JPH03284306A - 多層型可撓性管状濾材 - Google Patents

多層型可撓性管状濾材

Info

Publication number
JPH03284306A
JPH03284306A JP8469290A JP8469290A JPH03284306A JP H03284306 A JPH03284306 A JP H03284306A JP 8469290 A JP8469290 A JP 8469290A JP 8469290 A JP8469290 A JP 8469290A JP H03284306 A JPH03284306 A JP H03284306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter medium
tubular filter
flexible tubular
fibers
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8469290A
Other languages
English (en)
Inventor
Yatsuhiro Tani
谷 八紘
Toshiaki Hayashi
敏昭 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP8469290A priority Critical patent/JPH03284306A/ja
Publication of JPH03284306A publication Critical patent/JPH03284306A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、流体中に含まれる粒子、とりわけ水、油、燃
料などの液体中に含まれる粒子を除去することができる
屈曲閉塞を起さない長寿命の可撓性管状濾材に関するも
のである。
(従来の技術) 流体中の粒子を除去する気体フィルターや液体フィルタ
ーは工作機械や自動車なとに広く使用されており、これ
らの高性能化と省スペースの而から、これらに使用され
るフィルターエレメントの長寿命化の要求や、更にはフ
ィルターエレメントを種々の形状に加重できる技術の要
求がある。
現在、一般に流体中に含まれる粒子、とりわけ水、油、
燃料などの液体中の汚濁物質である粒子の除去には、パ
ルプからなる濾紙や合成繊維からなる不織布などのいわ
ゆるシート濾材が用いられておりエレメントあたりの濾
過面積を増すために、これらをプリーツ状に成型した菊
花型フィルターエレメントがある。
(発明が解決しようとする問題点) 菊花型フィルターエレメントにおいては、その中心部に
輪状の空洞が必要であったり、山数を多くすると濾材同
志が重なり流路か極端に狭くなるなどの理由により、フ
ィルターエレメントあたりの濾過面積の向上、つまりフ
ィルターエレメントの長寿命化には限界があった。また
、フィルターエレメントに使用されるシート濾材の構造
的理由から、フィルターエレメントを円筒型以外の任意
の形状に加工することも不可能であった。
従って、本発明は以上の点を鑑みて、流体中に含まれる
粒子、とりわけ液体中の粒子の除去においてフィルター
エレメントを付設したケーシングを任意の形状に曲げ加
工しても追従して屈曲閉塞を起さない長寿命の多層型可
撓性管状濾材を提供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、フィルターエレメントの長寿命化が可能
で、かつフィルターエレメントを付設したケーシングを
任意の形状に曲げ加工しても追従して屈曲閉塞を起さな
い可撓性管状濾材を得るため、フィルターエレメントあ
たりの濾過面積を大きくできる直径の小さなフレキシブ
ルチューブである丸打組物に着目し、本発明に到達した
本発明は、複数本の糸がらせん状に、それぞれ左右両方
向に、かつ長平方向にそって回転し、鎖糸が互に交錯し
筒状に組まれた組紐構造物であって、かつJ l5−L
−1098剛軟性試験器で測定される最大たわみ量(δ
)が4 cm以上である可撓性管状濾材及び前記組紐構
造物の筒状面に、繊維集合体層を設けたことを特徴とす
る多層型可撓性管状濾材及び前記濾材を可撓性ケーシン
グに収納した可m性フィルターエレメントに関する。
本発明において、複数本の糸がらせん状に、それぞれ左
右両方向に、かつ長手方向にそって、回転し、鎖糸が互
に交錯して筒状に組まれた組紐構造物とは、一般に丸打
紐物と称せられ、その組物組織には丸打、角打、格子打
などが挙げられる。
本発明において多層型可撓性管状濾材の断面形状は円、
だ円、多角形、矩形などが挙げられ、長手方向にそって
は同一形状の筒状とか、テーパーを有する筒状、非円形
では連続してらせんを有している筒状などが挙げられる
本発明における可撓性管状濾材及び多層型可撓性濾材の
組紐構造物を構成する糸の原料繊維には綿、羊毛、絹な
どの天然繊維、セルロース、ビスコース等の半合成繊維
、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、アクリ
ル、ポリスルフォン、ポリアミドイミド、ポリイミド、
ポリフェニレンサルファイド、ポリ弗化ビニリデン、フ
ェノール樹脂等の合成繊維やガラス、カーボン、メタル
等の無機繊維であり、これらの繊維の単独あるいは混合
したものが使用できる。これら繊維の単繊維繊度は濾過
特性の向上を図るためには繊維繊度は小さい程好ましく
、例示すれば30デニール以下、好ましくは10デニー
ル以下、より好ましくは3デニール以下が挙げられる。
また、本発明の多層型可撓性濾材の耐圧性の向上を図る
ための糸の繊維繊度は大きい程好ましく、例示すれば3
0デニールから1000デニール、好ましくはlOOデ
ニールから500デニール、より好ましくは200デニ
ールから300デニールが挙げられる。
1000デニールを越えると、多層型可撓性濾材の内側
の流体の流路が狭くなりすぎ、流体抵抗がL昇し好まし
くない。
本発明において、組紐構造物を構成する糸の原料繊維の
繊度は、小繊度、大繊度の単独でもよく、それらの混合
であってもよい。
本発明において組紐構造物を構成する糸は、短繊維、長
繊維があり、それらの混合であってもよい。例示すれば
、紡績糸、フィラメント糸、ファースパンヤーン、スリ
・7トヤーン、スプリットヤーン、かさ高論I糸、タス
ラン糸などが挙げられる。
本発明において組紐構造物を構成する糸の繊度は10〜
1000デニール、好ましくは20〜500デニール、
より好ましくは30〜300デニールである。糸の繊度
が10デニール未満であったり、1000デニールを越
えると組紐構造物の編組工程が操業上の低下を招くこと
になり、これは濾過材料の製造面からは好ましくないの
である。
本発明における可撓性管状濾材及び多層型可撓性濾材の
内径は1〜10m−1好ましくは2〜8.嘗直径と長さ
の比、L/DはlO〜500であることが重要である。
多層型可撓性濾材の直径が1璽■以下であると管内抵抗
が大きくなり、流体の流れが不均一となり使用寿命が短
かくなるのである。
本発明における可撓性管状濾材及び多層型可撓性管状濾
材はJIS−L−1096剛軟度測定器で測定される最
大たわみ量(δ)が40■以上、好ましくは5 cm以
上より好ましくは10cm以上である。δ値が4 cm
以下では屈曲閉塞を起し屈曲時濾過ができなくなる。
本発明において、組紐構造物の筒状面に設ける繊維集合
体層は一層あるいはそれ以上の繊維集合体層である。二
層以上の繊維集合体層は除去すべき粒子の粒子直径分布
が広い範囲にわたる場合あるいは、2種以上の粒子物質
の混在する系の場合などのその使用寿命の延長に特に有
効である。
かかる場合、該組紐構造物の筒上面において、流体の上
流側には大きい繊度や祖な充填密度の繊維集合体層を、
下流側には小さい繊度や密な充填密度の繊維集合体層を
配置するのが好ましい。
又、直径がlO■−以上ではフィルターエレメントの容
積あたりの濾過面積が著しく低Fし、この場合にも使用
寿命が短かくなる。
多層型可撓性濾材のL/Dが10以下になると、90°
曲げ加工した場合、該濾材が屈曲閉塞を起こし、フィル
ターとしての使用寿命が著しく低下する。−・方、L/
Dが500以上になると該濾材の入口部から末端部へ経
子にしたがって、表面積あた゛りの粒子捕集量は減少し
、使用濾材量を増加させても使用寿命に限界が生じる。
本発明において、筒状に組まれた組紐構造物の筒状面に
設ける繊維集合体層は織物、編物、組物、不織布のテー
プ、糸束、スライバー、フィラメント束のいずれか、又
はそれらの二種以上から構成される。本発明における組
紐構造物の役目が多層型可撓性濾材の耐圧性と清浄効率
の向上にあるのに対し、該繊維集合体層の役目は本発明
の多層型可撓性濾材の使用寿命を大幅に延長させるとこ
ろにある。
本発明において、繊維集合体層を構成する原料繊維には
綿、羊毛、絹などの天然繊維、セルロース、ビスコース
等の半合成繊維、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレ
フィン、アクリル、ポリスルフォン、ポリアミドイミド
、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリ弗化
ビニリデン、フェノール樹脂等の合成繊維やガラス、カ
ーボン、メタル等の無機繊維であり、これらの繊維の単
独あるいは混合したものが使用できる。これら繊維の単
繊維繊度は、組紐構造物の濾過特性に寄与する繊維の繊
度と同等かそれ以上のものが好ましい。
その理由は、流体中の粒子の捕捉によって、流体通過抵
抗を主に支配するダストケーク層が流体の下流側に位置
する細紐構造物で形成されるのを遅らせるためであり、
多層型可撓性濾材の使用寿命の伸長にとって重要なこと
である。
本発明において、可撓性管状濾材及び多層型可撓性管状
濾材の成型は先しめ成型された組紐構造物の筒状の周囲
に繊維集合体層となる繊維製のテープや糸束、スライバ
ー フィラメント束を組紐構造物の長手方向へ巻きつけ
固定することによって成型される・。具体的には、繊維
製のテープでは長手方向へ積層を行いつつ巻きつけると
か、フィラメント束では、フィラメント束の断面が俵積
み状態に位置するように長手方向に巻くとか、組紐構造
物の筒状の外側に組紐構造物の組物を編組するなどの方
法が挙げられる。
本発明の可撓性管状濾材及び多層型可撓性管状濾材は流
入側端部は開孔して、他端部は閉孔させ、流入側の端部
は接着性樹脂等で成型される。成型された該多層型可撓
性濾材は両端開放の筒状容器である可撓性ケーシング内
に挿入され、流入側端部の成型部分がケーシングと液漏
れなきように密に一体化され、フィルターエレメントが
つくられる。
本発明の可撓性ケーシングの素材にはテフロン、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエステル、
ポリカーボネート、ポリ塩化ビニリデン、シリコン、エ
ポキシ、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂など
が挙げられ、ケーシングそれ自身が可撓性を有している
外径が10龍から501mで長さが2001−から10
0011−の筒杖容器である。
本発明の可撓性管状濾材及び多層型可撓性管状濾材の該
ケーシングの容積あたりの充填率は30%から75%が
好ましい。この充填率が75%を越えると濾材の壁面が
重なりあって、流体が通らなくなると言う不都合が生じ
る。
本発明の可撓性管状濾材及び多層型可撓性管状濾材は、
かかる濾材同志が重なると言う問題を解消するに、該濾
材の断面が非円筒状で長手方向に連続的にラセンを有す
る構造にすることもできる。
該濾材の非円筒状とは楕円形状、矩形吠、正方形状、多
角形状などが挙げられる。
本発明における可撓性フィルターエレメントは流入側端
部から濾過すべき流体が流入し、多層型可撓性濾材を通
過後、該可撓性ケーシングの他端部から清浄化されて流
出する。
本発明の可撓性管状濾材及び多層型可撓性管状濾材は、
流体中に含まれる粒子を除去するのに用いられ、その適
用例として例えば自動車の燃料フィルターのフィルター
エレメントとして用いれば好適である。
その例として第1図に示すように、例えば2本の多層型
可撓性濾材1を装着したシリコンゴム製ケーシング2を
、図のように曲率半径R=100■璽で曲げたとしても
、濾材は可撓性を有しているので曲げ変形に容易に追従
し、屈曲閉塞を起こすようなことがない。濾材1の上流
側端部はケーシングの入口部3において例えばエポキシ
樹脂4によって固定され、下流側端部はケーシングの流
出部5においてエポキシ樹脂などで密封されている。
かかる構造のケーシング2では、燃料は入口部3から濾
材内に流入し、濾材1の管杖壁を通過する時に燃料中の
粒子が除去され、流出部5から排出される。
以下に実施例にて本発明を更に詳しく説明する。
濾材の可撓性の測定 濾材の可撓性(δ)は、JIS−L−1096の剛軟性
試験B法(スライド法)によった。すなわち、管状濾材
の試験体を40cm長さに切り、第2図に示すスライド
型試験機の台上に管状形態を変形させることな(張り出
し長さ30cmで固定し、該試験体1の張り出し先端に
10gの重り2を取り付けた。次いで移動台3をゆっく
り下げてゆき、該試験体1に曲げ変形を加えつつ該試験
体1が屈曲閉塞せずに曲げ変形することのできる最大た
わみ量δを測定した。
(実施例1) 0.5デニールのポリエステルステープル繊維からなる
100デニールの紡績糸を第1表に示す合糸条件で丸打
2本組物に組み、A、Bの管状濾材を製作した。
第1表 第1表の条件で製作した管状濾材32本を長さ300 
、、に切断し、開口部の一端をエポキシ樹脂で閉じ、残
りの一端の開[」部を束にし、接着剤で固定してフィル
ターエレメントを製作した。このフィルターエレメント
の開口部からJIS−Z−8901で規定されるJIS
8種試験粉体を均一に分散させた−・定濃度の粒子懸濁
水を一定流量で流入して濾過を行った。フィルターエレ
メントの圧力損失が規定値に達するまでの粒子捕集量お
よび粒子通過量を重量法により測定し、これより粒子除
去率ならびに総流入粒子撤を求め、た。
濾過性能測定条件 粒子懸濁液濃度=0.5g/Ω 流     量=2t/分 圧力損失規定値=0.3kg/cri!(比較例1) 比較のため、平均繊維径20−のパルプからなる濾紙(
目付72g/Tl11厚さ0.25田11充填密度0 
、3 cc/cc)をプリーツ幅15..でひた折りし
、外径6511内径35mm、高さ30璽1の菊花型エ
レメントを製作した。
このフィルターエレメントを実施例1と同様の測定条件
で濾過性能を測定した。
実施例1と比較例1の結果を第2表に示した。
第2表 本発明における管状濾材からなるフィルターエレメント
の実施例1は従来から用いられているバルブ濾紙からな
るフィルターエレメントの比較例1に比べ、粒子除去率
、総流入粒子量共にすぐれていることがわかった。
(比較例2) 繊維径20uのパルプからなる濾紙(目付50g/!/
、厚さ0.20mm、充填密度0 、3 cc/cc)
を内径2.6mm、長さ300−m (L/D= 11
5)の管状に加工し、開口部の一端をエポキシ樹脂で硬
めて閉じ、32本を束ねてエレメントを製作し、前述の
実施例1と同様の測定条件で濾過性能を測定したところ
、粒子除去率84%、総流入粒子鼠4.4gという結果
が得られた。
比較例2の性能は実施例1のいずれよりも低いものであ
った。
(実施例2及び比較例3) 実施例1で述べたへ濾材、B濾材及び比較例2で述べた
管状に加工した濾材のフィルターエレメントをそれぞれ
90″の曲部をもつ管状ケーシングに入れ、実施例1と
同様の条件で濾過性能を測定した。
測定結果を第3表に示した。
第3表 比較例3は曲部をもつ管状ケーシングに入れた時、一部
分針れ曲がって入ったこ七により、管状濾紙が屈曲閉塞
を起こしたために粒子除去率と総流入粒子鷲の低下゛が
生じたものと考えられる。
方、実施例2はいずれも実施例1の結果と一致しており
、粒子除去率、総流入粒子量の低下は認められない。
(実施例3、比較例4.5) 実施例1の紡績糸を第4表に示す合糸条件で丸打組物に
組み、Cの管状濾材を製作した。次に、第4表 この管状濾材Cをもちいて、L/Dを5水準変えて90
″曲げ加工したフィルターエレメントを製作し、実施例
1と同様の条件で濾過性能を測定した。その結果を第5
表に示した。
第5表 この結果から、L/Dが5では寿命に相当する総流入粒
子量が減少し、粒子除去率も低い。この原因は、90″
曲げによる曲率半径が小さいために、管状濾材の屈曲閉
塞が生じたためであり、濾材壁の通過速度の増大や、管
状濾材の曲げ大変形による目づれの影響で粒子除去率低
下が生じたものと思われる。一方、L/Dが800では
管状濾材の長さあたりの総流入粒子量が低下するのは、
濾材面積が有効に利用されていないためである。
本発明において測定したL/Dが10から500の範囲
においては、かかる問題は起こることがなく、粒子除去
率、寿命ともにすぐれた性能を発揮するのである。
(実施例4) 0.7デニールのポリエステルステープル繊維65%と
木綿繊維35%とから成る60デニールの紡績糸を第6
表に示す合糸条件で丸打組物を作製し、次いでこれらを
200℃に加熱した直径3璽11長さ100嘗■のステ
ンレスパイプ内に通して、丸打紐物の外表面を熱処理し
、A1B%Cの可撓性管状濾材を製作した。
第6表 て束にし、接着剤で固定して、フィルターニレメントラ
製作した。このフィルターエレメントの開孔部からJ 
I 5−Z−8901で規定するJIS8種試験粉体を
均一に分散させた一定濃度の粒子懸濁水を一定量で流入
して濾過を行った。フィルターエレメントの圧力損失が
規定値に達するまでの粒子捕集量および粒子通過量を重
量法により測定し、これより粒子除去率ならびにフィル
ターエレメントの濾過寿命を表す総流入粒子量を求めた
結果を第7表に示す。
濾過性能測定条件 粒子懸濁液濃度:0.5g/Q 流     量=29/分 圧力損失規定値:0.3kg/c+ll第7表 第6表の条件で製作した可撓性管状濾材16本を長さ6
00■lに切断し、開孔部の両端をあわせ本発明におけ
る可撓性管状濾材からなるフィルターエレメントの実施
例4は従来から用いられているパルプ濾紙から成るフィ
ルターエレメントの比較例1に比べ、粒子除去率、総流
入粒子量共に優れていることが判った。
(比較例6) 繊維径15/jjのパルプから成る濾紙(目付50g/
r/、厚さ0.20.、、充填密度0 、3 cc/c
c)を内径2.61璽、長さ300關(L/D=115
)の管状に加工し、前述の実施例4と同様の測定条件で
濾過性能を測定したところ、粒子除去率84%、総流入
粒子量4.4gという結果が得られた。
比較例6の性能は実施例4のいずれよりも低いものであ
った。
(実施例5) 0.8デニールのポリエステルステーブル繊維45%と
1デニールのレーヨン繊維55%トラ10デニールのポ
リエステルマルチフィラメントにからませた60デニー
ルの加工糸を用い第8表に示す条件で丸打組物を作製し
、次いでこの丸打組物を240℃の熱風で外表面のみを
熱処理し可撓性管状濾材1)、E、Fを作製した。
熱処理された11■挟性管状濾材り、E、Fは共にその
外表面の繊維同志が部分熱融看を起こし、濾材の全厚さ
の173が充填密度0.3cc/cc 、残りの未熱融
着層の273は充填密度0.15cc/ccであった。
第8表 比較例4で述べた管状に加工したフィルターエレメント
および実施例5について、それぞれ90°の曲部をもつ
管状ケーシングに入れ、実施例4と同様の条件で濾過性
能を測定した。測定結果を第9表に示した。
第9表 第10表 比較例6は曲部をもつ管状ケーシングに入れた時、一部
分桁り曲がって入ったことにより、管状濾紙が屈曲閉塞
を起こしたものと考えられ粒子除去率と総流入粒子量の
低下が生じた。一方、実施例5はいずれも比較例6より
すぐれた粒子除去率、総流入粒子量を示した。
(実施例6) 高密度繊維充填層がポリエステルフィラメント糸(60
デニ一ル/30本)、低密度繊維充填層が綿(39デニ
ール)からなる芯鞘構造(第2図、態様■)であって、
これの表層の繊維充填率が0 、3 cc/ccである
構造糸を第10表に示す条件で丸打紐物に組み、可撓性
管状濾材を製作した。
第10表の条件で製作した可撓性管状濾材50本を長さ
300■lに切断し、管状濾材の下流側端部の開口をエ
ポキシ樹脂で閉じ、上流側端部を束にしてエポキシ樹脂
で固定し、フィルターエレメントを得た。このフィルタ
ーエレメントを内径30m嘗のステンレス製ケーシング
に組み込み、エレメントの開口部からJ I 5−Z−
8901で規定するJIS8種試験粉体を均一に分散さ
せた一定濃度の粒子懸濁水を一定流量で流入させて濾過
を行った。フィルターエレメントの圧力損失が規定値に
達するまでの粒子捕集量及び粒子通過量を重量法により
測定し、これより粒子除去率並びにフィルターエレメン
トの使用寿命を表す総流入粒子量を求め、その結果を第
12表に示した。また、当該管状濾材の可撓性の程度に
ついても第12表に示した。
濾過性能測定条件 粒子懸濁水濃度=0.5g/(j 流     量=2t/分 圧力損失規定値=0.3kg/c+1 (実施例7) 実施例6で述べた可撓性管状濾材に荷重を加え、伸長し
た状態で熱処理を行い、これにより得られた濾材を用い
て第11表に示す条件で可撓性管状濾材を作製した。該
可撓性管状濾材70本を長さ300 amに切断し、実
施例6と同様にフィルターエレメントを製作し、ケーシ
ングに組み込んで、濾過性能を測定し、その結果を第1
2表に示した。
当該管状濾材の可撓性の程度についても第12表に小し
た。
熱処理条件 荷重:0.5kg 温度=130℃ 時間=5分 第11表 (比較例7) 平均繊維径20戸のパルプからなる濾紙(目付50 g
/vl、厚さ0.20■嘗、繊維充填率0.3cc/c
c )を内径1.2.、、長さ300.、(L/D=2
31)の管状に加工し、当該管状濾紙の一端の開口部を
エポキシ樹脂で閉じ、これを70本束ねてフィルターエ
レメントを製作し、前述の実施例6と同様の測定条件で
濾過性能を測定し、その結果を第12表に示した。
第12表 第12表に示した結果から明らかなように、本発明の可
撓性管状濾材からなるフィルターエレメントの実施例6
,7は、従来から用いられているパルプ濾紙からなるフ
ィルターエレメントの比較例7に比べ、粒子除去率、総
流入粒子量、可撓性共に優れており、特に実施例7の伸
長した状態で熱処理を行った場合には、可撓性管状濾材
を構成する糸間の空隙が小さくなり、構造糸の低密度繊
維充填層の繊維間の微細な空隙を流れる流体の割合が多
くなるために濾過性能が高くなっている。
実施例8 48打の丸打編組機械を用い、250デニールのポリエ
ステルモノフィラメントと単糸繊度が0.3デニールの
ポリエステルマルチフィラメン5からなる捲縮加工糸(
総デニールは210)を夫々右まわりに8スピンドル、
左まわりには250デニールポリエステルモノフイラメ
ントを8スピンドル配置し、長手方向の伸縮を防止する
ため綿糸の4本を縦糸に入れて円筒状の組紐構造物をま
す製作した。この時の捲縮加工糸の目付量は40 g/
Jであった。次いで、この円筒状の組紐構造部の円周表
面に単糸繊度が0.5デニールのポリエステルマルチフ
ィラメントからなる捲縮加工糸(総デニールは1400
)を引張張力1.5gで均等に巻きつけて繊維集合体層
の目付量が100g/♂になるように、直径5龍最大た
わみ量(δ)8.Oc−の多層型可撓性管状濾材を製作
した。
得られた多層型可撓性管状濾材7本を長さ300、、(
L/D=80)に切断し、開口部の一部を閉じ、残りの
一端の開口部を束にして、エポキシ樹脂接着剤で固定し
てフィルターとし、直径18m−のシリコンゴム製ケー
°シングに挿入してフィルターエレメントとした。
次に、このフィルターエレメントをJISD−1617
に規定される試験方法に準処して軽油による濾過試験を
行い、清浄度と使用寿命を測定した。
比較例8 比較のため、平均繊維径20.i!Rのバルブからなる
濾紙(目付量72g/T31、厚さ0.25mm、充填
密度0.3)をプリーツ幅151mでひた折りし、外径
65.、、内径35−m1高さ30 、、の菊花型ニレ
メントラ製作した。このフィルターエレメントを実施例
1と同様の試験条件で濾過試験を行った。
実施例1と比較例1の結果を第1表に示した。
第13表 実施例8  比較例8 清  浄  度 (■/R)   78      8
5使用寿命 (分)  27  21 最大たわみ量(δ、C種)10 本発明における管状濾材からなるフィルターエレメント
の実施例1は従来から用いられているパルプ濾紙からな
るフィルターエレメントの比較例1に比べ、清浄度、使
用寿命共にすぐれていることが判った。
実施例1のフィルターエレメントを90″に曲げて同様
の濾過試験を行った結果、清浄度は7S+gg/Q、使
用寿命時間26分と曲げない場合の濾過試験の結果と大
差ないことか判り、可撓性フィルターエレメントとして
使用できることが実証できた。
実施例9 単糸m度が1デニールのポリエステルマルーF−フィラ
メントをタスラン加工して、100デニールのタスラン
糸を作成し、6本合糸した。この糸を48打の編組機械
で実施例1ですでに製作した円筒状の組紐構造物の外周
上に組みつけて、繊維集合体層を形成させた。得られた
繊維集合体層の目付量は210 g/=t、多層型可撓
性管状濾材の直径は5.3鰭であった。
次に、この多層型可撓性管状濾材を実施例1と同様のフ
ィルターエレメント(L/D=80)に成型し、濾過試
験をした結果、清浄度83■/l。
使用寿命23分の性能が得られた。
実施例10 64打の編組機械を用い、200デニールのポリプロピ
レン、ポリエチレン複合モノフィラメントと単糸繊度が
0.5デニールのポリエステルマルチフィラメントから
なる捲縮加工糸(総デニールは180)を夫々右まわり
に16スピンドル、左まわりには200デニールのポリ
プロピレン、ポリエチレン複合モノフィラメントを16
スピンドル配置し、長手方向の伸縮を防止するため綿糸
の4本を縦糸に入れ、これら糸を編組点にあるだ円形断
面のニードル上で、該ニードルを回転させながら長手方
向にらせん状にねじれを有するだ円筒状の組紐構造物を
製作し、ポリエチレンの融点135℃の温度で熱処理を
施した。
次に、この組紐構造物の周表面に第1層として0.5デ
ニールのポリエステルマルチフィラメントからなる捲縮
加工糸(総デニールは700)と更にその上に第2層と
して1デニールのポリエステルマルチフィラメントから
なる捲縮加工糸(総デニールは700)を引張張力1g
で均等に巻きつけて二層の繊維集合体層を作成した。繊
維集合体層の目付量は第−層が50g/d1第2層が6
5 g/WI、多層型可撓性管杖濾材の外周直径は17
■■、最大たわみ量(δ)8.5c■であった。
この多層型可撓性管状濾材の一端を閉じ内径20龍のシ
リコンゴム管制のケーシングに挿入し開口部周りをシリ
コン樹脂接着剤で固定してフィルターエレメント(L/
D=45)とし、実施例1と同様の濾過試験をして清浄
度と使用寿命を測定した。得られた濾過特性は清浄度8
1■/Q。
使用寿命30分であり、曲げ角度1206でフィルター
エレメントを曲げて濾過試験をしても濾過特性の低下は
認められなかった。
(発明の効果) 本発明の多層型可撓性管状濾材は、従来の菊花型フィル
ターエレメントと比較すると濾材の可撓性により、ケー
シングに入れて曲げても屈曲閉塞を起こすことがなく、
加えてフィルターエレメントとしての濾過特性において
、従来の菊花型フィルターエレメントをしのぐものであ
り、省スペース化やコンパクト化に大きな効果をもつも
のである。
また、本発明の多層型可撓性管状濾材からなるフィルタ
ーエレメントは液体はさることながら、気体にも応用で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施態様の例であり、1はシリコン
ゴム製ケーシング、2は可撓性管状濾材又は多層型可撓
性管状濾材、3は入口部、4は接着用樹脂、5は流出部
、6は濾材端部の封止部分を示している。 第2図は、本発明の可撓性管状濾材の可撓性を評価する
ための最大たわみ量測定装置である。図面の1は試料、
2は荷重、3は支持台を示す。 1Il−1図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数本の糸がらせん状に、それぞれ左右両方向に
    、かつ長手方向にそって回転し、該糸が互に交錯して筒
    状に組まれた組紐構造物であって、かつ本文で記載され
    る方法で測定される最大たわみ量(δ)が4cm以上で
    あることを特徴とする可撓性管状ろ材。
  2. (2)請求項1に記載の組紐構造物の筒状面の表面に繊
    維集合体層を設けたことを特徴とする可撓性管状ろ材。
  3. (3)請求項1及び2に記載の可撓性管状ろ材を可撓性
    ハウジングに組み込んだことを特徴とする可撓性フィル
    ターエレメント。
JP8469290A 1990-03-29 1990-03-29 多層型可撓性管状濾材 Pending JPH03284306A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8469290A JPH03284306A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 多層型可撓性管状濾材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8469290A JPH03284306A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 多層型可撓性管状濾材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03284306A true JPH03284306A (ja) 1991-12-16

Family

ID=13837720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8469290A Pending JPH03284306A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 多層型可撓性管状濾材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03284306A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103952852A (zh) * 2014-05-19 2014-07-30 华东理工大学 一种适用于油水深度分离的ω型纤维编织方法
JP2019150761A (ja) * 2018-03-02 2019-09-12 株式会社コンタミネーション・コントロール・サービス 金属汚染物質除去装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103952852A (zh) * 2014-05-19 2014-07-30 华东理工大学 一种适用于油水深度分离的ω型纤维编织方法
JP2019150761A (ja) * 2018-03-02 2019-09-12 株式会社コンタミネーション・コントロール・サービス 金属汚染物質除去装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0489157B1 (en) Flexible tubular filter medium
CA2076158C (en) Helical wrapped filter element
AU615487B2 (en) Soot filter
US5980759A (en) Dual media filter cartridge construction
JP6050752B2 (ja) デプスフィルターとサブミクロンフィルターとの組合せを含むカートリッジフィルター並びにro前処理方法
US2551175A (en) Filter cloth
JPS63287517A (ja) 円筒状フイルタ−
CN102188848A (zh) 一种大通量高纳污量滤芯及其制备方法
JPH02256812A (ja) 電気的に再生可能な微粒子トラップ
CN201727994U (zh) 一种大通量高纳污量的折叠式滤芯
EP1641547B1 (en) Fluid treatment element
US4661249A (en) Prefilter device for polymeric material
JPH03284306A (ja) 多層型可撓性管状濾材
SU1722208A3 (ru) Способ изготовлени фильтрующего материала фильтра лабиринтного типа
JP3436178B2 (ja) フィルターカートリッジ
JPS62183830A (ja) 排ガス用粒子フイルタ−及びその製造方法
JPH04176313A (ja) 可撓性管状濾材
US5334451A (en) Continuous filament yarn precoat septum
JP3201488B2 (ja) 可撓性管状濾材
GB2082466A (en) High performance fibrillated film wound filter cartridge
CA1181017A (en) High performance fibrillated film wound filter cartridge
JPH07727A (ja) 可撓性管状濾材
JP2001029717A (ja) 筒状フィルター
JP2508943B2 (ja) 可撓性管状濾材およびその製造方法
JPH054013A (ja) 円筒状フイルター