JPH03292047A - データ伝送方式 - Google Patents

データ伝送方式

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JPH03292047A
JPH03292047A JP9459490A JP9459490A JPH03292047A JP H03292047 A JPH03292047 A JP H03292047A JP 9459490 A JP9459490 A JP 9459490A JP 9459490 A JP9459490 A JP 9459490A JP H03292047 A JPH03292047 A JP H03292047A
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JP9459490A
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Takeshi Miyazaki
剛 宮崎
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔目 次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 発明の効果 〔概 要〕 高能率音声符号化装置において、音声データと非音声デ
ータを同時に伝送するようにしたデータ伝送方式に関し
、 非音声データの効率良い伝送を目的とし、音声信号を量
子化する量子化手段と、量子化データの高周波数成分側
を符号化処理して第1の符号化データを出力する高域側
符号化手段と、低周波数成分側を符号化処理して第2の
符号化データを出力する低域側符号化手段と、伝送する
非音声データが存在する場合に、第1の符号化データに
この非音声データを挿入する挿入手段と、挿入手段を介
した第1の符号化データと第2の符号化データを多重し
た伝送データを回線に送出する送信手段と、伝送データ
を受信して第1及び第2の符号化データを分離して出力
する受信手段と、第1の符号化データから非音声データ
を抽出する抽出手段と、第1及び第2の符号化データに
対する復号化処理を行う低域及び高域側復号化手段と、
2つの復号化データに対して逆量子化を行う逆量子化手
段と、第1の符号化データに非音声データが挿入されて
いる場合に、逆量子化手段におけるサンプリング周波数
を低く設定するサンプリング周波数切替手段とを備える
ように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、高能率音声符号化装置において、音声データ
と非音声データを同時に伝送するようにしたデータ伝送
方式に関するものである。
l5DN等に適用する通信端末の高機能化に伴い、音声
データと非音声データの同時伝送を実現することが要求
されている。このため、通話中に音声データの一部(重
要度の低いビット)を削除し、代わりに他の非音声デー
タを伝送する必要がある。
〔従来の技術〕
サブバンド適応差分符号化方式(SB−ADPCM)を
用いた従来の高能率音声符号化装置は、8ビット単位の
伝送データの下位2ビツトをシグナリングピット等の補
助データ(非音声デー、夕)に割り当てて伝送データの
伝送を行っており、受信側においても下位2ビツトを除
いた伝送データに対して音声の復号化処理を行っていた
第4図に、従来の高能率音声符号化装置を用いた通信シ
ステムの構成を示す。
送信側において、ローパスフィルタ(LPF)431を
介して入力されたアナログ音声信号をアナログ−ディジ
タル変換回路(A/D)433で量子化し、更にローパ
スフィルタ421とバイパスフィルタ(HPF)413
によってそれぞれが0〜4kHz、4〜8kHzの帯域
に対応した音声データに分割する。低域側の音声情報を
適応差分符号化回路(ADPCM)423によって6ビ
ツトの符号化データ(上位4ビツトのみが有効)に変換
し、高域側の音声データを適応差分符号化回路415に
よって2ビツトの符号化データに変換し、その後これら
2つの符号化データを多重部(MUX)417で多重し
て専用回線等に送出する。また、低域側の音声データの
下位2ビツトにシグナリングビット等の非音声データを
挿入する場合には、非音声データを挿入する旨の制御デ
ータが制一部435から挿入部425に、その後非音声
データがバッファ回路437を介−して順に挿入部42
5に入力され、上述した下位2ビツトに制御データ及び
非音声データからなる補助データの挿入が行われる。
反対に、受信側において、専用回線等を介して送られて
きた符号化データを分離部(DMUX)443によって
上位2ビツトと下位6ビツトに分離する。その後、上位
2ビツトは適応差分符号化回路445で復号化し、下位
6ビツトは適応差分符号化回路453で復号化し、各復
号化データをバイパスフィルタ447.ローパスフィル
タ455のそれぞれを介した後多重部449で多重する
更にこの多重された復号化データをディジタル−アナロ
グ変換回路(D/A)4e 1でアナログ音声信号に変
換し、ローパスフィルタ463を介して出力する。また
、低域側の音声情報の下位2ビツトは適応差分符号化回
路453に入力される前に分離部451によって分離さ
れて、制御データは制御部465に入力され、非音声デ
ータはバッファ回路467を介して取り出される。
第5図に、第4図に示した従来の通信システムで送受さ
れる伝送データのフォーマットを示す。
第5図において、「同期信号」は伝送データの同期をと
るための信号であり、各8ビツトデータの先頭ビット位
置を示している。また、「■1」は低域側の音声データ
の有効部分である4ビツトデータを、rV2Jは高域側
の音声データである2ビツトデータを、「D」はシグナ
リングビットやその他の非音声データからなる補助デー
タである。
上位6ビツトによって0〜8KHzの音声信号の送受を
行っており、下位2ビツトによって最大16K bps
の補助データの送受を行っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述した従来方式にあっては、音声情報の下
位2ビツトが補助データ領域として確保されてはいたが
、通常はシグナリングビットの伝送や誤り訂正あるいは
フレー旦ングのために使用されることが多く、利用者間
で非音声データを送受する場合に伝送効率が悪いという
問題点がある。
特に、音声と同時に静止画等の比較的容量の大きなデー
タを伝送する場合には、かなり時間がかかることになる
なお、非音声データを効率良く伝送するための従来技術
としては、無音時に非音声データの伝送を行う特開昭6
2−235837号公報及び特開昭56−4261号公
報などが知られている。
本発明は、このような点にかんがみて創作されたもので
あり、非音声データを効率良く伝送することができるデ
ータ伝送方式を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明のデータ伝送方式の原理ブロック図で
ある。
図において、量子化手段111は、入力されるアナログ
の音声信号を量子化する。
高域側符号化手段113は、量子化手段111から出力
される量子化データの中で音声信号の高周波数成分側に
対応した部分について符号化処理を行い、第1の符号化
データを出力する。
低域側符号化手段115は、量子化手段111から出力
される量子化データの中で音声信号の低周波数成分側に
対応した部分について符号化処理を行い、第2の符号化
データを出力する。
挿入手段117は、伝送する非音声データが存在する場
合に、第1の符号化データの一部あるいは全部にこの非
音声データを挿入する。
送信手段119は、挿入手段117を介した第1の符号
化データと第2の符号化データが入力され、これら2つ
の符号化データを多重した伝送データを回線に送出する
受信手段121は、伝送データを受信し、第1及び第2
の符号化データを分離して出力する。
抽出手段123は、受信手段121から出力される第1
の符号化データに非音声データが挿入されている場合に
、この挿入されている非音声データを抽出する。
高域側復号化手段125は、抽出手段123を介した第
1の符号化データに対する復号化処理を行う。
低域側復号化手段127は、受信手段121から出力さ
れる第2の符号化データに対する復号化処理を行う。
逆量子化手段129は、2つの復号化手段125.12
7から出力される2つの復号化データに対して逆量子化
を行う。
サンプリング周波数切替手段131は、第1の符号化デ
ータに非音声データが挿入されている場合に、逆量子化
手段129におけるサンプリング周波数を低く設定する
従って、全体として、非音声データを音声信号の高域側
に対応する第1の符号化データに挿入して伝送し、この
非音声データを抽出した後に低いサンプリング周波数で
逆量子化を行って非音声データ以外に対応した音声信号
を得るように槽底されている。
〔作 用〕
入力されるアナログの音声信号は、量子化手段111で
量子化され、更に高周波数側が高域側符号化手段113
で、低周波数側が低域側符号化手段115でそれぞれ符
号化される。挿入手段117は、伝送する非音声データ
が存在する場合は高域側符号化手段113から出力され
る第1の符号化データに挿入し、送信手段119はこの
第1の符号化データと低域側符号化手段115から出力
される第2の符号化データとを多重した伝送データを回
線に送出する。
回線を介したこの伝送データが受信手段121に入力さ
れると、上述した第1及び第2の符号化データが分離さ
れて出力される。抽出手段123はこの第1の符号化デ
ータに挿入されている非音声データを抽出し、高域側復
号化手段125はこの非音声データ抽出後の第1の符号
化データを復号化する。また、低域側復号化手段127
は、受信手段121から出力される第2の符号化データ
に対する復号化を行う。逆量子化129は、これら2つ
の復号化手段125,127による2つの復号化データ
をサンプリング周波数切替手段131によって設定され
たサンプリング周波数に応じて逆量子化する。
サンプリング周波数切替手段131は、例えば、第1の
符号化データに非音声データが挿入されていない場合に
は、復号化データの全てを逆量子化するために、量子化
手段111におけるサンプリング周波数と同じ値に設定
を行う。また、第1の符号化データに非音声データが挿
入されている場合は、量子化手段111と同じサンプリ
ング周波数を用いると、逆量子化後の音声信号は第1の
符号化データに対応した高周波数成分にノイズを含むこ
とになるので、この高周波数成分を除去するためにサン
プリング周波数を低く設定する。
本発明にあっては、非音声データを音声信号の高域側に
対応する第1の符号化データに挿入して伝送し、受信側
でこの非音声データを抽出した後に低いサンプリング周
波数で逆量子化を行って非音声データ以外の音声信号を
得ており、音声信号の高周波数成分に対応した第1の符
号化データを必要に応じて非音声データ用に割り当てて
使用することができる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に説
明する。
第2図は、本発明のデータ伝送方式を適用した一実施例
の通信システムの構成を示す。
第2図における送信側において、211は高能率音声符
号化装置を、213及び227はローパスフィルタ(L
PF)を、215及び221は適応差分符号化回路(A
DPCM)を、217及び223は挿入部を、219は
バイパスフィルタ(HPF)を、225は多重部(MU
X)を、229はアナログ−ディジタル変換回路(A/
D)を0.231及び233はバッファ回路を、235
は解読器をそれぞれ示している。
また、受信側において、241は高能率音声符号化装置
を、243は分離部(DMUX)を、245及び249
は適応差分符号化回路を、247及び257はローパス
フィルタを、251はバイパスフィルタを、253は多
重回路を、255はディジタル−アナログ変換回路(D
/A)を、259.267及び273はバッファ回路を
、261は同期回路を、263は解読器を、265.2
69及び271はセレクタをそれぞれ示している。
最初に、符号化データに補助データを挿入して専用回線
等に送出する場合の詳細について説明する。
マイクロホン(図示せず)等から入力されたアナログ音
声信号は、ローパスフィルタ2−27を介してアナログ
−ディジタル変換回路229に入力され、更に16KH
zのサンプリング周波数で量子化された後に高能率音声
符号化装置211に入力される。
高能率音声符号化装置211は、ローパスフィルタ21
3.バイパスフィルタ219.2つの適応差分符号化回
路215,221.2つの挿入部217.223.多重
部225で構成されており、アナログ−ディジタル変換
回路229から入力されたディジタルの音声データを2
つの帯域に分けてサブバンド適応差分符号化方式によっ
て符号化すると共に、各帯域の符号化データに補助デー
タを挿入して回線に送出する。
ローパスフィルタ213及びバイパスフィルタ219の
それぞれは、入力されたディジタルの音声データの低域
あるいは高域を通過させるためのフィルタである。
適応差分符号化回路215はこのローパスフィルタ21
3を通した音声データを上位4ビツトが有効部分である
6ビツトデータに符号化する。挿入部217は、解読器
235からの指示に応じてこの下位2ビツトに1ビツト
あるいは2ビツトの補助データを挿入し、必要に応じて
補助データが付加された符号化データを多重部225に
送る。
適応差分符号化回路221はバイパスフィルタ219を
通した音声データを2ビツトデータに符号化する。挿入
部223は、解読器235からの指示に応じて2ビツト
の補助データを挿入し、必要に応じて補助データに置き
換えられた符号化データを多重部225に送る。
多重部225は、挿入部217から入力される6ビツト
の符号化データと挿入部223から入力される2ビツト
の符号化データとを多重化した8ビツトデータを伝送デ
ータとして、この8ビツトデータの先頭位置を示す同期
信号と共に専用回線等に送出する。
バッファ回路231は、高能率音声符号化装置211内
の挿入部217に補助データを入力するためのものであ
る。符号化データ全体に挿入する補助データの一部が入
力され、このデータを一旦保持した後に挿入部217に
入力する。同様に、バッファ回路233は挿入部223
に補助データを入力するためのものである。符号化デー
タ全体に挿入する補助データの残りが入力され、このデ
ータを一旦保持した後に挿入部223に入力する。。
解読器235は、高能率音声符号化装置2L1内の2つ
の挿入部217.223のそれぞれに動作指示を与える
制御部として動作するものである。
モード設定が指示されたときにこのモード設定を解読し
て各挿入部に対して動作指示を送ると共に、補助データ
の挿入に先立って補助データを挿入する旨の制御データ
を符号化データに挿入する。
第3図は、高能率音声符号化装置211から専用回線等
に送出される伝送データの伝送フォーマットを示す。同
図において、「同期信号」は伝送データ(符号化データ
)の同期をとるために多重部225から出力される信号
であり、8ビツトの符号化データの先頭ビット位置を示
している。また、「■」は低域側の符号化データの有効
部分である4ビツト部分を、「Dl」は低域側の符号化
データにおいて必要に応じて補助データが挿入される下
位2ビット部分を、「D2」は高域側の符号化データで
ある2ビツト部分をそれぞれ示している。例えば第3図
に示した8ビツトの伝送データを12511S毎に送出
するものとすると、伝送データ内の1ビツトが8Kbp
sの情報量を伝送することに相当する。
8Kbpsあるいは16 Kbpsの補助データを伝送
する場合には、D1部分のみに補助データの挿入を行う
。解読器235は挿入部217のみにデータ挿入の動作
指示を送り、挿入部217はD1部分の1ビツトあるい
は全ビット(2ビツト)に補助データを挿入する旨の制
御データを挿入した後に、バッファ回路231に保持さ
れている1ビツトあるいは2ビツトの補助データをD1
部分に挿入する。このとき、挿入部223では補助デー
タの挿入は行わず、適応差分符号化回路221から入力
された2ビツトの符号化データをそのまま多重部225
に入力する。
また、24 Kbpsあるいは32 Kbpsの補助デ
ータを伝送する場合には、D1部分とD2部分の両方に
補助データの挿入を行う。解読器235は挿入部217
に制御データの挿入指示を送り、挿入部217はD1部
分の全ビットとD2部分の1ビツトあるいは全ビットに
補助データを挿入する旨の制御データを挿入する。その
後、解読器235は2つの挿入部217,223の両方
に動作指示を送り、挿入部217はバッファ回路231
に保持されている2ビツトの補助データをD1部分に挿
入し、挿入部223はバッファ回路233に保持されて
いるlビットあるいは2ビツトの補助データをD2部分
に挿入する。
このように、伝送する補助データの情報量に応じてD1
部分及びD2部分の一方あるいは両方に補助データを挿
入した伝送データの送出を行う。
次に、専用回線等を介して送られてきた伝送データを受
は取って補助データを抽出する場合の詳細動作を説明す
る。
高能率音声符号化装置241は、分離部243゜2つの
適応差分符号化回路245,249.ローパスフィルタ
247.バイパスフィルタ251゜多重部253で構成
されており、専用回線等を介して送られてくる伝送デー
タを復号化する。
分離部243は、伝送データ(符号化データ)の下位6
ビツト(低域側に対応)と上位2ビツト(高域側に対応
)を分離し、低域側の6ビツトデータを適応差分符号化
回路245に入力し、高域側の2ビツトデータを適応差
分符号化回路249に入力する。伝送データと共に送ら
れてくる同期信号によって受信データの同期をとってデ
ータの分離を行っている。
適応差分符号化回路245は、入力される6ビツトの符
号化データの中の上位4ビツト(有効部分)のみを対象
に復号化処理を行い、復号化データはローパスフィルタ
247を介して多重部253に入力される。また、適応
差分符号化回路245は、入力される2ビツトの符号化
データを対象に復号化処理を行い、復号化データはバイ
パスフィルタ219を介して多重部253に入力される
多重部253は、入力される2つの復号化データを多重
して1つの復号化データとして高能率音声符号化装置2
41から出力する。
周期回路261は、伝送データ内のD1部分0同期をと
るためのものであり、D1部分に含まれる制御データ特
有の同期パターンを検出して同期確立を行う。バッファ
回路259は、DI部分に挿入されている制御データを
一旦保持するものであり、同期回路261による同期確
立が行われると、分離部243から出力される低域側の
6ビツトデータの中のD1部分から制御データを抽出し
て保持する。
セレクタ26゛5は、低域側の符号化データ内のDI部
分に補助データが挿入されている場合に、この補助デー
タを選択して出力するためのものである。D1部分に補
助データが挿入されていない場合には、固定データ゛O
nを選択して出力する。
このセレクタ265から出力された補助データは、バッ
ファ回路267に一旦保持された後に出力される。同様
に、セレクタ271は、高域側の符号化データであるD
2部分に補助データが挿入されている場合に、この補助
データを選択して出力するためのものである。D2部分
に補助データが挿入されていない場合には、周定データ
゛°0″”を選択して出力する。このセレクタ271か
ら 出力された補助データは、バッファ回路273に一
旦保持された後に出力される。
解読器267・は、2つのセレクタ265,271のそ
れぞれに選択指示を与える制御部として動作するもので
ある。伝送データに挿入されて送られてきた制御データ
がバッファ回路259を介して入力されると、この制御
データを解読して、上述したD1部分及びD2部分の何
れに補助データが挿入されているのかを認識してセレク
タ265゜271に対する選択指示を行う。D1部分の
みに補助データが挿入されている場合には、セレクタ2
65にD1部分のデータを選択する指示を送り、セレク
タ271に固定デーダ“0”を選択する指示を送る。D
1部分とD2部分の両方に補助データが挿入されている
場合には、セレクタ265及びセレノ52フ10両方に
補助データを選択する指示を送る。このようにして、符
号化データに挿入された補助データを取り出すことが可
能になる。
ディジタル−アナログ変換回路255は、高能率音声符
号化装置241から出力される復号化データをセレクタ
269で選択された所定のサンプリング周波数で逆量子
化してアナログ音声信号を出力する。ところで、高能率
音声符号化装置241に送られてきた伝送データのD2
部分に補助データが挿入されていた場合には、ディジタ
ル−°アナログ変換回路255から出力されるアナログ
音声信号の高域部分(4〜8KHz)は正常な音声では
なくノイズとして再生される。補助データ抽出後はこの
D2部分をノイズを生じない所定データに置き換えてや
ればよいが、本実施例では適応差分符号化によって符号
化しているためこの所定データにその都度置き換えるこ
とは困難である。従って、以下に示すようにディジタル
−アナログ変換回路255の逆量子化のサンプリング周
波数を下げることにより高域部分のノイズ除去を行う。
一般に、サンプリング定理によれば、サンプリング周波
数が2Wである場合には周波数がWまでの入力信号をサ
ンプリングできることが知られている。従って、高域側
を除いたO〜4KHzの復号化データのみをアナログ音
声信号に変換するには、サンプリング周波数を8KHz
とすればよいことになる。セレクタ269は、解読器2
63からの選択指示に応じてこのサンプリング周波数の
切り替えを行うためのものであり、伝送データのD2部
分に補助データが挿入されていな場合には16に七のサ
ンプリングクロックを選択して、D2部分に補助データ
が挿入されている場合には8KHzのサンプリングクロ
ックを選択してディジタル−アナログ変換回路255に
入力する。
ディジタル−アナログ変換回路255は、入力されるサ
ンプリングクロックによって逆量子化を行い、高域部分
にノイズを含まないアナログ音声信号を出力する。出力
された音声信号は、更にローパスフィルタ257を介し
てノイズ成分を除去した後に出力され、スピーカ(図示
せず)等から音声が再生される。
このように、音声データと同時に伝送する補助データの
情報量が多い場合(上述した例では24K bpsある
いは32 Kbpsの場合)、サブバンド適応差分符号
化方式で符号化した高域側の符号化データ(符号化デー
タの上位2ビツト)に補助データを挿入して伝送データ
の送出を行う。受信側では、この高域側に挿入された補
助データを摺出すると共に、符号化データの全体をサブ
バンド適応差分符号化方式によって復号化する。また、
この復号化されたデータを逆量子化する際のサンプリン
グ周波数を通常の16KHzから8KHzに下げて、補
助データが挿入されているためにノイズが発生する高域
部分を除いた低域成分のみのアナログ音声信号を得る。
従って、音声信号の高域側に対応する符号化データの上
位2ビツトを必要に応じて補助データ用に割り当てるこ
とにより、非音声データである補助データを効率良く伝
送して、非音声データの伝送時間短縮を図ることができ
る。
なお、上述した本発明実施例にあっては、送信機能に着
目した高能率音声符号化装置211の構成と、受信機能
に着目した高能率音声符号化装置241の構成をそれぞ
れ示したが、これらの各高能率音声符号化装置は送信機
能と受信機能の両方を備え、相互に補助データのやりと
りを行うものであってもよい。
また、実施例では、符号化データの下位2ビツトは常に
音声以外の情報用に確保されているものとしたが、通常
は符号化データの全ビットを音声用に使用し、必要に応
じて高域側の数ビットを補助データに割り当てるように
してもよい。この場合の設定に関する制御データは、音
声情報の通信に先立って送るようにしたり、それぞれの
高能率音声符号化装置において設定を手動で切り替えた
りすることが考えられる。また、実施例では2つの帯域
に分けたサブバンド適応差分符号化を考えたが、3つ以
上の帯域に分けるようにしてもよい。
この場合は、補助データの情報量に応じて高域側の1つ
あるいは複数の帯域を補助データ用に使用し、受信側の
サンプリング周波数を3つ以上の中から選択するように
する。
更に、実施例では、補助データを抽出後にノイズを発生
させないデータへの置き換えが困難な例として適応差分
符号化方式の場合を考えたが、差分符号化方式(DPC
M)や上述したデータの置き換えが容易な他の符号化方
式に本発明を適用しても良い。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明によれば、非音声データを音声
信号の高域側に対応する第1の符号化データに挿入して
伝送し、受信側でこの非音声データを抽出した後に低い
サンプリング周波数で逆量子化を行って非音声データ以
外の音声信号を得ており、音声信号の高周波数成分に対
応した第1の符号化データを必要に応じて非音声データ
用に割り当てて使用することによって非音声データを効
率良く伝送することができるので、実用的には極めて有
用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のデータ伝送方式の原理ブロック図、 第2図は本発明のデータ伝送方式を適用した一実施例に
よる通信システムの構成国、 第3図は一実施例の伝送フォーマットの説明図、第4図
は従来例の通信システムの構成国、第5図は従来例の伝
送フォーマットの説明図である。 図において、 111は量子化手段、 113は高域側符号化手段、 115は低域側符号化手段、 117は挿入手段、 119は送信手段、 121は受信手段、 123は抽出手段、 125は高域側復号化手段、 127は低域側復号化手段、 129は逆量子化手段、 131はサンプリング周波数切替手段、211.241
は高能率音声符号化装置、213.227,247,2
57はローパスフィルタ(LPF)、 215.221,245,249は適応差分符号化回路
(ADPCM)、 217.223は挿入部、 219.251はバイパスフィルタ(T(PF)、22
5は多重部(MUX)、 229はアナログ−ディジタル変換回路(A/D)、2
31.233,259,267.273はバッファ回路
、 235.263は解読器、 243は分離部(DMtJX)、 253は多重部、 255はディジタル−アナログ変換回路(D/A)、2
61は同期回路、 265.269,271はセレクタである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力されるアナログの音声信号を量子化する量子
    化手段(111)と、 前記量子化手段(111)から出力される量子化データ
    の中で前記音声信号の高周波数成分側に対応した部分に
    ついて符号化処理を行い、第1の符号化データを出力す
    る高域側符号化手段(113)と、 前記量子化手段(111)から出力される量子化データ
    の中で前記音声信号の低周波数成分側に対応した部分に
    ついて符号化処理を行い、第2の符号化データを出力す
    る低域側符号化手段(115)と、 伝送する非音声データが存在する場合に、前記第1の符
    号化データの一部あるいは全部にこの非音声データを挿
    入する挿入手段(117)と、前記挿入手段(117)
    を介した前記第1の符号化データと前記第2の符号化デ
    ータが入力され、これら2つの符号化データを多重した
    伝送データを回線に送出する送信手段(119)と、 前記伝送データを受信し、前記第1及び第2の符号化デ
    ータを分離して出力する受信手段(121)と、 前記受信手段(121)から出力される前記第1の符号
    化データに前記非音声データが挿入されている場合に、
    この挿入されている非音声データを抽出する抽出手段(
    123)と、 前記抽出手段(123)を介した前記第1の符号化デー
    タに対する復号化処理を行う高域側復号化手段(125
    )と、 前記受信手段(121)から出力される前記第2の符号
    化データに対する復号化処理を行う低域側復号化手段(
    127)と、 前記2つの復号化手段(125、127)から出力され
    る2つの復号化データに対して逆量子化を行う逆量子化
    手段(129)と、 前記第1の符号化データに前記非音声データが挿入され
    ている場合に、前記逆量子化手段(129)におけるサ
    ンプリング周波数を低く設定するサンプリング周波数切
    替手段(131)と、を備えるように構成したことを特
    徴とするデータ伝送方式。
JP9459490A 1990-04-10 1990-04-10 データ伝送方式 Pending JPH03292047A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5761292A (en) * 1993-01-04 1998-06-02 Intel Corporation Simultaneous transfer of control information with voice and data over a public switched telephone network line

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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