JPH0328318Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0328318Y2
JPH0328318Y2 JP1986097435U JP9743586U JPH0328318Y2 JP H0328318 Y2 JPH0328318 Y2 JP H0328318Y2 JP 1986097435 U JP1986097435 U JP 1986097435U JP 9743586 U JP9743586 U JP 9743586U JP H0328318 Y2 JPH0328318 Y2 JP H0328318Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
power supply
container
hole
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986097435U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS635387U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986097435U priority Critical patent/JPH0328318Y2/ja
Publication of JPS635387U publication Critical patent/JPS635387U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0328318Y2 publication Critical patent/JPH0328318Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/001Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a flexible element, e.g. diaphragm, urged by fluid pressure; Isostatic presses
    • B30B11/002Isostatic press chambers; Press stands therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、熱間等方圧プレス(Hot Isostatic
Press。以下、「HIP」と略す。)装置等で用いら
れる圧力容器の給電部のシール構造に関するもの
である。
[従来の技術] 第3図に従来のHIP装置の一例を示す。図中1
は垂直に立てられた圧力容器であり、この中に
は、断熱フード2により覆われた加熱炉3が設け
られている。圧力容器1は、円筒状の圧力容器胴
4、上蓋5、下蓋6とから構成され、被処理材7
の装入及び取り出しは、下蓋6を開閉することに
より行なわれる。
上記HIP装置では、加熱炉3内に被処理材7を
セツトした後、コンプレツサ8を介して圧力容器
1内に不活性ガスを封入し、次いで、ヒータ9を
給電して加熱することにより、加熱炉3内を所望
の高温、高圧の処理環境とし、被処理材7に熱処
理を施す。
ところで、上記HIP装置においては、ヒータ9
に電気を供給する必要があることから、圧力容器
1の壁部を給電部が貫通する構造としなければな
らず、かつ、該給電部の貫通部分をシール構造と
しなければならない。
第4図に給電部の圧力容器壁部の貫通部分の一
従来例を示す。ここでは、容器外の電源と容器内
のヒータを電気的に接続する給電ロツド11が下
蓋6を貫通している。給電ロツド11の容器の内
側端部にはロツドより大径とされたヘツド12が
設けられ、該ヘツド12の下蓋6に当接する図に
おける下部外周にはテーパー部13が形成されて
いる。また、下蓋6のロツド貫通孔14の容器内
側口部には、前記ヘツド12のテーパー部13と
略同角度に形成されたテーパー部15が設けら
れ、このテーパー部15と前記ヘツド12のテー
パー部13との間には絶縁材料によつてつくられ
たシール部材16が介装されている。また、給電
ロツド11の容器から外側に突出する端部にはナ
ツト17が螺合され、このナツト17と下蓋6と
の間には、座金18、スプリング19、座金20
および絶縁材料によつてつくられたリテーナ21
が、それぞれロツド11の図中下側から順に嵌め
込まれて介装されている。
上記のシール構造では、圧力容器内が加圧され
ていない状態において、給電ロツド11がスプリ
ング19によつて下蓋6に対して下方へ相対的に
付勢されており、ヘツド12のテーパー部13が
絶縁材を兼ねたシール部材16を介して下蓋6の
テーパー部15に押し付けられ、所定のシール性
が確保されている。そして、圧力容器内が加圧さ
れると、該容器内のガス圧がヘツド12を下蓋6
側へ押す力として作用するため、容器内の圧力が
高まるに従い両テーパー部13,15間のシール
面圧が増加することとなり、ひいては、容器内を
高圧環境にすることができる。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記HIP装置は、従来、第5図に示
すように、高圧下での加熱という操業パターンで
使われるのが一般的であつた。ところが、最近、
圧粉成型体を焼結する場合等においては、第6図
に示すように、加熱しながら容器内を一旦真空と
し、その後所定圧力まで高める操業パターン(シ
ンターHIPと称されている)が開発された。
このような操業パターンを実施する場合、容器
の給電部の貫通構造が前述した従来のシール構造
であると、容器内が真空に引かれる場合、容器内
側のガス圧からはヘツド12を下蓋6側へ押し付
ける力が得られず、逆に、大気圧によつてヘツド
12を下蓋6から引き離す方向(第2図中上方)
の力が生じ、高いシール性が確保できなくなる。
このため、上述した従来のシール構造をもつ圧力
容器では、容器内を所望する真空状態にすること
ができず、ひいては、前記シンターHIPの操業パ
ターンが実施できなかつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、シ
ンターHIPの操業パターンが実施できる圧力容器
壁を貫通する給電部のシール構造を提供すること
を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案ではかかる目的を達成するために、従来
設けられていた、給電ロツドの容器内側端と貫通
孔口部との間のシール機構に加えて、給電ロツド
の容器外側端と貫通孔口部との間に、圧力容器外
圧によりシール面圧が増加するシール機構を設け
ている。
[作用] 圧力容器内を高圧とする場合には、従来のもの
と同様、給電ロツドの容器内側端と貫通孔口部と
の間のシール機構がはたらき、容器内のガス圧が
高まるにつれて高いシール性が確保されることと
なり、容器内を所望の高圧に保持することができ
る。
一方、容器内を真空にする場合には、新たに設
けた、給電ロツドの容器外側端と貫通孔口部との
間のシール機構が働き、真空度が高まるにつれ高
いシール性が確保され、容器を所望の真空状態に
することができる。この結果、前記シンターHIP
の操業パターンが実施できる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例について第1図および
第2図を参照して説明する。
図中符号30は圧力容器の下蓋を示し、図にお
いて上方が容器内側、下方が容器外側である。下
蓋30には貫通孔31が設けられ、そこには給電
ロツド32が挿通されている。給電ロツド32
は、圧力容器外部の電源と圧力容器内のヒータと
を電気的に接続するものであり、この給電ロツド
32の容器の内側端部にはヘツド33が設けら
れ、同ヘツド33には前記ヒータにつながる給電
ケーブル34がボルト35によつて取り付けられ
ている。また、給電ロツド32の容器から突出す
る外側端部には電源から延びる給電ケーブル36
が、接続端子37を介して取り付けられている。
給電ロツド32のヘツド33と下蓋貫通孔口部
との間には、圧力容器内圧によりシール面圧が増
加する第1のシール機構38が設けられ、同ロツ
ド32の容器外側端と下蓋貫通孔口部との間に
は、圧力容器外圧によりシール面圧が増加する第
2のシール機構39が設けられている。
ヘツド33の下蓋30に当接する図における下
部外周にはテーパー部40が形成されている。下
蓋30のロツド貫通孔31の容器内側口部には、
前記ヘツド33のテーパー部40と略同角度に形
成されたテーパー部41が設けられ、このテーパ
ー部41とヘツドテーパー部40との間には、絶
縁材料によつてつくられたシール部材42が介装
されている。
上記ヘツド33のテーパー部40、下蓋30の
貫通孔上縁のテーパー部41およびシール部材4
2によつて前記第1のシール機構38が構成され
ている。
下蓋30の貫通孔の外側口部には、第2図に示
すように、フランジ43が前記給電ロツド32を
挿通させた状態でボルト止めされている。フラン
ジ43の前記給電ロツド32が挿通する貫通孔4
4は、図において下側が広がつて形成されてお
り、同貫通孔44には、絶縁材料によつてつくら
れた小径部45および大径46からなるリング4
7が嵌め込まれている。このリング47の大径部
46の内側には凹部が形成され、そこには給電ロ
ツド32に当接するようにリツプパツキン49が
介装されている。
リツプパツキン49は、ここでは断面コ字状に
形成されたものが使用され、同リツプパツキン4
9が、容器内が真空に引かれたとき一方のリツプ
部49aが給電ロツド32に密着する方向、すな
わち、一方のリツプ部49aの自由端側が給電ロ
ツド32の外方(図における下方)に延びるよう
に配備されている。また、フランジ43の下側に
は、リング47がフランジ43の孔44から抜け
出るのを防止するとともに、リツプパツキン49
がリング47の凹部から抜け出るのを防止する小
径の蓋フランジ50がボルト止めされている。
ここで、前記フランジ43、リング47、リツ
プパツキン49および蓋フランジ50は前記第2
のシール機構39を構成している。
前記給電ロツド32の容器から外側へ突出する
端部にはナツト51が螺合され、このナツト51
と前記蓋フランジ50との間には、座金52、ス
プリング53、座金54が、それぞれロツド32
の下側から順に嵌め込まれて介装されている。す
なわち、圧力容器内が加圧されていない場合で
も、スプリング53の反力によつてナツト51を
介して給電ロツド32を下蓋30に対し外方(図
中下方)へ相対的に付勢し、ヘツド33のテーパ
ー部40と下蓋30のテーパー部41との間のシ
ール性をある程度保てるようになつている。な
お、この場合の両テーパー部40,41間のシー
ル性の調整は、ナツト51の調整により行なえ
る。
また、図示しないヒータへの給電によつてロツ
ド32の温度が上昇し、同ロツド32に接触して
いる前記リツプパツキン49の寿命が損なわれる
場合には、給電ロツド32を二重管構造とし、内
部に冷却水を通す構造にしてもよい。
次に、上記シール構造の作用について説明す
る。圧力容器内を真空引きする場合には、容器内
の圧力が下がるのに伴いヘツド33を下蓋30側
へ押し付ける力が減少し、ヘツド33と下蓋30
との間のシール性が低下する。また、このシール
性の低下に伴い、下蓋30の貫通孔31内の空間
Nの圧力も下がる。
一方、リツプパツキン49の凹部49bには、
フランジ50と給電ロツド32の間の隙間Mを通
じて大気圧がかつており、前記下蓋30の貫通孔
31内の空間Nの圧力が下がるにつれて、給電ロ
ツド32に相対するリツプ部49aが、空間M,
Nの差圧によつてロツド32に強く密着すること
となる。この結果、給電ロツド貫通部の良好なシ
ール性が確保され、容器内を所望の真空度まで下
げることができる。
一方、圧力容器内を加圧する場合には、従来の
ものと同様、容器内の圧力がヘツド33を外側へ
押す力として作用するため、容器内の圧力が高ま
るに従い、ヘツド33のテーパー部40と下蓋3
0のテーパー部41間のシール面圧が増加する。
従つて、圧力容器内を所望の高圧状態に保つこと
ができる。
また、上記圧力容器内を加圧する際、仮に、ヘ
ツド33と下蓋30の貫通孔内側口部との間でガ
ス漏れが生じたとしても、下蓋30の貫通孔31
内の空間Nが大気に対して高くなり、その圧力差
によつてリツプ部49aが給電ロツド32からは
なれるため、そのときの隙間を介して前記漏れた
ガスが逐一外部へ排出される。
したがつて、下蓋30の貫通孔31内の空間N
の圧力が上昇し、同空間Nと容器内との間の圧力
差が採れなくなることに起因する第1のシール機
構38のシール性が損なわれたり、下蓋30の貫
通孔31内の空間N内に漏れたガスが突発的に排
出されたりする不具合は生じない。
なお、上記実施例では、給電ロツド32の容器
外側端と貫通孔口部との間のシールを行うのに、
リツプパツキンを用いているが、それに変えてO
リングを用いてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、従来設
けられていた、給電ロツドの容器内側端と貫通孔
口部との間のシール機構に加えて、給電ロツドの
容器外側端と貫通孔口部との間に、圧力容器外圧
によりシール面圧が増加するシール機構を設けて
いるため、圧力容器内を高圧とする場合には、従
来のものと同様、給電ロツドの容器内側端と貫通
孔口部との間のシール機構がはたらき、容器内を
所望の高圧に保持することができるほか、容器内
を真空にする場合には、新たに設けた、給電ロツ
ドの容器外側端と貫通孔口部との間のシール機構
が働き、容器を所望の真空状態にすることができ
る。この結果、シンターHIPの操業パターンの実
施が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のかかるシール構造の縦断面
図、第2図はその要部の拡大部、第3図は従来の
HIP装置の縦断面図、第4図は同装置の給電ロツ
ド貫通部分のシール構造を示す断面図、第5図は
従来のHIP装置の使用パターンを説明する図、第
6図はシンターHIPの使用パターンを説明する図
である。 30……下蓋、32……給電ロツド、33……
ヘツド、38……第1のシール機構、39……第
2のシール機構、40,41……テーパー部、4
2……シール部材、47……リング、49……リ
ツプパツキン、49a……リツプ部、50……蓋
フランジ、53……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧力容器壁に形成された貫通孔に、給電ロツド
    を挿通させ、そのロツドの容器内側端と貫通孔口
    部との間に、圧力容器内圧によりシール面圧が増
    加する第1のシール機構を設け、同ロツドの容器
    外側端と貫通孔口部との間に、圧力容器外圧によ
    りシール面圧が増加する第2のシール機構を設け
    たことを特徴とする圧力容器壁を貫通する給電部
    のシール構造。
JP1986097435U 1986-06-25 1986-06-25 Expired JPH0328318Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986097435U JPH0328318Y2 (ja) 1986-06-25 1986-06-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986097435U JPH0328318Y2 (ja) 1986-06-25 1986-06-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS635387U JPS635387U (ja) 1988-01-14
JPH0328318Y2 true JPH0328318Y2 (ja) 1991-06-18

Family

ID=30964351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986097435U Expired JPH0328318Y2 (ja) 1986-06-25 1986-06-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0328318Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05266765A (ja) * 1992-03-23 1993-10-15 Mitsubishi Electric Corp 開閉装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5644346A (en) * 1979-09-17 1981-04-23 Tokyo Shibaura Electric Co Failure detection relay
JPS587962B2 (ja) * 1974-03-19 1983-02-14 株式会社フジクラ ヒカリフアイバ− ノ セイゾウホウホウ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS587962U (ja) * 1981-07-08 1983-01-19 三菱重工業株式会社 高圧容器の開口部のシ−ル構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS587962B2 (ja) * 1974-03-19 1983-02-14 株式会社フジクラ ヒカリフアイバ− ノ セイゾウホウホウ
JPS5644346A (en) * 1979-09-17 1981-04-23 Tokyo Shibaura Electric Co Failure detection relay

Also Published As

Publication number Publication date
JPS635387U (ja) 1988-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6340807B2 (en) Temperature-preserving electrically heated cooker
US5423972A (en) Watertight exhaust gas sensor
EP0609327B1 (en) Processing system
JPH0328318Y2 (ja)
US4158639A (en) Method of storing gases
GB2059682A (en) Method of manufacturing gas-filled electric switch
KR100237503B1 (ko) 열축전지
US4478788A (en) Method of sealing a container
US4500009A (en) Sealed container
JPS6471137A (en) Tablet for sealing semiconductor with resin and method of sealing semiconductor resin using said tablet
EP1285977A3 (en) Apparatus and method for insulating a seal in a process chamber
US20200197830A1 (en) System and method for performing heating using a heating vessel that is purged
RU2665860C2 (ru) Способ металлирования крупногабаритных заготовок в реакторе установки для объемного металлирования, конструкция реактора и способ его изготовления
JP2000325773A (ja) 加熱プレス用チャンバ
JP2732938B2 (ja) 高圧容器
JPH0745624A (ja) 熱処理装置
JPS6319561B2 (ja)
JPH0442718Y2 (ja)
JPS6284291A (ja) 熱間静水圧成形装置
JP2700939B2 (ja) 封止装置
EP1372876B1 (en) A method and a system for hot hydrostatic pressing
US4663763A (en) Charge-load support for a glow discharge furnace
JPH07113417B2 (ja) 高温用シール装置
US4389558A (en) Method for making a bellows unit
US4706943A (en) Connection device for plasma generators