JPH03291453A - 給湯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シャワー等への給湯を行う給湯装置に関する
ものである。

従来の技術 近年、入浴様式が多様化し、浴槽入浴にならんで、シャ
ワー入浴がよく利用されるようになってきている。

従来、この種のシャワー用の給／Ｉｉ装置は、実開昭６
０−１３３３５４号公報に示すような構成が一般的であ
った。以下、その構成について第４図を参照しながら説
明する。

第４図に示すように、給湯装置は、給湯制御部ｌと、給
湯特性を設定する設定部２で構成する。

給湯制御部ｌは、水を加熱して湯にする加熱部３と、給
湯量を制御する流量制御部４と、設定部２からの設定デ
ータを受けて給湯温度、給４流量が設定値になるように
加熱部３の加熱量、流量制御部４の絞り量を制御する制
御部５で構成する。

上記構成において、使用者は、設定部２により自分の好
みにあった給湯温度、給湯流量を設定する。設定部２で
設定できる給湯温度、給湯流量の範囲は、通常使用され
る範囲をカバーし、例えば、温度は３６°Ｃ〜４５°Ｃ
１流量は毎分６１〜２ｏｌである。

この設定データは、設定部２がら給湯制御部１の制御部
５に送られ、制御部５は給／ＪＪ温度、給湯流量が設定
値となるように加熱部３、流量制御部４を制御する。こ
の結果、シャワーへンド６から、使用者が設定した温度
、量の湯が使用者に供給される。

発明が解決しようとする課題 このような従来の給湯装置では、使用者が子供である場
合、子供にとっては危険となりうる給湯温度、流量、例
えば給湯温度４５゛Ｃ１流量毎分２０１と設定部２にて
設定することが可能である。このような危険性を回避す
るために、大人があらかしめ設定して、子供に使用させ
る等の補助的な作業を必要とする。このような場合でも
、シャワー使用中に誤って設定温度、または流量を上昇
させれば、同様の危険を招来することとなる。

このような危険を回避するための他の手段としては、設
定部２にて設定できる給湯温度、流量の上限値を子供に
とっても安全な値、例えば４２°Ｃ１毎分１０Ｐとする
ことである。しかしこのような限定は、使用者が大人の
場合は不満なものになってしまう。本発明は上記課題を
解決するもので、子供にとっても安全で、かつ大人にと
っても満足が得られる給湯装置を提供することを目的と
している。

課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、給湯装置の設定部
を、使用者が給湯温度や給湯量などの給湯特性情報を設
定するとともに設定信号を出力する使用者設定部と、使
用者が子供である時これを識別して小人信号を出力する
識別部と、前記識別部からの小人信号を受けて前記使用
者設定部に使用者の設定を限定する上限信号を出力する
限定部とで構成したものである。

作用 本発明は上記した構成により、使用者が子供の場合、識
別部が子供であることを識別し小人信号を出力し、限定
部がこの小人信号を受けて使用者設定部にて設定できる
給湯特性を限定する上限信号を出力するので、使用者が
子供のときのみ子供にとって安全な範囲内で給湯温度、
流量を設定できることになる。

実施例 以下、本発明の一実施例について第１図を参照しながろ
説明する。

図に示すように、設定部７は、使用者が給湯温度や給湯
量といった給湯特性情報を設定するとともに設定信号を
出力する使用者設定部８と、使用者が子供である時これ
を識別して小人信号を出力する識別部９と、前記識別部
９からの小人信号を受けて前記使用者設定部８に使用者
の設定を限定する上限信号を出力する限定部１０とで構
成する。

識別部９は、レーザ光または超音波またはカメラ等の手
段により非接触で使用者の身長を測定する身長測定部１
１と使用者の体重を測定する体重測定部１２とで構成す
る使用者の特徴量を測定する特徴量設定部１３と、身体
物理量測定部１３からの身長と体重から子供と大人を識
別し子供を識別すると小人信号を出力する推定部１４で
構成する。

上記構成において動作を説明すると、使用者がシャワー
入浴をするためにシャワーヘッド６の下にくると、特徴
量測定部１３の身長測定部１１が非接触で使用者の身長
を、体重測定部１２が使用者の体重を測定する。推定部
１４は、身長測定部１１からの身長、体重測定部１２か
らの体重にしたがって、使用者が大人か子供かを推定す
る。推定部１４は、身長、体重からファジィ推論により
使用者の子供度を推論し、推論結果に応じて上限値を出
力する。

第２図を参照してその推論過程を説明する。すなわち、
身長り体重Ｗをまず入力する。次にこの身長り体重Ｗに
対して、予め定める複数の推論規則Ｌ１〜Ｌ、、の全て
の前件部Ｐ、−Ｐ、、の適合度Ｆ〜Ｆ、、を求める。次
にこの適合度Ｆ、−Ｆ、、にしたがって各推論規則の後
件部を縮小する。次乙こ縮小された各後件部の重み付は
平均を子供度Ｃとして出力する。

ここで推論規則としては、次のようなものが使用される
。

Ｌ、：もしｈが小さくｗが少なければ、大いに子供であ
る Ｌｌ　：もしｈが大きくｗが大きければ、少なく子供で
ある ？もし〜ければ、ｊ迄を前件部と呼び、それ以降を後件
部と呼ぶ。前件部と後件部に存在するｒ小さい１、ｒ大
きいｊ、「大いにｊ、？少なくｊなどの形容詞は、０〜
１の値を持つメンハンップ関数によって表わされ、それ
を第３図に示す。

限定部１０は子供度Ｃから上限値ＵＬを決定し、出力す
る。使用者設定部８は、限定部１０からの上限値により
給湯温度、流量設定の上限を規制され、使用者がその上
限値以上に設定しようとしても、自動的にそれを規制す
る。

このように本発明の実施例の給湯装置によれば、使用者
が子供の場合、識別部９により自動的にこれを識別し、
識別部９からの子供度に応じて限定部１０が決定する上
限値により使用者設定部８で設定できる給４温度、流量
の上限を安全な範囲に規制することができ、子供にとっ
て安全な湯を供給することができる。

また、識別部９を、使用者の複数の身体的性微量を測定
する特＠量測定部１３と、身体的性微量からファジィ推
論により子供度Ｃを推定する推定部１４により、人間の
常識に近い推論が可能となり、合理的に設定の上限を与
えることができる。

なお上記実施例では、給湯制御部１は加熱部３を備える
構成のものであるが、水と湯を混合して所望の温度の湯
を得る湯水混合装置であっても容易に実施可能であり、
同様の効果を得られる。また、給湯制御部１には、ガス
給湯器のように、流量制御手段４を具備しないものがあ
るが、湯の温度だけの場合にあっても安全性の効果は得
られる。

また、識別部９の特徴量設定部１３は身長測定部１１と
体重測定部１２を備える構成であるが、いずれか一方の
みでもよいし、また、顔面の皺、声の周波数成分など年
齢を示すことのできる他の身体的特徴、あるいはそれら
の組合せを測定するものであっても、子供を識別できる
ものであれば同様の効果が得られる。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、使
用者が子供の場合、設定部にて設定する給湯温度、流量
などの給湯特性を、子供にとって安全な範囲に自動的に
限定できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の給湯装置のブロック図、第
２図は同装置の推定部の推論過程を示すフローチャート
、第３図は同装置の推定部に用いられるメンハーシソプ
関数の説明図、第４図は従来の給湯装置のブロック図で
ある。 １・・・・・・給湯制御部、７・・・・・・設定部、８
・・・・・・使用者設定部、９・・・・・・識別部、１
０・・・・・・限定部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 使用者が設定する給湯特性情報を設定信号として出力す
   る設定部と、前記設定部からの設定信号に応じて給湯特
   性を制御する給湯制御部とを備え、前記設定部は使用者
   が給湯特性を設定するとともに設定信号を出力する使用
   者設定部と、使用者が子供である時これを識別して小人
   信号を出力する識別部と、前記識別部からの小人信号を
   受けて前記使用者設定部に使用者の設定を限定する上限
   信号を出力する限定部とを備えた給湯装置。