、他の方法として、両末端がメチル基であるシリコ
ーンオイルを、得られるシリコーンゲルに対して5〜7
5重量%の範囲内の量で予め添加することにより調整す
ることもできる。 このようなシリコーンゲルは、上記のようにして調整す
ることもてきるし、また市販されてるものを使用するこ
ともできる。本発明で使用することがてきる市販品の例
としてζよ、CF3027、TOUGH−2、TOUG
H−3、TOUGH−4、TO[JGH−5、TOUG
H−6、TOUGH−7(illllレーレウコーニン
グ・シリコーン1りやX32−902/cat1300
 (信越化学工!!■it)、F25O−121(日本
ユニ力■1り等を挙げることができる。 なお、上記のA成分、日成分および触媒の外に、顔料、
硬化遅延剤、難燃剤、充填剤等を、得られるシリコーン
ゲルの特性を損なわない範囲内で配合することもてき、
また、微小中空球状のフィラーを混入してなる複合シリ
コーンゲルを用いてもよく、このような材料に、日本フ
ィライト株式会社製造のフィライト(登録商標)や同社
販売のエクスパンセル(登録商標)、マツモトマイクロ
スフェア−(松本油脂製薬株式会社製造販売)等が例示
できる。この場合には、例えば、上記CF3027を針
入度150程度に調整したものをベースとし、これに上
記エクスパンセルを3N量%添加してなる複合シリコー
ンゲル等を用いることができる。 なお、このようなシリコーンゲルからなる緩衝片6を可
動鉄片15どホルダー13の上面との間に配備するにあ
たっては、予め適当厚さに硬化させたシート状のものか
ら適宜大きさに切り出し、これを接着剤等で接着しても
よいし、あるいは、後からドツト状等に直接そこに形成
しようとするなら、配備目標位置に予めシリコーン系ブ
ライマー及び/又は付加反応型シリコーン系接着剤を塗
布しておき、その後にシリコーンゲルの原液をシリンジ
等からドツト状蔓に流し出した後、硬化させればよい。 このとき、その厚さを厳格に規定しようとするのであれ
ば、スペーサーや型等を押し当てて硬化させればよい。 なお、接着の点については、本出願人が別途特許出願に
及んでいる特願平1−242774号において詳述して
いるが、このようなシリコーン系ブライマーとしては具
体的にはブライマーA()−レ・ダウコーニング・シリ
コーンH)、ブライマーZ−3042(バイエル合成シ
リコーン■)などが挙げられる。また、さらに上記のシ
リコーン系ブライマーに、 トリエトキシシランなどの
カップリング剤を添加してもよい。 また、このようなシリコーン系ブライマーを塗布した後
、付加反応型シリコーン系接着剤をさらに塗布すること
で、より効果的とすることもできる。このような付加反
応型シリコーン系接着剤としては、加熱時にシリコーン
ゲルと付加反応が起こり、シリコーンゲルを硬化しうる
ようなシリコーン系接着剤が用いられ、具体的には、た
とえばKE−18007(信越化学工業■)あるいは5
E−1700()−レシリコーン■)なとが挙げられる
。また付加反応型シリコーン系接着剤として、上記のよ
うなジオルガノポリシロキサンと、オルガノハイドロジ
エンポリシロキサンと混合物であって、該オルガノハイ
ドロジエンポリシロキサンのビニル基と該オルガノハイ
トロジエンポリシロキサンの5i−H結合における水素
とのモル比が、水素過剰となっているような組成物を用
いることもてきる。たとえばビニル基と5i−Hにおけ
る水素との比が1:1.05〜1:  2.02である
ような組成物を用いることができる。 なお、フィラー入り複合シリコーンゲルを用いるときは
、先ずフィラー未充填の未硬化状態のシリコーンゲルを
スキン層状に塗った上に、フィラー入りシリコーンゲル
を塗り重ねるように形成するのが望ましい。 そこで、このよう電磁継電器であれば、その可動鉄片の
可動範囲に電磁石への衝突を緩和する針入度5〜250
程度に硬化したゲル状物質からなる緩衝片が配備しであ
るので、可動鉄片が鉄心端面に近づくにつれ、可動鉄片
にブレーキが掛けられるようになって、その衝突速度は
遅くなる。と同時に、針入度5〜250程度に硬化した
ゲル状物質からなる緩衝片は極めて変形性に冨むため、
電磁石と可動鉄片とに密着しつつ変形し・、両者は緩衝
片を挟み付けて一体化したが状態となるため、その系の
固有振動数が低くなる。さらには、そこで発生した衝撃
振動は一方では緩衝片にも伝播されるので、ゲル上物質
たる緩衝片の振動減衰性により、その衝撃振動は吸収さ
れ急速に収束する。 これらの結果、衝突音は少なくなり、その動作音が小さ
く、早急に静まるものとなる。 そこで、基本的に第1図に示す構造を有するT社製リレ
ーについて、従来品と、針入度100程度に調整した前
記シリコーンゲルからなる緩衝片を入れた実施例界とを
、無響音室にて比較した結果を第2図に示す。 同試験は、30dBの暗騒音下、試験体リレーをマイク
から5cmw1したところで、リオン製騒音計NA−2
0を用いてA特性にて測定し、小野測器製FFTアナラ
イザーCF−350にて周波数分析したものである。こ
の結果から分かるように実施例界では、特に高周波側の
騒音低下が顕著てあり、 10dB以上の低減効果があ
った。 前記実施例では、緩衝片6を可動鉄片15とホルダー1
3との間に配備するものとしたが、W!衝片の配備位置
としては可動鉄片の可動範囲であればよいので、例えば
、鉄心端面に直接固着したものであってもよい。なお、
この場合には、緩衝片の厚さを厳格に規制しておくのが
望ましい。 また、り上は電磁継電器について、その代表的な構造の
ものについて説明したが、本発明は前記実施例の構造の
ものに限らず、はとんどの形式のものに施用できるのは
勿論、電磁接触器蔓にも適用できるものである。これは
、電磁継を器が、電気回路中の電気機の変化やプロセス
における物理量の変化りこより動作し、電気回路の状態
を変更する器具であり、自己の回路や他の回路の他の器
具の操作に影響を与えるべく動作するものであるのに対
し、電磁接触2Sは、!気団路のひんばんな開閉に耐え
るスイッチであって、負荷回路の正規使用状態において
発生し得る過1!流を開閉し得る能力をもち、正規運転
電流を繰り返し開閉し得るものであると云う違いだけで
あるからである。 第3図は電磁接触器の代表的な構造のものに施用したも
ので、同図において、llaが鉄心、12aがコイル、
+5aが接極子たる可動鉄片、+4aが継鉄、21aが
可動接触子、31aが固定接触子、71aが復帰バネ、
72aが接触バネ、73aが吹消コイル、74aがアー
クホーンであり、この実施例では鉄心11a端面に同性
11a’を形成し、そこにこの同性より若干小径で、そ
の深さより若干厚い緩衝片6aを接着している。この実
施例においても、シリコーンゲルを用いるものが望まし
いのは前記実施例のとおりである。 第1図及び第3図に示した実施例は何れも、機能動作部
として、電気回路を開閉させるものであるが、本発明で
は、電気回路に限らず、流体流路を開閉するものであっ
てもよい。 第4図は電磁バルブの基本構造を示すものであって、電
磁変換部Aと流路弁部Bの二つに分かれており、コイル
+2bを励磁すると可動鉄片たる板状プランジャ81b
が鉄心11bに吸引され、これにと屯ない弁体82bが
上昇して流路C−Dの弁孔を間き、流体が流通てきるよ
うになっている。また、常態では、復帰バネ83bが弁
体82bを押し下げて、弁口を閉しるようになっている
。そして、緩衝片6bは0リング状に形成され、鉄心1
1bに穿った溝に嵌め入れたものとしである。 以上の実施例では、機能動作部として電気回路なり流体
流路なり、何れかの固定専用の路を開閉することを目的
としたものであったが、本発明では、何か固定された路
を開閉する機能動作部を必ずしも必要とするものでなく
、可動鉄片そのものの移動を機械的に他の機構に連係で
きる、いわゆる電磁弁、プランジャー ソレノイドと通
称されるものであってもよい。 第5図において、Ilcが鉄心、12cがコイル、15
cが可動鉄片であり、通常、鉄心+1c及び可動鉄片+
5cは薄板から打ち抜かれた薄片が積層形成されたもの
が多く、可動鉄片+5cには下端に係合穴91cを有し
ている。そして、コイル12cが励磁され、可動鉄片+
5cが吸引されることで、係合穴91cに係止されたロ
フト等を牽引して何か別の動作をなさしめようとするも
のである。この実施例では、緩衝片6Cを可動鉄片+5
cが鉄心11cと衝接する端面にパンキン状に嵌め入れ
である。なお、この実施例はプランジャータイプとして
示したが、アーマチュアタイプ、ヒシジタイブであって
も同様に施用できること勿論である。なお、シリコーン
ゲルからなる緩衝片を、鉄心と可動鉄片との間における
磁気回路の一部を構成するものとして配備する場合には
、前記A成分、B成分および触媒の外e、磁性を有する
フィラーを配合してなる磁性複合シリコーンゲルを用い
るのが望ましい。 以上1本発明を各図示実施例について説明したが、本発
明はこれら図示実施例の構造のものに限定されるもので
はなく、各種構造、g様を取り得るものであること勿論
である。 (発明の効果) したがって、本発明によれば、電磁バルブ、電磁i電器
、電磁接触器、電磁弁、プランジャーソレノイド等の電
磁制御器具における動作音が小さく、早急に静まるもの
となる。 このため、各制御s装置も静かなものとして構成するこ
とができ、現代の要請に沿うものとして提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を基本的構造の電磁継電器に施用したも
のの側面図、第2図はその基本構造を有する〒磁N電器
における実施例品と従来品との騒音比較した結果を示す
図面、第3図は本発明を基本的Wt造の!磁接触器に施
用したものの側面図、第4図は本発明を基本的構造の電
磁バルブに施用したものの断面図、第5図は本発明を最
もシンブノしに施用した電磁弁の概要図である。 11−・鉄心 12・・・・・コイル 13・・・・・
・ホルダー14−・・・・!!鉄 15・・・・可動鉄
片 2・・・・・・可動バネ21・31・41・・・・
接点 3・4・・・・・・静止接点バネ5・・・・間隙
 6・・・・・緩衝片

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電磁石と、この電磁石に吸引される可動鉄片と、
    この可動鉄片に連動する機能動作部とを有してなる電磁
    制御器具であって、前記可動鉄片の可動範囲には、該可
    動鉄片の前記電磁石への衝突を緩和する、針入度5〜2
    50程度に硬化したゲル状物質からなる緩衝片を配備し
    たことを特徴とする電磁制御器具。
  2. (2)前記ゲル状物質は、ジメチルシロキサン成分単位
    からなり、次式[I]で使用されるジオルガノポリシロ
    キサン(A成分): RR^1_2SiO−(R^2_2SiO)_nSiR
    ^1_2R…[I][ただし、Rはアルケニル基であり
    、R^1は脂肪族不飽和結合を有しない一価の炭化水素
    基であり、R^2は一価の脂肪族炭化水素基(R^2の
    うち少なくとも50モル%はメチル基であり、アルケニ
    ル基を有する場合にはその含有率は10モル%以下であ
    る)であり、nはこの成分の25℃における粘度が10
    0〜100,000cStになるような数である]と、
    25℃における粘度が5000cSt以下であり、1分
    子中に少なくとも3個のSi原子に直接結合した水素原
    子を有するオルガノハイドロジエンポリシロキサン(B
    成分)とからなり、かつジオルガノハイドロジエンポリ
    シロキサン(B成分)中のSi原子に直接結合している
    水素原子の合計量に対するジオルガノポリシロキサン(
    A成分)中に含まれるアルケニル基の合計量の比(モル
    比)が0.1〜2.0になるように調整された混合物が
    、白金系触媒下で硬化してなる付加反応型シリコーンポ
    リマーであることを特徴とする請求項1記載の電磁制御
    器具。
  3. (3)前記機能動作部は、可動鉄片が往復動する部分そ
    のものであることを特徴とする請求項1叉は2記載の電
    磁制御器具。
  4. (4)前記機能動作部は、流体流路と弁体とを有して、
    該流路を開閉する部分であることを特徴とする請求項1
    叉は2記載の電磁制御器具。
  5. (5)前記機能動作部は、電気接点を有して電気回路を
    開閉する部分であることを特徴とする請求項1叉は2記
    載の電磁制御器具。
  6. (6)電磁継電器であることを特徴とする請求項5記載
    の電磁制御器具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08222112A (ja) * 1995-02-13 1996-08-30 Mitsuki Nagamoto ヒンジ型リレーの静音構造
JP2019121725A (ja) * 2018-01-10 2019-07-22 住友ゴム工業株式会社 電磁ソレノイド、電磁ソレノイド用緩衝材およびゴム材料の成型方法

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JP2019121725A (ja) * 2018-01-10 2019-07-22 住友ゴム工業株式会社 電磁ソレノイド、電磁ソレノイド用緩衝材およびゴム材料の成型方法

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