JPH03285841A - フィルム状着色ガラス調製物およびそれによる装飾ガラスの製法 - Google Patents

フィルム状着色ガラス調製物およびそれによる装飾ガラスの製法

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JPH03285841A
JPH03285841A JP8347190A JP8347190A JPH03285841A JP H03285841 A JPH03285841 A JP H03285841A JP 8347190 A JP8347190 A JP 8347190A JP 8347190 A JP8347190 A JP 8347190A JP H03285841 A JPH03285841 A JP H03285841A
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JP
Japan
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glass
film
preparation
colored
series
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JP8347190A
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Inventor
Heiji Tabuchi
田渕 平次
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Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は着色ガラス粉等を結合剤で一体化し、フィルム
状に予備成形したフィルム状着色ガラス調製物、および
それを所望パターンに裁断し、基体ガラスに添着、融着
してモザイクガラス、ステンドグラス状の装飾ガラスを
製造する方法に関する。
[従来技術とその問題点] 特公昭49−42896号には、ガラスカラー用フリン
トを予め特定有機物で表面処理することにより、フリッ
ト懸濁液の流動性を良好にし、基体ガラスへの塗布、印
刷適性を向上させることが開示され、前記懸濁液として
、α−ターピネオール(テルピネオール)、エチルセル
ローズに、ロジンあるいはそのエステル類を混合して用
いることが例示されるように、テルペン−セルロース−
ロジンの組合せからなるM、i液を用いることの開示例
は少なくない。
しかしこの配合組成においては、基体ガラスにフリット
を薄く塗布する場合は、熱処理に際し前記有機物の燃焼
除去が容易であるが、本発明のようにフリット調製物を
比較的厚いフィルム状とするうえでは適用し得す、残留
炭素による着色成分の還元、それに基づく変色、さらに
泡の残留等の不具合を生ずる。
すなわち前記ガラスカラー用フリットは、濃着色フリッ
トでガラスを表面着色し、文字、図柄模様を施すもので
あるのに対し、ステンドグラス、モザイクガラスは本来
基体ガラスそのものを着色しくボディカラーと称する)
、深みのある色感を有し、かつ透視採光性を与えるもの
で、本発明はこれに模するために、基体ガラスに色調濃
度をコントロールした適度に厚いガラスパターン膜を融
着せしめること、それに遺した前駆体としてのフィルム
状着色ガラス調製物を提供するものであり、可撓性で、
取扱性、裁断加工性に優れたフィルム状着色ガラス調製
物を得るための種々の課題、さらに膜厚を均一とし、着
色成分を均一分散させることにより、融着に際して色む
らの発生を抑制し、かつ内部気泡を残留することのない
ガラス膜を得るための様々な課題を解消したものである
[問題点を解決するための手段] 本発明は低融点ガラス粉を主剤とするフリント調合物と
、セルロース系結合剤およびグリコール系可塑剤を含む
水系分散媒と、消泡剤とからなる混合ペーストを、離型
シートに塗布、硬化してなり、剥離可能に膜形成したフ
ィルム状着色ガラス調製物、および該フィルム状着色ガ
ラス調製物を所望形状に裁断し、易燃性糊剤により基体
ガラス適所に貼着し、前記裁断前ないし貼着後の適時に
前記離型シートを剥離除去し、その後前記基体ガラスの
転移点付近またはそれ以下の温度で前記フィルム状着色
ガラス調製物を融着一体化するフィルム状着色ガラスに
よる装飾ガラスの製法からなる。
前記低融点ガラス粉としては、高鉛系ガラス、例えばP
 b 060wt%以上、B20310wt%以上から
なり、適宜5i02、Al2O3、ZnOlMgO等を
含むものであって、転移点Tg ; 450 ’C以下
、300°C付近における熱膨張係数α;65〜85X
 10−7/ ”C程度のものを採用するもので、基体
ガラスに対する融着一体化に好都合である。
なお低融点ガラスは予め着色成分を含有せしめてもよく
、あるいは別に着色剤を添加混合したものでもよい。
これらは粒径100μm以下の微粉とし、かつペースト
化に際して密充填するように粒度構成を配慮する。
セルロース系結合剤は、粘稠性、硬化時の塑性に冨んだ
結合性を与えるもので、好適には低分子量、低炭素量で
易燃性のエチルセルロース、メチルエチルセルロース等
を採用するものであり、予め水に対し数−t%ないし1
0−t%以下の範囲で外挿添加する。当該範囲より余り
に少ないと結合性に劣り、多過ぎると低融点ガラス等と
の混練に際してその均一分散性を損なう。また、後述す
る熱処理に際して過量に存在すると、ガラス膜中への気
泡の残留、残留炭素による還元、変色の要因となる。
グリコール系可塑剤は低融点ガラス粉、着色剤等を含む
ペーストに可塑性を与えて混線を容易とし、前記粉粒体
を均一分散するうえで必須とするもので、やはり低分子
量、低炭素量で易燃性のもの、例えばエチレングリコー
ルが推奨できる。
これを予め水1001%に対して工ないし数−t%の範
囲で外挿添加するもので、1wt%未満ではその効果を
発揮し得す、他方例えば7wt%を超えても更なる顕著
な効果を示さないばかりが、後述の熱処理に際して気泡
の残留、ガラス膜の変色を誘起する危惧がある。
これら結合剤、可塑剤を含む水系分散媒100重量部に
対し、低融点ガラス粉、着色剤は150〜300重量部
の範囲で添加混練するのが好ましく、この範囲において
可撓性を有し、取扱、裁断加工性に優れたフィルム状着
色ガラス調製物を得ることができ、また熱処理に際して
も気泡、変色等のない緻密なガラス膜と為すことができ
る。
なお、前記水系分散媒とガラス粉等との混練、ペースト
化に際しては少なからず気泡を生し、ペーストの緻密性
を損なうので、消泡剤の添加が必要であり、前記ペース
ト全量に対して数ppmのオーダーで、例えばブチルヘ
ンシルフタレート、ポリプロピレングリコール等の消泡
剤を添加する。
消泡剤の過量の添加は熱処理に際してガラス膜への気泡
の残留、残留炭素による還元、変色を招き易いので注意
を要する。
またテルピネオールの若干の添加は可塑助剤としてを効
に作用するので都合がよいが、多いと前記同様の弊害を
生ずる。
このようにして原材料を充分混練したペーストは、離型
シート、例えばポリテトラフルオルエチレン、シリコー
ン樹脂、ポバール、バラフィンワンクス等を塗着したシ
ート上に、バーコード、ドクターブレード等による適宜
塗布手段で500μm前後の均一厚みに塗布し、赤外加
熱等の乾燥手段で硬化することにより、フィルム状着色
ガラス調製物(以下予備成形フィルムという)を得る。
該予備成形フィルムは可撓性を有しかつ取板容易で、直
ちに離型シートから剥離することができ、あるいは所望
形状に裁断し、腹側を後述する基体ガラスに貼着後、離
型シートを剥離除去する等剥離操作は適時に行える。
次にこのようにして形成した予備成形フィルムを例えば
ソーダ石灰系で代表される基体ガラスに融着する1例を
示す。該基体ガラスは転移点Tgi550°C以上、3
00°Cにおける熱膨張係数α;85〜95 X 10
−7/’C程度のものを用いる。
まず各種色調の予備成形フィルムを、離型シートから剥
離した後、予め図柄を設定し各種パターンに切り出した
厚紙に重ね、該パターン輪祁に沿ってナイフェツジ等で
裁断する。
次に基体ガラス所定個所に、低分子量、低炭素量で易燃
性の糊剤、例えば布海苔を介しこれら予備成形フィルム
パターンを貼着する。
当該基体ガラスを抵抗加熱炉内で150〜200°C程
度で予備熱処理し、糊剤を含めた有機系の結合剤や可塑
剤を逸散除去せしめる。
さらに昇温し、基体ガラスの転移点付近、例えば550
℃で1時間ないしそれ以上保持すれば低融点ガラスは完
全に融着する。以降徐冷することにより、装飾ガラスが
完成する。
すなわちこの方法によれば、基体ガラスに比較的厚く均
一で泡等のないガラス膜を容易に融着でき、ボディカラ
ー調のステンドグラス、モザイクガラス状装飾ガラスを
きわめて容易に得ることができるものである。
[実施例] 以下の要領で、調合ペーストを作製した。
低融点カラスt9J : P b O77wtZ、B2
0311iit’A、5i02+Al2O3+ZnO1
2wt!  、黄着色成分に2 Cr 20t 0.6
wtL Tg; 350 ”C1α; 83X 10’
 / ’C1粒径20−100μmのものを用いた。
結合剤、可塑剤:水100wt%に対し、エチルセルロ
ース結合剤4wt%、エチレングリコール可塑剤3wt
%をそれぞれ添加、混合し分散媒を調製した。
前記分散媒1041部に対しガラス粉200重量部を加
え、さらにこれに対し、ブチルヘンシルフタレート2p
ρlを添加し混練して、ペーストを得た。
該ペーストを、バーコード法により離型シートに塗布し
乾燥して、lQcm角×500μmの黄着色用予備成形
フィルムとし、シートから剥離した。さらに予め準備し
たそれぞれクローバ−形、ハート形、菱形パターンの厚
紙を重ね、当該パターンに沿ってナイフェツジで裁断し
た。
次にTg ; 560°C1α; 92X 10−7/
”Cのソーダ石灰基板ガラスの所望個所に前記フィルム
パターンそれぞれを布海苔を介して貼着した。
これを抵抗加熱炉内で150°C31時間で予備熱処理
し、さらに530’ C11,5時間の熱処理で融着し
、徐冷した。
結果は透明ガラス板に約300μmの鮮黄色のそれぞれ
のパターンが認められる装飾ガラスが得られた。なお前
記パターン部は、緻密かつ堅固にガラス基板に融着し、
また微細泡の混在、亀裂や剥離等の欠陥も認められなか
った。
[比較例] 雌(健り 予備成形フィルムを形成するに際して、αテルピネオー
ル78−t%、エチルセルロース2wt%、ロジンメチ
ルエステル20ivt%を調合した樹脂液針100重量
部に、実施例同様の低融点ガラス粉150重量部を添加
混練したペーストを調合した。しかし、極めて粘稠で可
塑性に乏しく、またフィルム成型に際して均一厚みの膜
を得るのが困難であった。ちなみにその小片を複数採取
し、ガラス基板に貼着し、実施例同様に熱処理したが、
残留炭素による還元に起因すると思われる変色、および
多量の残留泡が認められ、色彩効果も皆無であって装飾
性は全く認められなかった。
を較1− 前記実施例における、グリコールおよびブチルベンジル
フタレートを添加することなく、後は実施例同様に調合
操作したが、可塑性に乏しく、ガラス粉の均一分散が困
難であった。このペーストを実施例同様にフィルム成形
、裁断し、ガラス基板に貼着して熱処理し、装飾ガラス
を作製したが、色むら、微細泡の残留、および泡抜は部
のクレータ−が観察され、装飾効果を奏し得ないもので
あった。
[発明の効果] 本発明によれば、可撓性、結合性に優れ、取扱、裁断加
工が容易なフィルム状着色ガラス調製物であるため、こ
れによってきわめて容易な手段で亀裂、剥離、泡、変色
等のない美装性に優れたモザイクガラス状、ステンドグ
ラス状の装飾ガラスを得ることができるという効果を奏
する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)低融点ガラス粉を主剤とするフリット調合物と、セ
    ルロース系結合剤およびグリコール系可塑剤を含む水系
    分散媒と、消泡剤とからなる混合ペーストを、離型シー
    トに塗布、硬化してなり、剥離可能に膜形成したことを
    特徴とするフィルム状着色ガラス調製物。 2)低融点ガラス粉を主剤とするフリット調合物と、セ
    ルロース系結合剤およびグリコール系可塑剤を含む水系
    分散媒と、消泡剤とからなる混合ペーストを、離型シー
    トに塗布、硬化してなり、剥離可能に膜形成したフィル
    ム状着色ガラス調整物を、所望形状に裁断し、易燃性糊
    剤により基体ガラス適所に貼着し、前記裁断前ないし貼
    着後の間の適時に前記離型シートを剥離除去し、その後
    前記基体ガラスの転移点付近またはそれ以下の温度で前
    記フィルム状着色ガラス調製物を融着一体化することを
    特徴とするフィルム状着色ガラス調製物による装飾ガラ
    スの製法。
JP8347190A 1990-03-30 1990-03-30 フィルム状着色ガラス調製物およびそれによる装飾ガラスの製法 Pending JPH03285841A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6309992B1 (en) * 1999-02-04 2001-10-30 Nippon Electric Glass Co., Ltd. Dielectric forming material and dielectric forming paste for use in plasma display panel

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6309992B1 (en) * 1999-02-04 2001-10-30 Nippon Electric Glass Co., Ltd. Dielectric forming material and dielectric forming paste for use in plasma display panel

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