JPH032900Y2 - - Google Patents

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JPH032900Y2
JPH032900Y2 JP918682U JP918682U JPH032900Y2 JP H032900 Y2 JPH032900 Y2 JP H032900Y2 JP 918682 U JP918682 U JP 918682U JP 918682 U JP918682 U JP 918682U JP H032900 Y2 JPH032900 Y2 JP H032900Y2
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JP
Japan
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lever
clutch
sprocket
gear
sprocket shaft
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JP918682U
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカメラの巻戻しクラツチ係脱装置の改
良に関する。
従来、この種の装置に於ては、ほとんどの場
合、巻戻し釦を押して巻上機構とスプロケツトと
の間のクラツチ機構を解除し、その状態を保持し
ながら巻戻し操作を行ない、巻戻し操作終了後、
上記クラツチ機構を係合させる場合には、巻上機
構の巻上動作又はシヤツタレリーズ機構のレリー
ズ動作に連動させて行なつている。
しかしながら、クラツチ機構を係合すべくその
保持を解除しても、必ずしも係合せずに摩擦状態
ですべり回動してしまい、その結果、スプロケツ
トが正確に回動せず、フイルムの駒が重なる等の
不都合が生ずる恐れがある。
本考案は、このような欠点を除去するためにな
されたものであり、上記クラツチ機構が完全に結
合した状態で始めてスプロケツトと巻取りスプー
ルが回動するように構成したカメラの巻戻しクラ
ツチ係脱装置を提供するものである。
以下、本考案の一実施例を添付図面に基いて説
明する。
図において、巻上レバー1は、図示していない
公知の一方向クラツチを経て、巻上軸2と連動し
ており、該巻上軸2の下端には、歯車3が一体に
設けられ、該歯車3の巻上レバー1による回動
は、まず歯車列4,5,6を介して、上記巻上軸
2の周りに回動可能に嵌合した歯車7に伝わり、
該歯車7は、フリクシヨンばね8により同じく巻
上軸2の周りに回動可能に嵌合した巻取スプール
9とばね結合しているので、最終的には巻取スプ
ール9に伝わつて巻取スプール9を回動させる。
また、上記歯車列の内の1つの歯車4は、スプ
ロケツト軸10の中途部に回動可能に嵌合してい
る歯車14とも噛合しており、該歯車14のボス
部周端には溝部14aが形成され、該溝部14a
にはスプロケツト軸10に固定されたクラツチ1
5の凸部15aが嵌入し、スプロケツト軸10と
歯車14とをクラツチ結合させる。
更に、スプロケツト軸10の上部には、ピン1
0aが植設されており、該ピン10aはスプロケ
ツト軸10の周りに回動可能に嵌合されたスプロ
ケツト13の胴面に形成された長穴13aに挿入
されていて、スプロケツト軸10の回動をスプロ
ケツト13に伝える。
スプロケツト軸10は、カメラ本体の上板との
間に設けられたばね19により常に下方への付勢
力が与えられ、該スプロケツト軸10の最下端に
は、巻戻し釦10eが一体に設けられており、該
巻戻し釦10eは、カメラ本体の下部から外方へ
突出している。
符号16は、カメラ本体に軸支さればね16b
によつて反時計方向に回動付勢されたスプロケツ
ト軸10の係止部材としてのレバーであり、レバ
ー16の一端16cは、上記巻戻し釦10eをば
ね19に抗して上方へ押し込むと、ばね16bの
回動付勢力によつてスプロケツト軸10の下端部
に設けられた小径部10cに回動して入り込み、
該スプロケツト軸10の押し込み状態を維持し、
歯車14の溝部14aとクラツチ15の凸部15
aが脱状態となり、巻上レバー1と連動する歯車
14とスプロケツト軸10のクラツチ結合が離れ
る。また、上記レバー16の他端16aは、前述
の歯車3の下面偏心位置に垂設されたピン20の
旋回域に臨んでおり、巻上レバー1が矢印a方向
に巻上げられ歯車3が回動すると上記偏心ピン2
0は、レバー16の他端16aを蹴つて、レバー
16の一端16cとスプロケツト軸10の小径部
10cとの係合を解いてスプロケツト軸10を復
元させる。尚、上記の例では歯車3の下面に垂設
されたピン20によつてレバー16の他端16a
を蹴つてレバー16とスプロケツト軸10との係
合を解いたが、かかる係合を解くための手段とし
ては、シヤツタレリーズ機構のレリーズマグネツ
トの作動で行なうことによつても可能であり、上
記の場合にのみ限定するものではなく、諸種の周
知の手段によつて行うことが可能である。
符号12は、カメラ本体に軸支さればね11に
よつて反時計方向に回動付勢された連動レバーで
あり、該連動レバー12の一端12aは、スプロ
ケツト軸10が押し込まれない状態ではスプロケ
ツト軸10の下部に設けられた径大部10cとテ
ーパー部10bとからなるこま型の環状突部の径
大部10cに接している。
また、連結レバー12の他端には、立上り舌片
12bが設けられていて該立上り舌片12bに
は、巻取スプール19の拘束レバー17と同軸で
一体のL字レバー17aの先端が当接している。
上記拘束レバー17及びL字レバー17aは、
ばね19によつて時計方向に回動付勢され該拘束
レバー17の先端に形成された爪部は、巻取スプ
ール9の鍔部下端に設けられたラチエツトホイル
9aと噛み合うように構成されているが、巻戻し
釦10eが押されない状態では、L字レバー17
aの先端が、連結レバー12の立上り舌片12b
と当接しているので、上記拘束レバー17の爪部
は、上記ラチエツトホイル9aとの噛み合いを阻
止されている。
次に、本考案の作用について説明する。
今、フイルムの巻戻し操操作を行なうべく巻戻
し釦10eを押すと、レバー16は、ばね16b
の付勢力によつてスプロケツト軸10の小径部1
0cに回動して入り込み、スプロケツト軸10の
押し込み状態を維持し、歯車14の溝部14aと
クラツチ15の凸部15aが脱状態となり、巻上
レバー1と連動する歯車14とスプロケツト軸1
0とのクラツチ結合が離れ、スプロケツト13は
巻上機構からフリーとなる。連動レバー12は、
連動レバー12の一端12aが、環状突部の径大
部10cからテーパー部10bを経てスプロケツ
ト軸10の軸部10dまで変位するのにあわせて
ばね11の付勢力により反時計方向に回動し、従
つて上記L字レバー17aもばね18の付勢力に
よつて連動レバー12に随動し、該L字レバー1
7aと一体の拘束レバー17の爪部が、巻取スプ
ール9のラチエツトホイル9aと噛み合つて巻取
スプール9のフイルムを巻取る方向即ち、矢印b
方向の回動を阻止し、逆にフイルムを巻戻す方向
には回動するような状態が維持される。
このような状態で、図示しないフイルム巻戻し
ノブ等を回せばフイルムの巻戻しが行なわれる。
次にフイルム巻戻し状態から通常の撮影可能状
態に復帰させるには、巻上レバー1の作動により
歯車3が回動し、歯車3に垂設されたピン20が
回動変位し、レバー16の一端16aを蹴つて
(尚、レバー16の一端16を蹴るのは、シヤツ
タレリーズ機構と連動する部材等であつても良い
ことは先に説明した。)、レバー16を回動させ、
これにより、クラツチ脱状態に保持されていたス
プロケツト軸10は、ばね19により復帰可能と
なるが、前記歯車14の溝部14aとクラツチ1
5の凸部15aが噛み合わない状態のときはスプ
ロケツト軸10は、図の下方へ復帰できないの
で、前記環状突部の径大部10c及びテーパー部
10bは連動レバー12を変位できないため、拘
束レバー17の爪部は巻取スプール9のラチエツ
トホイール9aに噛み合つたままで、巻取スプー
ル9はその回転を阻止されたままとなる。即ち、
巻上レバー1を操作しても、歯車14の溝部14
aが回動してきて凸部15aと噛み合うまでは、
スプロケツト13と巻取スプール9とは回動しな
い。
巻取可能な正常状態になつた時、即ち、クラツ
チ機構が噛み合つた時には、スプロケツト軸10
は元の位置に復帰するので、連動レバー12は、
前記環状突部のテーパー部10b及び径大部10
cにそつて回動変位し、それによつて該連動レバ
ー12の立上り舌片12bに当接したL字レバー
17a及び拘束レバー17を回動させて該拘束レ
バー17の爪部と巻取スプール9のラチエツトホ
イール9aとの噛み合いを外し、巻上可能状態と
するものである。
本考案は、以上のように構成される所から、ス
プロケツトのクラツチ機構が完全に結合した状態
でのみ始めてスプロケツトと巻取スプールが回動
し、フイルムの巻取りができるので、従来の如く
フイルムの駒重なりの事故が完全に防止できるも
のであり、その実用性は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図であ
る。 1……巻上レバー、2……巻上軸、9……巻取
スプール、10……スプロケツト軸、12……連
動レバー、13……スプロケツト、15……クラ
ツチ、16……係止部材としてのレバー、17…
…拘束レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻上機構とスプロケツトとの間に配設されたク
    ラツチ機構と、巻戻釦の押圧操作によつて上記ク
    ラツチ機構を解除状態に保つ保持手段と、巻上操
    作或はシヤツタレリーズ動作等によつて上記保持
    手段を変位させ上記クラツチ機構の解除状態を解
    く部材とから成るカメラの巻戻クラツチ係脱装置
    において、巻戻釦の押圧操作によつて巻取スプー
    ルに係止を掛けると共に上記クラツチ機構が上記
    部材によつて解除状態から解かれても完全に係合
    しない状態では巻取スプールに対する係止を止め
    ない手段を備えたことを特徴とするカメラの巻戻
    クラツチ係脱装置。
JP918682U 1982-01-26 1982-01-26 カメラの巻戻クラツチ係脱機構 Granted JPS58113027U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP918682U JPS58113027U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 カメラの巻戻クラツチ係脱機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP918682U JPS58113027U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 カメラの巻戻クラツチ係脱機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58113027U JPS58113027U (ja) 1983-08-02
JPH032900Y2 true JPH032900Y2 (ja) 1991-01-25

Family

ID=30021841

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP918682U Granted JPS58113027U (ja) 1982-01-26 1982-01-26 カメラの巻戻クラツチ係脱機構

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JPS58113027U (ja) 1983-08-02

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