JPH03279923A - 球状スペーサ粒子およびこれを用いた表示装置 - Google Patents

球状スペーサ粒子およびこれを用いた表示装置

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JPH03279923A
JPH03279923A JP8015590A JP8015590A JPH03279923A JP H03279923 A JPH03279923 A JP H03279923A JP 8015590 A JP8015590 A JP 8015590A JP 8015590 A JP8015590 A JP 8015590A JP H03279923 A JPH03279923 A JP H03279923A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、球状スペーサ粒子およびこれを用いた表示装
置に関し、さらに詳しくは、粒度分布がシャープで、し
かも表示電極間のスペーサとした場合にコントラスト等
の画質が良好な表示が行なえる球状スペーサ粒子および
この粒子の粒子群を用いた表示装置に関する。
粒度分布がシャープな金属酸化物粒子あるいは金属水酸
化物粒子は、セラミック原料、樹脂用フィラー、液晶表
示装置用スペーサ等に応用する試みがなされている。
液晶表示装置では、表示の際の消費電力を低減するなど
のためには液晶層の厚さは表示可能な範囲でてきる限り
薄いことか望ましく、また、表示画像のむらや画像むら
に対応する局所に生しる応答むら(応答速度の差異)を
なくするためには液晶層の厚さにむらのないことが望ま
れている。
このような理由から、液晶層を挟む二枚の電極間に介在
させる絶縁物からなる液晶表示装置用スペーサとして、
従来、10μm以下の粒度の揃ったシリカ粒子、2〜1
0μmの分級アルミナ粒子等の粒度分布がシャープな金
属酸化物粒子を使用する試みがなされている。
しかしながら、このような金属酸化物粒子を液晶表示装
置用スペーサに使用した場合、スペーサ粒子の粒度分布
が充分満足できる程度にシャープでなかったり、スペー
サ粒子に鋭利な突起があるためにスペーサ粒子が前記液
晶層を挟む二枚の電極の少なくとも一方、例えば透明電
極を傷付けることがある等の問題があった。
このため本出願人は粒度分布が充分満足できる程度にシ
ャープであって、がっ、球状であって表示電極を損傷す
る恐れのある鋭利な突起のない金属酸化物粒子を開発し
、このような金属酸化物粒子を用いた表示装置を提案し
た(特開昭63−73225号公報、特開昭83−89
890号公報)。
さらには、表面を合成樹脂で被覆した液晶表示装置用ス
ペーサ粒子を提案している(特開昭68−94224号
公報)。
上記のような金属酸化物粒子を用いることによって、表
示画像のむらやこの画像むらに対応する局所に生じる応
答むら、あるいは表示電極を損傷する恐れは解消された
ものの、上記のスペーサ粒子には依然として次のような
点で改良が望まれている。
すなわち、例えば特開昭63−73225号公報に開示
された均一な材質からなる白色粒子の場合には、スペー
サ粒子中を光が透過して表示画像のコントラストの低下
が起って画質が低下することがある。
他方、特開昭63−89890号公報に開示された黒色
系のスペーサ粒子においては、白色スペーサ粒子の場合
に比較してコントラストの向上は図れるものの、特にポ
ジ画像を表示する際に黒さが目立つため、液晶ビジョン
のような輝度の高いバックライトを用いると必ずしも満
足した画質が得られない場合がある。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決し
ようとするものであって、粒度分布がシャープで、しか
も表示装置のスペーサ粒子として用いた場合に良好な画
質を与えうるような球状スペーサ粒子を提供することを
目的としている。
発明の概要 本発明に係る球状スペーサ粒子は、球状粒子に、この球
状粒子とは材料の異なる金属酸化物層が積層されている
ことを特徴としている。
また、本発明に係る表示装置は、このスペーサ粒子を表
示電極間スペーサとして含むことを特徴としている。
本発明に係る球状スペーサ粒子は、例えば液晶表示装置
の液晶層に分散して表示電極間のスペーサとした場合、
粒子群の粒度が揃っているので表示電極間の間隔がむら
のない均一なものとなり、表示画像のむらやこの画像む
らに対応する局所に生じる応答むらのない良好な表示が
行なえる。
また本発明に係る球状スペーサ粒子は、球状粒子である
ので、粒子表面に鋭利な突起はなく、したがってこのよ
うな突起による表示電極の損傷が生じることはない。
さらに本発明に係る球状スペーサ粒子は、適当な金属酸
化物を選択することにより、球状粒子とその上の金属酸
化物層の屈折率を違えてスペーサ粒子内に進入してきた
光を乱反射させることができ、これによりスペーサ粒子
が白色の場合には表示画像のコントラストが向上し、ま
た、スペーサ粒子が黒色の場合にはポジ画像を表示する
などの際の黒さが目立たなくなる。
したがってこのようなスペーサ粒子の粒子群を表示電極
間スペーサとして含む本発明に係る表示装置は、表示画
像のむらや局所に応答むらが生じることはなく、粒子表
面の鋭利な突起によって表示電極が損傷することもなく
、そのうえ表示画像のコントラスト等の画質の優れた表
示が行なえる。
発明の詳細な説明 以下本発明に係る球状スペーサ粒子およびこの粒子群を
用いた表示装置について説明する。
第1図は、本発明に係る球状スペーサ粒子を模式的に示
す断面図、第2図(a)、(b)はそれぞれ本発明に係
る表示装置の表示パネル部分を示す断面図である。
A1球状スペーサ粒子 本発明に係る球状スペーサ粒子は、金属酸化物などの球
状粒子を核として、この球状粒子に、この球状粒子とは
材料の異なる金属酸化物層が積層されてなる粒度の揃っ
た真球状の粒子である。この粒子は、例えば第1図に模
式的に示すように、球状粒子aを核として、この球状粒
子aに金属酸化物層b1   ・nを断面同心円状に積
層した構造である。
そして、このように構成した場合、この内の隣接する2
層、例えばe層とf層は、互いに屈折率が異なる異種金
属酸化物層で構成される。
しかしながら、これら複数の金属酸化物層b1・・nは
すべてが異なった金属酸化物で構成する必要はなく、例
えば2種類の互いに屈折率が異なる金属酸化物を交互に
積層してスペーサ粒子1を構成してもよい。
ここで、球状粒子aよりも金属酸化物層すの屈折率を高
くするか、あるいは少なくとも複数の金属酸化物層b1
   ・nの隣接する2層の一部、例えばe層とf層に
おいて、内側のe層より外側のf層の方の屈折率を高く
すると、スペーサ粒子内に入射してくる光を効果的に乱
反射することができ、このためスペーサ粒子を通過する
光を減少させることができ、表示装置の画像コントラス
トを高めることができる。
このような金属酸化物層b1   ・nは、それぞれを
構成する金属酸化物の種類は特に制限はなく 例えばS
iO、Ail  O、TiO2,223 Z r 02等の金属酸化物を使用することができ、し
かもそれぞれの金属酸化物層はこれらの金属酸化物の単
独で、あるいは2種以上の混合金属酸化物で構成するこ
とができる。
また金属酸化物層b1   ・nのそれぞれの厚さは、
約100Å以上とすることが好ましく、特に300人〜
2000人の範囲とすることが好ましい。
さらにこのような金属酸化物層b、   ・nを積層す
ることにより得られるスペーサ粒子1は、黒色化処理を
行って黒色化することができる。このような黒色化処理
方法は例えば特開昭63−89408号公報に記載され
ている。
また、例えば特開昭88−94224号公報に記載され
た方法に従ってスペーサ粒子1の表面に合成樹脂を被覆
するようにしてもよい。
以上の結果、最終的に形成されるスペーサ粒子1の直径
は、例えばこのスペーサ粒子1を液晶表示装置の表示電
極間のスペーサとして用いる場合には、0.1〜10μ
mとすることが好ましい。
このようなスペーサ粒子1は次のようにして製造するこ
とができる。
(1)まず、球状粒子aを特開昭82−275005号
公報に記載された方法に従って形成する。
(2)次いでこの球状粒子aをシード粒子として、この
シード粒子の水−アルコール分散液を調製し、この分散
液にシード粒子とは異なる金属種の金属アルコキシドま
たはシード粒子とは少なくとも1種が異、なる金属種を
含む2種以上の金属種の金属アルコキシド混合物を添加
して、これらの金属アルコキシドを加水分解し、シード
粒子の上に所望の金属酸化物を付着させる。このような
操作により球状粒子aに所定の厚さの、球状粒子aとは
材料の異なる金属酸化物すが積厚した白色のスペーサ粒
子1が得られる。
(3)しかる後、必要に応じてこの金属酸化物層すを被
覆した球状粒子aをシード粒子として、上記(2)と同
様にして金属酸化物層す上に金属酸化物層Cを積層する
(4)このような操作を繰返して行うことにより金属酸
化物層b1   ・nが積層された白色のスペーサ粒子
1が得られる。
なお、黒色のスペーサ粒子1の製造は既に説明したよう
に、上記の白色スペーサ粒子1を、または、これらの金
属酸化物層を形成する途中で、黒色化処理を行なうこと
によりなされる。
B0表示装置 本発明に係る表示装置は、シール用樹脂中に上記のよう
な球状スペーサ粒子を分散させてインキ組成物を調整し
、二のインキ組成物を透明電極、配向膜が順次形成され
た表示装置用ガラス基板の配向膜の周縁に塗布したり、
スペーサ粒子を分散させた分散液をシール用樹脂の設け
られていない表示装置用ガラス基板の配向膜上に噴霧す
ることによりスペーサ粒子を表示電極間に介在させる工
程を含んで製造することができる。詳細は、前記特開昭
63−73225号公報および特開昭83−89890
号公報に記載されている。
このようにして例えば第2図(a)に示すようにそれぞ
れ表示電極2a、配向膜2bが順次形成された2枚の表
示装置用ガラス基板2.2の間の周縁に介在して両者を
接着しているシール用樹脂2C中にあるスペーサ粒子1
により、あるいは第2図(b)に示すように配向膜2b
とシール用樹脂2cとにより囲まれた表示材料2d(例
えば液晶)中にあるスペーサ粒子1により2つの表示電
極2aの間の間隔が均一に調整されることとなる発明の
効果 本発明に係る球状スペーサ粒子は、例えば液晶表示装置
の液晶層に分散して表示電極間のスペーサとした場合、
粒子群の粒度が揃っているので表示電極間の間隔がむら
のない均一なものとなり、表示画像のむらやこの画像む
らに対応する局所に生じる応答むらのない良好な表示が
行なえる。
また本発明に係る球状スペーサ粒子は、球状粒子である
ので、粒子表面に鋭利な突起はなく、したがってこのよ
うな突起による表示電極の損傷が生じることはない。
さらに本発明に係る球状スペーサ粒子は、球状粒子に、
この球状粒子とは材料の異なる金属酸化物層が積層され
ているので、核となる球状粒子とその上の金属酸化物層
とでは材料が異なり、適当な金属酸化物を選択すること
により、球状粒子とその上の金属酸化物層の屈折率を違
えてスペーサ粒子内に進入してきた光を乱反射させるこ
とができ、これによりスペーサ粒子が白色の場合には表
示画像のコントラストが向上し、また、スペーサ粒子が
黒色の場合にはポジ画像を表示するなどの際の黒さが目
立たなくすることができる。
したがってこのようなスペーサ粒子の粒子群を表示電極
間にスペーサとして含む本発明に係る表示装置は、表示
画像のむらや局所に応答むらが生じることはなく、粒子
表面の鋭利な突起によって表示電極が損傷することもな
く、そのうえ表示画像のフントラスト等の画質の優れた
表示が行なえる。
以下に本発明を実施例により説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
実施例1 エチルアルコール487gと28%アンモニア水256
g−と水205gとの混合液を撹拌しながら、35℃に
保ち、この混合液にエチルシリケート(S iO228
重量%)17.4gを加え、その後2時間撹拌を続けて
S L O2換算で0.5重量%に相当するシード粒子
が水−アルコール分散液に分散されたヒールゾル(A)
を得た。
得られたヒールゾル(A)のうち971gを撹拌下35
℃に保ちながら、エチルアルコール57gと28%アン
モニア水44gと水83gとの混合液およびビスアセチ
ルアセトナトジイソプロポキシチタン(TiO□10重
量%)418gを同時に6時間かけて徐々に添加した。
これらの全部の液を添加した後、この液を70℃に加熱
して2時間保持し、SiO2を核として、この核にTi
O2が積層された積層粒子の分散液を得、次いでこの分
散液を110”Cの温度で脱溶媒することにより白色粉
末を得た。
さらにこの白色系粉末を空気雰囲気下で200℃にて3
時間加熱することにより白色の球状スペーサ粒子を得た
実施例2 実施例1と同様の方法で得られたヒールゾル(A)97
0+rを撹拌下35℃に保ち、エチルアルコール58g
と28%アンモニア水45gと水101gとの混合液お
よびビスアセチルアセトナトジイソプロポキシチタン(
T 10210重量%)418gを同時に5時間かけて
徐々に添加した。
その後エチルアルコール480gと28%アンモニア水
372gと水816gとの混合液およびエチルシリケー
ト(S iO228重量%)985gを同時に10時間
かけて徐々に添加した。
これらの全部の液を添加した後、この液を70℃に加熱
して2時間保持し、SiO3を核として、この核にT 
iO% S l 02が順次積層された積層粒子の分散
液を得た。
この分散液を110℃の温度で脱溶媒し、次いで350
℃の温度で3時間空気雰囲気下で熱処理することにより
黒色の球状スペーサ粒子を得た。
実施例3 実施例1と同様の方法で得られたヒールゾル(A) 9
70 gを撹拌下35℃に保ち、エチルアルコール27
gと28%アンモニア水21gと水53gとの混合液お
よびビスアセチルアセトナトジイソプロポキシチタン(
T iO210重量%)152gを同時に3時間かけて
徐々に添加した。
次いでエチルアルコール52gと28%アンモニア水4
2gと水100gとの混合液およびエチルシリケート(
S iO228重量%)109gを同時に5時間かけて
徐々に添加した。さらにエチルアルコール63gと28
%アンモニア水55gと水120gとの混合液および前
記と同様のビスアセチルアセトナトジイソプロポキシチ
タン485gとを同時に10時間かけて徐々に添加した
。最後にエチルアルコール130gと28%アンモニア
水105gと水250gとの混合液および前記と同様の
エチルシリケート278gを同時に8時間かけて徐々に
添加した。
これらの液の添加が終了した後、この液を70℃に加熱
して2時間保持し、S I O2を核として、この核に
T iOSS  lOs T  t  O2、2 S L O2が順次積層された積層粒子の分散液を得た
この分散液を110℃の温度で脱溶媒し、次いて350
℃の温度で3時間空気雰囲気下で熱処理することにより
黒色の球状スペーサ粒子を得た。
実施例4 エチルアルコール690gと28%アンモニア水79g
と水5gの混合液を撹拌しながら5℃に保ち、この混合
液にβ−ジケトナトジルコニウム錯体(日本ソーダ■社
製ZR−181)27rを加え、その後1時間撹拌を続
けてZ r O2換算で0.5重量%に相当するシード
粒子が水−アルコール分散液に分散したヒールゾル(B
)を得た。
得られたヒールゾル(B)のうち700gを撹拌下35
℃に保ちながら、エチルアルコール22gと28%アン
モニア水15gと水49trとの混合液およびエチルシ
リケート(S iO228重量%)46gを同時に3時
間かけて徐々に添加し、これらの全部の液を添加した後
、この液を70℃に加熱して2時間保持し、Z「02を
核として、この核にS IO2が被覆されている積層粒
子の分散液を得た。
この分散液800gを撹拌下35℃に保ち、エチルアル
コール78gと28%アンモニア水61gと水158g
との混合液およびビスアセチルアセトナトジイソプロポ
キシチタン(T iO210重量%)420gを同時に
15時間かけて徐々に添加した。次いでエチルアルコー
ル176gと28%アンモニア水137gと水343g
との混合液および前記と同様のエチルシリケート375
gを同時に19時間かけて徐々に添加し、これらの全部
の液を添加した後、この液を70℃に加熱して2時間保
持し、Z r O2を核として、この核にSiO5Ti
O%S t O2が順次積層され2ま た積層粒子の分散液を得た。
この分散液を110℃の温度で脱溶媒し、次いで350
℃の温度で3時間空気雰囲気下で熱処理することにより
黒色の球状スペーサ粒子を得た。
実施例5 実施例1と同様の方法て得られたヒールゾル(A)80
0gを撹拌下35℃に保ち、エチルアルコール72gと
28%アンモニア水56gと水210gとの混合液およ
び実施例3と同様のジルコニウム錯体256gを同時に
3時間かけて徐々に添加した。次いてエチルアルコール
586gと28%アンモニア水455gと水1012g
との混合液およびエチルシリケート(S l 0228
重量%)1054.4gを同時に15時間かけて徐々に
添加し、これらの全部の液を添加した後、この液を70
℃に加熱して2時間保持し、SiOを核として、この核
にZ r 02、S L O2が順次積層された積層粒
子の分散液を得た。
この分散液を110℃の温度で脱溶媒し、次いて350
℃の温度で3時間空気雰囲気下で熱処理することにより
黒色の球状スペーサ粒子を得た。
実施例6 実施例1と同様の方法で得られたヒールゾル(A)50
0.を撹拌下35℃に保ち、エチルアルコール66g:
と28%アンモニア水52gと水154gとの混合液お
よびエチルシリケート(S I 0228%)を同時に
5時間かけて徐々に添加してS io 2粒子が成長し
たヒールゾル(C)を得た。
このヒールゾル(C) 800 gにエチルアルコール
349gと28%アンモニア水97.と水279gとを
加え、撹拌下35℃に保ちながら、エチルアルコール6
7gと28%アンモニア水52fと水144gとの混合
液および前記と同様のエチルシリケート127gと実施
例3と同様のジルコニウム錯体70gを同時に3時間か
けて徐々に添加した。
これらの全部の液を添加した後、この液を70℃に加熱
して2時間保持し、5io2を核として、この核にS 
iO2とZ r O2との混合物が積層された積層粒子
の分散液を得た。
この分散液を110℃の温度で脱溶媒して白色の球状ス
ペーサ粒子を得た。
実施例7 実施例1と同様の方法で得られたヒールゾル(A)80
0gを撹拌下35℃に保ちながらエチルアルコール72
gと28%アンモニア水58gと水252gとの混合液
およびアセトアコキシアルミニウムジイソプロピレート
(A fl  20 g19.5%)272gを同時に
5時間かけて徐々に添加した。次いでエチルアルコール
572gと28%アンモニア水520gと水1120g
との混合液およびエチルシリケート(S iO2281
℃量%)1055gを同時に15時間かけて徐々に添加
した。
これらの全部の液を添加した後、この液を70℃に加熱
して2時間保持し、5102を核として、この核にAf
IOとS t O2とが順次積層され3 た積層粒子の分散液を得た。
この分散液を110℃の温度で脱溶媒し、次いで350
℃の温度で空気雰囲気下で3時間熱処理することにより
黒色の球状スペーサ粒子を得た。
比較例 実施例1と同様の方法で得られたヒールゾル(A)’1
66、を撹拌下35℃に保ち、アンモニアガスてpHを
11.5にコントロールしながらエチルアルコール11
5gと水221gの混合溶液およびエチルシリケート(
S iO228重量%)122gを同時に10時間かけ
て徐々に添加した。
これらの全部の液を添加した後、液中に1重量%のNa
OH水溶液30.を加え、70℃に加熱して2時間保持
し、シリカ粒子分散液を得た。
この分散液を110℃の温度で脱溶媒し、次いで300
℃の温度で空気雰囲気下で3時間熱処理することにより
比較例の黒色の球状スペーサ粒子を得た。
A1表示装置用スペーサ粒子の評価 以上の実施例1〜7および比較例の球状スペーサ粒子に
つき粒子サイズおよび遮光度を測定評価した。
粒子サイズは、電子顕微鏡写真の画像解析法により、平
均直径および標準値差(a)を求めた。
また、遮光度は以下のようにして求めた。
40重量%のグリセリン水溶液にそれぞれの粒子を充分
分散させて、濃度1重量%の分散液を得る。この分散液
を測定時の透過層の厚さが0.5鰭となる透過率測定用
の石英セルに入れ、ヘーズコンピューターで透過率TI
を測定する。
この時の吸光度I I−1o g (1/ T t )
から粒子濃度100%、すなわち粒子自体の吸光度l 
 を求めると、吸光度は粒子濃度に比例する00 ことから!  −10011−100l o g00 (1/T、)の式から算出される。
また、測定時の透過層がすべて測定粒子により透過層の
厚さ方向に直線的に繋がって充填されているものと仮定
して、吸光度は透過層の厚さに比例することから、粒子
径dμmの吸光度をI D−透過率をT、とすると ■D−(d1500)XIlo。
−(d / 5 ) ×l o g (1/ T t 
)= l o g ’(1/ T o )したがってT
D−(TI)d15 上記式を利用してT、を求め、このT、から遮光度を次
式により算出した。
第 表 実施例1〜7および比較例の球状スペーサ粒子を表示電
極間のスペーサとする大型液晶表示装置を下記のように
して作成し、作成した表示装置の特性を評価した。
まず、シール用樹脂(三井東圧化学社製のエポキシ系樹
脂)100gに、それぞれのスペーサ粒子1gを分散さ
せてインキ組成物を調製した。得られたインキ組成物を
2 am X 2(2)の液晶表示装置用研摩ガラス基
板上に透明電極、配向膜が順次形成された積層板の配向
膜の周縁にスクリーン印刷機で印刷して、大型液晶表示
装置用基板を形成した。
次にエチルアルコール1gに、前記と同様のスペーサ粒
子o、o1gを分散させ、この分散液を用いて温度60
℃、湿度3%に保たれた噴霧室内に置かれた大型液晶表
示装置用基板上のシール用樹脂が設けられていない部分
に噴霧した。次いでこれを90℃で30分間予備乾燥し
た後、これと、ガラス基板上に透明電極、配向膜が順次
形成された別の大型液晶表示装置用基板とを貼り合わせ
、3 kg / c−の加圧下で150℃、1時間加熱
して樹脂を硬化させて大型液晶表示装置用セルを10枚
作成した。
このようにして得られた大型液晶表示装置用セルのシー
ル用樹脂が設けられていない部分に液晶を注入して大型
液晶表示装置を作成した。
上記のようにして作成した大型液晶表示装置のセルの中
央部、右側部、左側部をダイヤモンドカッターで切断し
、それぞれの厚さを電子顕微鏡で測定した。その平均の
厚さおよびそのばらつき(3点(中央、右側、左側)×
10枚の値の平均および標準偏差)を第2表に示す。
(以下余白) 第 表 また、大型液晶表示装置の表示部における分散スペーサ
粒子の中から粗大粒子(凝集粒子)を目視観察した結果
、実施例1〜7および比較例の球状スペーサ粒子を表示
電極間のスペーサとした場合のいずれにおいても凝集粒
子は認められなかった。
以上の実施例1〜7および比較例の球状スペーサ粒子を
表示電極間のスペーサとした大型液晶表示装置を駆動し
てそれぞれ表示画面を観察したところ、実施例1〜7の
球状スペーサ粒子を表示電極間のスペーサとした大型液
晶表示装置の画像のコントラストはいずれも比較例の球
状スペーサ粒子を表示電極間のスペーサとした大型液晶
表示装置の画像のコントラストに比較して優れたもので
あり、また、実施例2〜5および実施例7の黒色スペー
サ粒子を表示電極間のスペーサとした大型液晶表示装置
を駆動してポジ画像を形成したところ、スペーサ粒子の
黒さは目立たず、違和感のない画像が観察された。
co総合評価 Aの球状スペーサ粒子の評価とBの表示装置の評価を結
びつけて総合的に評価すると、実施例1〜7の球状スペ
ーサ粒子は比較例の球状スペーサ粒子と比較して特長的
に遮光性に優れ、本発明においてこの遮光性の違いによ
り表示画像のコントラストの増大が図られたものと結論
づけられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る球状スペーサ粒子を模式的に示
す断面図、第2図(a)、(b)はそれぞれ本発明に係
る表示装置の表示パネル部分を模式的に示す断面図であ
る。 1・・・球状スペーサ粒子 a・・・球状粒子、 b・ ・n・・・金属酸化物2・
・・表示装置用ガラス基板 2a・・・表示電極、 2b・・・配向膜2c・・・シ
ール用樹脂、 2d・・・表示材料願 理 人 触媒化成工業株式会社 人  弁理士 鈴 木 俊一部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)球状粒子に、この球状粒子とは材料の異なる金属酸
    化物層が積層されていることを特徴とする球状スペーサ
    粒子。 2)請求項1記載の粒子を表示電極間スペーサとして含
    むことを特徴とする表示装置。
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