JPH03291334A - Ａｇ―Ｉｎ―Ｃｄ合金素材の溶解方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は原子力プラントの制御棒吸収体用として用いら
れるＡｇ−Ｉｎ−Ｃｄ合金票材の溶解方法に関する。

（従来の技術） 従来、Ａｇ−Ｉｎ−ｃｄ合金素材の溶解鋳造はルツボ炉
又は、誘導炉を用い、基本的には大雰囲気中で（一部、
Ｉｎ　、　Ｃａ　Ｆ）酸化防止を目的として湯面を不活
性ガスシールド又は、戻素で還元雰囲気とし）溶解及び
鋳型への鋳造を行なっていた。

（発明が解決しようとする課題） 従来の方法によれば、基本的に大気中溶解を行なうもの
であり、酸化傾向の強い、Ｉｎ及びΩは大気中の酸素と
化合し、溶解損失を生じ、又蒸気圧の高いｃｄは、溶解
温度において蒸発を生じる。

従りて、この方法によれば溶解温度、溶解時間等、の操
業条件の不均一に依り、Ａｇ、　Ｉｎ、　Ｃａの溶解歩
留りが変わり所定の化学成分のコントロールが、困難で
あるとともに、溶解損失により溶解歩留りが悪化し、材
料費が高価になるという問題点を有する。

本発明はこのような事情に鑑み、Ａｇ−Ｉｎ−Ｃａ合金
の溶解及び鋳型への鋳造をＡｒ又はＮ２尋に代表される
不活性ガス、又は、これらの混合ガスを１気圧以上の圧
力に充てんした容器内で行ない、上記問題点を解決する
方法を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するため本発明では、高周波誘導炉を
内蔵した密閉容器を用い、化学成分規格値を満足すべく
配合計算、計量された溶解材料（純Ａｇ、純Ｉｎ、純ｃ
ｄ及び、彼の加工工程で発生する加工残材）を誘導炉ル
ツボ中に装入し、鋳型を容器内に設置した彼、不活性ガ
スを密閉容器内に少なくとも１気圧以上の圧力で封入し
、しかる後に電力を投入溶解、及び、鋳型への鋳造を行
ない、すなわち溶解から鋳造に至る。高温状態となり酸
化蒸発のし易い状態をすべて、不活性ガス雰囲気中で行
なうことを特徴とする。

（作　用） そして本発明は前述の方法により、（１）不活性ガス雰
囲気中での溶解、鋳造を行なうことにより材料の酸化を
低減し、（２）１気圧以上の圧力にすることでｃｄの蒸
発を少なくとも、大気中溶解法に比べて低減することが
でき、原材料の溶解損失を低減し、原価を低減するとと
もに、溶解に関する電力投入量、溶解時間、溶解温度を
標準化することにより化学成分のコントロールを容易に
した。

いて、（４）は装置全体を覆う密閉容器であり、この中
に高周波誘導炉（１）、測温センサー（２）、メンデイ
ツシュ（５）及び鋳型（６）を配し、又、系内のヒユー
ム回収の為の集じん機（３）を設置する。

本装置に、アルノンガスを１気圧に封入し溶解を実施し
た場合の装入材料配合計算表を表１に、また、これで得
られたインピットの化学分析値を表２に示す。

表 材料配合計算表 表　２　インゴット分析値 表１において、計算成分値はＡｇ　７９，９４チ。

Ｉｎ　１４．　　ｌｌｉ、　Ｃａ　ｓ、　’１６である
が、これは、必然的に生ずる溶解損失分及び、予想Ｃｄ
敗化蒸発量を前もって前置したものであり、インピット
分析値は、目標値とほぼ満足していることが判明してい
る。

（発明の効果） このように本発明によるときはＡｇ　−Ｉｎ　−Ｃｄの
合金素材をアルゴン（Ａｒ）又は窒素（Ｎ２）等で代表
される不活性ガス又はこれらの混合ガスを１気圧以上の
圧力に充填した容器内で溶解及び鋳造を行なうものであ
るから、Ａｇ　−Ｉｎ　−Ｏｄ合金の溶解及び鋳造過程
において酸化傾向の強いＣｄ、Ｉｎの酸化を低減し、又
蒸気圧の高いＣｄの蒸発損失を低減することが出来、従
って、溶解損失の低減、原価低減を実現でき、又、操業
条件の標準化により化学成分のコントロールを容易にす
ることができ１本発明は産業上、極めて有益である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一１！施例に係る関連設備の概要図であ
る。 （４）・・・密閉容器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原子力プラントの制御棒中性子吸収体として用いられる
   銀（Ａｇ）８０％インジウム（Ｉｎ）１５％−カドミウ
   ム（Ｃｄ）５％の合金素材を、アルゴン（Ａｒ）又は窒
   素（Ｎ＿２）等に代表される不活性ガス又は、これらの
   混合ガスを１気圧以上の圧力に充填した密閉容器内で溶
   解及び鋳造を行なうことを特徴とするＡｇ−Ｉｎ−Ｃｄ
   合金素材の溶解方法。