JPH0329035Y2 - - Google Patents

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JPH0329035Y2
JPH0329035Y2 JP15373686U JP15373686U JPH0329035Y2 JP H0329035 Y2 JPH0329035 Y2 JP H0329035Y2 JP 15373686 U JP15373686 U JP 15373686U JP 15373686 U JP15373686 U JP 15373686U JP H0329035 Y2 JPH0329035 Y2 JP H0329035Y2
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ram
dead center
bottom dead
nut
connecting rod
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はプレス機のラム位置の調整装置に関
し、特に運転中にラムの下死点位置を自動的に調
整する装置に関するものである。
〔従来技術と問題点〕
一般にプレス機は運転に伴いラムの下死点位置
が変化し、そのため加工精度が低下する問題があ
る。その対策として、クランク軸とラムとを連結
するコネクテイングロツドとラムの間に調整装置
が設けられている。この装置は種々の構造のもの
があり、例えば第1図のように、ラム5に軸支さ
れたピニオン7を正逆転させることにより、該ピ
ニオンに噛合したナツト4を回転させ、該ナツト
4と螺合したネジ3を介して、ラム5とコネクテ
イングロツド2との間隔を微調整できるように
し、その結果クランク軸1を回転させたときのラ
ム5の下死点位置が調整可能になつている。しか
し、この調整作業の際はプレス機を停止して、熟
練作業員が手動で行う必要があり、工数がかかる
ばかりでなく、稼動率が低下する問題があつた。
更に一旦調整しても運転中のプレス機の温度変化
等により下死点が変動するため、操業中に度々調
整する必要がある。また金型に複数のストツパー
を設け、強制的に上ダイセツトの下死点の下り過
ぎを防止することも行われているが、この場合は
ストツパーの高さの調整が困難で、プレス機に不
整な応力が加わり装置に悪影響を与える問題があ
つた。更に前記調整装置のナツト4とネジ3及び
ラム5の摺動部の微少な空隙のためラムの遊びが
生じる問題があり、この対策として前記ネジ3の
頭部とラム5との間をOリング11で仕切つた加
圧室12を設け、油圧でピン3を介しナツト4を
ラム5に押圧することにより遊びをなくすように
する方法もあるが、ラム位置調整の際には油圧ポ
ンプ15を停止してこの油圧を解除する必要があ
つた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は前記の問題点を解決するために、ラ
ムの下死点位置が所定位置から変動し、調整する
必要が生じた場合にはプレス機を停止することな
く、自動的に所定位置に精度良く調整できるよう
にしたものであり、クランク軸にコネクテイング
ロツドと該コネクテイングロツドに軸支された調
整ネジに螺合したナツトを介して係着されたラム
の前記ナツトに噛合したピニオンを回転させてコ
ネクテイングロツドとラムの間隔を調整可能とし
た調節機構と、前記ナツトを油圧でラムに押圧す
る固定機構と、前記両機構を制御する機構とを具
えたものである。以下にその一実施例を図面によ
り説明する。
第1図は本考案の装置の主要部の断面を示す説
明図である。図示してないプレス機の本体に、ベ
アリング20,21で軸支されたクランク軸1の
2組の偏心部1aには夫々ベアリング22を介し
てコネクテイングロツド2が係合されており、該
各ロツド2の下端部のピン2aが夫々同方向にネ
ジ溝を有するネジ3の上端部の透孔に貫通して係
着されている。ラム位置調節機構は2本のネジ3
とその外側に夫々螺合されたナツト4と2個のナ
ツト4に噛合するピニオン7とからなつている。
そしてナツト4は外周中央部に平歯車6が突出し
て設けられており、ラム5に摺動して回動可能に
収納されている。また2個のナツト4の中間に各
歯車6に噛合し、ラム5に軸支されたピニオン7
が配設されている。該ピニオン7はベルト9を介
してモーター10で回動可能になつている。従つ
てモーター10を作動させピニオン7を回動させ
れば、2個のナツト4は同一方向に回動し、螺合
する二本のネジ3に沿つて昇降する。その結果ナ
ツト4が嵌合されているラム5が昇降し、その下
死点位置が調節可能になつている。また、固定機
構はネジ3の頭部外周とラム5との間をOリング
11で仕切られた加圧室12が形成されており、
可撓性のある油圧パイプ13、電磁弁14、アキ
ユムレーター16を介して油圧ポンプ15に接続
されている。アキユムレーター16には上部に空
気室16aが設けられており、又、電磁弁14は
3方弁をなし、一方はパイプ13に、他方はアキ
ユムレーター16と油溜り19に接続されてい
る。アキユムレーター16には空気室16aの空
気圧が一定範囲を保つようにポンプ15で送油さ
れている。そして電磁弁14を一方へ作動させる
と油は矢印Aの方向に流れて加圧室12に入り、
ネジ3を介してナツト4をラム5に押圧して遊動
しないよう固定する。また電磁弁14を他方へ作
動させると油は矢印Bの方向に流れ、加圧室12
の油圧は解除されてナツト4は回動可能になる。
自動制御機構は制御器18にクランク角度検出機
17からの信号と、ラムの下死点位置検出機8か
らの信号が入力され、モーター10と電磁弁14
の作動信号が出力されるようになつている。クラ
ンク角度検出機としてはクランク軸1に設けられ
たカムとリミツトスイツチや、光電スイツチ等で
ラム5の位置を検出してもよく、ラム下死点位置
の検出機は非接触式距離測定機等が使用できる。
そしてラム5の下死点位置が所定範囲から外れ
た場合は、制御器18は検出機17の信号による
ラム5の下死点近辺を避けて電磁弁14を作動さ
せて、加圧室12の油圧を解除すると共にモータ
ー10を所定ピツチで作動させて、ベルト9を介
してピニオン7を正又は逆転させて、ナツト4を
回動させ、ラム位置を調節する。モーター10が
停止したら電磁弁14を作動させて油圧でナツト
をロツクする。この動作を繰返しラム下死点位置
が所定範囲に調節されたら、次に検出機8が異常
を検出するまでロツク状態で運転を続行する。
またプレス機のラムが高速で往復動している場
合は、電磁弁14やモーター10の作動タイミン
グを早めるために制御器18に自動進角機能を付
加してもよい。
〔考案の効果〕
この考案の装置を使用することによりプレス機
のラムの下死点位置が変つて調整する必要が生じ
た場合、プレス機を停止することなく、自動的に
所定範囲内に調整することができるので、プレス
機の稼動率が向上する。また金型のストツパーも
不要となり、可動部への不整な応力が避けられる
他プレス機の手動調整も不要となるので熟練作業
者の省力化が図れる。更に稼動時にコネクテイン
グロツドとラムの遊動がロツクされるので下死点
付近でのプレス機の剛性を維持できるので、プレ
ス機の損耗を防止しながら高精度な加工を行うこ
とが可能となり、製品の品質も向上する等、実用
上顕著な成果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置の主要部の断面を示す説
明図である。 1……クランク軸、2……コネクテイングロツ
ド、3……ネジ、4……ナツト、5……ラム、6
……平歯車、7……ピニオン、8……下死点位置
検出機、9……ベルト、10……モーター、11
……Oリング、12……加圧室、13……パイ
プ、14……電磁弁、15……ポンプ、16……
アキユムレーター、17……クランク軸角度検出
機、18……制御器、19……油溜、20,2
1,22……ベアリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランク軸に、コネクテイングロツドと該コネ
    クテイングロツドに軸支された調整ネジに螺合し
    たナツトを介して係着されたラムの下死点位置を
    調整するプレス機のラム位置調整装置であつて、
    前記ナツトの外周に突設された平歯車と、該平歯
    車に噛合したピニオンと、該ピニオンを回転せし
    める駆動手段からなるコネクテイングロツドとラ
    ムとの間隔の調節節機構と、前記調整ネジの頭部
    とラムとの間に設けられた加圧室と、該加圧室に
    油圧を供給するパイプと、該パイプを通じて加圧
    室に油圧を加え又は解除する油圧制御手段とから
    なるナツトとラムの押圧固定機構と、クランク角
    度検出機及びラムの下死点位置検出機からの信号
    を受けて所定の下死点位置と比較し、前記油圧制
    御手段及びピニオン駆動手段へ制御信号、駆動信
    号を出力してラムの下死点を所定位置に調整する
    自動制御機構とを備えてなる、プレス機のラム位
    置調整装置。
JP15373686U 1986-10-08 1986-10-08 Expired JPH0329035Y2 (ja)

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JP15373686U JPH0329035Y2 (ja) 1986-10-08 1986-10-08

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JP15373686U JPH0329035Y2 (ja) 1986-10-08 1986-10-08

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Publication Number Publication Date
JPS6362299U JPS6362299U (ja) 1988-04-25
JPH0329035Y2 true JPH0329035Y2 (ja) 1991-06-20

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