JPH03286796A - 股上縫製機におけるパンティストッキング生地の位置決め方法と装置 - Google Patents

股上縫製機におけるパンティストッキング生地の位置決め方法と装置

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JPH03286796A
JPH03286796A JP2087731A JP8773190A JPH03286796A JP H03286796 A JPH03286796 A JP H03286796A JP 2087731 A JP2087731 A JP 2087731A JP 8773190 A JP8773190 A JP 8773190A JP H03286796 A JPH03286796 A JP H03286796A
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JP
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pantyhose
fabric
welt
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positioning
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JP2087731A
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English (en)
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Hiroshi Maekawa
博司 前川
Tatsurou Oomuta
大牟田 辰朗
Takanori Imai
孝則 今井
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TAKATORI HIGHTECH KK
Takatori Corp
Original Assignee
TAKATORI HIGHTECH KK
Takatori Corp
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B23/00Sewing apparatus or machines not otherwise provided for
    • D05B23/007Sewing units for assembling parts of knitted panties or closing the stocking toe part
    • D05B23/008Line closers, i.e. sewing units for forming the body portion of the panty hose
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05DINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
    • D05D2305/00Operations on the work before or after sewing
    • D05D2305/22Physico-chemical treatments
    • D05D2305/24Marking

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Socks And Pantyhose (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〉 この発明は、股上縫製機におけるパンティストッキング
生地の位置決め方法と装置、更に詳しくは、股上縫製工
程の最初の準備作業である上下咬持板対に各々挿着した
パンティストッキング生地のウェルト部とガータライン
を上下−線に位置決めする位置決め方法と、この方法を
自動的に実施する位置決め装置に関するものである。
〈従来の技術〉 パンティストッキングの縫製は、第20図に示す筒編上
のパンティストッキング生地Sを用い、対の生地S1、
S2のパンティ部となる股上部分1を互いに重ね合わせ
ると共に、この重ね合わせ部分に切断部を設け、ひき離
した切断部を縫目2で縫製することにより、第21図に
示すパンティストッキング3を得るものである。
又、パンティストッキング生地Sとして、第23図に示
すように、股上部分のガータラインが上方に深く切れ上
がったビキニタイプもあり、一対の生地S、、S、を中
心線に沿って設けた切断部の縫目2で縫製することによ
り、第24図に示すビキニタイプパンティストッキング
3を得るものである。
このように、一対のパンティストッキング生地SI 8
2 (以下、生地という)を用いてパンティストッキン
グを縫製するには、例えば特許880791号に開示さ
れたパンティストッキング股上自動縫製機が広く実用に
供されている。
第19図は上記パンティストッキング股上自動縫製機の
概要を示しており、水平のキャリア4上に複数の咬持部
材5を回動自在に一定の間隔を存して設けられている。
上記咬持部材5は、左右一対で上下一対の咬持板6.6
および7.7を備えた左右のアーム8゜8からなり、左
右一対の咬持板対はアーム8と8の開閉動作によって互
いに平行する状態からキャリア4の回転方向に沿って拡
開するように往復回動可能に構成され、かつ上下一対の
咬持板対は互に圧接離開になっている。
上記咬持部材5はキャリア4の回動によって第19図時
計方向に回動し、回動軌道上に設置した作業ステーショ
ン■乃至■に順次位置する。
第1の作業ステーションのは咬持部材5に対する生地の
装着位置であり、上部咬持板対6.6および下部咬持板
対7.7のそれぞれに生地を仮装着する。
生地の装着は作業者が手作業によって行なってもよいが
、特願昭63−88542号や特願平1−99178号
で提案した自動装着装置を使用し、自動的に行なうよう
にしてもよい。
そして生地S、、S、が装着された咬持部材5が第2作
業ステーション■から第3作業ステーション■に移動す
る間に、位置決装置9で上下咬持板対6.6及び7.7
に仮装着した生地Sを後方に引込み、生地S1、S2の
ウェルト部11を所定の位置に位置決めし、第3作業ス
テーション0で切断部材10によりパンティ部となる股
上部lの内股部分を切断し、第4作業ステーション■で
左右の咬持板対を円周軌道線上に拡開させて重合咬持状
態の生地S1、S、の内段部切断縁を外部に露出せしめ
る。
次に、咬持部材5が作業ステーション■に移動すると前
記露出された生地S8、S2の内段部切断縁をミシン1
2により縫製する。
更に、咬持部材5が第6作業ステーション■に移動する
と咬持部材5から縫製後の生地を取出し、該咬持部材5
の左右の咬持板対は拡開状態から元の平行状態に戻り、
再び第1作業ステーション■に移動することになる。
ところで、一対の生地S3、S2を用いてパンティスト
ッキングを縫製する場合、両生地SS2のウェルト部1
1及びガータライン13を上下−線に揃えて位置決めし
ないと、第22図に示すように、股上部1の縫製部分に
段差が生じた不良品が発生する。
このため、第1作業ステーション■で咬持部材5に仮装
着した上下の生地S3、S2を位置決めするため、第2
作業ステーション■と第3作業ステーション■間に配置
される位置決装置9には、上下生地S1、S2のウェル
ト部11とガータライン13を上下−線に位置決めする
機能が要求される。
従来の自動位置決装置は、特公昭61−55396号で
知られているように、第2作業ステーション0から第3
作業ステーション■の間を移動する咬持部材5と同調し
て一体に移動する回動部材に、左右一対の上下咬持板対
に装着された生地の端部をそれぞれ別個に光学的に検知
する検知手段を設け、この検知手段が上下咬持板に装着
された何れか一方の生地端部を共に検知し、この検知に
よってその検知位置を基準に他方の咬持部材に装着した
生地を位置決めプレートで咬持板対上を移動させ、その
端部を前記一方生地の端部に重ねて位置決めする構造に
なっている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、上記した位置決装置は、上下生地の端部である
ウェルト部のみを検知手段で検出して位置決するため、
ガータライン側の位置決めが不正確になりやすく、股上
部の縫合せにおいてガータライン側に段差が生じやすい
という問題がある。
また、咬持板対に対する生地の挿入は、手作業で完全な
状態に挿入する必要があると共に咬持板対の両側に位置
する一対の位置決プレートで生地の端部側を挟持して移
動させるため、伸縮性を有する生地に適度な引張力が加
わり、上下生地の股上部における伸縮状態に変化が生じ
、ガータライン側での位置ずれを発生させることになる
そこで、この発明の課題は、上記のような課題を解決す
るため、上下咬持板対上に仮装着された一対の生地を完
全な状態に装着すると共にこの装着された生地のウェル
ト部及びガータラインを上下−線に揃えることができ、
股上部の縫合せ部に段差の発生がない製品を縫製するこ
とができるようにするパンティストッキング生地の位置
決め方法と装置を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記のような課題を解決するため、第1の発明は、左右
一対の咬持板対を上下に対向して配置し、上下咬持板対
の各々に先端側からパンティストッキング生地のウェル
ト部を挿入して仮装着し、咬持板対間の内側に位置する
つかみ具によって、上下パンティストッキング生地の対
向する内側部分でウェルト部の端部と内側寄りの二箇所
を重ねてつかみ、更に上下パンティストッキング生地の
外側部分でウェルト部の内側寄りの位置をつかみ、この
つかんだ部分で上下のパンティストッキング生地を咬持
板対の後方に引き込み、引き込まれて移動する上下パン
ティストッキング生地のガータラインを定位置に配置し
たガータライン位置決めセンサで検出し、この検出によ
って引き込みを停止させて上下パンティストッキング生
地のウェルト部とガータラインを上下に位置決めする方
法を採用したものである。
同第2の発明は、左右一対の咬持板対を上下に対向して
配置し、上下咬持板対の各々に先端側からビキニタイプ
のパンティストッキング生地のウェルト部を挿入して仮
装着し、咬持板対間の内側に位置するつかみ具によって
、上下パンティストッキング生地の対向する内側部分で
ウェルト部の端部と内側寄りの二箇所を重ねてつかみ、
更に上下パンティストッキング生地の外側部分でウェル
ト部の内側寄りの位置をつかみ、このつかんだ部分で上
下のパンティストッキング生地を咬持板対の後方に引き
込み、引き込まれて移動する上下パンティストッキング
生地のガータラインを定位置に配置したガータライン位
置決めセンサで検出し、この検出によって引き込みを停
止させて上下パンティストッキング生地のウェルト部と
ガータラインを上下に位置決めし、この後、上下咬持板
対の両側から押し当てた回転ローラでパンティストッキ
ング生地を回動させ、ビキニタイプのウェルト部とガー
タラインの中心部を咬持板対上の所定位置に位置決めす
る方法を採用したものである。
同第3の発明は、つかみ具を装着したウェルト部位置決
めユニットが前進動し、上下パンティストッキング生地
のウェルト部端部に各々当接した位置でウェルト部の端
部な重ねてつかみ、この状態で位置決めユニットを更に
前進動させてウェルト部を押し戻し、しわ寄せ状態にし
てウェルト部の内側寄りと外側部分を上記端部よりち弱
い力でつかみ、位置決めユニットを後退動させてウェル
ト部のしわを徐々に伸ばしながらパンティストッキング
生地を咬持板対の後方に引き込む方法を採用したもので
ある。
同第4の発明は、左右一対の咬持板対からなる咬持部材
を円周軌道に沿って移動するように配置し、上下咬持板
対の各々に装着されたパンティストッキング生地の股上
部分を縫製するようにした股上縫製機において、咬持部
材のパンティストッキング生地挿着位置後方に、咬持部
材の上部に位置し、咬持部材と一定の範囲を等速で同調
移動するユニットベースを配置し、このユニットベース
に、左右咬持板間の中央位置を咬持板の長さ方向に沿っ
て進退動自在となり、上下咬持板対の各々に挿着された
パンティストッキング生地のウェルト部を同時につかん
でウェルト部を咬持板の後方に引き込むウェルト部位置
決めユニットと、上下咬持板対の先端部両側に対して接
近離反動自在となり、股上部を抑圧保持するプレートと
、上下咬持板対に各々挿着されたパンティストッキング
生地の上下に位置し、位置決めユニットで引き込まれる
股上部のガータラインを検出し、ウェルト部位置決めユ
ニットを停止させるガータライン位置決めセンサとを設
け、前記位置決めユニットに、上下パンティストッキン
グ生地の内側ウェルト部を端部の位置で重ねてつかむ一
対の内つかみ具と、内側ウェルト部の内方に位置する生
地部分を重ねてつかむ一対の中つかみ具と、その生地部
分の外側をつかむ外つかみ具とを設けた構成を採用した
ものである。
同第5の発明は、位置決めユニットに、上側ウェルト部
の端部を検出するセンサと、下側ウェルト部の端部を検
出するセンサとを設け、両センサによるウェルト部の端
部検出によって各つかみ具をつかみ作動させるようにし
た構成を採用したものである。
同第6の発明は、左右一対の咬持板対の先端間に半円形
のガイドを設けた構成を採用したものである。
同第7の発明は、ニットベースに、上下咬持板対の両側
に対して接近離反動自在となり、両側から圧接して股上
部を左右咬持板対間の方向に回動させる回転ローラと、
上下咬持板対に各々挿着されたビキニタイプのパンティ
ストッキング生地間の位置でウェルト部とガータライン
の中心位置を検出し、回転ローラを停止させる中心検出
センサとを取付けた構成を採用したものである。
く作用〉 上下の咬持板対の各々に所定位置まで生地を仮装着した
状態で、ウェルト部位置決めユニットが前進し、上下ウ
ェルト部の端部を上下のセンサが検出すると、先ず内つ
かみ具が閉じて上下ウェルト部の内側端部をつかむと共
に、プレートが上下咬持板対の先端部両側で生地の股上
部分を保持する。
位置決めユニットは更に所定量を前進して股上部をしわ
寄せした後、その前進端にて停止すると、次に中つかみ
具と外つかみ具が閉じて上下ウェルト部の内方位置及び
その外側の生地部分をつかむ。然る後、位置決めユニッ
トはその前進位置から後退動を開始すると、次にプレー
トによる生地の保持を解除すると共に、各つかみ具によ
ってウェルト部を咬持板対の後方に引き込み、引き込ま
れる股上部のガータラインをガータライン位置決めセン
サが検出すると、位置決めユニットは停止して各つかみ
具は開き、位置決めユニットは退勤位置に戻る。これに
よって、股上部を設定寸法に伸した状態となり、上下生
地の股上部は完全な状態で各吟持板対に挿着されると共
に、ウェルト部とガータラインの各々が上下−線に揃っ
た位置決め状態となる。
又、上記の位置決め状態で回転ローラを咬持板対の両側
から押し当て、生地を回動させてガータライン中央部を
センサで検出すればビキニタイプの生地の場合、上下生
地のガータライン中心線を一致させることができる。
〈実施例〉 以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
第19図を参照して既に説明した如く咬持部材5の上下
咬持板対に対して第1作業ステーション■で生地S、、
S、が仮装着され、第3作業ステーション0で股上部分
の切断作業に入るため、生地の位置決作業は咬持部材5
が第2作業ステーション■から第3作業ステーション■
の間で行なう必要がある。
従って、この発明の位置決装置9は第19図に示すよう
に第2作業ステーションOに臨む位置に設定され、しか
も咬持部材5は間欠運転もしくは連続運転されるため、
位置決装置9は咬持部材5と同方向に等速で同調して第
3作業ステーション0側に所定の距離だけ移動するよう
にする必要がある。
この目的のため、位置決装置9は、キャリア4の回転中
心に立設した回動軸24を中心に回動可能に支持されて
いる。
第1図と第2図は咬持部材5と位置決装置9の構造及び
両者の関係を示しており、咬持部材5は、円周軌道形状
をしたガイドレール21で摺動可能に支持されたキャリ
ア4上に取付けられ、先に述べたように左右のアーム8
.8上に左右−対、上下一対の咬持板対6.6及び7.
7を備えた構造になっている。
前記ガイドレール21の内側上面に張設したベースプレ
ート22の中央部にブラケット23を立設し、このブラ
ケット23で回動自在に支持した回動軸24の上端に位
置決装置9の主要構成部品を取付けるユニットベース2
5が固定されている。
上記ユニットベース25は、回動軸24上に固定した下
部プレート26の上面に一対の垂直壁27と28を回転
方向の内外で対向するよう対設し、雨垂直壁27.28
の上端に上部プレート29をガイドレール21側に向け
て突出する水平に設けて形成されている。
下部プレート26の先端下面に固定した下向ブラケット
30の下端にベースプレート22上を転動する受はロー
ラ31が担止され、下向ブラケット30の下端にガイド
レール21側に向けて突出する水平ブラケット32が突
設され、この水平ブラケット32の先端下部に担止した
L字状の追従用33にシリンダ34で揺動を与えるよう
になっている。
ガイドレール21上を回動するキャリア4上で咬持部材
5の内側に前記追従用33の先端が排脱する追従ブロッ
ク35が固定され、シリンダ34を伸長させて追従用3
3を追従ブロック35に掛合させている間、咬持部材5
の回動にユニットベース25を一体回動させることにな
る。
前記下向ブラケット30の外面に軸受36で支持した縦
軸37を設け、下部プレート26の下面に取付けたサー
ボモータ38と縦軸37をベルト39とブーりを介して
連動し、縦軸37の下端にビニオン40が固定され、ベ
ースプレート22上に上記ビニオン40と噛合するラッ
ク板41が固定されている。
このラック板41は第2図のように第2作業ステーショ
ン■から第3作業ステーション0の手前の間に配置され
、ユニットベース25の回転軸心を中心とする円弧状に
形成され、サーボモータ38でピニオン40を回転させ
ることにより、第3作業ステーション0側に位置するユ
ニットベース25を第2図二点鎖線で示す第2作業ステ
ーションOに臨む位置へ早送りで復帰させることになる
前記ユニットベース25における上部プレート29の下
面長さ方向に二本の回転軸42と43が配置され、両回
転軸42.43は雨垂直壁27と28を貫通し、その先
端は上部プレート29の先端下部に取付けた軸受46で
支持され、後端側は内側垂直壁27に軸受で支持され、
内側垂直壁27の後方に突出する両回転軸42.43の
後端にピニオン47.48が固定され、第1図と第9図
の如(、上部プレート29に取付けた位置決ローラ昇降
用シリンダ49のピストン50に両ビニオン47.48
と噛合するラック51が固定され、シリンダ49の伸縮
によるラック51の上下動で両回転軸42.43を相反
する方向に回転させるようになっている。
両回転軸42.43には、両側で一対となる二組のアー
ムブラケット52.53.54.55が回転軸42.4
3と一体に回動するよう固定され、各アームブラケット
52.53.54.55の先端には、上生地ビキニライ
ン位置決め用と下生地ビキニライン位置決め用のローラ
56乃至63が取付けられ、各ローラ56乃至63は各
々別個のモータ64乃至71で駆動され、アームブラケ
ット52乃至55が下向きに回動したとき、上生地ビキ
ニライン位置決め用のローラ56゜57.60.61は
上部咬持板対6.6の両側に臨み、下生地ビキニライン
位置決め用のローラ58.59゜62.63は下部咬持
板対7.7の両側に臨み、両側から上生地及び下生地に
圧接し、回転により上生地及び下生地を咬持板対の幅方
向に回動させるようになっている。
一方回転軸43に固定したアームブラケット53と55
の相反する外面の各々に、第1図と第2図及び第6図の
如くシリンダ72.73が固定され、一方シリンダ72
のピストン杆先端にビキニタイプの上生地と下生地のウ
ェルト部中心点を検出する2個のセンサE−Fが、また
他方シリンダ73のピストン杆先端にガータライン先端
部中心点を検出する2個のセンサG、Hが取付けられて
いる。
各センサE、FとG、Hはアームブラケット53.55
が下向きに回動し、かつシリンダ72.73が伸長する
ことにより上下咬持板対6.6と7゜7間で左右の咬持
板間の中心上に位置することになる。
ビキニタイプの生地には第18図の(イ)と(ロ)に示
すように、ウェルト部の中心点を示すマーカ74とガー
タラインの先端中心点を示すマーカ75が予め施してあ
り、シリンダ72のセンサE、Fはウェルト部の中心点
を示すマーカ74を、またシリンダ73のセンサG、H
はガータラインの先端中心点を示すマーカ75を検出す
るまで、各ビキニライン位置決め用のローラ56乃至6
3の駆動をモータ64〜71を制御するようになってい
る。
前記上部プレート29の先端部には、第7図と第8図の
如く、上部プレート29上に軸受76で支持した軸78
を設け、軸78の先端に変形コ字状のアーム79を取付
け、軸78の後端に固定したレバー80にシリンダ81
を連結し、シリンダ81の伸縮により軸78を中心にア
ーム79も揺動させると共に、上部プレート29の先端
に設けた軸受46にL形アーム82の上端を担止し、こ
のL形アーム82の上部と前記アーム79の上端をレバ
ー83で連動し、アーム79の揺動に同調してL形アー
ム82を揺動させることになる。
上記軸受46の下面に上生地ガータライン部検出用のセ
ンサC(投光側)が固定され、前記アーム79は第7図
実線で示す上昇位置から同図二点鎖線の下降位置に回動
し、その先端が上下の生地S、、S2間に進入し、先端
上面に取付けた上生地ガータライン部検知用センサC’
  (受光側)と前記投光側センサCとで上部生地S、
のガータライン13を検出する。
また、L形アーム83は第7図の実線の上昇位置から同
図二点鎖線の如く下降して先端が下部生地S2の下方に
位置し、前記アーム79の先端下面に取付けた下生地ガ
ータライン部検知用のセンサD′ (受光側)と、L形
アーム82の先端に取付けた下生地ガータライン部検知
用のセンサD(投光側)とで下生地のガータライン13
を検出することになる。
前記回転軸42と43の第1図右側端部寄りの位置に、
上生地用のガータライン位置決め用のプレート84.8
4と下生地用のガータライン位置決め用のプレート85
.85が回転軸42.43に対してフリー回転するよう
に取付けられ、各プレート84.84゜85.85は上
部プレート29上に立設したアーム86゜86との間に
位置するシリンダ87.87及び88.88によって上
下に回動自在となる。
上生地用のプレート84.84は下降位置に回動すると
第5図二点鎖線で示すように上部咬持板対6.6を両側
から挟み、上生地SIの股上部分を上部咬持板対6.6
の先端部で移動しないように保持し、また下生地用のプ
レート85.85は下降位置に回動すると同様に下生地
S2の股上部分を両側から移動しないよう保持する。
前記垂直壁27と28間の途中に中間プレート90と後
部垂直壁27の外面に後部中間プレート91を設け、雨
垂直壁27.28の中間プレート90より上部に窓孔9
2.93を形成し、後部中間プレート91の下部に取付
けたパルスモータ94の出力軸に取付けたブーりと中間
プレート90の上面に担止したプーリとの間にエンドレ
スベルト95を掛架し、雨中間プレート90.91の上
部に位置するよう配置した水平のガイド軸96にスライ
ドブラケット97を取付け、このブラケット97の下部
を前記エンドレスベルト95の一部に固定し、パルスモ
ータ94の正逆回転によりスライド軸96に沿ってスラ
イドブラケット97を進退軸させるようにしている。
上記スライドブラケット97の上下に後端を固定した水
平の進退軸98が上下咬持板対6.6.7゜7に向けて
延び、この進退軸98の先端にウェルト部位置決めユニ
ット100が固定されている。
位置決めユニット100は後退位置にあるとき、第1図
のように、上下咬持板対6.6.7.7の後方に待機し
、前進時には両側咬持板対6.6と7.7間に進入する
ことになる。
上記ウェルト部位置決めユニット100はケース101
の前面で上下に、上生地ウェルト部検出用の反射式セン
サAと下生地ウェルト部検出用の反射式センサBとが設
けられている。
前記ウェルト部位置決めユニット100には第3図と第
4図に示す如く、ケース101の前面側に突出する上下
一対の内つかみ具121、121と、同じく上下一対と
なる中つかみ具122.122と外つかみ具123、1
23の3組のつかみ具が各々開閉自在に取付けられ、こ
れらつかみ具の外側を囲むように、ケース201の前面
にウェルト部を押し込むためのブツシュパー124が固
定されている。
上記ケース101の内部で上下の位置に水平の軸102
と103が回動自在に架設され、上下一対の内つかみ具
121、121は爪板の後端に上下方向に突出する鍔1
04が設けられ、上下に対向させた内つかみ具121、
121は鍔104の外端側を上下の軸102と103に
フリー回動するよう枢止し、鍔104の内端側は互いに
嵌合させ、この嵌合部分を軸105で結合すると共に、
ケース101内に取付けたシリンダ106のピストン杆
を上記軸105に連結し、シリンダ106の伸縮により
軸102、103を支点に上下の内つかみ具121、1
21を開閉動させるようになっている。
上下の中つかみ具122、122は、上記内つかみ具1
21、121よりも長い爪板の後端筒状部を軸102、
103に対して鍔104間の位置にフリーに外嵌し、筒
状部に後方へ突出するよう設けたレバー107をバネ1
08で互いに引き寄せ、上下に対向する爪板に常時拡開
する弾性を付勢すると共に、ケース101の上下にレバ
ー107が当接するよう設けたストッパー109.10
9により、雨中つかみ具122.122の拡開状態を一
定に保持するようになっている。
上下の外つかみ具123、123は上記中つかみ具12
2、122と略等しい長さを有する爪板の後端にコ字状
のブラケット110を設け、このブラケット110を軸
102、103に外嵌固定すると共に、上下の軸102
、103は一対の扇形ギヤ111.111で互いに逆方
向へ回転するよう連動し、一方の外つかみ具123のブ
ラケット110上に逆コ字状のブラケット112を設け
、ケース101内に取付けたシリンダ113のピストン
杆をこのブラケット112に連結している。
上記シリンダ113は外つかみ具123、123の開閉
と中つかみ具122、122の開閉の兼用になっている
即ち、シリンダ113を伸長作動させると、外つかみ具
123.123は閉じて爪板の先端が中つかみ具122
.122の外面に圧接し、ばね108に抗して中つかみ
具122.122を閉じる方向に押圧することにより、
中つかみ具122、122を閉じるようにする。
上記ウェルト部位置決めユニット100は退勤位置に待
機するとき、各つかみ具は第3図実線のように開き状態
にあり、このまま前進動すると内つかみ具121、12
1と中つかみ具122.122は上下咬持板対6.6.
7.7に仮装着された上下の生地S、、S2の内部に進
入し、外つかみ具123゜123は上下の生地S1、S
2の外面側に臨むことになる。
このような状態で上下のセンサA、Bが共に上下の生地
S3、S2のウェルト端部を検出するとシリンダ106
が作動し、内つかみ具121.121は上下の生地にお
ける内側部分のウェルト端部を重ね合わせて同時につか
み、ユニット100の更に前進した位置でシリンダ11
3が作動し、中つかみ具122、122はこれよりも内
側帯りに位置する生地部分を重ね合わせて同時につかみ
、更に外つかみ具123、123は上下生地の外側部分
を中つかみ具122、122の外面とでつかむようにな
っている。
第10図は上下咬持板6.6と7.7の先端構造を示し
ており、左右咬持板対6.6と7.7の間に半円形状(
馬蹄形)で前方に向けて突出するガイド131、131
が設けられている。
このガイド131、131は、二つの弧状リンク132
.132をビン133でピボット状に結合し、両リンク
132、132の端部を咬持板の先端に設けた溝134
に嵌合してピン135で結合し、咬持板対6.6および
7.7の開閉に支障を与えないようになっている。
上記ガイド131、131は半円弧状で前方に突出して
いるため上下の咬持板対6.6と7.7に生地を挿入す
る作業を円滑化できると共に、咬持板対6.6及び7.
7に引き込まれた生地のガータライン側を両側に張り、
ガータラインの検出と位置決めの精度を向上させること
ができるという利点がある。
この発明の位置決め装置は上記のような構成であり、次
に第11図乃至第18図の作動図を用いながら作動を説
明する。
初期状態は第2図二点鎖線で示す如く、ユニットベース
25が第2作業ステーション■に臨んで待機し、シリン
ダ34は収縮して追従爪33は第1図実線で示す後退位
置にあり、シリンダ49のピストン50に取付けられた
ラック51は下降し、各アームブラケット52乃至55
は第6図の如く上昇位置にあり、更に第5図の如く、シ
リンダ87.87と88.88は収縮し、ガータライン
位置決め用のプレート84.84と85.85が上昇位
置にある。
また、パルスモータ94は停止しており、ウェルト部位
置決めユニット100は第1図の如く後退位置に待機し
、第3図実線で示す如く、シリンダ106のピストン杆
が前進して一対の内つかみ具121、121が開状態に
あり、シリンダ113はピストン杆が後退しており、一
対の中つかみ具122゜122と外つかみ具123、1
23も開状態にある。
また、シリンダ81のピストン杆が退勤し、第7図実線
で示すように、ガータライン検知センサC’  D、D
′群は上昇位置にあり、しかもシリンダ72.73のピ
ストン杆も後退し、第1図と第6図の如く、ビキニライ
ン検出センサE、F、G、Hは後退位置にある。
股上縫製機の円周軌道に沿う咬持部材5に対し、第1作
業ステーション■で、上部咬持板6゜6間に一方のスト
ッキング生地S、が下方の咬持板7.7間に他方の生地
S2が各々仮装着される。
尚、ストッキング生地S 、S 2の咬持板対6.6.
7.7への仮装着は手作業あるいは特願昭63−885
42号、特願平1−99178号の自動装着装置にて行
なわれる。咬持部材5が第2作業ステーションOに移動
してくると、第1図二点鎖線で示す如く、シリンダ34
のピストンが前進し、追従爪33が追従ブロック35に
掛合し、この結果切断手段10を含むユニットベース2
5は回動軸24を起点として咬持部材5と一体に同期移
動する。このとき、ユニットベース25の上部プレート
29は咬持部材5の直上に臨むことになる。
そして、この同期移動中に咬持板対6.6及び7.7に
仮装着された生地S + 、 S 2が咬持板対の後方
に引き込まれ、咬持板対6.6と7.7の予め設定され
た挿着寸法位置にまで完全に挿着されると共に、上下の
各生地S+、Stのウェルト部端部とガータラインが上
下−線に位置決めされることになる。
即ち、前記したシリンダ34のピストン前進端を例えば
近接スイッチ等適宜な検知手段で検出すると、シリンダ
81とパルスモータ94が同時に駆動される。
シリンダ81の駆動は、そのピストンが前進することに
より、ガータライン部検出センサン群C′、D、D′が
上昇待機位置から下降位置、即ちセンサC′、D′は上
下咬持板6.7間の中央位置に、またセンサDは下部咬
持板7の下方中央位置に配置される。(第7図鎖線位置
及び第13図口、ハ参照)これによりセンサC,C′、
D、D′は上下同一線上に配列される。
また、パルスモータ94の正転駆動は、第11図の状態
にあるウェルト部位置決めユニット100を左右の咬持
板間に前進させ、開状態の内つかみ121、121と中
つかみ具122.122のそれぞれが上下咬持板対6.
6.7.7に仮装着された上下ストッキング生地S1、
S2のウェルト部開口部分から内部に進入し、外つかみ
具123、123が生地S1% S2の外側に位置する
前進した位置決めユニット100は、上下生地S、、S
、のウェルト端部にブツシュパー124が当接し、これ
により上下生地S、、S、のウェルト部端部は第12図
(イ)と(ロ)の如く上下−線に合わされる。
ウェルト部端部の検出センサA、Bが上下生地S1、S
2のウェルト部端部を各々検知すると、シリンダ106
の作動で内つかみ具121、121が閉じ上下−線に合
わされた上下生地S1、S2の内側ウェルト部端部を重
ね合わせてしっかりとつかむ。
又、内つかみ具121.121の閉じ動作と同期してシ
リンダ87.88の作動でガータライン位置決めプレー
ト84.85が下降動し、咬持板対6.6及び7.7の
先端部両側で上下の生地S1、S2を保持する。(第1
3図(イ)、(ロ)、(ハ)参照)上記の状態でウェル
ト部位置決めユニット100は更に前進を続け、そして
予め設定された前進端に近接スイッチ等の検知により停
止する。
これにより咬持板対6.6と7.7に仮装着された上下
の生地S1.S2はブツシュパー124及び内つかみ具
121、121の作用によって該咬持板対の前端方向に
押し戻され、第14図の如く咬持板対6.6.7.7上
でしわ寄せ状態になる。
上下の生地S1、S2を咬持板対上でしわ寄せ状態にす
る理由は、生地が前工程でプリセットされている場合が
多く、この場合生地は硬く縮んでいる。
そのため、仮装着された生地を一旦咬持板対上でしわ寄
せ状態とし、該生地を緩ませてなじませることにより、
次の完全挿着を容易にするためのものである。
又、生地S、、S、の押し戻し時には、ガータライン位
置決めプレート84.85が咬持板対先端付近の生地S
3、S2を保持しているので、上下の生地S、、S2は
咬持板部から抜は出るようなことはない。
ウェルト部位置決めユニット100が前進端で停止する
と、次にシリンダ113の作動で中つかみ具122、1
22と外つかみ具123、123が閉じる。
(第14図(イ)、(ロ)、(ハ) 参照)上記中つか
み具122.122と外つかみ具123゜123の閉じ
動作は、第14図(ロ)に示すように、内つかみ具12
1.121の先方において、一対の中つかみ具122、
122の下面側で上下の生地S。
S2の内側部分をつかみ、また中つかみ具122゜12
2の各上面と外つかみ具123、123の各下面側とで
上下生地St、S2のそれぞれの外側部分をそれぞれつ
かむことになる。
そして、このつかみ力は、前記内つかみ具121.12
1のつかみ力より弱く設定しである。
次に、ウェルト部位置決めユニット100は、前進端停
止位置からパルスモータ94の逆転により後退を開始し
、この後退時にシリンダ87.88が収縮してガータラ
イン位置決めプレート84.85が上昇し、上下生地S
8、S2の保持を解く。
上記位置決めユニット100の後退は、各つかみ具12
1.122、123を上下の生地S1、S2をつかんで
いるので、上下の生地S1 Stは咬持板対6.6及び
7.7の奥方向へ引き込まれていく。
このとき、中つかみ具122、122と外つかみ具12
3、123は内つかみ具121、121よりもそのつか
み力を弱く設定しであるので、咬持板対上の生地S、S
2のしわは徐々に伸ばされていく。
上記生地S、、S、の引き込みにより、咬持板対6.6
.7.7に未挿着の生地部分も該咬持板対に挿入されて
いくことにより、上下の生地S。
S2の各ガータラインを咬持板対上の所定位置にて、そ
れぞれのセンサc、c′及びり、D’で検知する。
即ち、上部咬持板対6.6間に挿着される上部生地S1
のガータラインはセンサc、c’で、また下方咬持板対
7.7に挿着される下部生地S2のガータラインはセン
サD、D’で検知される。
そして、検知された順に位置決めプレート84゜85が
再度下降して生地S4、S2を保持し、これにより、咬
持板対6.6.7.7に挿着された上下生地S、、S、
のガータラインは該咬持板対6.6.7.7の所定位置
にて上下−線に合わされた状態で、第15図の如く保持
されることになる。
位置決めプレート84.85で生地S、、S、が保持さ
れると、次に位置決めユニット100の後退が停止する
と共に、各つかみ具121.122.123 f)S開
状態となってそれまで続いていた生地51S2のつかみ
を解除する。
このとき、ウェルト部端部は上下−線に合わされた状態
で、上述の作業中宮に内つかみ具121゜121によっ
てしっかりとつかまれていたので、核内つかみ具121
、121の解除時にもウェルト部端部は上下にずれるこ
とはない。(第15図(イ)、(ロ)、(ハ)参照) 尚、各つかみ具121、122、123の生地S3、S
2の引張作用による咬持板対への生地51S2の挿着に
際しては、(D先に生地S1、s2が咬持板対上でしわ
寄せ状にされている。O内っかみ具121、121でウ
ェルト部の端部を、中つかみ部122.122と外つか
み具123、123でウェルト部端部の先方の生地部分
をそれぞれつかんで引っ張る。(2)咬持板対先端に半
円形をしたリング状のガイド131を設けている等の理
由により、咬持板対6.6.7.7に挿着される上下の
生地S1、S2は過度に緊張されることなく、スムーム
に挿入されていくものである。
以上の動作で上下の生地S1、S2はそのウェルト部と
ガータラインを上下−線に合わされた状態で咬持板対に
完全に挿着されることになる。
次に、ウェルト部位置決めユニット100、ガータライ
ン位置決めプレート84.85、センサA′B、B′は
それぞれ原位置に復帰する。
この後、追従用33と追従ブロック35の係合を解除す
ると共に、サーボモータを駆動して装置全体を原位置に
復帰せしめ、これによって1サイクルの作業が完了し、
次の作業に備える。
次に、ビキニタイプの生地に対する位置決めについて説
明する。
ビキニタイプの生地に対するウェルト端部とガータライ
ン(ビキニタイプの末端部)の上下−線の位置決め及び
咬持板対への完全挿着は、前述の生地と同様である。
即ち、前述したウェルト部位置決めユニット100、位
置決めプレート84.85及びセンサA′B、B’がそ
れぞれ原位置に復帰した作動工程を経た後(第16図の
状態)、次にシリンダ49を作動させて回転軸42.4
3を回転させ、ブラケットアーム52〜55を下方に回
動させ、ビキニライン位置決めローラ56〜63を下降
せしめると共に、シリンダ72.73を伸長作動させて
センサE’、F、G、Hを上下咬持板対間の所定位置に
配置する。(第6図鎖線位置及び第17図(イ)、(ロ
)、(ハ)参照)上記の状態でモータ64〜71を正逆
駆動させて上下のビキニタイプの生地S l、 S−の
マーカをセンサE、F、G、Hで検知する。
マーカは上生地S、の場合下側に、下生地S2の場合は
上側にのみ設けられている。
これにより、ビキニラインは第17図(イ)及び第18
図に示すように、咬持板対上の所定位置に位置決めされ
る。
位置決め完了後シリンダ49及び72.73の逆動作で
ローラ56〜63及びセンサE、F、G、Hは原位置に
復帰し、この後追従用33と追従ブロック35の保合は
解除し、サーボモータを駆動して装置全体を原位置に復
帰させ、1サイクルを終了する。
く効果〉 以上のように、この発明によると、咬持部材の上下咬持
板対に装着される上下パンティストッキング生地は、そ
の一部を仮装着するのみで、その後の咬持板対への完全
装着と上下生地のウェルト部の端部及びガータラインの
上下−線の位置決め作業はすべて自動的に行なわれるこ
とになる。この結果、咬持板対への上下生地の装着作業
は従来に比して大幅に簡素化が図れ、股上自動縫製機の
能率向上に役立つと共に、該作業に従事する作業者の負
担を著しく軽減することができる。
また、上下生地のウェルト端部とガータラインの上下−
線の位置決め作業はウェルト部検知センサ群とガータラ
イン部検知センサ群によって上下生地を各別に検知し、
その検知によって、それぞれの位置決めプレートを個別
に動作させるように構成したものであるから、ウェルト
端部とガータラインの上下−線の位置合わせは正確に行
なえ、その後の股上自動縫製機による股上部の縫製工程
において正確な縫製が行なえ、従って極めて優良なパン
ティストッキングが得られるものである。
又、ウェルト部位置決めユニットに設けたつかみ具で、
咬持板対に仮装着した上下の生地をつかんで咬持板対に
引き込むようにしたので、咬持板対の両側にスペースを
確保でき、このスペースに生地を回動変位させる機構を
配置することによりビキニタイプ生地のガータライン中
心線の位置決めが自動的に行なえるようになる。
更にまた、咬持板に対するパンティストッキング生地の
挿入において、最初にガータライン部を押し戻して咬持
板上で生地をたるませ、その後ウェルト部をつかみ具で
つかんで咬持板の奥方向に引き込み、ウェルト部及びガ
ータラインの位置決めを行なうようにしたので、位置決
め工程時に生地を過度に緊張させることがなく、スムー
ズな装着が行なえる。
更に、一対の咬持板対の先端に半円形のガイドを設けた
ので、咬持板対に対する生地の挿入作業が簡単に行なえ
るようになると共に、咬持板対に引き込まれた生地のガ
ータラインの部分をガイドで押し広げることができ、ガ
ータラインの検知が容易にしかも正確に行なえるように
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る位置決め装置の全体を示す一部
縦断正面図、第2図は同上の一部省略平面図、第3図は
ウェルト部位置決めユニットの詳細を示す縦断正面図、
第4図は第3図の線I−Iに沿う縦断面図、第5図は第
1図の矢印■−Hに沿う断面図、第6図は第1図の矢印
l−111に沿う断面図、第7図は第1図の矢印TV−
rVに沿う断面図、第8図は第7図の平面図、第9図は
第1図の矢印V方向から見た矢視図、第10図は咬持板
対の先端構造を示し、(イ)は平面図、(ロ)は側面図
、(ハ)は正面図、に)は上面から見た斜視図、(ネ)
は下面側の斜視図(ト)は拡開状態を示す平面図、第1
1図乃至第15図の各々はウェルト部及びガータライン
両位置決めの作動順序を示す説明図、第16図と第17
図はビキニラインの位置決めの作動順序を示す説明図、
第18図は咬持板と位置決めされたビキニ生地の関係を
示す斜視図、第19図は股上縫製機の概略平面図、第2
0図はパンティストッキング生地の斜視図、第21図は
パンティストッキングの斜視図、第22図は同上の不良
品を示す斜視図、第23図はビキニタイプパンティスト
ッキング生地の斜視図、第24図はビキニタイプパンテ
ィストッキングの斜視図である。 4・・・キャリア 6・・・上部咬持板 23・・・ベースプレート 25・・・ユニットベース 35・・・追従ブロック 100・・・ウェルト部位置決めユニット121・・・
内つかみ具    122・・・中っがみ具123・・
・外つかみ具    131・・・ガイド5・・・咬持
部材 7・・・下部咬持板 24・・・回動軸 33・・・追従用

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)左右一対の咬持板対を上下に対向して配置し、上
    下咬持板対の各々に先端側からパンティストッキング生
    地のウエルト部を挿入して仮挿着し、咬持板対間の内側
    に位置するつかみ具によって上下パンティストッキング
    生地の対向する内側部分でウエルト部の端部と内側寄り
    の二箇所を重ねてつかみ、更に上下パンティストッキン
    グ生地の外側部分でウエルト部の内側寄りの位置をつか
    み、このつかんだ部分で上下のパンティストッキング生
    地を咬持板対の後方に引き込み、引き込まれて移動する
    上下パンティストッキング生地のガータラインを定位置
    に配置したガータライン位置決めセンサで検出し、この
    検出によって引き込みを停止させて上下パンティストッ
    キング生地のウエルト部とガータラインを上下に位置決
    めすることを特徴とする股上縫製機におけるパンティス
    トッキング生地の位置決め方法。
  2. (2)左右一対の咬持板対を上下に対向して配置し、上
    下咬持板対の各々に先端側からビキニタイプのパンティ
    ストッキング生地のウエルト部を挿入して仮挿着し、咬
    持板対間の内側に位置するつかみ具によって、上下パン
    ティストッキング生地の対向する内側部分でウエルト部
    の端部と内側寄りの二箇所を重ねてつかみ、更に上下パ
    ンティストッキング生地の外側部分でウエルト部の内側
    寄りの位置をつかみ、このつかんだ部分で上下のパンテ
    ィストッキング生地を咬持板対の後方に引き込み、引き
    込まれて移動する上下パンティストッキング生地のガー
    タラインを定位置に配置したガータライン位置決めセン
    サで検出し、この検出によって引き込みを停止させて上
    下パンティストッキング生地のウエルト部とガータライ
    ンを上下に位置決めし、この後、上下咬持板対の両側か
    ら押し当てた回転ローラでパンティストッキング生地を
    回動させ、ビキニタイプのウエルト部とガータラインの
    中心部を咬持板対上の所定位置に位置決めすることを特
    徴とする股上縫製機におけるビキニタイプパンティスト
    ッキング生地の位置決め方法。
  3. (3)つかみ具を装着したウエルト部位置決めユニット
    が前進動し、上下パンティストッキング生地のウエルト
    部端部に各々当接した位置でウエルト部の端部を重ねて
    つかみ、この状態で位置決めユニットを更に前進動させ
    てウエルト部を押し戻し、しわ寄せ状態にしてウエルト
    部の内側寄りと外側部分を上記端部よりも弱い力でつか
    み、位置決めユニットを後退動させてウエルト部のしわ
    を徐々に伸ばしながらパンティストッキング生地を咬持
    板対の後方に引き込むことを特徴とする請求項(1)又
    は(2)の何れかに記載の股上縫製機におけるパンティ
    ストッキング生地の位置決め方法。
  4. (4)左右一対の上下咬持板対からなる咬持部材を円周
    軌道に沿って移動するように配置し、上下咬持板対の各
    々に装着されたパンティストッキング生地の股上部分を
    縫製するようにした股上縫製機において、咬持部材のパ
    ンティストッキング生地装着位置後方に、咬持部材の上
    部に位置し、咬持部材と一定の範囲を等速で同調移動す
    るユニットベースを配置し、このユニットベースに左右
    咬持板間の中央位置を咬持板の長さ方向に沿って進退動
    自在となり、上下咬持板対の各々に挿着されたパンティ
    ストッキング生地のウエルト部を同時につかんでウエル
    ト部を咬持板の後方に引き込むウエルト部位置決めユニ
    ットと、上下咬持板対の先端部両側に対して接近離反動
    自在となり、股上部を押圧保持するプレートと、上下咬
    持板対に各々装着されたパンティストッキング生地の上
    下に位置し、位置決めユニットで引き込まれる股上部の
    ガータラインを検出し、ウエルト部位置決めユニットを
    停止させるガータライン位置決めセンサとを設け、前記
    位置決めユニットに、上下パンティストッキング生地の
    内側ウエルト部を端部の位置で重ねてつかむ一対の内つ
    かみ具と、内側ウエルト部の内方に位置する生地部分を
    重ねてつかむ一対の中つかみ具と、その生地部分の外側
    をつかむ外つかみ具とを設けたことを特徴とする股上縫
    製機におけるパンティストッキング生地の位置決め装置
  5. (5)位置決めユニットに、上側ウエルト部の端部を検
    出するセンサと、下側ウエルト部の端部を検出するセン
    サとを設け、両センサによるウエルト部の端部検出によ
    って各つかみ具をつかみ作動させるようにした請求項(
    4)に記載の股上縫製機におけるパンティストッキング
    生地の位置決め装置。
  6. (6)左右一対の咬持板対の先端間に半円形のガイドを
    設けた請求項(4)に記載の股上縫製機におけるパンテ
    ィストッキング生地の位置決め装置。
  7. (7)ユニットベースに、上下咬持板対の両側に対して
    接近離反動自在となり、両側から圧接して股上部を左右
    咬持板対間の方向に回動させる回転ローラと、上下咬持
    板対に各々挿着されたビキニタイプのパンティストッキ
    ング生地間の位置でウエルト部とガータラインの中心位
    置を検出し、回転ローラを停止させる中心検出センサと
    を取付けた請求項(4)に記載の股上縫製機におけるパ
    ンティストッキング生地の位置決め装置。
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