JPH03284501A - 使用済み紙タオルの収容装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の使用分野〉 本発明は、共同使用される洗面所等において、使用済み
の紙タオルを収容するための使用済み紙タオルの収容装
置に関するものである。

〈従来の技術〉 使用済み紙タオルの収容装置は、ホテル、百貨店等々の
共同洗面所に設置され、使用済みの紙りオルを収容する
ために利用されている。

これら収容装置には様々な形状のものが既に存在するが
、箱体の内部に収容カゴを納め、その上方に箱体の可動
蓋を設置し、使用者は使用済みの紙タオルを、可動蓋を
押し下げつつ箱体内部の収容カゴに落し込み、動作が終
了すると可動蓋が自重によって復帰し、箱体の開孔な閉
鎖する型式が一般的である。

このような従来例は、第７図と第８図に示されており、
図中１は箱体、２は箱体ｌの上部開口に嵌装された枠体
、３は枠体２内の軸４によって揺動自在に枠体２に軸着
可動蓋、５は可動蓋３の下面に固定された重り、６は箱
体１の内部において可動蓋の下方に設置された収容カゴ
である。

第７図において、可動蓋３の一端を下方へ押圧すると、
可動蓋３は重り５の慣性に抗して、軸４を中心に回動し
、箱体１の上部が開放される。その開放部から使用済み
の紙タオルを箱体１の内部の収容カゴ６内に投げ入れた
後、可動蓋３への押圧を解くと、可動蓋３は重り５の重
力によって旧位置に揺動を繰り返しながら復帰する。

収容カゴ６内に紙タオルが溜った場合には、枠体２と可
動蓋３を箱体１から取り外し、箱体１内部の収容カゴ６
を取り出して、その内部の紙タオルを廃棄し、再び収容
カゴ６を箱体１内部に戻して、枠体２と可動蓋３を箱体
ｌに設置し、これを繰り返して使用を行なう。

〈発明が解決しようとする問題点〉 紙タオルは、おおむね２５ＣＩ１１×２５０Ｔｒｌ程度
の大きさで重さ約３グラムはどであるが、未使用時には
平面的に積み重ねられたり、ミシン目を施したロール状
に保存されたりしている。

使用した後、水分を含んだ紙タオルを捨てる時に、両手
の掌で軽く丸めるのが普通であるが、その場合丸められ
た紙タオルの体積は、３００　ａｍ”から１０００ｃｍ
”と様々なものになる。

また、例え意識的に紙タオルを固く丸めた場合でも、紙
タオルの材質自体が有する復元力と、使用により与えら
れた水分とにより、丸められた状態から膨らんで、どの
ようにしても３００　ｃｍ”程度の体積を有するように
なってしまう。

一方現在使用されている収容装置の箱体１の大きさは、
第７図第８図に示す一般的な例で、高さ７５ｃｍ、巾３
５ｃｍ、奥行２５ｃｍ程度であり、その内部に収容され
ている収容カゴ６の大きさは、高さ４５　ｃｍ、巾３０
０Ｉ１１、奥行２０ｃｍ程度であり、その収容量は２７
０００ｃｍ”に過ぎない。

このような収容カゴ６に前述の使用済み紙タオルを投入
した場合、例えば、紙タオルの体積が最小の３００　ｃ
ｍ”であるならば９０個、最大の１０００ｃｍ”である
ならば２７個で収容カゴ６が一杯になることが明らかで
ある。

そのようにして収容カゴ６が一杯になったとしても、収
容カゴ６の内部には大量の空間が残されているが、現在
便用されている装置においては、その空間を有効に利用
する手段がなく、−杯になる頃を見計らって収容カゴを
取り出し、内部の紙タオルを廃棄しなくてはならない。

しかしながら、頻繁に廃棄を行なっても、それが間に合
わない場合が多く、時によっては使用済みの紙タオルが
箱体１からあふれだし、可動蓋３が引っ掛かって締らな
い状態になった収容装置を随所に見掛けることがある。

このような状況は、ホテル或はオフィスビルの管理者に
とって頭痛の種であり、解決のためには収容カゴ６内の
紙タオルを、多大の人件費を使って頻繁に廃棄する以外
に方法がない。

本件出願はこのような問題を解決すべ〈発明されたもの
である。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明に関する装置は、洗面所の洗面台の脇に設置され
るのが普通であるので、そのれが許容される体積には、
使い勝手の面から考えてもおのずと限度がある。したが
って、収容カゴ６の収容量を増すために、無制限に箱体
１の体積を増加させることは出来ない。

そのためには、相互に軽く重なり合っているに過ぎない
使用済みの紙タオルを、外部からの圧力によってプレス
し、収容カゴ６の内部に残されている空間に紙タオルを
詰め込み、それによって収容カゴ６の収容量を増加させ
ることにした。

プレスに関して、電気的な手段を使用すると、装置の重
量が増すと共に、電源を確保しなければならない問題も
発生し、何よりも製造コストが増大するので、純粋に物
理的な方法を採用することに決定した。

物理的にプレスを行なわせる場合、装置が使用される状
況を考えると、紙タオルを捨てる動作とプレスを行なう
ための動作が別々に設定されていると、使用者はプレス
のための動作を無視する可能性があるので、紙タオルを
捨てるための動作がそのままプレスを作動させるための
動作に結び付くように工夫した。

また、物理的にプレスを行なわせるための駆動源として
、油圧或はバネの復帰力を利用した自動復帰装置を利用
し、緩速度で強力にプレスが行なわれるように工夫した
。

これらの目的を満足させるための方法として、ペダル或
はレバーを自動復帰装置の回転軸に接続し、更に、前述
ペダル等にプレス用の内蓋を接続し、内蓋の開放により
外蓋も開放できるようにし、これら部品が収容された箱
体の開口部を前述の外蓋により閉鎖するように設計した
。また、当然、収容カゴに類する容器はプレス用の内蓋
の下方に設置される。

〈作用〉 このように工夫した本発明装置によると、使用者が紙タ
オルを捨てるために、自動復帰装置に復帰力を蓄えさせ
ながらペダルを踏み付けると、プレス用の内蓋が開き、
それによって箱体の開口部を閉鎖している外蓋が開くた
め、開口部から箱体の内部力紙タオルを投入することが
でき、投入後にペダルを解放すると、内蓋が自動復帰装
置の駆動力により徐々に旧位置に復帰し、その際に内蓋
の下方にある紙タオルがプレスされると共に、内蓋の復
帰により外蓋も開口部の閉鎖位置に復帰し、次回の使用
のために待機することになる。

〈本発明の実施例〉 図面に従い本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明装置の正面図、第２図は側面図であり、
それらの内部説明図は第３図及び第４図に表わされてい
る。

第１図および第２図において、１０はケーシングで、上
方に開口１１が設置されると共に、下方には開閉扉１２
が蝶着されている。１３はケーシング１０から突出した
ペダルである。

第１図および第２図に示した本発明装置の内部構造は、
第３図および第４図に示すごとく、ケーシング１０は中
空の箱体として形成されており、縦長の立方体の形状を
呈すると共に、前記開口１１が設置された面は上方に向
かって後退し、第２図および第４図に示すごとく、傾斜
面１４となっている。

傾斜面１４の下方には前述の開閉！Ｒ１２が設！されて
おり、開閉ｆｆ１１２以外の壁面は、底面１５から直角
に立ち上がる左右の側面板１６・１６と、開閉！’１１
２に対向する壁面となる奥壁１７により形成されている
。

閉扉された開閉扉１２に平行な前記ペダル１３の両側端
には、奥壁１７に近接する位置まで延長された腕部１８
・１８が固定されており、両方の腕部１８・１８の内端
部は、ケーシング１０の内部にあって、奥壁１７の底面
１５に近接した位置に固定された、自動復帰装置１９の
回動軸２０に固定されている。

第４図において底面１５と略平行になっているペダル１
３を上方から踏み付けると、腕部１８が回動軸２０を回
動しつつ下降し、最終的に第６図に表わされている位置
まで下降することになる。

このような動作によって、自動復帰装置２０には復帰の
ための駆動力が蓄積されるため、第６図の位置において
ペダル１３を解放すると、回動軸２０が逆方向へ回転し
、両腕部１８・１８を上昇させ、ペダル１３を第４図の
位置に復帰させる。

腕部１８・１８はペダル１３の両端部に固定されており
、ケーシング１０の側面板１６・１６に沿って延長され
、回動軸２０に固定されている。

従って、底板１５の上方は広く解放されており、紙タオ
ルの収容ＭＢを底板１５の上に載置するだけの空間が確
保される。

２１は加圧内蓋であり、第３図に示すごとくその中央部
には、下方に向かって加圧板２２が突設されており、左
右の両端は折り曲げられて下垂端部２３・２３が形成さ
れている６更に、加圧内蓋２１の開閉扉１２に近接する
端部には、跳ね上げ縁２４が形成されている。

第４図に示すごと（、前記下垂端部２３はその中央より
やや奥壁１７によった部分で、軸Ｓによって側壁１６に
回動自在に枢着されている。

２５はケーシング１０の傾斜面１４に設置された開口１
１を、ケーシング１０の内側から閉鎖する外蓋であり、
傾斜面１４の内側に蝶番２６により揺動自在に蝶着され
、スプリング（図示せず）の作用によって、常に第３図
において時計式方向へ付勢され、開口１１を閉鎖してい
る。

外蓋２５の加圧内蓋２１に対抗する面には、跳ね上げ突
起２７が突設されており、跳ね上げ突起２７の先端は斜
めに垂下されて、加圧内蓋２１の上面に新設した位置に
解放されている。

加圧内蓋２１の上面には、跳ね上げ突起２７の端部に近
接して、跳ね上げ突起２７のための閉鎖固定突出部２８
が突設されており、加圧内蓋２１および外蓋２５が閉鎖
状態にあるとき、跳ね上げ突起２７を押圧することによ
って、外蓋２５を閉鎖位置に固定する。

２９．３０．３１はリンクであり、一端がペダル１３の
腕部１６の点Ｐに枢着された長リンク２９の他端と、一
端が加圧内蓋２１の下垂端部２３の奥壁１７に近接した
位置点Ｑに枢着されている短リンク３０の他端は、相互
に点Ｒにおいて枢着されている。中リンク３１は、一端
が第４図に示す状態で点Ｑと軸Ｓを結んだ直線上で、且
側面板１６の開閉１［１２に近接する位置点Ｘに枢着さ
れており、他端は長リンク２９上のやや点Ｒに近い位置
点Ｙに枢着されている。

このように組み立てた本発明装置の内部の、加圧内蓋２
１の直下に、収容＃！ＪＢを第３図および第４図に示す
ように設置する。

作動に付き説明すると、使用者が足で踏み付けることに
より、ペダル１３を下降させると、長リンク２７も下降
し、同時に中リンク３１により点Ｐを中心として反時計
式方向へ回動せしめられるので、点Ｒは下降と同時に第
４図において左方へ揺動し、短リンク３０を下方へ引き
下げながら下方へ誘導することになる。

短リンク３１のそのような移動は、加圧内蓋２１を軸Ｓ
を中心に時計式方向へ回動させるので、跳ね上げ縁２４
が上昇し、加圧内蓋２１と跳ね上げ縁２４が、外蓋２５
の跳ね上げ突起２７を押し上げる。それによって外蓋２
５はスプリング（図示せず）の作用に抗して蝶番２６を
中心に第４図において反時計式方向に回動し、開口１１
の閉鎖が解かれる。

そのような動作の中間状態と、収量状態が第５図および
第６図に示されている。

最終的に、ペダル１３が終点まで踏み降ろされると、加
圧内蓋２１は軸Ｓを支点に完全に直立し、同時に外蓋２
５を押し上げて、開口１１を完全に開放する。

このような状態で、使用者は開口１１から使用済みの紙
タオルを収容ＭＢ内に投入することが可能となる。

使用者がペダル１３を開放すると、ペダル１３およびそ
れに接続された加圧内蓋２１は、自動復帰装置１９の復
帰力により、第６図の状態から第３図の状態へ、緩速度
でしかも一定の圧力を備えながら、徐々に復帰する。そ
の際に、外蓋２５は加圧内蓋２１の下降に伴って、徐々
に下降すると共に、加圧内蓋２１の作用を脱すると、ス
プリングの作用によって第３図のごとく開口１１を閉鎖
する状態に復帰する。

装置が長時間にわたって繰り返し使用され、収容匝Ｂが
一杯になると、加圧内蓋２１の下降する力が、加圧板２
２によって収容されている紙タオルに伝達され、紙タオ
ルは加圧板２１の突出量だけ圧縮され、収容ＭＢの底部
に向かって押し込まれることになる。

加圧板２２の加圧のための圧力は、自動復帰装置１９の
復帰力を調整することによってかなり広い範囲で調整す
ることができるので、紙タオルの大きさ、紙の質、等に
あわせて、最適の圧縮状態を確保することが出来る。

〈発明の効果〉 本発明によると、従来の収容装置とほぼ同等の体積の中
に、２倍乃至５倍の使用済み紙タオルを収容することが
できると共に、機械的操作のみによって圧縮を行なうの
で、安価且作動の確実な装置を得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の正面図、第２図は側面図、第３
図は第１図の状態における内部説明図、第４図は第２図
の状態における内部説明図、第５図および第６図は第４
図と同様の図面で、それぞれ装置の作動中の二つの状態
を示す内部説明図、第７図および第８図は従来品の側面
図中央縦断面図と正面図中央縦断面図である。 １０・・ケーシング、１２・・開閉扉、１３・・ペダル
、１４・・傾斜面、１５・・底板、１６・・側面板、１
７・・奥壁、１８・・腕部、１９・・自動復帰装置、２
０・・回動軸、２１・・加圧内蓋、２２・・加圧板、２
３・・下垂端部、２４跳ね上げ縁、２５・・外蓋、２６
・・蝶番、２７・・跳ね上げ突起、２８・・閉鎖固定突
出部、２９・・長リンク、３０・・短リンク、３１・中
リンク。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）加圧内蓋と外蓋を開くために踏み込まれたペダル
   により、自動復帰装置に復帰のための駆動力を蓄え、ペ
   ダルが開放された時に、蓄えられている復帰のための駆
   動力を利用して加圧内蓋を付勢し、加圧内蓋の閉鎖方向
   に設置された収容凾内に収容されている紙タオルを圧縮
   することを特徴とする、使用済み紙タオルの収容装置。
2. （２）復帰のために自動復帰装置により駆動されるペダ
   ルと、前記ペダルの移動によって開閉される加圧内蓋と
   、前記加圧内蓋によって開閉される外蓋と、前記加圧内
   蓋の作用方向にあって使用済み紙タオルを収容する収容
   凾と、装置の不使用時に前記外蓋により閉鎖される開口
   を備えたケーシングと、からなる特許請求の範囲第１項
   記載の使用済み紙タオルの収容装置。