JPH03282024A - 磁石粒子式クラッチ - Google Patents

磁石粒子式クラッチ

Info

Publication number
JPH03282024A
JPH03282024A JP8195890A JP8195890A JPH03282024A JP H03282024 A JPH03282024 A JP H03282024A JP 8195890 A JP8195890 A JP 8195890A JP 8195890 A JP8195890 A JP 8195890A JP H03282024 A JPH03282024 A JP H03282024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
inner cylinder
magnet
shaft
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8195890A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisaaki Oseko
久秋 小瀬古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP8195890A priority Critical patent/JPH03282024A/ja
Publication of JPH03282024A publication Critical patent/JPH03282024A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は磁石粒子式クラッチに関するものである。
(従来の技術) 従来、クラッチやこのクラッチを利用したブレーキには
、第3図に示すように、シャフト1.2の端部に設けた
金属製の摩擦板3.4を電磁石5によって圧接し、摩擦
板3,4間の摩擦によってトルクを発生させる摩擦板式
と、第4図に示すように、シャフト7の外側に電磁石8
を一体的に設け、外筒10とヨーク板9の間に軟質の磁
性粒子12を充填し、磁性粒子12とヨーク板9や外筒
10との摩擦によってトルクを発生させる磁性粒子式と
、第5図に示すように、シャフト14の外側に成形体1
5等を介して電磁石16を一体的に設け、この電磁石1
6の周囲にヒステリシス材から成るドラグカップ17を
設け、ドラグカップ17内部の磁区が電磁石16からの
磁界により電子的に回転することを利用してトルクを発
生させるヒステリシス式がある。
(発明が解決しようとする課B) 上述した従来のクラッチやこれを利用したブレ−キにお
いて、摩擦板式は、金属の摩擦を利用しているため、摩
擦係数の変化、摩擦発熱等により伝達トルクが安定せず
、加工精度のバラツキにより、製造時に所望のトルクを
得難く、そして、磁性粒子式も、摩擦を利用しているた
め、摩擦係数の変化、摩擦発熱等により、トルクが安定
せず、磁性粒子12を一定量充填することが難しいため
製造時に所望のトルクを得難い。
一方、ヒステリシス式は、機械的に結合しないで、回転
を伝達したり、制動したりするため、トルクは安定する
が、ヒステリシス材が硬いため研削加工となり、冷間加
工や熱処理条件により磁気特性が大きく変化すること、
固有抵抗が小さくマイナーループの面積が比較的に大き
いこと等により、製造時に所望のトルクを得難い。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので伝達トル
クが安定し、しかも、所望のトルクを得られるクラッチ
を提供しようとするものである。
〔発明の構成〕 (課題を解決するための手段) 本発明の請求項1の磁石粒子式クラッチは、シャフト2
1と、このシャフト21の外側に配設されシャフト21
の回転運動に連動する内筒22と、この内筒22の外側
にギャップを介して配設された外筒26とを備え、上記
内筒22及び外筒26の一方を、電磁石で形成するとと
もに、上記内筒22及び外筒26の他方の内部に、磁石
粒子27を流動可能な状態で収納したものである。
本発明の請求項2の磁石粒子式クラッチは、円盤状の!
磁石33と、内部に磁石粒子35を流動可能な状態で内
包した円盤状の収納体34とを、同心上に位置して所定
のギャップを介して回動自在に設けたものである。
(作用) 本発明の磁石粒子式クラッチは、磁石粒子27゜35が
外部の磁極の移動に追従して回転することにより、トル
クを発生するもので、請求項1の磁石粒子式クラッチで
は、内筒22及び外筒26の一方の電磁石のいずれかに
より、内筒22及び外筒26の他方の内部で磁石粒子2
7が回転するものであり、請求項2の磁石粒子式クラッ
チでは、電磁石33により、収納体34の内部で磁石粒
子35が回転するものである。
(実施例) 本発明の磁石粒子式クラッチの実施例を図面を参照して
説明する。
まず、第1図は請求項1に対応する第1の実施例の構造
を示すものである。
第1図において、21はシャフトで、このシャフト21
の外側には、中空状で、その内部に磁石粒子27を流動
可能な状態で収納した内筒22が、圧入等によりシャフ
ト21に一体的に配設されている。
26は円形の外筒で、この外筒26は、その内周面が円
周方向にN極S極交互になる様に構成された電磁石で形
成されており、上記内筒22の外側に所定のギャップを
介して回動自在に配設され、その両端部にはそれぞれ上
記シャフト21の外周面及び内筒22の端面に対するベ
アリングを兼ねたキャップ23が装着されている。
そうして、この構造では、電磁石から成る外筒26と磁
石粒子27を内部に収納した内筒22が相対的に回動す
ると、1粒1粒の磁石粒子27が外部の磁極の移動に追
従して独立に回転し、この回転による磁気ヒステリシス
により、内筒22と外筒26の間にトルクを発生するよ
うになっており、内筒22と外筒26がギャップを介し
て非接触の状態にあるので、トルクが長期的に安定し、
しかも、製造に際して、磁石粒子27には磁気特性を変
化させるような加工を行なわないので、所望のトルクを
得ることができる。
つぎに、第2図は請求項2に対応する第2の実施例の構
造を示すものである。
第2図において、31.32は同心上に位置して独立に
回動自在に支持された一対のシャフトで、一方のシャフ
ト31の他方のシャフト32に対する端部の外側に円盤
状の電磁石33が圧入等により一体的に設けられている
とともに、他方のシャフト32の一方のシャフト31に
対する端部の外側に円盤状の収納体34が圧入等により
一体的に設けられており、上記電磁石33は上記収納体
34に対向する側面が回転方向にN極S極交互になるる
様に構成され、上記収納体34は、中空状で、その内部
に磁石粒子35を流動可能な状態で収納し、上記電磁石
33に所定のギャップを介して対向している。
そうして、この構造では、電磁石33と磁石粒子35を
内部に収納した収納体34が相対的に回動すると、1粒
1粒の磁石粒子35が外部の磁極の移動に追従して独立
に回転し、この回転によるヒステリシスにより、電磁石
33と収納体340間にトルクを発生するようになって
おり、電磁石33と収納体34がギャップを介して非接
触の状態にあるので、トルクが長期的に安定し、しかも
、製造に際して、磁石粒子35には磁気特性を変化させ
るような加工を行なわないので、所望のトルクを得るこ
とができる。
以上で、具体的な実施例の説明を終るが、本発明で使用
する磁石粒子27.35は磁化されていることが必要で
ある。この磁石粒子27.35には、バリウムフェライ
トやストロンチウムフェライト等のフェライト、Mn−
AI−C、Fe−Cr−Co、アルニコ、Ss −Co
やNd −Fe −B等の希土類等の磁石粒子を用いる
ことができ、これらの磁石粒子を2種類以上混合して用
いることもできる他、Mn −Zn、 Ni−Zn等の
ソフトフェライトや、Fe、 Fe−Ni。
Fe−5i、 Fe−Co、 Fe−Al等の軟質の磁
性粒子と混合して使用してもよい。
なお、磁石粒子27.35に保磁力の小さいものを用い
ると、減磁し昌いため、保磁力は、少なくとも500工
ルステツド以上、好ましくは1000エルステッド以上
必要であり、そして、使用する磁石粒子27.35は、
その発生磁界方向にできるだけ配向して強力な磁極を形
成し、また、電磁石から成る外筒26や円盤状の!磁石
330発生磁界の反転にともなって回転できるものがよ
い。
また、磁石粒子27.35の充填度は、1つ1つの磁石
粒子27.35の回転を阻害しない範囲で、できるだけ
高くすることが望ましく、充填度が低すぎると、磁石と
しての特性が低下するため、トルクが低下し、充填度が
高すぎると、磁石粒子27.35同士が衝突しあって、
応答性が悪くなるばかりでなく、トルクも低下するため
、好ましくない。
磁石粒子27.35の形状は、できるだけ球形に近いも
のがよく、球形から外れるほど、回転時の抵抗が大きく
なり、充填度も低くおさえられてトルクが低下するので
、好ましくない。
磁石粒子27.35の平均粒径は0.1μmから100
0μmの範囲であればとくに問題はなく、平均粒径の異
なるものを2種類以上混合して用いることもできるが、
これ以下だと充填度が低下してトルクが低くなり、これ
以上では充填が不均一になってトルクが安定しない。
磁石粒子27.35は、単体で用いてもよいが、液体に
分散して使用してもよく、充填のし易さと回転抵抗の低
下及び均一性からは、液体に分散したものの方がよいが
、液体には、使用温度域が広く、温度による粘度変化や
膨張の小さいものを用いる必要がある。
また、磁石粒子27.35には、フェライト磁石を用い
ると、コストを低くすることができ、粒土@磁石を用い
ると、高トルク化や小型化が可能となる。
磁石粒子27.35を充填する内筒22や収納体34は
、非磁性体であれば、アルミニュウムやステンレス等の
金属でもプラスチックでもよく、そして、!磁石から成
る外筒26や円盤状の!磁石33とのギャップを一定に
保つことができれば、袋を用い、この袋に磁石粒子27
.35を充填した後、袋を巻いて使用してもよい。
また、内筒22や収納体34は、単純な中空体でもよい
が、内部の磁石粒子27.35が回転しながら、磁石か
ら成る内筒22や円盤状の磁石330回転方向と反対の
方向に移動しようとするので、この移動を阻止するため
、内部に仕切り板等を設けたものでもよい。
また、内筒22や収納体34は、予め形成しておいたも
のに磁石粒子27.35を充填する他、熱、光、放射線
等により硬化する液体に磁石粒子27.35を混ぜ、こ
の液体を所定の形状に保持した状態で、液体の表面だけ
を硬化させたものでもよい。
そして、請求項1に対応した第1図の構造において、実
施例では、外筒26を電磁石として内筒22に磁石粒子
27を収納したが、外筒に磁石粒子を収納して内筒を磁
石とすることもできる。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明の請求項1のトルクリミッタは
、内筒及び外筒の一方が電磁石で、その相対的な回転に
より、内筒及び外筒の他方の内部で個々の磁石粒子が外
部の磁極の移動に追従して独立に回転し、この回転によ
るヒステリシスにより、トルクを発生し、また、請求項
2のトルクリミッタでは、円盤状の電磁石の相対的な回
転により、収納体の内部で個々の磁石粒子が外部の磁極
の移動に追従して回転し、この回転によるヒステリシス
により、トルクを発生し、いずれの場合も、相対的な可
動部分がギャップを介して非接触の状態にあるので、伝
達トルクが長期的に安定し、しかも、製造に際して、磁
石粒子には磁気特性を変化させるような加工を行なわな
いので、所望のトルクを得ることができる。これらは通
常のクラッチ以外にこれを利用したブレーキとしても利
用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁石粒子式クラッチの請求項1に対応
した第1の実施例の構造を示すものであり、第2図は本
発明の磁石粒子式クラッチの請求項2に対応した第2の
実施例の構造を示すものである。また、第3図、第4図
及び第5図はそれぞれ従来のクラッチの一部を断面にし
た斜視図である。 21・・・シャフト、22・・・内筒、26・・・外筒
、27・・・磁石粒子、33・・・磁石、34・・・収
納体、35・・・磁石粒子。 第 図 第 図 第 図 乙 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シャフトと、このシャフトの外側に配設されシャフ
    トの回転運動に連動する内筒と、この内筒の外側にギャ
    ップを介して配設された外筒とを備え、 上記内筒及び外筒の一方を、電磁石で形成するとともに
    、上記内筒及び外筒の他方の内部に、磁石粒子を流動可
    能な状態で収納したことを特徴とする磁石粒子式クラッ
    チ。 2、円盤状の電磁石と、内部に磁石粒子を流動可能な状
    態で内包した円盤状の収納体とを、同心上に位置して所
    定のギャップを介して回動自在に設けたことを特徴とす
    る磁石粒子式クラッチ。
JP8195890A 1990-03-29 1990-03-29 磁石粒子式クラッチ Pending JPH03282024A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8195890A JPH03282024A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 磁石粒子式クラッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8195890A JPH03282024A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 磁石粒子式クラッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03282024A true JPH03282024A (ja) 1991-12-12

Family

ID=13761010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8195890A Pending JPH03282024A (ja) 1990-03-29 1990-03-29 磁石粒子式クラッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03282024A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3233950A (en) Permanent magnetic bearing
US4123675A (en) Inertia damper using ferrofluid
US4072370A (en) Radial magnetic bearing
EP0234564B1 (en) Torque limiter
US2733792A (en) Clutch with magnetic fluid mixture
US3326610A (en) Permanent magnet bearing
US2974981A (en) Arrester for iron particles
JPH03282024A (ja) 磁石粒子式クラッチ
JPS62297535A (ja) ベアリング装置
US3633138A (en) Temperature-compensated permanent magnet
JPH0686888B2 (ja) トルクリミッタ
JP2001512220A (ja) 固定安定性を展示している磁気流動性流体装置
US5046154A (en) Encapsulated armature and shaft assembly
JPH02299457A (ja) ヒステリシス磁気カップリング
SU742657A1 (ru) Магнитожидкостное уплотнение
JPS609801Y2 (ja) 磁気ブラシ現像装置
JPH02294261A (ja) 磁気カップリング
JP2000323322A (ja) マグネットローラ
CN219492853U (zh) 一种磁吸阻尼转轴
JPH0721931Y2 (ja) トルクリミッタ
JP3007492B2 (ja) 内面閉磁路型異方性磁石
JPS62277062A (ja) ヒステリシスカツプリング
JPH0312063Y2 (ja)
JPH0729302Y2 (ja) 磁性粒子式トルクリミッタ
JPH0432253B2 (ja)