JPH03284544A - フレキシブルコンテナの充填荷役方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、粉粒体の輸送容器である袋状をしたフレキシ
ブルコンテナに粒粉体を充填し、運搬車に積み込むフレ
キシブルコンテナの充填荷役方法及び装置に関するもの
である。

［従来の技術」 従来、合成繊維からなる袋状のフレキシブルコンテナを
用いて粉粒体を輸送する場合、粉粒体を充填装置により
充填し、充填時に同伴した空気を抜（ためにコンテナ置
場に一時仮り置きし、出荷要請に従ってコンテナ置場よ
り運搬車に積込み出荷するようにしている。そしてこの
ときフレキシブルコンテナの移送には専らフォークリフ
トやボイストクレーンなどが用いられている。

［発明が解決しようとする課題」 しかしながら、フレキシブルコンテナをフォークリフト
やホイストクレーンにより充填場所や仮り置場及び積込
み場所にそれぞれ移送していたのでは、多くの人手を要
するとともに運搬効率が非常に悪い。そこで、充填、移
送及び積込みを自動化することが望まれていたが、フレ
キシブルコンテナはその性質上容易に変形するため充填
移送及び積込みの自動化が遅れていた。

本発明は上記の点に鑑み、フレキシブルコンテナを所定
の形状に保形する保形パレットを利用し、この保形パレ
ットを充填装置と積込み装置との間に循環させて充填、
移送及び積み込みを自動化したフレキシブルコンテナの
充填荷役方法及び装置を提案することを目的とするもの
である。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達成するために、袋状をした粉粒体
輸送容器であるフレキシブルコンテナに粉粒体を充填す
る粉粒体充填装置と、充填済のフレキシブルコンテナを
運搬車に積込むコンテナ積込み装置と、フレキシブルコ
ンテナを所定の形状に保持する保形枠を有する適宜数の
保形パレットと、該保形パレットを前記粉粒体充填装置
とコンテナ積込み装置との間に循環させるパレット循環
装置とより成ることを特徴とするフレキシブルコンテナ
の充填荷役装置を提供するものである。

［作　用］ 本発明に係るフレキシブルコンテナの充填荷役装置によ
れば、フレキシブルコンテナを所定の形状に保持する保
形パレットを採用し、この保形パレットをパレット循環
装置上に載置して粉粒体充填位置と運搬車への積込み位
置との間を循環搬送することにより自動化を可能として
いる。先ず、粉粒体充填装置の手前でパレット循環装置
上を流れる保形パレットにフレキシブルコンテナを装着
して充填装置に送り込む。そして粉粒体充填装置におい
て所定量の粉粒体を計量供給し、充填が完了すると保形
パレットによりフレキシブルコンテナを所定の形状に保
持しながら運搬車への積込み位置に向って搬送する。こ
の間に充填時に同伴した空気を追い出すために所定時間
経過させることが好ましい。空気抜きの完了したフレキ
シブルコンテナはコンテナ積込み装置へと送り込み、コ
ンテナ積込み装置でフレキシブルコンテナを吊り上げ、
保形パレットから離脱させると同時に保形パレットはパ
レット循環装置によって元の充填位置に向って送り返す
。吊り上げたフレキシブルコンテナは運搬車上の所定位
置に移動させた後に降下させ、吊り下げ状態を解除して
運搬車への積み込みを完了する。そしてコンテナ積込み
装置と運搬車との相対位置を変化させて運搬車上の積込
み位置を順次ずらしながら前記積込み動作を繰り返し、
所定数のフレキシブルコンテナを運搬車に積み込むので
ある。

［実施例］ 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

先ず装置について説明すると、１は粉粒体の輸送容器で
あるフレキシブルコンテナ２を装着して移送する保形パ
レットであって、該保形パレット１は移送中にフレキシ
ブルコンテナ２の形状が変形しないように基台３上にフ
レキシブルコンテナ２の外径に沿って保形枠４を形成し
ている。この保形パレット１はパレット循環装置５に載
置し、粉粒体の充填位置Ａと運搬車６への積込み位置Ｂ
との間を循環するようにしている。パレット循環装置５
は複数のチェーンコンベヤを組合わせたものであり、以
下のとおり配設しである。

粉粒体の充填位置Ａには粉粒体充填装置７に保形パレッ
トを送り込む充填部コンベヤ８を配設し、充填部コンベ
ヤ８は保形パレットを充填装置７の下位で停止させ、粉
粒体の充填完了後送り出すようになっている。

充填位置Ａから運搬車６への積込み位置Ｂとの間には充
填済のフルキシプルコンテナ２をコンテナ積込み装置９
に移送して送り込む移送コンベヤ１０を配設している。

該移送コンベヤ１０は充填時にフレキシブルコンテナ２
中に同伴した空気を追い出しながら移送するとともにコ
ンテナ積込み装置９の手前で一旦停止してコンテナ積込
み装置９に送り込むタイミングを同期化させるためのア
キューム機構を具備している。

また、運搬車６への積込み位置Ｂから充填位置Ａへの間
にはコンテナ積込み装置９によりフレキシブルコンテナ
２を離脱させた空の保形パレット１を取り出す横送りコ
ンベヤ１１と該横送りコンベヤ１１に連結して充填位置
Ａに空の保形パレット１を返送するリターンコンベヤ１
２を配設している。該リターンコンベヤ１２は保形パレ
ット１を一旦停止させて充填部コンベヤ８に送り出すタ
イミングを図るためのアキューム機能を具備している。

更に、各コンベヤの連結部には保形パレット１を各コン
ベヤ間に乗り移す移載コンベヤ１３が配設してあり、該
移載コンベヤ１３はチェーンコンベヤ部を昇降自在の構
造として保形パレット１の受入時には上昇させておき、
保形パレット１が乗り移れば下降して受は入れ側コンベ
ヤ上に載置させる構造としている。

コンテナ積込み装置９には架台１４上にフレキシブルコ
ンテナ２を吊り上げて運搬車６に移送して積み込むコン
テナ移載装置１５を配設している。該コンテナ移載装置
１５は走行体１６と昇降体１７及び吊りローブの引掛は
用フック１８からなっている。走行体１６は四隅に車輪
１９を配設し、該車輪１９を架台１４上に固着した走行
レール２０に載置し、走行用モータ２１により車輪１９
を回転駆動して走行レール２０上を走行自在としている
。また昇降体１７は走行体１６の側部に立設したガイド
材２２に沿って昇降自在に取り付けてあり、昇降体１７
の上方に配設したスプロケット２３に巻回したチェーン
２４の一端部を昇降体１７の上端部に取り付けるととも
にチェーン２４の他端部を重錘（図示せず）に取り付け
てバランスをとりながら、昇降用モータ２５の駆動によ
リスプロケット２３を回転させて昇降体１７を昇降する
ようにしている。吊りローブの引掛は用フック１８は昇
降体１７の下端部に２組取り付けてあり、引掛は用フッ
ク１８の引掛は金具２６はシンク（図示せず）により回
動自在にしてあり、フレキシブルコンテナの吊りローブ
を着脱可能にしている。

コンテナ積込み装置９の下位には前記コンテナ移載装置
１５の走行体１６の走行方向と直交する方向に運搬車を
移動させて運搬車６の荷台２８にフレキシブルコンテナ
２を積み込む運搬車移動装置２７が配設しである。該運
搬車移動装置２７は運搬車６の後輪を載置させる運搬車
移動台２９を前後移動自在に配置し、装置前後に配設し
たスプロケット３０．３０°にチェーン３１を巻回して
その画先端部を運搬車移動台２９に取り付け、駆動用モ
ータ３２の駆動により運搬車移動台２９を前後に移動さ
せるようになっている。

次にフレキシブルコンテナの充填荷役方法について述べ
る。

先ず、リターンコンベヤ１２上の空の保形パレット１に
人手によりフレキシブルコンテナ２を装着し、装着した
保形パレット１を充填部コンベヤ８に順次送り出す。充
填部コンベヤ８は保形パレットｌを搬送し、粉粒体充填
装置７の下位に保形パレット１が位置すると停止する。

そして粉粒体充填装置７では所定量の粉粒体が計量され
てフレキシブルコンテナ２に払い出される。払い出しが
完了すると充填部コンベヤ８が再起動し、充填済のフレ
キシブルコンテナ２は保形パレットｌで形状を保持され
ながら移送コンベヤ１０へと乗り移る。そしてフレキシ
ブルコンテナ２は移送コンベヤ１０によってコンテナ積
込み装置９まで搬送されるのであるが、この移送コンベ
ヤ１０に乗り移り時にはフレキシブルコンテナ２は充填
時に同伴した空気のために膨らんでいて保形パレット１
なしでは安定した状態とならないので、コンテナ積込み
装置９に到達するまでにコンテナ内の空気を追い出す時
間を考慮して移送時間を決めると良い。実験によれば、
１トンのフレキシブルコンテナ２内に粉粒体を充填して
自然放置すると、内部の空気が抜けて安定化するまでに
約５分前後かかる。したがって、移送コンベヤｌＯ上に
フレキシブルコンテナ２を約５分程度留め置くように工
夫することが好ましい。なお、移送時にフレキシブルコ
ンテナ２を振動させる等の工夫をしてコンテナ内の空気
を強制的に追い出すようにすれば移送時間を短縮するこ
とも可能となる。

内部の空気を追い出したフレキシブルコンテナ２を搭載
した保形パレット１はコンテナ積込み装置９の手前でア
キューム機能により一旦停止し、コンテナ積込み装置９
の動作タイミングに合わせて２個のコンテナをコンテナ
積込み装置９に送り込む。この時、運搬車移動装置２７
においては運搬車移動台２９に運搬車６の後輪を載置し
、駆動用モータ３２を駆動して運搬車６の荷台前方部が
コンテナ積込み装置１ｉ９の下位に位置するように運搬
車６を引き込んでおく。

続いて、移送コンベヤＩＯ上の２個のフレキシブルコン
テナ２上位に位置したコンテナ移載装置１５の昇降体１
７を昇降用モータ２５を駆動して降下させ、昇降体１７
下端部の引掛は用フックにフレキシブルコンテナ２の吊
りローブを引掛ける。そして、昇降用モータ２５を逆駆
動して昇降体１７を上昇させてフレキシブルコンテナ２
を保形パレットｌから離脱させる。この離脱時に保形パ
レット１を移送コンベヤ１０上で一時的にクランプする
とフレキシブルコンテナ２を確実に離脱させることがで
きる。

次に、走行用モータ２１を駆動してコンテナ移載装置１
５を運搬車６の荷台２８上位に移動して停止させ、昇降
用モータ２５を駆動して昇降体１７を降下させてフレキ
シブルコンテナ２を運搬車６の荷台２８上に降ろす。そ
して引掛は金具２６を回動して吊りローブを引掛は用フ
ック１８からはずす。続いて昇降用モータ２５を逆駆動
して昇降体１７を上昇させ、走行用モータ２１を駆動し
てコンテナ移載装置１５を移送コンベヤ１０上に移動さ
せ、次のフレキシブルコンテナ２の吊り上げ準備に入る
。

運搬車移動装置２７においては、フレキシブルコンテナ
２を積み込む毎に駆動用モータ３２を駆動して運搬車移
動台２９を１コンテナ分前進させ、次の積み込み位置に
運搬車６を移動させる。

上記動作の繰り返しによりフレキシブルコンテナ２を運
搬車６に順次積み込んで行くのである。

また、移送コンベヤｌＯ上の空になった保形パレット１
は横送りコンベヤ１１によって取り出すとともにリター
ンコンベヤ１２に送り込み、リターンコンベヤ１２上に
ストックしてフレキシブルコンテナ２の装着のために待
機するのである。

なお、本発明の充填荷役装置は上述の実施例のみに限定
されるものではなく、積み込み効率を向上させるために
コンテナ積込み装置９及び運搬車移動装置２７をそれぞ
れ２台以上並列に設置するようにしても良いこと、また
、運搬車移動装置２７によって運搬車６を前後移動させ
てフレキシブルコンテナ２を積み込むことに代えて運搬
車６を移動させずにコンテナ積込み装置９のコンテナ移
載装置１５を前後方向にも移動可能としても良いこと等
本発明の要旨を逸脱しない範囲内においては種々の変更
を加えることや、同等の効果を発揮する手段を採用する
ことができることは言うまでもない。

［発明の効果］ 以上のように本発明に係るフレキシブルコンテナの充填
荷役方法及び装置によれば、粉粒体充填装置７とコンテ
ナ積込み装置９との間にフレキシブルコンテナ２の形状
を所定の形に保持する保形パレットｌを循環させ、該保
形パレットｌにフレキシブルコンテナ２を装着して粉粒
体の充填及び充填済のフレキシブルコンテナ２を移送す
ることにより充填荷役を流れ作業で行なうことが可能と
なり、フレキシブルコンテナの充填荷役作業の自動化を
図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るフレキシブルコンテナの充填荷役
装置を示す平面図、第２図は第１図の正面図である。 ｌ・・・保形パレット　２・・・フレキシブルコンテナ
４・・・保形枠　５・・・パレット循環装置　６・・・
運搬車７・・・粉粒体充填装置　８・・・充填部コンベ
ヤ９・・・コンテナ積込み装置　１０・・・移送コンベ
ヤ１１・・・横送りコンベヤ　１２・・・リターンコン
ベヤ１３・・・移載コンベヤ　１５・・・コンテナ移載
装置１８・・・引掛は用フック　２７・・・運搬車移動
装置２８・・・荷台　Ａ−・・粉粒体充填位置　Ｂ・・
・積込み位置

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）袋状をした粉粒体輸送容器であるフレキシブルコ
   ンテナを所定の形状に保持する保形パレットを適宜数用
   意し、該保形パレットを粉粒体充填位置と運搬車への積
   込み位置との間に循環させておき、前記保形パレットに
   フレキシブルコンテナを装着して粉粒体充填位置に搬送
   し、該粉粒体充填位置において所定量の粉粒体を充填装
   置により充填し、充填したフレキシブルコンテナを所定
   時間かけて運搬車への積込み位置に搬送し、コンテナ積
   込み装置により前記保形パレットからフレキシブルコン
   テナを離脱して運搬車に積み込むようにしたことを特徴
   とするフレキシブルコンテナの充填荷役方法。
2. （２）袋状をした粉粒体輸送容器であるフレキシブルコ
   ンテナに粉粒体を充填する粉粒体充填装置と、充填済の
   フレキシブルコンテナを運搬車に積込むコンテナ積込み
   装置と、フレキシブルコンテナを所定の形状に保持する
   保形枠を有する適宜数の保形パレットと、該保形パレッ
   トを前記粉粒体充填装置とコンテナ積込み装置との間に
   循環させるパレット循環装置とより成ることを特徴とす
   るフレキシブルコンテナの充填荷役装置。