JPH03286035A - 車両のダイナミックダンパー - Google Patents

車両のダイナミックダンパー

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Publication number
JPH03286035A
JPH03286035A JP8553290A JP8553290A JPH03286035A JP H03286035 A JPH03286035 A JP H03286035A JP 8553290 A JP8553290 A JP 8553290A JP 8553290 A JP8553290 A JP 8553290A JP H03286035 A JPH03286035 A JP H03286035A
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JP
Japan
Prior art keywords
balance weight
vehicle body
stopper
dynamic damper
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP8553290A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Sunami
角南 恒雄
Hiroyoshi Nakazono
裕喜 中園
Tokio Kobayashi
時男 小林
Nobuhiro Suzuki
伸洋 鈴木
Tomoyuki Kuwata
桑田 知幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TCM Corp
Original Assignee
Toyo Umpanki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば、ホイールローダ等の車両のダイナミ
ックダンパーに関する。
(従来の技術) ホイールローダのダイナミックダンパーとしては、例え
ば、特開昭63−265023号等に示すようなものが
ある。
このものでは、作業装置におけるブームシリンダの負荷
保持側油室がアキュムレータと接続されて、マス部材と
なる作業装置と、バネ作用をなすアキュムレータ等によ
り、ダイナ藁ツクダンパーが構成され、これにより、走
行時の車両本体のピッチング、バウンシング等を抑制す
るようにしている。
ところで、上記のものでは、掘削作業時には、ブームシ
リンダとアキュムレータ間の油路を遮断して、高圧の作
動油からアキュムレータを保護する必要があり、そのた
め、ブームシリンダとアキュムレータ間に開閉弁を設け
る必要があった。
又、上記のものでは、ダイナミックダンパーの作動時に
は、ブームシリンダの伸縮を許容するため、その負荷側
油室をタンクと連通状態にする必要があり、このため、
負荷側管路の中途部とタンク間に、両者を連通状態と遮
断状態に切り替え自在に接続するための接続手段を介装
する必要があった。
(発明が解決しようとする課題) 上記のように、従来のダイナミックダンパーでは、ダイ
ナミックダンパーを構成するアキュムレータの他に、開
閉弁、接続手段も備える必要があり、作業装置の油圧回
路が複雑なものとなって、コストが高くつくという問題
があった。
又、走行体勢から作業体勢、又は、その逆に移行する際
に、開閉弁や接続手段を操作する必要があり、大変面倒
であるという問題もあった。
更に、作業体勢から走行体勢に移行する際に、上記操作
を忘れても、単に、ダイナミックダンパーが作動しない
だけであるが、走行体勢から作業体勢に移行する際に、
上記操作を忘れると、アキュムレータが破損するという
問題がある。
従って、その操作を忘れた際の安全装置、又は、上記操
作を自動的に行う装置を備える必要があるが、これが、
更に、ダイナくツタダンパーを複雑にして、コストを上
昇させるという問題があった。
又、作業装置の油圧回路に備えたアキュムレータを利用
しているので、作業時に、油圧回路により、作業装置を
作動させている際には、ダイナミンクダンパーを作動さ
せることができないという問題もあった。
本発明は、上記問題を解決できる車両のダイナミックダ
ンパーを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本発明が採用した手段は、
車両本体の前後一側に、バランスウェイトが枢支軸によ
り揺動自在に枢支され、車両本体とバランスウェイト間
に、バランスウェイトを揺動可能に保持する保持バネと
、ショックアブソーバが介装された点にある。
尚、枢支軸が左右方向又は前後方向に配設されることも
ある。
又、保持バネが引張コイルバネとされ、保持バネの車両
本体及びバランスウェイトに対する取付部の一方が、保
持バネの長平方向に移動可能とされることもある。
更に、車両本体とバランスウェイト間に、バランスウェ
イトが車両本体と当接することを防止するストッパが介
装されることもある。
又、車両本体とバランスウェイトの一方に、バランスウ
ェイトの揺動時に他方により押動されるストッパが他方
に対して進退自在に備えられ、スト、バと上記一方との
間に、ストッパを上記他方に付勢する付勢バネが介装さ
れることもある。
(作用) 車両を走行させた際には、路面の起伏に応じて、又は、
加速、減速時に、車両本体がピッチング又はバウンシン
グしようとする。
この際、ダイナミックダンパーのバランスウェイトが保
持バネ及びショックアブソーバに抗して枢支軸回りに揺
動して、車両本体のピッチング及びバウンシング等が抑
制される。
(実施例) 以下、本発明をホイールローダに適用した第1実施例を
第1図乃至第3図の図面に基づき説明すると、第2図は
ホイールローダを示し、ホイールローダは、車両本体1
と、車両本体1の前部に備えられた作業装置2とから構
成されている。
車両本体1は、前・後フレーム4.5等から威る車体6
と、左右−討究の前・後輪7.8と、キャビン9等を有
する。
又、作業装置2は、前フレーム4に昇降自在に枢支され
た左右一対のブーム11と、前フレーム4と各ブーム1
1間に介装された左右一対のブームシリンダ12と、ブ
ーム11の前端部に回動自在に枢支されたパケット13
と、前フレーム4とバケット13間に介装されたパケッ
トシリンダ14等を有する。
第1図に示すように、後フレーム5は、左右−対の側板
16と、両側板16の後端部を連結する後板17と、両
側板16の後部及び後板17から立設され且つ上端部が
連結された左右一対の立設板18等を有する。
19はダイナミックダンパーで、荷重バランスをとるバ
ランスウェイト20と、バランスウェイト20を上下揺
動可能に保持する左右一対の保持バネ21と、バランス
ウェイト20の上下揺動を減衰させる左右一対のショッ
クアブソーバ22を有する。
バランスウェイト20は、後フレーム5の後方に位置す
るもので、後フレーム5の後板17又は側板16に左右
方向の枢支軸24により上下揺動自在に枢支されており
、横長状とされている。
保持バネ21及びショックアブソーバ22は、後フレー
ム5の立設板18とバランスウェイト20の側部間に介
装されるもので、保持バネ21は、引張コイルバネとさ
れて、立設板18とバランスウェイト20の側部に備え
られた引掛軸26.27に係合されている。第3図に示
すように、引掛軸26の基部には、立設板18を挟持す
る一対の挟持板28が嵌着されている。
29はストッパで、両立段板18の下端部の後面間間に
渡設、又は、各立設板18の下端部の後面に備えられて
、バランスウェイト20が後フレーム5に当接するのを
防止する。
上記のように構成した実施例によれば、ホイールローダ
を走行させた際′には、路面の起伏に応じて、又は、加
速、減速時に、ホイールローダの車両本体1及び作業装
W2がピッチング又はバウンシングしようとする。
この際、ダイナミックダンパー19のバランスウェイト
20が保持バネ21やショックアブソーバ22に抗して
上下に揺動し、バランスウェイト20が、車両本体1の
後部が動こうとする方向とは反対方向に動くので、ホイ
ールローダの車両本体1及び作業装置2のピッチング及
びバウンシング等が抑制されると共に、バランスウェイ
ト20の揺動もショックアブソーバ22により早期に減
衰させることができる。
ところで、車両本体1及び作業装置2から成る主振動系
の固有振動数は、車両本体1と作業装置2の質量及び、
前・後輪7.8のバネ定数等により定まり、又、ダイナ
ミックダンパー19の固有振動数は、バランスウェイト
20の慣性モーメント、保持バネ21のバネ定数、枢支
軸24から保持ハネまでの距離等により定まる。
そして、主振動系の共振曲線のピークがなるべく低くな
るように、主振動系とダイナミックダンパー19両者の
質量比、固有振動数比及び、ダイナミックダンパー19
のショックアブソーバ22の減衰係数等を設定すれば、
ホイールローダの車両本体1及び作業装W2に作用する
外力の振動数がどんな値であっても、ホイールローダの
車両本体1及び作業装置2のピッチング及びバウンシン
グを良好に抑制できる。
尚、第1図及び第3図の仮想線で示すように、後フレー
ム5の立設板18に長孔31を形威し、この長孔31に
、保持バネ21の車両本体1に対する取付部である引掛
軸26を保持バネ21の長手方向に移動可能に挿入して
、保持バネ21が自然長以下になることによる座屈を防
止することもある。
又、保持バネ21のバランスウェイト20に対する取付
部である引掛軸27を保持バネ21の長手方向に移動可
能とすることもある。
第4図は本発明の第2実施例を示すもので、ストッパ2
9として、頭付ボルトが使用されて、後フレーム5の後
板17に後方から軸心方向に移動自在に挿通されて、ワ
ッシャ33と抜止ビン34により抜止めされている。
ストッパ29には圧縮コイルバネにて示す付勢バネ36
が捲周されて、ストッパ29の頭部と後フレーム5の後
板17間に弾発状に介装され、これにより、ストッパ2
9は後方に付勢されて、ハランスウェイ)20と当接し
ている。
上記のように構成した実施例によれば、バランスウェイ
ト20の揺動時には、ストッパ29もバランスウェイト
により押動されて、前後に振動し、バランスウェイト2
0が極限まで揺動した場合には、ストッパ29を介して
後フレーム5と当接すると共に、その衝撃は付勢バネ3
6により緩和吸収される。
尚、数枚のワッシャ33をストッパ29に備えて、付勢
バネ36に通常状態で大きな圧縮荷重をかけておくこと
もある。
第5図は本発明の第3実施例を示すもので、ストッパ2
9から枢支軸38が左右両側方に突設されると共に、後
フレーム5の後板17から、ストッパ29を挟む左右一
対の突設板39が後方に突設されて、この突設板39に
形成された前後方向の長孔40に、枢支軸38が前後方
向に移動自在に挿入されている。
この実施例では、バランスウェイト20の振動時に、ス
トッパ29も枢支軸38回りに揺動して、ストッパ29
の頭部がバランスウェイト20に面接触しようとする。
第6図は本発明の第4実施例を示すもので、ストッパ2
9がショックアブソーバとされて、その前端部が後フレ
ーム5の後板17に着脱自在に取付けられると共に、両
端部間に付勢バネ36が弾発状に介装されて、ストッパ
29の後端部がバランスウェイト20に当接している。
第7図は本発明の第5実施例を示すもので、この第5実
施例では、第4実施例のストッパ29の前端部を後フレ
ーム5の後板17に枢支軸38により枢支した形態とさ
れている。
第8図は本発明の第6実施例を示すもので、バランスウ
ェイト20が左右一対とされて、各バランスウェイト2
0が後フレーム5の後板17に前後方向の枢支軸24に
より揺動自在に枢支されると共に、後フレーム5の両立
段板18の上下方向中途部が連結材44により連結され
、この連結材44の左右各側部とバランスウェイト20
間に保持バネ21とショックアブソーバ22が介装され
ている。
この実施例によれば、バランスウェイト20の慣性モー
メントを大として、ダイナミックダンパー19の固有振
動数を小とすべく、バランスウェイト20の枢支軸24
からその重心までの距離を大としても、ホイールローダ
の全長が長くならないという利点がある。
尚、実施例では、バランスウェイトが車両本体の後端部
に備えられているが、バランスウェイトを車両本体の前
端部に備えることもある。
又、本発明はホイールローダ以外の車両にも適用可能で
ある。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、車両本体の前後
一側に、バランスウェイトを枢支軸により揺動自在に枢
支し、車両本体とバランスウェイト間に、バランスウェ
イトを揺動可能に保持する保持ハネと、ショックアブソ
ーバを介装して、バランスウェイトと、保持バネと、シ
ョックアブソーバとによりダイナミックダンパーを構成
するようにしたので、構造が簡易で、ローコストで製作
できると共に、走行体勢から作業体勢、又は、その逆に
移行する際に、何か操作をしたりする必要もなく、大変
便利であり、しかも、作業装置を備えた車両の場合にお
いて、油圧回路により作業装置を作動させている際でも
、ダイナミックダンパーを作動させることができる。
又、バランスウェイトを車両本体に枢支しているので、
バランスウェイトをガイドするガイド部材は不要である
更に、ショックアブソーバを備えているので、バランス
ウェイトが揺動しても、その揺動を早期に減衰できる。
又、上記のように、ショックアブソーバを備えているの
で、車両本体等から成る主振動系の共振曲線のピークが
なるべく低くなるように、主振動系とダイナミックダン
パー両者の質量比と固有振動数比及び、ダイナミックダ
ンパーのショックアブソーバの減衰係数等を設定すれば
、車両本体に作用する外力の振動数がどんな値であって
も、車両本体のピッチング及びバウンシングを良好に抑
制できる。
又、請求項2のように、バランスウェイトを枢支する枢
支軸を前後方向に配設すれば、バランスウェイトの慣性
モーメントを大として、ダイナミックダンパーの固有振
動数を小とすべく、バランスウェイトの枢支軸からその
重心までの距離を大としても、車両の全長が長くなるこ
とはない。
更に、請求項3で示すように、保持バネを引張コイルバ
ネとし、保持バネの車両本体及びバランスウェイトに対
する取付部の一方を、保持バネの長平方向に移動可能と
すれば、保持バネが自然長以下になることによる座屈を
防止できる。
又、請求項4で示すように、車両本体とバランスウェイ
ト間に、バランスウェイトが車両本体と当接することを
防止するストッパを介装すれば、車両本体がバランスウ
ェイトと当接して、損傷するおそれをなくせる。
更に、請求項5で示すように、車両本体とバランスウェ
イトの一方に、バランスウェイトの揺動時に他方により
押動されるストッパを他方に対して進退自在に備え、ス
トッパと上記一方との間に、ストッパを上記他方に付勢
する付勢バネを介装すれば、バランスウェイトがストッ
パを介して車両本体と当接しても、その衝撃を付勢ハネ
により緩和吸収できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の第1実施例を示すもので、
第1図は要部の側面図、第2図はホイールローダの側面
図、第3図は第1図のA−A線矢視断面図、第4図乃至
第7図の各図は本発明の第2乃至第5各実施例を示す要
部の一部断面側面図、第8図は本発明の第6実施例を示
す要部の背面図である。 1・・・・・・車両本体、2・・・・・・作業装置、1
9・・・・・・ダイナミックダンパー、20・・・・・
・バランスウェイト、21・・・・・・保持ハネ、22
・・・・・・ショックアブソーバ、24・・・・−・枢
支軸、29・・・・・・ストッパ、3I・・・・・・長
孔、36・・・・・・付勢バネ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車両本体の前後一側に、バランスウェイトが枢支
    軸により揺動自在に枢支され、車両本体とバランスウェ
    イト間に、バランスウェイトを揺動可能に保持する保持
    バネと、ショックアブソーバが介装されたことを特徴と
    する車両のダイナミックダンパー。
  2. (2)枢支軸が左右方向又は前後方向に配設されたこと
    を特徴とする請求項1記載の車両のダイナミックダンパ
    ー。
  3. (3)保持バネが引張コイルバネとされ、保持バネの車
    両本体及びバランスウェイトに対する取付部の一方が、
    保持バネの長手方向に移動可能とされたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の車両のダイナミックダンパー。
  4. (4)車両本体とバランスウェイト間に、バランスウェ
    イトが車両本体と当接することを防止するストッパが介
    装されたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の車
    両のダイナミックダンパ(5)車両本体とバランスウェ
    イトの一方に、バランスウェイトの揺動時に他方により
    押動されるストッパが他方に対して進退自在に備えられ
    、ストッパと上記一方との間に、ストッパを上記他方に
    付勢する付勢バネが介装されたことを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の車両のダイナミックダンパー。
JP8553290A 1990-03-31 1990-03-31 車両のダイナミックダンパー Pending JPH03286035A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202007008318U1 (de) * 2007-04-13 2008-08-21 Liebherr-Werk Nenzing Gmbh Befestigungsvorrichtung und Gerät

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202007008318U1 (de) * 2007-04-13 2008-08-21 Liebherr-Werk Nenzing Gmbh Befestigungsvorrichtung und Gerät

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