JPH03291460A - 温風暖房器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はバーナから立ちあがる炎を採暖者がみえるよう
にして、温風による採暖以外に、輻射熱および目による
暖房感をえるようにした温風暖房器に関する。

従来の技術 従来の温風暖房器は第３図に示すようにファン１の回転
により外装ケース２の裏面に形成したフィルター３付の
吸気口４より外気を吸引し、そして燃焼室ケース５より
吸引されて排出された燃焼排ガスと前記外気を温風通路
６で混合して温風化し、外装ケース２の前面下部の吹出
ロアよりｌＡ＠を吐出して暖房を行うものである。そし
て、温風通路６は燃焼室ケース５の輻射熱およびここを
流れる温風で外装ケース２の前面部２ａ等が異常に熱く
ならないように遮熱ケース８を外装ケース２との間に介
在している。また、燃焼室ケース５゜外装ケース２．遮
熱ケース８はともに金属板で形成されているので、燃焼
室ケース５内のブンゼン式のバーナ９の炎は外部より採
暖者にはみえない。

図中１０．１１は燃焼室ケース５の天板と背板をなし、
それぞれ空気の流入、燃焼排ガスの流出をはかる開口５
ａ、５ｂを形成している。１２は燃焼室である。

発明が解決しようとする課題 このような温風暖房器は吹出ロアから吐出される温風に
よる暖房だけなので、温風に直接あたるか、部屋全体の
室内温度の上昇によるしか暖を感じることができない。

また、外装ケース２が器具の構造上、金属板で形成され
ているので、この前面部２ａからはバーナ９の炎が外部
からみえない、そして、この状態でもって燃焼室ケース
５の輻射熱、温風等によって前面部２ａが異常に温度上
昇した状態になるので、これを知らずに使用者が前面部
２ａ等にふれると火傷する危険がでてくる。そこで、金
属板の遮熱ケース８を設けて外装ケース２の異常な温度
上昇を防止しているから、温風通路６以外に前面部２ａ
と遮熱ケース８の間に空間スペースＡが生し器具全体が
大きくなると共に遮熱ケース８も必要になるのでコスト
高になる等の課題を有していた。

本発明は上記従来の技術の課題を解決するもので、温風
による採暖だけでなく、輻射熱および炎を採暖者がみる
ことによる暖房感を得られるようにすると共に器具の小
型化と安価にすることを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は正常燃焼時に炎が立ちあがるバーナと、このバ
ーナの炎が内部に形成され、かつ炎が外部よりみえる輻
射面を形成した燃焼室ケースと、この燃焼室ケースの輻
射面との間に温風通路を形成し、かつ前記炎が外部より
みえて外装ケースの一部をなす外装輻射面を有する外装
ケースと、この外装ケース内に設け、かつ外部より吸引
した空気を温風通路にて温風化して外装ケースの吹出口
より温風を吐出させる送風機とを備えた温風暖房器であ
る。

また本発明の第２手段は燃焼室ケースの輻射面を相対向
する２面とし、この２面に相対向した外装輻射面も２面
とし、さらに吹出口を前記２面と同一面に形成したもの
である。

さらに本発明の第３手段は燃焼室ケースの輻射面を器具
の前面側に位置させ、この輻射面に相対向して外装輻射
面を器具の前面側に位置させ、かつ吹出口も外装輻射面
と同一面側に位置させたものである。

作用 このように本発明はバーナの炎が燃焼室ケースおよび外
装ケースの各輻射面を通して外部より、採暖者がみるこ
とができるとともに輻射面より輻射熱をえることもでき
る。また、このように輻射熱および目にうったえる暖房
感は器具の前面、または相対向する２面から、得ること
ができる。

実施例 以下本発明の一実施例を第２図にしたがい説明する。２
１はブンゼン式のバーナで、正常燃焼時には炎２２が立
ちあがる。２３は上面を開口し、かつバーナ２１を底面
に有する燃焼室ケースで、金属板で左右側面、底面、お
よびバーナ２１が外からみえない高さまで前後面を形成
し、かつ炎２２に相対向する前後面は耐熱透明ガラスで
形成した輻射面２３ａ。

２３ｂとした偏平箱よりなる。２４は上面に外気の吸気
口２５、下部前後面に温風の吹出口２６．２６ａを有す
る外装ケースで、金属板で天面、上部前後面左右側面、
下部前後面を形成し、輻射面２３ａ２３ｂに相対向する
前後面は耐熱透明ガラスで形成した外装輻射面２４ａ、
２４ｂにしている。２５．２５ａは輻射面２３ａ、２３
ｂと外装輻射面２４ａ、２４ｂの間に形成した温風通路
で、吸気口２５と燃焼室２７に一端を、吹出口２６．２
６ａに他端をそれぞれ連通している。２８．２８ａは吹
出口２６．２６ａと温風通路２５゜２５ａの間に設けた
送風機で、外気を吸引し、温風を吐出する。２９は燃焼
室ケース２３の上面開口と吸気口２５の間に介在した遮
風板で、吸気口２５から流入する外気流で、開口３０の
付近に負圧作用を生しさせ、燃焼室２７内の燃焼排ガス
を吸引させるようにするものである。

上記実施例においてバーナ２１に供給された空気との混
合ガスは点火により燃焼し、炎２２を燃焼室２７内に形
成される。一方、送風機２８．２８ａが回転すると外気
が吸気口２５より流入し、そして燃焼室２７の燃焼排ガ
スが開口３０より流出して温風通路２５２５ａを下降し
ながら先の外気と混合し温風となる。

さらに送風機２８．２８ａを経て吹出口２６．２６ａよ
り温風が吐出する。もちろん、この温風は輻射面２３ａ
、２３ｂとの間で熱交換して熱を得ているものでもある
。

また、バーナ２１の炎２２は輻射面２３ａ、２３ｂと外
装輻射面２４ａ、２４ｂを通して器具の前後面よりみえ
るので、採暖者は目を通じての暖房感を得られると共に
各輻射面２３ａ、２３ｂ、外装輻射面２４ａ２４ｂの輻
射熱による暖房も得られる。そして、外装輻射面２４ａ
、２４ｂは温度が比較的に高くなるものの、炎２２がみ
えるので危険感をうけることになって不用意に外装輻射
面２４ａ、２４ｂに身体をふれるのが避けられる。また
、結果として各輻射面２４ａ、２３ａ、そして２４ｂ、
２３ｂの間には従来の技術における遮熱ケース８に相当
するものがなくなり、器具全体が小型になる。

第２図は本発明の他実施例で上記実施例と同一部分には
同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なる部分を中
心に説明する。第１図の実施例と異なる点は輻射面２３
ａ、外装輻射面２４ａを器具の前面側のみに位置させて
、採暖をするのである。

そして、作用効果も上記実施例と略しである。図中３１
は外装ケース２４の天面側の遮熱板、３２は燃焼室ケー
ス２３の背板で、金属板よりなる。３３は吸気口２５に
設けたフィルターである。

発明の効果 このように本発明は温風による暖房だけでなく、外装輻
射面からの輻射熱による暖房、そして輻射面、外装輻射
面を通して炎が外部よりみえることによる暖房感等が得
られ、総合的な暖房能力を器具全体から発揮できる。

また構造的にも従来の技術のような遮熱ケースが不用に
なってコストが安価で器具の小型化がはかれるだけでな
く、それてい炎が外部よりみえることで、温度の比較的
に高い外装輻射面に対する危険感が生して、されらない
ように警告が自然にできて安全にできる。

さらに器具の２面または一面からも総合的な暖房が得ら
れるので、器具の形態を幅広くできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す温風暖房器の縦断面図
、第２０は他の実施例の温風暖房器の縦断面図、第３図
は従来例の概略構成図である。 ２１・・・・・・バーナ、２３・・・・・・燃焼室ケー
ス、２３ａ２３ｂ・・・・・・輻射面、２４・・・・・
・外装ケース、２４ａ、２４ｂ・・・・・外装輻射面、
２５．２５ａ・・・・・・温風通路、２６２６ａ・・・
・・・吹出口、２８．２８ａ・・・・・・送風機。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）正常燃焼時に炎が立ちあがるバーナと、このバー
   ナの炎が内部に形成され、かつ炎が外部よりみえる輻射
   面を形成した燃焼室ケースと、この燃焼室ケースの輻射
   面との間に温風通路を形成し、かつ前記炎が外部よりみ
   えて外装ケースの一部をなす外装輻射面を有する外装ケ
   ースと、この外装ケース内に設け、かつ外部より吸引し
   た空気を温風通路にて温風化して外装ケースの吹出口よ
   り温風を吐出させる送風機とを備えた温風暖房器。
2. （２）燃焼室ケースの輻射面を相対向する２面とし、こ
   の２面に相対向した外装輻射面も２面とし、さらに吹出
   口を前記２面と同一面に形成した請求項１記載の温風暖
   房器。
3. （３）燃焼室ケースの輻射面を器具の前面側に位置させ
   、この輻射面に相対向して外装輻射面を器具の前面側に
   位置させ、かつ吹出口も外装輻射面と同一面側に位置さ
   せた請求項１記載の温風暖房器。