JPH03281064A - 溶接電源の出力制御方法 - Google Patents

溶接電源の出力制御方法

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JPH03281064A
JPH03281064A JP7992690A JP7992690A JPH03281064A JP H03281064 A JPH03281064 A JP H03281064A JP 7992690 A JP7992690 A JP 7992690A JP 7992690 A JP7992690 A JP 7992690A JP H03281064 A JPH03281064 A JP H03281064A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は短絡移行溶接に使用する溶接電源の出力制御方
法に関する。
[従来の技術] 第4図(a)乃至(e)は短絡移行溶接方法を工程順に
示す模式図である。
先ず、第4図(a)に示すように、溶接ワイヤ10及び
母材11を溶接電源(図示せず)に接続し、溶接ワイヤ
10の先端と母材11との間にアークを発生させる。こ
れにより、ワイヤ10の先端部に溶滴が形成される。こ
の場合に、ワイヤlOはモータ(図示せず)により母材
11に向って送給されており、送給に伴ってアーク長が
徐々に短くなる。
次に、第4図(b)に示すように、溶滴が母材11に接
触し、溶接ワイヤ10と母材11とが短絡状態になる。
そして、第4図(C)に示すように、ワイヤ10は更に
母材11側に繰り出され、溶滴と母材11とが強固に結
合する。
その後、第4図(d)に示すように、溶滴が母材11側
に移行して、ワイヤ10の先端部の溶滴にくびれが発生
する。
次いで、第4図(e)に示すように、くびれが進行して
短絡が破断する。その後、第4図(a)に示すように、
ワイヤ10の先端と母材11との間にアークを再生させ
る。このようにして、溶接ワイヤ10と母材11との間
で短絡とアーク発生とを繰り返しながら溶接を行なう。
この短絡移行溶接においては、溶接ワイヤ10と母材1
1との間の短絡が破断してアークが再生する瞬間に多量
のスパッタが発生することが知られている。そして、ア
ーク再生時に流れる電流が多いほど、スパッタが大粒に
なる。従って、アーク再生の前兆である溶滴のくびれを
監視し、くびれの発生を検知したときに溶接ワイヤ10
に供給する電流を低減することにより、スパッタの発生
を抑制することができる。
第5図(a)及び(b)は横軸に時間をとり、縦軸に夫
々電圧値(V)及び電流値(I)をとって、従来の溶接
電源の出力制御方法を示すグラフ図である。なお、この
第5図(a)、(b)において矢印a乃至eで示す工程
は、夫々第4図(a)乃至(e)に示す工程に対応して
いる。
先ず、溶接ワイヤ10と母材11との間にアーク電圧を
印加してアークを発生させる。アーク発生時にはアーク
長の短縮に伴って溶接ワイヤ10と母材11との間の電
圧が低下する(矢印aで示す工程)。次に、ワイヤ10
と母材11とが短絡するとこの瞬間に溶接ワイヤ10と
母材11との間の電圧が急激に低下する(矢印すで示す
工程)。
この電圧の変化により短絡を検知すると、溶接ワイヤ1
0に供給する電流を増大させる。そうすると、溶滴が母
材11側に移行してワイヤ10と母材11との間の電圧
が上昇する(矢印Cで示す工程)。そして、くびれによ
り生じる抵抗値の変化に起因してワイヤ10と母材11
との間の電圧が変化することによりくびれ発生を検知し
、このくびれ発生を検知した時点でワイヤ10に供給す
る電流を低減する(矢印dで示す工程)。その後、くび
れが進行して短絡が破断する。次いで、ワイヤ10と母
材11との間にアーク電圧を印加して、アークを再発生
させる(矢印eで示す工程)。
このように、従来の方法においては、溶滴のくびれ発生
により抵抗値が増大してワイヤ10と母材11との間の
電圧が上昇することを利用し、この電圧の上昇を検出す
ることにより短絡破断の前兆を検知してワイヤ11に供
給する電流を低減している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来の制御方法においては、第
5図(b)に矢印すで示す電流値から矢印Cで示す電流
値まで電流が増加するためには時間が必要であり、しか
もこの時間は1次側電源電圧の変動及び溶接ケーブルの
長さ等により変化する。このため、電流の変動に起因す
る誤動作を回避するためには、短絡発生直後に電流が増
加し始めてから所定の電流値に安定するまでの時間を見
込んでくびれの検出を行わない時間を設け、ワイヤ10
に供給される電流値が十分に安定した後、くびれの検出
動作を開始せざるを得ない。従って、上述した従来方法
においては、電流が増加し始めてから所定の電流値にな
るまでの間は短絡破断の前兆であるくびれの発生を検出
することができず、スパッタの発生を抑制する効果が少
ないという欠点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
短絡発生初期からくびれの発生を適確に検知でき、スパ
ッタの発生をより一層抑制することができる溶接電源の
出力制御方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る溶接電源の出力制御方法は、短絡移行溶接
に使用される溶接電源の出力制御方法において、溶接ワ
イヤと母材との短絡を検知した後、前記溶接ワイヤに供
給する電流を実質的に一定の速度で増加させ、溶滴のく
びれを検知した後、前記溶接ワイヤに供給する電流を低
減し、その後所定の時間経過した後にアークが再生され
ないときに前記溶接ワイヤに供給する電流を前記速度よ
りも急峻に増加させることを特徴とする。
[作用コ 本発明においては、溶接ワイヤと母材との短絡を検知す
ると、溶接ワイヤに供給する電流を実質的に一定の速度
で増加させる。
例えば、第1図(a)及び(b)に示すように、先ず、
溶接ワイヤと母材との間にアーク電圧を印加してアーク
を発生させる(矢印aで示す工程)。
その後、ワイヤ先端に溶滴が形成され、ワイヤの送給に
よりワイヤと母材とが短絡する(矢印すに示す工程)。
次に、溶接ワイヤに供給する電流を溶接ケーブル長及び
1次側電源電圧等の影響を考慮して予め設定した所定の
速度で増加させる(矢印Cで示す工程)。次に、ワイヤ
と母材との間の電圧に基づいてくびれの発生を検知した
後、ワイヤに供給する電流を低減させる(矢印dに示す
工程)。次いで、短絡が破断した後、溶接ワイヤと母材
との間にアーク電圧を印加する。
このように、短絡発生後にワイヤに供給する電流を溶接
ケーブル長及び1次側電源電圧等の影響を考慮した所定
の速度で増加させることにより、これらの条件の変動に
影響されずに、くびれ発生を適確に検出することができ
る。
しかし、溶接作業中にワイヤの送り速度、溶接トーチと
母材との間の距離及び溶接速度等の溶接条件が急変する
ことがある。上述した制御方法において、溶滴にくびれ
が発生する短絡後期からアーク再生に至るまでの間にこ
れらの溶接条件が急変すると、ワイヤの先端の溶融部が
離脱しきれず、溶接ワイヤ先端部の未溶融部が母材側の
溶融池に入り込み、ワイヤが母材に融着してアークが再
生されなくなってしまう虞がある。
そこで、本発明においては、短絡を検知した後、溶接ワ
イヤに供給する電流を実質的に一定の速度で増加させる
と共に、溶滴のくびれを検知してワイヤに供給する電流
を低減した後、所定の時間内に短絡が破断しない場合は
、ワイヤに供給する電流を前記速度よりも急峻に増加さ
せる。
つまり、第2図(a)及び(b)に−例を示すように、
先ず、短絡が発生したら、溶接ワイヤに供給する電流を
所定の速度で増加させる。この電流は、第2図(b)に
示すように、所定の電流値に到達した後、この所定値を
維持するように制御してもよい。次に、溶接ワイヤと母
材との間の電圧に基づいてくびれを検知した時点で、ワ
イヤに供給する電流を低減させる。そして、所定時間(
T2)内に、短絡が破断しない場合は、例えば11時間
内に前記所定の電流値になるように、ワイヤに供給する
電流を急峻に増加させる。これにより、溶滴の母材側へ
の移行が促進される。次いで、溶接ワイヤと母材との間
の電圧に基づいて短絡が破断されたか否かを検知し、短
絡が破断された場合は溶接ワイヤと母材との間にアーク
電圧を印加してアークを発生させ、短絡が破断されない
場合は、ワイヤに供給する電流の増減を短絡が発生する
まで繰り返す。
このようにして、本発明においては、短絡発生初期から
(びれの発生を検出することが可能であると共に、くび
れが発生した後は短絡が破断するまでワイヤに供給する
電流の増減を繰り返して行うことにより、アークを確実
に再発生させることができる。
[実施例] 次に、本発明の実施例について添付の図面を参照して説
明する。
第3図は本発明の実施例方法において使用する溶接電源
を示すブロック図である。
溶接ワイヤ10はモータ(図示せず)により母材11に
向って連続的に送給される。このワイヤ10及び母材1
1は出力制御装置7に電気的に接続されており、この出
力制御装置7から電流が供給される。溶接ワイヤ10と
母材11との間には電圧検出器8が介装されている。こ
の電圧検出器8の出力は、電圧用誤差増幅器12、短絡
検知回路13、電流室」ユリ時くびれ検出回路15及び
ピーク電流時くびれ検出回路16に入力される。また、
ワイヤ10と出力制御装置7との間にはりアクドル20
が介装されており、母材11と出力制御装置7との間に
は電流検出器9が介装されている。この電流検出器9の
出力は電流用誤差増幅器6に入力される。
出力制御装置7の入力端はスイッチSW3に接続されて
おり、このスイッチSW3のa接点に接続された電圧用
誤差増幅器12又はスイッチSW3のb接点に接続され
た電流用誤差増幅器6のいずれか一方に接続される。電
圧用誤差増幅器12はアーク電圧設定器2に接続されて
おり、このア−り電圧設定器2に設定された電圧と電圧
検出器8の出力との差に基づいて、出力制御装置7の出
力電圧を制御する。また、電流用誤差増幅器6は、スイ
ッチSW1のa接点に接続された立上り傾斜設定器3若
しくはスイッチSW1のb接点に接続された短絡ピーク
電流設定器4又はスイッチSW2のb接点に接続された
くびれ検知時電流設定器5のいずれか1つに接続される
。そして、立上り傾斜設定器3若しくは短絡ピーク電流
設定器4又はくびれ検知時電流設定器5に設定された電
流と溶接ワイヤ10及び母材11に流れる電流との差に
基づいて出力制御装置7の出力電流を制御する。
短絡検知回路13は、電圧検出器8の出力に基づいてワ
イヤ10と母材11との短絡又は非短絡状態を監視し、
短絡状態を検知すると短絡信号を発生する。この短絡信
号は立上り傾斜設定器3及びワンショット回路18に入
力される。また、短絡検知回路13はスイッチSW3を
駆動する。そして、非短絡時には出力制御装置7の入力
端をa接点側に接続し、短絡時にはb接点側に接続する
電流立上り時くびれ検出回路15及びピーク電流時くび
れ検知回路16は電圧検出器8の出力に基づいて溶滴の
くびれを監視し、くびれの発生を検知したときには“H
”レベルを出力し、くびれを検知していないときは“L
”レベルを出力する。
これらのくびれ検出回路15.16の出力はオア回路1
7に入力される。
このオア回路17はくびれ検出回路15.16の出力が
共に“L”レベルのときに“L l+レベルを出力し、
少なくともいずれか一方がII H1ルベルのときに“
H”レベルを出力する。このオア回路17の出力はワン
ショット回路18に入力される。
ワンショット回路18は、オア回路17が“L”レベル
から“H”レベルになったときに、一定時間だけH”レ
ベルを出力し、その後“L”レベルを出力する。この出
力は、タイマ19を介して、電流立上り時くびれ検知回
路15及びピーク電流時くびれ検知回路16に入力され
る。また、スイッチSW2はこのワンショット回路18
により駆動され、ワンショット回路18の出力が′H”
レベルの時にb接点側に閉じられ IJL”レベルの時
にa接点側に閉じられる。
立上り傾斜設定器3及び短絡ピーク電流設定器4の出力
は比較器14に入力される。比較器14は両者の出力を
比較し、その結果に基づいてスイッチSWIを駆動する
。また、この比較器14の出力はくびれ検知回路15.
16に入力される。
なお、アーク電圧設定器2、立上り傾斜設定器3及び短
絡ピーク電流設定器4の設定値は、出力段°定器1の出
力により設定される。
次に、上述した溶接電源を使用した実施例方法について
、第2図(a)及び(b)を参照して説明する。なお、
初期状態においては、スイッチSWl、2.3はいずれ
もa接点側に閉じている。
先ず、ワイヤ10を母材側に向って連続的に送給すると
共に、出力制御装置7により、ワイヤlOと母材11と
の間に、アーク電圧設定器2に設定されたアーク電圧を
印加する。そうすると、ワイヤlOと母材11との間に
アークが発生し、ワイヤlOの先端に溶滴が形成される
。このとき、短絡検知回路13は電圧検出器8の出力に
基づいて、非短絡状態を検知し、スイッチSW3をa接
点側に閉じ続ける。また、電圧用誤差増幅器12は、ア
ーク電圧設定器2に設定された電圧とこの電圧検出器8
の出力とを比較し、その差に応じて出力制御装置7の出
力電圧を制御する。
次に、ワイヤ10と母材11とが短絡すると、電圧検出
器8の出力レベルが急激に低下する。これにより、短絡
検知回路13は短絡を検知し、スイッチSW3をb接点
側に閉じると共に立上り傾斜設定器3及びワンショット
回路18に短絡検知信号を出力する。
次に、立上り傾斜設定器3は、この短絡検知信号を入力
すると、出力設定器1の出力信号に基づいて、立上り傾
斜信号を発生する。この立上り傾斜信号はスイッチSW
1、スイッチSW2、電流用誤差増幅器6及びスイッチ
SW3を介して出力制御装置7に入力される。そうする
と、出力制御装W7はワイヤ10に供給する電流を所定
の速度で増加させる。この電流値は電流検出器9により
検出され、電流用誤差増幅器6にフィードバックされる
。電流用誤差増幅器6は、電流検出器9の出力と立上り
傾斜設定器3の出力とを比較して、出力制御装[7を制
御する。
比較器14は立上り傾斜設定器3の出力と短絡ピーク電
流設定器4に設定された値とを比較している。そして、
立上り傾斜設定器3の出力レベルが短絡ピーク電流設定
器4の出力レベルよりも低いときは、電流立上り時くび
れ検知回路15を動作させる。
次いで、立上り傾斜設定器3の出力レベルが短絡ピーク
電流設定器4に設定された値に到達すると、比較画工4
はスイッチSWIをb接点側に閉じる。これにより、出
力制御装置7は短絡ピーク電流設定器4に設定された電
流をワイヤ10に供給する。また、比較器14は電流立
上り時くびれ検知回路15の動作を停止させ、ピーク電
流時くびれ検知回路16を動作させる。
電流立上り時又はピーク電流発生時にくびれが発生する
と、くびれ検知回路15又は16は電圧検出器8の出力
の変化に基づいてくびれ発生を検知し、くびれ検知信号
を発生する。このくびれ検知信号は、オア回路17を介
してワンショット回路18に入力される。そうすると、
ワンシ「ット回路18は所定の時間(T2)だけ“H″
レベル出力する。
スイッチSW2はこのワンショット回路18の出力が“
H”レベルの間だけb接点側に閉じられる。これにより
、出力制御装置7の出力電流は、くびれ検知時電流設定
器5に設定された電流値に低減される。また、タイマ1
9はこの“HTjレベルの信号を遅滞なくくびれ検知回
路15.16に出力して、このくびれ検知回路15,1
6の動作を停止させる。
77シ、ット回路18の出力がH“ルベルの間にワイヤ
10と母材11との間の短絡が破断してアークが発生し
た場合は、電圧検出器8の出力が上昇し、短絡検知回路
13が短絡破断を検知する。そうすると、短絡検知回路
13はスイッチSW3をa接点側に閉じ、ワイヤ10と
母材11との間にはアーク電圧設定器2により設定され
た電圧が印加されると共に、立上り傾斜設定器3及びワ
ンショット回路18がリセットされる。
一方、ワンS/ロフト回路18の出力がH”レベルの間
にアークが再生しない場合は、ワンショット回路18の
出力が“L”レベルになり、スイッチSW2はa接点側
に閉じる。これにより、出力制御装置7は、短絡ピーク
電流設定器4により設定された電流を出力する。このと
き、出力制御装置17の出力電流の立ち上がりは、出力
制御装置7の出力電圧と、溶接ケーブル及びリアクトル
20等のインピーダンスとにより決定される時定数で上
昇する。従って、この電流の立上りは、立上り傾斜設定
器3により制御される場合に比して若しく速い。また、
このワンシit ット回路18の“L”レベル信号はタ
イマ19に設定された11時間だけ遅延されて、くびれ
検知回路15.16に入力される。この“L”レベルの
信号により、くびれ検知回路15.16は動作を開始す
る。なお、タイマ19は出力制御装置7の出力電流が十
分に立上るまでの間、くびれ検知回路15.16の動作
を停止して、誤動作を防止するためのものである。
このように、本実施例方法においては、短絡が発生した
後、溶接ワイヤ10に供給する電流を一定の速度で増加
させ、ワイヤ1oと母材11との間の電圧に基づいてく
びれを検知するため、短絡発生初期からくびれを検知す
ることがでる。このため、短絡破断時に電流を確実に低
減できるため、スパッタの発生を安定して抑制すること
ができる。
また、本実施例方法においては、くびれを検知してワイ
ヤ10に供給する電流を低減した後、所定の時間(T2
)内に短絡が破断しない場合は、ワイヤ10に供給する
電流を急峻に増加させる。このため、ワイヤ先端の未溶
融部が母材11側の溶融池に入り込むような不都合を防
止することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明方法によれば、溶接ワイヤと
母材との間に短絡が発生すると、溶接ワイヤに供給する
電流を所定の割合で増加させ、その後、溶滴のくびれを
検知した後、溶接ワイヤに供給する電流を低減させるか
ら、短絡破断時の電流が少なく、スパッタの発生を抑制
することができる。また、電流を低減させてから所定時
間内にアークが再生されない場合は溶接ワイヤに供給す
る電流を急峻に増加させるから、アークを確実に再生で
き、未溶融のワイヤが母材に融着することを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)及び(b)は溶接電源の出力制御方法の一
例を示すグラフ図、第2図(a)及び(b)は本発明方
法の一例を示すグラフ図、第3図は本実施例方法におい
て使用する溶接電源を示すブロック図、第4図(a)乃
至(e)は短絡移行溶接方法を工程順に示す模式図、第
5図(a)及び(b)は従来の溶接電源の出力制御方法
を示すグラフ図である。 1;出力設定器、2;アーク電圧設定器、3;立上り傾
斜設定器、4;短絡ピーク電流設定器、5:くびれ検知
時電流設定器、6;電流用誤差増幅器、7;出力制御装
置、8;電圧検出器、9;電流検出器、10;溶接ワイ
ヤ、11;母材、12;電圧用誤差増幅器、工3;短絡
検知回路、14;比較器、15;電流立上り時くびれ検
出回路、16;ビーク電流時くびれ検知回路、17;オ
ア回路、18;ワンシPット回路、19;タイマ、20
;リアクトル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)短絡移行溶接に使用される溶接電源の出力制御方
    法において、溶接ワイヤと母材との短絡を検知した後、
    前記溶接ワイヤに供給する電流を実質的に一定の速度で
    増加させ、溶滴のくびれを検知した後、前記溶接ワイヤ
    に供給する電流を低減し、その後所定の時間経過した後
    にアークが再生されないときに前記溶接ワイヤに供給す
    る電流を前記速度よりも急峻に増加させることを特徴と
    する溶接電源の出力制御方法。
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