JPH0328936Y2 - - Google Patents

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JPH0328936Y2
JPH0328936Y2 JP8833883U JP8833883U JPH0328936Y2 JP H0328936 Y2 JPH0328936 Y2 JP H0328936Y2 JP 8833883 U JP8833883 U JP 8833883U JP 8833883 U JP8833883 U JP 8833883U JP H0328936 Y2 JPH0328936 Y2 JP H0328936Y2
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JP
Japan
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mold
release agent
nozzle
pipe
product
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JP8833883U
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JPS59193567U (ja
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  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプラスチツクモールド用金型に離型剤
を自動的に塗布或は吹き付けるなどによつて付着
せしめるようにした離型剤塗布装置に関するもの
である。
従来、金型に離型剤を塗布する場合、比較的凹
凸の少い平担な金型部分に対しては、離型剤を霧
状にして吹き付けるなどによつて行われていた
が、プラスチツク製品に細長い突起部分があつた
場合、金型においてはその部分が深く小さな穴に
なるわけで、この内部に離型剤を充分に行き渡ら
せることは、吹き付けでは奥まで届かず、きわめ
て困難であつた。しかも、このようなプラスチツ
ク製品の細長い突起部分は弱い部分であるから、
特に離型剤を充分に塗布する必要のある部分であ
るため、従来、このような形状を有するプラスチ
ツク製品を加工する場合、モールド金型の穴の内
部に手作業で離型剤を塗り付けるなどをしていた
ため、きわめて時間が掛り、能率が低いうえ、充
分に塗布できないことがあり、このことによる製
品の歩止まりも悪いなどの欠点があつた。
本考案は以上のごとき従来技術の欠点にかんが
みて、液状の離型剤をエアで霧状で噴射するよう
にし、且つこの噴射が集中して行われ、金型深部
にも到達し得るようにした離型剤塗布装置を提供
する。
以下、本考案を図示した実施例によつて説明す
る。
第1図において、1は射出部1a、金型部1
b、ガイドバー1c、スライドピン1dからなる
固定部、2はガイドバー1cに案内されて前進と
後退とを行う可動部で、深穴2a1,2a2,2a3
形成する金型部2aを有する。3は固定部1に取
り付けられ、シヤフト4、ロツド5により前進と
後退および上昇と下降とを図示してない駆動力源
によつて行われ、離型剤塗布用のヘラ3aを有す
る製品の取出部、6は保持台7にガイドロツド8
を介して取り付けられ、第2図で詳細に示される
ように、複数の針弁タイプのノズル6aを有する
塗布ヘツドで、ガイドロツド8に沿つて図示して
ないエアシリンダーによつて駆動ロツド9で進退
せしめられ、離型剤液の容器10にチユーブ10
aで接続され、図示してないエアコンプレツサー
とホース11で接続される。この塗布ヘツド6に
対してノズル6aはパイプ6bで連結されるが、
このパイプ6bは第2図の矢印A−A′で断面し
第3図で拡大して示したように、銅などのように
曲げて形状を変えられる軸パイプ6b1と、その周
囲を覆う柔軟なビニール等のカバーパイプ6b2
からなり、軸パイプ6b1の内部には前記チユーブ
10aを経て離型剤液容量器10からの離型剤が
充填され、軸パイプ6b1とカバーパイプ6b2との
あいだにはホース11からの高圧エアーが通さ
れ、この高圧エアーは塗布ヘツド6内に組み込ま
れた図示してない電磁バルブによつて流入を制御
され、その流入量はツマミ6cによつて制御され
る。
再び第1図において、12は製品で第4図で示
したように細長い突起部12a,12b,12c
を有する。第1図において13は第2塗布ヘツド
で固定部1に取り付けられ、ノズル13a、パイ
プ13b、ツマミ13cについては前記ノズル6
a、パイプ6b、ツマミ6cと同様に構成され、
離型剤液と高圧エアーについても塗布ヘツド6と
同様に供給される。
次に作動の説明をする。
第1図はモールド加工が終了し、可動部2がガ
イドバー1cに沿つて左行し、製品12が固定部
1の金型部1bに付着している状態を示す。
この状態において、まずノズル13aが離型剤
をヘラ3aに吹き付けて塗布し、次に取出部3が
シヤフト4によつて左行し、ロツド5で下降し、
次に右行して製品12に達し、ホールドする。こ
の取出部3が製品12をホールドする手段は、製
品12の形状に応じて様々であり、単にフツク状
部分で製品12を引掛けるようにする場合もあれ
ば公知の把握手段で把持する場合もあり、その何
れであつても本考案の要旨に変りがなく、且つそ
れらの何れも公知の手段であり、また図面および
説明を煩雑にすることを避けるため、説明を省略
する。
取出部3が製品12をホールドする寸前に行う
右行により、ヘラ3aが金型部1bに接触し、塗
布された離型剤を付着させる。同様に製品12を
ホールドし、次に左行して製品12を金型部1b
から離し、上昇して製品12の取り出しを行う。
取出部3が上昇すると、その作動を検出し、あ
るいは予じめプログラミングして置くことによる
などによつて、次に塗布ヘツド6が駆動ロツド9
によつて金型部2aの位置まで第2図において左
行し、所定のストロークの作動を行つた後、停止
する。このとき、上記作動方向に対し、更に平面
的に直交する方向に作動させることも、必要に応
じて行うことができる。その場合には、第1図に
おいて示したように支持台7の上部を左右にスラ
イド可能なスライド部7aとし、これをエアシリ
ンダその他の手段で制御駆動せしめるようにす
る。
複数のノズル6aは金型部2aの深穴2a1〜2
a3のそれぞれに対向するように予じめ調整してあ
り、その調整の方法は銅パイプなどの曲げて形状
を変え得る軸パイプ6b1を曲げて複数のノズル6
aのそれぞれを深穴2a1〜2a3に対向せしめるこ
とによつて行われる。
ノズル6aの軸パイプ6b1には、液状の離型剤
がチユーブ10aを経て容器10から落差によつ
て加圧されているが、ノズル6aの射出部先端に
おいて表面張力で妨げられているためノズル6a
からは出て来ない。
塗布ヘツド6が所定の位置に達して停止し、し
たがつて複数のノズル6aのそれぞれが深穴2a1
〜2a3に対向すると、この停止を検出し、あるい
は塗布ヘツド6の送り作動の制御を行うプログラ
ミングの次期作動の制御作動によつて、塗布ヘツ
ド6に内装されている電磁弁が所定時間だけ作動
し、高圧のエアーを解放する。高圧エアーは軸パ
イプ6b1とカバーパイプ6b2との間を通り、ノズ
ル6aの先端から噴射され、その際軸パイプ6b1
の先端の圧力を低下させて離型剤を引き出し、霧
状にして共に噴射させ、深穴2a1〜2a3の底まで
吹き付ける。この離型剤液を霧化して噴射する際
の噴射範囲の広さの設定は、針弁タイプのノズル
の場合、針弁を調節することによつて任意に行う
ことが、周知の如く可能である。
離型剤の噴射を所定時間行い、これによつて所
定の量の離型剤の塗布を行つたあと、塗布ヘツド
6はガイドロツド8に案内されて駆動ロツド9に
よつて保持台7に引き寄せられて後退し、金型部
2aから退ぞく。以後、可動部2がガイドバー1
cに案内されて固定部1に近付き、金型部1bと
金型部2aとを密着し、圧接してから射出部1a
からプラスチツクを射出する。
モールデイング工程が終了し、製品12を取り
出すために可動部2がガイドバー1cに沿つて左
行し、製品12は可動部2の金型部2aから図示
してない周知の突出ピンで押出され、第1図で示
した状態に戻り、以後上記の作動を繰り返えす。
本考案によれば、以上の如く離型剤を金型に塗
布するに際し、針弁ノズルによつて噴射するよう
にしたから金型の深穴部分の奥底まで瞬時に離型
剤を塗布することができ、従来の手作業による手
段に較べて格段に能率が向上され、且つ仕上りに
ムラがなく、均一にできるので、歩心まりが飛躍
的によくなるなど、きわめて実用的な効果が得ら
れる。
本考案によれば、従来この種モールド装置にお
いて実施の遅れていた金型の深穴に対する離型剤
の塗布工程において、射出、製品の取出、離型剤
の塗布を自動的に行うようにしたものであるか
ら、全工程を無人化させることができ、これによ
つて1人数台の装置を扱うことができるから、こ
の点において能率を向上させ得る効果がきわめて
大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部の正面図、
第2図は第1図で示した塗布ヘツド6の拡大斜視
図、第3図は第2図の矢印A−A′部の断面図、
第4図は第1図で示した製品12の拡大斜視図で
ある。 1……固定部、1a……射出部、1b……金型
部、2……可動部、2a……金型部、2a1,2
a2,2a3……深穴、3……取出部、3a……ヘ
ラ、6……塗布ヘツド、6a……ノズル、6b…
…パイプ、6b1……軸パイプ、13……第2塗布
ヘツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 金型部を有する固定部と、 一部に深穴を有する金型部を有し、射出成形時
    に際してまず上記固定部に対して近接して自己の
    金型部を固定部の金型部に密着させて射出金型を
    形成せしめる可動部と、 射出を終了し、固定部から可動部が離れてから
    製品を取り出す取出部と、 からなるプラスチツクモールド装置において、 前記取出部に取り付けたヘラと、 固定部に取り付けられ、上記ヘラに液状の離型
    剤を吹き付けるノズルを、パイプを介して有する
    第2塗布ヘツドと、 支持台に進退自由に取り付けられ、パイプを介
    してノズルを有する塗布ヘツドと、 からなり、 上記パイプは曲げて形状調節することができ、
    高圧エアーを噴射する軸パイプと、 上記軸パイプの外周を囲繞し、該軸パイプとの
    間を液状の離型剤で満たした柔軟なカバーパイプ
    とを有し、且つ先端部には針弁タイプのノズルを
    装着してなり、 前記取出部は第2塗布ヘツドのノズルによつて
    ヘラに離型剤を塗布され、製品取出部に該ヘラに
    よつて固定部の金型部に該離型剤を付着せしめ、 製品取出後に制御駆動される塗布ヘツドは可動
    動部の金型部の深穴部にノズルを直面され、該深
    穴部内に所定時間離型剤を噴射した後、退避せし
    められるようにしたことを特徴とする 離型剤塗布装置。
JP8833883U 1983-06-09 1983-06-09 離型剤塗布装置 Granted JPS59193567U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8833883U JPS59193567U (ja) 1983-06-09 1983-06-09 離型剤塗布装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8833883U JPS59193567U (ja) 1983-06-09 1983-06-09 離型剤塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59193567U JPS59193567U (ja) 1984-12-22
JPH0328936Y2 true JPH0328936Y2 (ja) 1991-06-20

Family

ID=30218250

Family Applications (1)

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JP8833883U Granted JPS59193567U (ja) 1983-06-09 1983-06-09 離型剤塗布装置

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JPS59193567U (ja) 1984-12-22

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