JPH0329261Y2 - - Google Patents

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JPH0329261Y2
JPH0329261Y2 JP1985002131U JP213185U JPH0329261Y2 JP H0329261 Y2 JPH0329261 Y2 JP H0329261Y2 JP 1985002131 U JP1985002131 U JP 1985002131U JP 213185 U JP213185 U JP 213185U JP H0329261 Y2 JPH0329261 Y2 JP H0329261Y2
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pawl
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housing
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車等の車両に配設されるシートベ
ルトリトラクタに関する。
従来の技術 自動車等の車両に配設されるシートベルトリト
ラクタには、車両の衝突時あるいは急制動時に車
両の減速度を感知してウエビング巻取シヤフトの
回転を緊急ロツクする所謂緊急ロツクリトラクタ
が多用されている。この緊急ロツクリトラクタと
しては各種のものが知られているが、何れも基本
的にはリトラクタハウジングに配設した減速度感
知センサによつて車両の減速度を感知し、ロツク
機構のクラツチ部材を継いで該ロツク機構に作動
入力を伝達し、ウエビング巻取シヤフトの回転を
緊急ロツクするようにしてある。この緊急ロツク
リトラクタに一例を第4〜6図によつて説明す
る。1は平面略コ字形のリトラクタハウジング
で、このハウジング1の両側壁に跨つてウエビン
グ巻取シヤフト2を回転自在に貫通、軸支してあ
る。ウエビング巻取シヤフト2には図外のシート
ベルトの一端部が繁留され、該ウエビング巻取シ
ヤフト2にはその一端部に係着した図外の渦巻ス
プリングによつて巻取方向に付勢されている。ハ
ウジング1の一側面には車両の減速度を感知する
減速度感知センサSを配設してある。このセンサ
Sはハウジング側面に固定したセンサボツクス3
と、センサボツクス3に配設したウエイト4と、
ウエイト4の揺動により押動されるパウル5とか
らなつている。本例ではウエイト4として、セン
サボツクス3内で揺動するスタンドマンタイプの
ものを示しており、車両に所定の減速度が生じて
ウエイト4が揺動すると、その上面でセンサボツ
クス3のブラケツト6に軸支したパウル5の自由
端部を突上げて、後述するロツク機構のクラツチ
部材に係合させるようにしてある。ロツク機構7
はハウジング1のシヤフト貫通部を中心とする一
円周上に切起し形成された複数個のロツクパウル
8、シヤフト2端に固着したデイスク9、シヤフ
ト2端の小径部2aに遊装した円形トレー状のク
ラツチ部材10、クラツチ部材10の内側ボス部
11に遊装したイナーシヤプレート12およびロ
ツクプレート13、ロツクプレート13とデイス
ク9との間隔を保持するリセツトスプリング1
4、これら各種機能部品を囲繞する円形トレー状
のロツクハウジング15等で大略構成されてい
る。前記デイスク9の周縁にはクラツチ部材10
側に向けて複数個の脚片16を曲折形成してあ
る。一方、このクラツチ部材10は、その外周に
センサSのパウル5と係脱する外周係合面として
のラチエツト歯17を形成してあると共に、ボス
部11には複数個のカム部18を切欠形成してあ
る。また、該ボス部11に遊装されたロツクプレ
ート13の内周にはカム部18と係合するインナ
ツース19を突設してあると共に、外周に前記デ
イスク9の脚片16と係合し、かつ、カム部18
によりロツクプレート13がデイスク9側に移動
されるとロツクパウル8とも係合するアウタツー
ス20を突設してある。更に、前記クラツチ部材
10にはその周側部に形成した開口部21に、ク
ラツチ部材10とイナーシヤプレート12との回
転差により、該イナーシヤプレート12でセツト
スプリング23力に抗して外方に押出されて突出
するパウル22を臨設してある一方、ロツクハウ
ジング15の内周に該パウル22が係脱するラチ
エツト歯24を形成してある。
この緊急ロツクリトラクタによれば、車両の衝
突時に減速度のよりセンサSのウエイト4が揺動
してパウル5を跳ね上げ、クラツチ部材10外周
のラチエツト歯17に係合させて該クラツチ部材
10の動きを拘束する。また、車両衝突時のベル
ト着用の前方への移動により、シートベルトが引
出されてウエビング巻取シヤフト2がベルト2が
ベルト繰出し方向に急激に回転し、クラツチ部材
10とイナーシヤプレート12に回転差が生じて
該イナーシヤプレート12によりパウル22を外
方に突出させてロツクハウジング15のラチエツ
ト歯24と係合させて、クラツチ部材10の動き
を拘束する。クラツチ部材10が回転停止すると
ロツクプレート13のインナツース19がカム部
18に乗り上げてリセツトスプリング14力に抗
してデイスク9側に移動し、アウタツース20が
デイスク9の脚片16の基部側に移行してロツク
パウル8とも係合する。この一連の挙動はセンサ
Sのパウル5がクラツチ部材10のラチエツト歯
17と係合した瞬時に行われ、以つて、ウエビン
グ巻取シヤフト2の回転を緊急ロツクしてベルト
の引出しを停止し、ベルト着用者を座席に確実に
拘束して二次衝突を回避させることができるので
ある。
考案が解決しようとする問題点 リヤシート用にシートベルトリトラクタとして
も前述のような緊急ロツクリトラクタを用いるこ
とが好ましいのであるが、リヤシートの側方には
リトラクタ配設スペースがないためにリトラクタ
をシート後方のリヤホイールハウス側面等の車体
側壁に、リトラクタハウジングの一方の側壁を下
側として前傾状態で取付ける必要があり、このた
め、前述の減速度感知センサはそのウエイトが水
平状態を保てるようにハウジング側壁に対して傾
斜して取付けなければならない。ところが、この
ように減速度感知センサをハウジング側壁に傾斜
配置すると、前述のロツク機構7のクラツチ部材
10の回転中心線に対して、パウル5の回動中心
線が傾斜してしまうことから、パウル5先端がク
ラツチ部材10外周面のラチエツト歯17に対し
て斜め方向から進入して平行に噛み合うようにな
るため、これ等パウル5とクラツチ部材10との
噛合静止位置がずれ易く、ロツク機構7の同期作
動、具体的にはクラツチ部材10とロツクハウジ
ング15、およびロツクプレート13とロツクパ
ウル8との同期係合作動に誤差が生じてロツクが
不完全になる傾向となり、ともすればパウル5が
クラツチ部材10のラチエツト歯17から外れて
しまう不具合を生じる。
そこで、本考案はパウルとクラツチ部材との係
合静止位置を設定通りに保持できて、ロツク機構
を確実にロツク作動させることができるシートベ
ルトリトラクタを提供するものである。
問題点を解決するための手段 両側壁に跨つてウエビング巻取シヤフトを貫
通、軸支した平面略コ字形のリトラクタハウジン
グを車体に対してその一方の側壁を下側として傾
斜配置すると共に、該リトラクタハウジングの他
方の側壁に、ウエイトと、該ウエイトにより押動
されるパウルと、前記ウエイトを保持すると共に
該パウルの一端部を軸支するウエイト保持部材と
を備えた減速度感知センサを前記ウエイトが水平
状態を保てるように該他方の側壁に対して傾斜配
置し、車体の減速度をウエイトの揺動により感知
して前記パウルを押動し、該パウルの先端をウエ
ビング巻取シヤフトと同軸上に配置したロツク機
構の円形トレー状のクラツチ部材の外周係合面に
平行に係合してこのクラツチ部材を拘束すること
により、ロツク機構に作動入力を伝達してウエビ
ング巻取シヤフトの回転を緊急ロツクするように
した構造であつて、前記ロツク機構に、パウルの
側縁に係合して、該パウルの先端とクラツチ部材
の外周係合面との平行な係合静止位置を規制する
ストツパを付設してある。
作 用 車両の衝突時等に車両に所定値以上の減速度が
生じて減速度感知センサのウエイトが揺動する
と、パウルがこのウエイトに押動されてその支軸
点を中心に回動し、パウル先端がロツク機構のク
ラツチ部材の外周係合面に対して斜め方向から進
入して平行に係合するが、この係合位置でストツ
パがパウル側縁に係合して、該パウルの斜め方向
移動が規制されてパウルとクラツチ部材との係合
静止位置を一定に規制する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面と共に前記従来の
構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
第1〜3図において、リトラクタハウジング1
はその一方の側壁を下側にして前傾状態で車体側
壁Bに固定され、該ハウジング1から引出された
ウエビングWをリヤシートSのシートバツクS1
上端部側方の車体側壁に取付けたスルーリング2
8に通して、シート着座者に装着するようになつ
ている。ハウジング1の他方の側壁、つまり上向
きの側壁にはウエビング巻取シヤフト2と同軸線
上にロツク機構7を取付けてあると共に、このロ
ツク機構7と関連して減速度感知センサSを取付
けてある。ロツク機構7は第4図に示したように
ハウジング側壁に形成されたロツクパウル8、シ
ヤフト2端に固着したデイスク9、クラツチ部材
10、イナーシヤプレート12、ロツクプレート
13およびセツトスプリング14等からなる基本
的構造は従来と同様である。また、減速度感知セ
ンサSについてもセンサボツクス3、スタンドマ
ンタイプのウエイト4、該ウエイト4の揺動によ
り押動されるパウル5とからなる基本的構造は前
記従来と同様であるが、ここで、この減速度感知
センサSは、リトラクタハウジング1が前述のよ
うに前傾状態で配設されているため、そのウエイ
ト4が水平状態を保てるようにハウジング側壁に
対して傾斜して配設してある。また、このセンサ
Sの傾斜配置に伴つて、パウル5の先端部5aを
クラツチ部材10の回転中心線と直交する方向
に、パウル支軸線に対して傾斜角度をもつて形成
してある。そして、前記ロツク機構7にパウル5
の側縁に係止して、該パウル5のクラツチ部材1
0との係合静止位置を規制するストツパ27とし
て、ロツクハウジング15の前記パウル5を臨設
する開窓部26の側縁26aを有効利用してい
る。この側縁26aはパウル先端部5aがクラツ
チ部材10のラチエツト歯17に対して斜め方向
から進入して噛み合つて、パウル先端部5aの端
末がラチエツト歯17と平行になつた位置で丁度
パウル先端部5aの側面に係合する位置に設定し
てある。
以上の実施例構造によれば、リトラクタハウジ
ング1の前傾配置に伴つて、減速度感知センサS
をハウジング側壁に傾斜配置してあることから、
クラツチ部材10の回転中心線に対して、パウル
5の支軸線、つまり回転中心線が傾斜しているた
め、該センサSの減速度感知時には、パウル5の
支軸線がクラツチ部材15の回転中心線に対して
傾斜しているため、該パウル5の先端部5aはク
ラツチ部材10のラチエツト歯17に斜め方向か
ら噛み合うようになるが、該パウル先端部5aの
端末がラチエツト歯17と平行になつた時点で、
第2図実線で示すように該パウル先端部5aの側
面が開窓部26の側縁26aに係合して、それ以
上の回動が阻止され、即ち、第2図鎖線で示すよ
うにパウル5の先端5aがラチエツト歯17から
外れる方向へ慣性移動するのが阻止され、以つ
て、パウル5とクラツチ部材10との係合静止位
置が確実に規制される。従つて、このパウル5と
クラツチ部材10との係合静止位置の規制によ
り、ロツク機構7の同期作動、即ち、クラツチ部
材10とロツクハウジング15、およびロツクプ
レート13とロツクパウル8との同期係合作動に
誤差が生じることがなく、確実に緊急ロツク作動
を行わせることができ、また、パウル5がラチエ
ツト歯17から外れてしまうようなこともない。
なお、前記実施例ではストツパ27として、ロ
ツクハウジング15の開窓部側縁26aを有効利
用しているが、ロツクハウジング15に突起を設
けてパウル5の回動を規制するようにしてもよ
い。
考案の効果 以上のように本考案によれば、リトラクタハウ
ジングの傾斜配置に伴う減速度感知センサのハウ
ジング側壁に対する傾斜配置によつて、ロツク機
構のクラツチ部材の回転中心線に対してパウルの
回動中心線が傾斜していることから、減速度感知
時にパウル先端がクラツチ部材の外周係合面に斜
め方向から進入して噛合するが、パウル先端とク
ラツチ部材の外周係合面とが平行に係合した状態
で、ストツパがパウルの側縁に係合して、該パウ
ルの斜め回動方向のずれ動きを拘束してパウルと
クラツチ部材との係合静止位置を規制するため、
ロツク機構を確実に緊急ロツク作動させることが
できて、信頼性を一段と高められるという実用上
多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の配設状態を示す略
示的側面図、第2図はパウルとクラツチ部材との
関係を示す側面図、第3図は減速度センサの側面
図、第4図は従来のリトラクタの分解斜視図、第
5図は同リトラクタのクラツチ部材の裏側から見
た斜視図、第6図は同リトラクタのロツク機構の
要部を示す断面図である。 1……リトラクタハウジング、2……ウエビン
グ巻取シヤフト、4……ウエイト、5……パウ
ル、5a……パウルの先端、7……ロツク機構、
10……クラツチ部材、17……外周係合面(ラ
チエツト歯)、27……ストツパ、S……減速度
感知センサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側壁に跨つてウエビング巻取りシヤフトを貫
    通、軸支した平面略コ字形のリトラクタハウジン
    グを車体に対してその一方の側壁を下側として傾
    斜配置すると共に、該リトラクタハウジングの他
    方の側壁に、ウエイトと、該ウエイトにより押動
    されるパウルと、前記ウエイトを保持すると共に
    該パウルの一端部を軸支するウエイト保持部材と
    を備えた減速度感知センサを前記ウエイトが水平
    状態を保てるように該他方の側壁に対して傾斜配
    設し、車両の減速度をウエイトの揺動により感知
    して前記パウルを押動し、該パウルの先端をウエ
    ビング巻取シヤフトと同軸上に配置したロツク機
    構の円形トレー状のクラツチ部材の外周係合面に
    平行に係合してこのクラツチ部材を拘束すること
    により、ロツク機構に作動入力を伝達してウエビ
    ング巻取シヤフトの回転を緊急ロツクするように
    した構成であつて、前記ロツク機構に、パウルの
    側縁に係合して、該パウルの先端とクラツチ部材
    の外周係合面との平行な係合静止位置を規制する
    ストツパを付設したことを特徴とするシートベル
    トリトラクタ。
JP1985002131U 1985-01-11 1985-01-11 Expired JPH0329261Y2 (ja)

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JP1985002131U JPH0329261Y2 (ja) 1985-01-11 1985-01-11

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JPS61117758U JPS61117758U (ja) 1986-07-25
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5239221A (en) * 1975-09-25 1977-03-26 Toyota Motor Corp Seat-belt retractor
JPS59186753A (ja) * 1983-02-18 1984-10-23 ティーアールダブリュ ヴィークル セィフティ システムス インコーポレイティッド シートベルト引込み器

Patent Citations (2)

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JPS61117758U (ja) 1986-07-25

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