JPH03284810A - 磁性膜の形成方法 - Google Patents

磁性膜の形成方法

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Publication number
JPH03284810A
JPH03284810A JP8592090A JP8592090A JPH03284810A JP H03284810 A JPH03284810 A JP H03284810A JP 8592090 A JP8592090 A JP 8592090A JP 8592090 A JP8592090 A JP 8592090A JP H03284810 A JPH03284810 A JP H03284810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
magnetic
substrate
ion beam
magnetic film
Prior art date
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Pending
Application number
JP8592090A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Inoue
大輔 井上
Kiyoshi Ogata
潔 緒方
Shuichi Nogawa
修一 野川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁性膜の形成方法に関するものである。
〔従来の技術〕
磁気へ7ドおよび磁界センサ等に用いられる従来の磁性
膜の形成方法を第5図に基づいて説明する。
第5図は従来の磁性膜の形成方法に用いられるI膜形成
装置を示す概念図である。
第5図に示すように、磁性膜を形成すべき基体1は基体
ホルダ2に保持される。基体1と対向した位置には、ス
パッタターゲット3を保持した水冷ターゲットホルダ4
が配置され、さらにこのスパッタターゲット3に対向し
た位置には、イオン#5が配置される。
なお基体17基体ホルダ2.スパンタターゲノト3 水
冷ターゲントホルダ4およびイオンs5は図示しない真
空容器内に収められる。
このような薄膜形成装置を用いて、イオン源5から照射
されるイオンビーム6により、スパッタターゲット3が
スパッタされ、基体l上に所定の磁性膜が形成される。
一般に磁気ヘッドおよび磁気センサ等に用いられる磁性
膜においては、その磁化特性が面内で一方向のみに磁化
されやすいほど、すなわち磁気異方性を有するほど、優
れた磁性膜といえる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような方法では、形成される磁性膜
の磁気異方性を制御することは、極めて困難であり、し
たがって形成した磁性膜は、等方向な磁気特性しか得る
ことができないという問題があった。
この発明の目的は、上記問題点に鑑み、磁気異方性を制
御し、磁気異方性を向上させることのできる磁性膜の形
成方法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の磁性膜の形成方法は、基体の表面にスパッタ
ターゲットを接近させて傾斜対面させ、基体の横方向で
かつスパッタターゲットが向いた方向からイオンビーム
を照射し、このイオンビームを引き寄せる極性の電圧を
基体に印加し、スパッタによる膜の堆積と、イオンビー
ムの照射とを同時に行うことを特徴とする。
第1図はこの発明の磁性膜の形成方法の一例に用いられ
る1111形成装置を示す概念図である。
第1図に示すように、磁性膜を形成すべき基体1を基体
ホルダ2に保持する。この基体1に対向した位置には、
スパッタターゲット3を保持した水冷ターゲットホルダ
4を配置する。イオン源5の配置する位置は、スパッタ
ターゲット3に対向した位置であり、かつイオン源5よ
り照射するイオンビーム6の最外端部が基体1上に照射
できるように配置する。そして基体ホルダ2には、直流
電源7を接続し、基体1上にイオンビーム6を引き寄せ
る極性の電圧を印加する。なお基体1.基体ホルダ2.
スパッタターゲット3.水冷ターゲットホルダ4および
イオン源5は、図示しない真空容器内に収める。
このような薄膜形成装置を用いて、イオン源5によりイ
オンビーム6をスパッタターゲット3に照射することに
よって、基体1上に膜を堆積し、かつ基体l上にイオン
ビーム6の最外端部を照射して、磁性膜を形成する。こ
の際、基体1に電圧(イオンビームを引き寄せる極性を
有する。)を印加することにより、イオンビーム6を引
き寄せ、このイオンビーム6の照射方向の結晶性を向上
させる。したがって、基体1に印加する電圧を制御する
ことにより、磁性膜の面内の磁気異方性を制御すること
ができる。
なおスパッタターゲット3は、例えばパーマロイ(Ni
−Fe合金)ターゲット等である。
また基体1はシリコンウェハ等である。
また基体1に対するイオンビーム6の照射方向は、基体
lの一生面とイオンビーム6の照射方向とのなす角度を
0°以上〜20°以下の範囲とすることが好ましい。
またイオン源5により照射するイオンビーム6のエネル
ギーは、特に限定されないが、スパッタターゲット3の
スパッタ限界を考慮して、100eV以上が好ましく、
スパッタの効率を考慮して、3keV以下が好ましい。
また照射するイオンビーム6は、例えば不活性ガスイオ
ンビーム(He、Ne、Ar、Kr  Xe等)である
また基体1に印加する電圧は、50V〜300Vである
ことが好ましい。
なお第2図において、横軸は基体1に印加する電圧■、
縦軸は形成した磁性膜の一軸異方性定数Kuを示し、こ
の−軸異方性定数に、が大きい磁性膜はど、磁気異方性
に優れているといえる。
〔作用〕
この発明の磁性膜の形成方法によれば、電圧を印加した
基体上に、スパッタによる膜の堆積と、イオンビームの
照射とを同時に行い、磁性膜を形成する際に、基体に印
加した電圧によって、照射するイオンビームを基体に引
き寄せ、イオンビームの照射方向の結晶性を向上させる
。結晶性が向上すると磁化が容易になる。
(実施例〕 裏施斑 第1図に示す薄膜形成装置を用いて、電圧−10Vを印
加した基体1上に、イオン源5によるArイオンビーム
をパーマロイ(N i−F e合金> (7)スパッタ
ターゲット3に照射することにより、スパッタによる膜
を堆積させ、かつ基体1上にもこのArイオンビームを
照射して、磁性膜であるパーマロイ薄膜を形成した。
なおArイオンのイオンエネルギーおよびイオン電流は
一定とした。
またイオン源5は、Arイオンの照射方向と、基体1の
一生面とのなす角が10°となるように配置した。
止較班 第1図に示す薄膜形成装置を用いて、基体1に電圧を印
加せず、この基体l上に実施例1と同様にしてパーマロ
イ薄膜を形成した。
このように形成した実施例および比較例のパーマロイ薄
膜の磁化特性を第3図および第4図に示す。
第3図は実施例のパーマロイ薄膜の磁化特性を示す図;
第4図は比較例のパーマロイ薄膜の磁化特性を示す図で
ある。
第3図および第4図において、横軸は磁化力H(A/m
)、縦軸は磁束密度B (T)  (Bs+、Bsz。
B10は飽和磁束密度)、Aはパーマロイ薄膜の面内の
磁化容易軸方向の磁化曲vA(以下「磁化容易軸方向A
」という、)、Bはパーマロイ薄膜の面内の磁化困難軸
方向の磁化曲線(以下「磁化困難軸方向B」という、)
を示す、また第1図に示す薄膜形成装置で形成した基体
l上のパーマロイ薄膜において、イオンビームの照射方
向が磁化容易軸方向となり、また紙面に垂直な方向が磁
化困難軸方向となる。
第4図に示すように、比較例のパーマロイ薄膜は、磁化
容易軸方向Aおよび磁化困難軸方向Bにおいて、飽和磁
束密度E3s3に達する磁化力Hの値が、はぼ同一であ
る。すなわち磁性膜に必要である磁気異方性を得られて
いない。
それに対して第3図に示す、実施例のパーマロイ薄膜は
、磁化容易軸方向Aおよび磁化困難軸方向Bにおいて、
飽和磁束密度B□+kに達する磁化力Hの値が、各々明
確に異なる。すなわち磁性膜に必要な磁気異方性が得ら
れていることがわかる。
このように、基体1に電圧を印加し、この基体1上にパ
ーマロイターゲットのスパッタによる膜の堆積と、Ar
イオンの照射とを同時に行い形成したパーマロイ薄膜は
、磁気ヘッドおよび磁界センサ等に用いられる磁性膜に
必要となる優れた磁気異方性を得ることができる。
〔発明の効果〕
この発明の磁性膜の形成方法によれば、電圧を印加した
基体上に、スバンタによる膜の堆積と、イオンビームの
照射とを同時に行い、磁性膜を形成する際に、基体に印
加した電圧によって、照射するイオンビームを基体に引
き寄せ、イオンビームの照射方向の結晶性を向上させ、
結晶性の向上した方向の磁化を容易にする。結晶性はイ
オンビームのエネルギーや照射量に対して相関関係があ
るが、基体に印加する電圧を制御することにより、形成
する磁性膜の磁気異方性を制御することができ、磁性膜
の磁気異方性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の磁性膜の形成方法の一例に用いられ
る1111!形成装置を示す概念図、第2図は基体に印
加する電圧■と、形成した磁性膜の一軸異方性定数に7
の関係を示す図、第3図は実施例のパーマロイ薄膜の磁
化特性を示す図、第4図は比較例のパーマロイ薄膜の磁
化特性を示す図、第5図は従来の磁性膜の形成方法に用
いられる8M形成装置を示す概念図である。 1・・・基体、3・・・スパンタターゲ、ト、6・・・
イオンビーム、7・・・直流電源 第 1 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  基体の表面にスパッタターゲットを接近させて傾斜対
    面させ、前記基体の横方向でかつ前記スパッタターゲッ
    トが向いた方向からイオンビームを照射し、このイオン
    ビームを引き寄せる極性の電圧を前記基体に印加し、ス
    パッタによる膜の堆積と、イオンビームの照射とを同時
    に行うことを特徴とする磁性膜の形成方法。
JP8592090A 1990-03-30 1990-03-30 磁性膜の形成方法 Pending JPH03284810A (ja)

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JPH03284810A true JPH03284810A (ja) 1991-12-16

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100295618B1 (ko) * 1998-12-23 2001-10-26 홍상복 이온빔을이용한고진공마그네트론스퍼터링방법

Cited By (1)

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