JPH03278914A - 中空樹脂一体成形品の製造方法 - Google Patents

中空樹脂一体成形品の製造方法

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JPH03278914A
JPH03278914A JP7952790A JP7952790A JPH03278914A JP H03278914 A JPH03278914 A JP H03278914A JP 7952790 A JP7952790 A JP 7952790A JP 7952790 A JP7952790 A JP 7952790A JP H03278914 A JPH03278914 A JP H03278914A
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JP
Japan
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mold
temperature
liquid resin
resin raw
raw materials
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Pending
Application number
JP7952790A
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English (en)
Inventor
Chiaki Yamada
千秋 山田
Masami Ishii
石井 正巳
Yasunobu Yamamoto
山本 安信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Shinei Kogyo KK
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Shinei Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は中空樹脂一体成形品の製造方法に関する。本発
明により得られた中空樹脂一体成形品は、耐熱、強度が
要求されるインテークマニホールド等の自動車のエンジ
ン部品、及びスポイラ、バンパ等の軽量化、デザインを
考慮した部品等に適用することができる。
[従来の技術] 従来から中空樹脂成形品の製造方法として、低融点金属
を中子とする射出成形法、ブロー成形法、粉末熱可塑性
樹脂を使用する回転成形法、等が知られている。
上記射出成形法は中子重量が大きいため作業効率が悪く
、またランナ、ゲートによる原料損失が大きいという欠
点がある。また、上記ブロー成形法は複雑、大型形状の
成形品を製造した場合、均一な肉厚を得にくいという欠
点がある。
一方、粉末樹脂原料を使用する回転成形法は上記ブロー
成形法と比べて、大型、複雑形状の成形品を製造した場
合でも、比較的均一な肉厚を得やすい。
[発明が解決しようとする課題] 上記粉末樹脂原料を使用する回転成形法は、所定の温度
に加熱された型内に粉末原料を投入後、型を回転させ重
力により自然落下させて型表面上に−様に粉末原料を供
給し、型表面側の所定の溶融温度に到達した粉末原料か
ら順次型面に沿って焼結させて一体融合物とした後、冷
却固化して所定の形状の成形品を得るものである。この
ため、型表面及び型内の温度及び加熱時間の制御次第で
、所定量の溶融樹脂を型表面上に保持させることができ
均一な肉厚の成形品を得ることが可能である。
しかし、この粉末原料を使用する回転成形法は、原料の
粉末化及び粒度調整のため材料歩溜りが悪い、粉末状態
では吸湿しやすいためその除湿調整等でコストが上がる
、粉末を溶融しつつ肉厚を均一とし緻密性を向上させる
ためには成形品形状毎に特別なノウハウ等が必要となる
、等の欠点がある。
この粉末原料を使用する回転成形法に対して、材料歩溜
りに優れ、安価に大型の樹脂中空品を製造する方法とし
て、七ツマーキャスティング法と遠心成形法を組合せた
遠心重合成形法が知られている(プラスチック加工技術
便覧、編集委員合線、新版、第608頁)。
この遠心重合成形法は、ナイロンのモノマーであるε−
カプロラクタムを約100℃に加熱溶融し、アルカリ性
触媒と助触媒の少量を添加し、100℃以上の温度でナ
イロン6の融点以下の温度範囲内に予熱された型に注入
し、一定時間重合を行い、冷却後、型から成形品を取出
す七ツマーキャスティング法を型を高速回転させながら
行うものである。
しかし、上記遠心重合成形法は、加熱溶融されたε−カ
プロラクタムを遠心力により型表面上に保持した状態で
重合させるもので、加熱温度、回転速度、自公転の速度
比等が成形品の肉厚に大きく影響し、これらを制御して
均一な肉厚の中空品を得ることが困難であった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、容易に均
一な肉厚の中空樹脂一体成形品を得ることを解決すべき
技術課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の中空樹脂一体成形品の製造方法は、型を130
〜170℃の温度に加熱する加熱工程と、該温度に加熱
された型内に液状樹脂原料としてのε〜カプロラクタム
を投入する原料投入工程と、該温度に維持したまま咳型
を回転させ該液状樹脂原料を型表面に沿って流下させつ
つ該型表面側の重合温度に到達した液状樹脂原料から該
型表面上に順次重合させて中空樹脂一体成形品とする成
形工程とからなることを特徴とするものである。
前記加熱工程は、型を130〜170’Cの温度に加熱
する工程で、この温度は液状樹脂原料としてのε−カプ
ロラクタムが速やかに重合反応を起こす温度範囲である
液状樹脂原料としてのε−カプロラクタムは、80〜1
00℃に加熱溶融されたものを用いることができる。こ
の液状樹脂原料には、アルカリ金属、アルカリ土類金属
、またはその化合物等よりなる触媒、及びN−アセチル
−ε−カプロラクタム等のアシル化合物よりなる重合開
始剤を添加することができる。また、液体樹脂原料にチ
ョツプドストランド、ミルドグラスファイバー等のガラ
ス繊維を添加することが好ましい。このガラス繊維の繊
維長さは0.1〜2.Qmmとすることが好ましい。
加熱工程で加熱され、原料投入工程で液状樹脂原料とし
てのε−カプロラクタムが投入された型は、成形工程で
上記所定の温度範囲に維持されたまま、自転あるいは公
転、または自転しつつ公転される。この回転速度は、液
状樹脂原料か重力による自重により型表面上を緩かに流
れる程度の速度範囲である。
なお、自転の回転速度と公転の回転速度との速度比は、
成形品の形状、肉厚等に応じて適宜決定することができ
る。また、成形工程の所要時間も成形品の肉厚、加熱温
度、回転速度等を考慮して適宜決定することができる。
[作用] 本発明の中空樹脂一体成形品の製造方法は、加熱工程で
型を液状樹脂原料としてのε−カプロラクタムの重合温
度である130〜170℃に加熱し、原料投入工程で型
内に液状樹脂原料を投入し、成形工程で該温度に維持し
たまま該型を自転、公転させるものである。
上記成形工程では、所定の回転速度、すなわち液状樹脂
原料が重力による自重により型表面上を緩かに流れる程
度の回転速度で型が自転、公転している。また、金型温
度は、液状樹脂原料が速やかに重合反応する温度に調整
されている。このため、未反応の液状樹脂原料は型表面
上に順次供給される。そして、型表面側の重合温度に到
達した液状樹脂原料から順次重合反応が開始して流下速
度が低下し、型表面側の液状樹脂原料から順次型表面上
に固化する。
「実施例」 以下実施例により具体的に説明する。
(実施例1) 第1図に概略説明図を示す計量混合吐出装置1は、タン
ク2.3と、それぞれのタンクの液を計量するポンプ4
.5と、計量された2液を混合するミキシングヘッド6
とから構成されている。
この計量混合吐出装置1を80〜100℃に温度調整し
、タンク2には加熱溶融されたε−カプロラクタムにナ
トリウムメチラートよりなる触媒が添加されたA液を、
またタンク3には加熱溶融されたε−カプロラクタムに
N−アセチル−ε−カプロラクタムよりなる重合開始剤
が添加されたB液をそれぞれ貯留した。そして、A液及
びB液をポンプ4.5によりそれぞれ等量計量し、ミキ
シングヘッド6により混合した。
第2図に示すように、直方体のキャビティを有する割型
よりなり予め約150℃に加熱された2つの金型7に、
上記混合液を約1kgずつ注入した。そして、金型7内
に窒素ガスを封入した。
第3図は回転成形装置10の概略説明図である。
この回転成形装置10は、熱風導入口21及び排出口2
2を有する加熱ボックス20と、加熱ボックス20内に
収容され一端側に金型保持盤31をもち他端側にギヤ3
2をもつ2つの垂直軸30.30と、2つの垂直軸30
.30のギヤ32.32と噛合うギヤ41をもち垂直軸
30,30に回転を与える第1水平軸40と、この第1
水平軸40を回転駆動させる第1モータ50と、画先端
部で各垂直軸30.30を支持し基部にギヤ61をもつ
ヨーク60と、ヨーク60のギヤ61と噛合うギヤ71
をもちヨーク60に回転を与える第2水平軸70と、こ
の第2水平軸70を回転駆動させる第2モータ80とか
ら構成されている。
上記金型7をそれぞれ金型保持盤31.31に固定し、
熱風により150℃に温度調整しつつ第1モータ50、
第2七−タ80を駆動した。なお、自転速度及び公転速
度ともに3Orpmで、時間は3分間とした。これによ
り、第4図に示すような、ナイロン6樹脂よりなり幅1
50mm、長さ1200mm、高さ2Qmm1肉厚3m
mの中空一体成形品を得た。
得られた中空一体成形品は、均一な肉厚を有する良好な
ものだった。
(実施例2) 実施例1におけるA液、B液を等量混合した液約0.9
kc+に対し繊維長さ約0.1mmのミルドグラスファ
イバー約0.23kCIを添加した混合液を使用して、
実施例1と同様に回転成形を実施して、ガラス繊維で強
化されたナイロン6樹脂からなり幅150mm、長さ1
200mm、高さ2Qmm、肉厚3mmの中空樹脂一体
成形品を得た。
得られた中空樹脂一体成形品は、成形品強度が向上し、
かつ実施例1よりざらに均一な肉厚をもつものだった。
この理由は、以下のように考えられる。すなわち、成形
工程中で液状樹脂原料はガラスm雑を取込みながら型表
面側から重合して固化し、この固化した樹脂表面上から
は上記ガラス繊維の先端が突出する。このガラス繊維の
多数の先端が、固化した樹脂表面上を流下する未反応の
液状樹脂原料の流下速度を低下させるので、該樹脂表面
側の液状樹脂原料は該樹脂表面から遠い液状樹脂原料よ
りも重合しやすくなる。このため、液状樹脂原料の重合
は益々型表面側から起こりやすくなり、肉厚の均一化を
ざらに図ることができたものと考えられる。
[効果] 以上詳述したように、本発明の中空樹脂一体成形量の製
造方法は、未反応の液状樹脂原料が型全表面上に均一に
順次供給されつつ、型表面側の重合温度に到達した液状
樹脂原料から順次重合反応が開始して流下速度が低下す
るので、液状樹脂原料は型表面側から順次固化して均一
な肉厚の中空樹脂一体成形量を容易に得ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は計量混合吐出装置の概略説明図、第2図は金型
の断面図、第3図は回転成形装置の概略説明図、第4図
は本実施例により製造された中空樹脂一体成形量の切断
斜視図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)型を130〜170℃の温度に加熱する加熱工程
    と、 該温度に加熱された型内に液状樹脂原料としてのε−カ
    プロラクタムを投入する原料投入工程と、該温度に維持
    したまま該型を回転させ該液状樹脂原料を型表面に沿っ
    て流下させつつ該型表面側の重合温度に到達した液状樹
    脂原料から該型表面上に順次重合させて中空樹脂一体成
    形品とする成形工程とからなることを特徴とする中空樹
    脂一体成形品の製造方法。
JP7952790A 1990-03-28 1990-03-28 中空樹脂一体成形品の製造方法 Pending JPH03278914A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008501546A (ja) * 2004-06-03 2008-01-24 コミツサリア タ レネルジー アトミーク Iv型タンクの漏れ防止ブラダの製造方法、及びiv型タンク
US10493668B2 (en) 2010-04-20 2019-12-03 Kaga Sangyo Co., Ltd. Molding method and mold therefor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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