JPH0327760Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0327760Y2 JPH0327760Y2 JP1984028147U JP2814784U JPH0327760Y2 JP H0327760 Y2 JPH0327760 Y2 JP H0327760Y2 JP 1984028147 U JP1984028147 U JP 1984028147U JP 2814784 U JP2814784 U JP 2814784U JP H0327760 Y2 JPH0327760 Y2 JP H0327760Y2
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- switching valve
- valve
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 17
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 9
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- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Control Of Presses (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、主としてガラス繊維強化プラスチツ
ク(FRP)成形プレスにおける可動盤の昇降装
置に関する。
ク(FRP)成形プレスにおける可動盤の昇降装
置に関する。
従来、この種の成形プレスとしては、第1図に
示すように、上盤1に取付けられた油圧シリンダ
2によつて、可動盤(スライド)3が、下盤4上
に立設されて上盤1を支持している一対のサイド
フレーム5に沿つて上下に摺動するようになつて
いると共に、この可動盤3の下面に取付けられた
上型6が、下盤4上に取付部材7を介して取付け
られた下型8に押圧、加圧されて、上下型6,8
間のキヤビテイ内に製品が成形されるようになつ
ているものが知られている。
示すように、上盤1に取付けられた油圧シリンダ
2によつて、可動盤(スライド)3が、下盤4上
に立設されて上盤1を支持している一対のサイド
フレーム5に沿つて上下に摺動するようになつて
いると共に、この可動盤3の下面に取付けられた
上型6が、下盤4上に取付部材7を介して取付け
られた下型8に押圧、加圧されて、上下型6,8
間のキヤビテイ内に製品が成形されるようになつ
ているものが知られている。
ところで、上記のように構成された成形プレス
における成形品の成形加工工程は、上記可動盤3
の位置により、無負荷高速下降工程、加工工程、
離型工程、高速上昇工程とに大別されるが、この
うち、加工工程及び離型工程は、高圧加圧が可能
な大型の主シリンダを駆動して行ない。無負荷高
速下降工程は、可動盤3の自重落下あるいは高速
用の補助シリンダを使用し、また高速上昇工程は
差動回路あるいは高速下降と同様に補助シリンダ
を用いて引上げたりあるいは押上げたりしてい
る。
における成形品の成形加工工程は、上記可動盤3
の位置により、無負荷高速下降工程、加工工程、
離型工程、高速上昇工程とに大別されるが、この
うち、加工工程及び離型工程は、高圧加圧が可能
な大型の主シリンダを駆動して行ない。無負荷高
速下降工程は、可動盤3の自重落下あるいは高速
用の補助シリンダを使用し、また高速上昇工程は
差動回路あるいは高速下降と同様に補助シリンダ
を用いて引上げたりあるいは押上げたりしてい
る。
そして、上記可動盤3を高速上昇させる場合に
は、上記差動回路あるいは補助シリンダのいずれ
を用いても、可動盤3及び可動盤3に取付けられ
た上型6をその重量に対抗して上昇させるため
に、かなりの量の圧油を急速に供給しなければな
らず、ポンプ及びその駆動装置の容量を大きくし
なければならないが、上記高速上昇工程は、数分
間の成形サイクル(高速下降+加圧+離型+高速
上昇)のうち数秒間いう短かい時間であり、その
ためだけに上述したような大容量のポンプ及びそ
の駆動装置を設置するのは、非常に無駄が多く、
効率的でないという問題がある。
は、上記差動回路あるいは補助シリンダのいずれ
を用いても、可動盤3及び可動盤3に取付けられ
た上型6をその重量に対抗して上昇させるため
に、かなりの量の圧油を急速に供給しなければな
らず、ポンプ及びその駆動装置の容量を大きくし
なければならないが、上記高速上昇工程は、数分
間の成形サイクル(高速下降+加圧+離型+高速
上昇)のうち数秒間いう短かい時間であり、その
ためだけに上述したような大容量のポンプ及びそ
の駆動装置を設置するのは、非常に無駄が多く、
効率的でないという問題がある。
本考案は、上記従来の問題を解消したもので、
その目的とするところは、構造が簡単で、無駄の
少ない効率的な運転及び装置利用ができる成形プ
レスにおける可動盤の昇降装置を提供することに
ある。
その目的とするところは、構造が簡単で、無駄の
少ない効率的な運転及び装置利用ができる成形プ
レスにおける可動盤の昇降装置を提供することに
ある。
以下、図面を参照して本考案を具体的に説明す
る。
る。
第2図中10は、従来周知の成形プレスの可動
盤であり、この可動盤10の上面に、2つの主シ
リンダ11,12のピストンロツド13,14の
先端と補助シリンダ15のピストンロツド16の
先端とが連結されている。そして、各主シリンダ
11,12の上端部は、配管を介して吐出油量及
び油の流れる方向を変えることのできるセミクロ
ーズドタイプのサーボポンプ(第1ポンプ)17
の一端○イに連結されていると共に、パイロツトラ
インP1の指令で開となる一対のプレフイル弁1
8,19及びリリーフ弁20を介して油タンク
OTに連結されている。上記サーボポンプ17の
2つの逆止弁21,22は○ロ端を介して油タンク
OTに連結されている。また、サーボポンプ17
の他端○ハは、第1切換弁23の一端と第3切換弁
(ブリードオフ装置)24の一端と逆止弁25の
一端及びカウンターバランス弁CBを介して上記
補助シリンダ15の下端部に連結されている。そ
して、第1切換弁23の他端は、各主シリンダ1
1,12の下端部に連結されていると共に、パイ
ロツトラインP2の指令で開となる一対のプレフ
イル弁26,27を介して油タンクOTに連結さ
れている。上記パイロツトラインP1,P2は周
知のようにそれぞれ電磁切換弁(図示せず)を介
してパイロツトポンプ(図示せず)に連結されて
おり、制御装置Xが該電磁切換弁に指令を与える
ことにより、上記プレフイル弁18,19あるい
はプレフイル弁26,27が開閉されるようにな
つている。さらに、上記第3切換弁24の他端
は、可変式の第1流量調整弁28を介して油タン
クOTに連結されている。また、上記逆止弁25
の他端は、順次、可変式の第2流量調整弁29、
第2切換弁30、アキユムレータ31、逆止弁3
2を介して小容量高圧ポンプユニツト(第2ポン
プ)33に連結されている。この小容量高圧ポン
プユニツト33は、成形サイクルのうち高速上昇
工程時を除く時間内に、上記可動盤10を高速上
昇させるのに十分な量の圧油を上記アキユムレー
タ31内に貯えられるだけの容量があればよく、
上記制御装置Xの指令により、駆動されるように
なつている。
盤であり、この可動盤10の上面に、2つの主シ
リンダ11,12のピストンロツド13,14の
先端と補助シリンダ15のピストンロツド16の
先端とが連結されている。そして、各主シリンダ
11,12の上端部は、配管を介して吐出油量及
び油の流れる方向を変えることのできるセミクロ
ーズドタイプのサーボポンプ(第1ポンプ)17
の一端○イに連結されていると共に、パイロツトラ
インP1の指令で開となる一対のプレフイル弁1
8,19及びリリーフ弁20を介して油タンク
OTに連結されている。上記サーボポンプ17の
2つの逆止弁21,22は○ロ端を介して油タンク
OTに連結されている。また、サーボポンプ17
の他端○ハは、第1切換弁23の一端と第3切換弁
(ブリードオフ装置)24の一端と逆止弁25の
一端及びカウンターバランス弁CBを介して上記
補助シリンダ15の下端部に連結されている。そ
して、第1切換弁23の他端は、各主シリンダ1
1,12の下端部に連結されていると共に、パイ
ロツトラインP2の指令で開となる一対のプレフ
イル弁26,27を介して油タンクOTに連結さ
れている。上記パイロツトラインP1,P2は周
知のようにそれぞれ電磁切換弁(図示せず)を介
してパイロツトポンプ(図示せず)に連結されて
おり、制御装置Xが該電磁切換弁に指令を与える
ことにより、上記プレフイル弁18,19あるい
はプレフイル弁26,27が開閉されるようにな
つている。さらに、上記第3切換弁24の他端
は、可変式の第1流量調整弁28を介して油タン
クOTに連結されている。また、上記逆止弁25
の他端は、順次、可変式の第2流量調整弁29、
第2切換弁30、アキユムレータ31、逆止弁3
2を介して小容量高圧ポンプユニツト(第2ポン
プ)33に連結されている。この小容量高圧ポン
プユニツト33は、成形サイクルのうち高速上昇
工程時を除く時間内に、上記可動盤10を高速上
昇させるのに十分な量の圧油を上記アキユムレー
タ31内に貯えられるだけの容量があればよく、
上記制御装置Xの指令により、駆動されるように
なつている。
上記可動盤10に設けられたラツク34には、
アブソリユート型ロータリーエンコーダ等の位置
検出装置35の回転軸35aに装着したピニオン
36及びインクリメンタル型ロータリーエンコー
ダ等の速度検出装置37の回転軸37aに装着し
た該ピニオン36より小径のピニオン38がそれ
ぞれ噛合されている。上記位置検出装置35及び
速度検出装置37は、制御装置Xに電気的に接続
されており、各検出装置35,37で得られた可
動盤10の位置情報と速度情報は、制御装置Xに
送られて、あらかじめ入力されている設定値(位
置、速度)と比較されるようになつている。そし
て、この比較した結果に基づいて、制御装置X
は、上記サーボポンプ17に対して、その吐出方
向及び吐出油量を指令し、かつ上記第1,2,3
切換弁23,24,30及びカウンターバランス
弁CBの電磁弁SVに対して指令を与えて、各弁2
3,24,30,SVを切換るようになつている。
アブソリユート型ロータリーエンコーダ等の位置
検出装置35の回転軸35aに装着したピニオン
36及びインクリメンタル型ロータリーエンコー
ダ等の速度検出装置37の回転軸37aに装着し
た該ピニオン36より小径のピニオン38がそれ
ぞれ噛合されている。上記位置検出装置35及び
速度検出装置37は、制御装置Xに電気的に接続
されており、各検出装置35,37で得られた可
動盤10の位置情報と速度情報は、制御装置Xに
送られて、あらかじめ入力されている設定値(位
置、速度)と比較されるようになつている。そし
て、この比較した結果に基づいて、制御装置X
は、上記サーボポンプ17に対して、その吐出方
向及び吐出油量を指令し、かつ上記第1,2,3
切換弁23,24,30及びカウンターバランス
弁CBの電磁弁SVに対して指令を与えて、各弁2
3,24,30,SVを切換るようになつている。
次に、本考案に係る成形プレスにおける可動盤
の昇降装置の作用について説明する。
の昇降装置の作用について説明する。
上記可動盤10が最も上方位置(型開き状態)
にあり、第1,2,3切換弁23,24,30が
閉じられている状態で、制御装置Xがパイロツト
ラインP1,P2に指令を与え、各プレフイル弁
18,19,26,27を開いて、各主シリンダ
11,12のピストンロツド13,14を自由状
態にすると共に、制御装置Xがカウンターバラン
ス弁CBの電磁弁SVと第3切換弁24に対して指
令を与え、カウンターバランス弁CBをアンロー
ド状態にし、かつ第3切換弁24を開くと、補助
シリンダ15内の圧油は、カウンターバランス弁
CB、第3切換弁24、第1流量調整弁28を通
つて、油タンクOT内に流入し、補助シリンダ1
5のピストンロツド16に連結されている可動盤
10は、その自重により高速下降を開始する。そ
して、上記第1流量調整弁28によつて決められ
た速度で下降している可動盤10が、所定の位置
まで来ると、上記位置検出装置35の出力が制御
装置Xに入力されているため、制御装置Xは指令
を与えて各プレフイル弁18,19と第3切換弁
24を閉じると共に、上記カウンターバランス弁
CBの電磁弁SVを閉じて、カウンターバランス弁
CBをオンロード状態にして、サーボポンプ17
により、各主シリンダ11,12の上端側に圧油
を供給する。主シリンダ11,12の上端側に圧
油を供給すると、各シリンダ11,12,15の
ピストンロツド13,14,16に連結されてい
る可動盤10は、自重落下することなく、制御装
置Xの指令により主シリンダ11,12の上端側
に供給された圧油量に応じて、カウンターバラン
ス弁CBにより背圧がかかりながら、各ピストン
ロツド13,14,16の下降動作に連動して低
速で下降する。この結果、可動盤10に取付けら
れた上型が固定側の下型に合わさり、両金型で形
成されるキヤビテイ内の成形材料が圧縮縮成形さ
れる。
にあり、第1,2,3切換弁23,24,30が
閉じられている状態で、制御装置Xがパイロツト
ラインP1,P2に指令を与え、各プレフイル弁
18,19,26,27を開いて、各主シリンダ
11,12のピストンロツド13,14を自由状
態にすると共に、制御装置Xがカウンターバラン
ス弁CBの電磁弁SVと第3切換弁24に対して指
令を与え、カウンターバランス弁CBをアンロー
ド状態にし、かつ第3切換弁24を開くと、補助
シリンダ15内の圧油は、カウンターバランス弁
CB、第3切換弁24、第1流量調整弁28を通
つて、油タンクOT内に流入し、補助シリンダ1
5のピストンロツド16に連結されている可動盤
10は、その自重により高速下降を開始する。そ
して、上記第1流量調整弁28によつて決められ
た速度で下降している可動盤10が、所定の位置
まで来ると、上記位置検出装置35の出力が制御
装置Xに入力されているため、制御装置Xは指令
を与えて各プレフイル弁18,19と第3切換弁
24を閉じると共に、上記カウンターバランス弁
CBの電磁弁SVを閉じて、カウンターバランス弁
CBをオンロード状態にして、サーボポンプ17
により、各主シリンダ11,12の上端側に圧油
を供給する。主シリンダ11,12の上端側に圧
油を供給すると、各シリンダ11,12,15の
ピストンロツド13,14,16に連結されてい
る可動盤10は、自重落下することなく、制御装
置Xの指令により主シリンダ11,12の上端側
に供給された圧油量に応じて、カウンターバラン
ス弁CBにより背圧がかかりながら、各ピストン
ロツド13,14,16の下降動作に連動して低
速で下降する。この結果、可動盤10に取付けら
れた上型が固定側の下型に合わさり、両金型で形
成されるキヤビテイ内の成形材料が圧縮縮成形さ
れる。
このようにして、加圧工程が終了し、金型のキ
ヤビテイ内に成形品ができた後、制御装置Xは指
令を与えて、各プレフイル弁26,27を閉じ、
かつ第1切換弁23を開くと共に、サーボポンプ
17を加圧工程時と反対方向から吐出させて、各
主シリンダ11,12及び補助シリンダ15の下
端側に圧油を供給する。圧油を各シリンダ11,
12,15の下端側に供給すると、各シリンダ1
1,12,15のピストンロツド13,14,1
6に連結されている可動盤10は、上記制御装置
Xの指令により各シリンダ11,12,15の下
端側に供給された圧油量に応じて、各ピストンロ
ツド13,14,16の上昇動作に連動し低速で
上昇して(離型工程)、可動盤10に取付けられ
た上型は下型から離れる。このように、上型が下
型に対して低速で離間するようにしているので、
上型と下型との間で形成された成形品に剥離や曲
がりやまくれ等の欠陥が生ずることを防止するこ
とができる。
ヤビテイ内に成形品ができた後、制御装置Xは指
令を与えて、各プレフイル弁26,27を閉じ、
かつ第1切換弁23を開くと共に、サーボポンプ
17を加圧工程時と反対方向から吐出させて、各
主シリンダ11,12及び補助シリンダ15の下
端側に圧油を供給する。圧油を各シリンダ11,
12,15の下端側に供給すると、各シリンダ1
1,12,15のピストンロツド13,14,1
6に連結されている可動盤10は、上記制御装置
Xの指令により各シリンダ11,12,15の下
端側に供給された圧油量に応じて、各ピストンロ
ツド13,14,16の上昇動作に連動し低速で
上昇して(離型工程)、可動盤10に取付けられ
た上型は下型から離れる。このように、上型が下
型に対して低速で離間するようにしているので、
上型と下型との間で形成された成形品に剥離や曲
がりやまくれ等の欠陥が生ずることを防止するこ
とができる。
この離型工程が終了すると、上記位置検出装置
35の位置情報に基づいて、制御装置Xは指令を
出力し、プレフイル弁18,19,26,27を
開き、かつ第1切換弁23を閉じて、各主シリン
ダ11,12のピストンロツド13,14を自由
状態にすると共に、第2切換弁30を開く。この
時、アキユムレータ31には、小容量高圧ポンプ
ユニツト33からあらかじめ十分な量の圧油が貯
えられているから、このアキユムレータ31内の
圧油が第2流量調整弁29、逆止弁25、カウン
ターバランス弁CBを経て補助シリンダ15の下
端側に急激に供給される。従つて、補助シリンダ
15のピストンロツド16に連結されている可動
盤10は該ピストンロツド16の上昇動作に連動
して、所定の上限位置に到達するまで高速上昇す
る。そして、第2流量調整弁29によつて決めら
れた速度で上昇している可動盤10が上限位置ま
で到達すると、この到達したことを位置検出装置
35の出力により制御装置Xが検知し、これによ
つて、制御装置Xは指令を第2切換弁30に与え
て、第2切換弁30を閉じ、小容量高圧ポンプユ
ニツト33は、次の高速上昇工程に備えて、アキ
ユムレータ31内への圧油の貯蔵を開始する。こ
ようにして一つの成形サイクルが完了する。
35の位置情報に基づいて、制御装置Xは指令を
出力し、プレフイル弁18,19,26,27を
開き、かつ第1切換弁23を閉じて、各主シリン
ダ11,12のピストンロツド13,14を自由
状態にすると共に、第2切換弁30を開く。この
時、アキユムレータ31には、小容量高圧ポンプ
ユニツト33からあらかじめ十分な量の圧油が貯
えられているから、このアキユムレータ31内の
圧油が第2流量調整弁29、逆止弁25、カウン
ターバランス弁CBを経て補助シリンダ15の下
端側に急激に供給される。従つて、補助シリンダ
15のピストンロツド16に連結されている可動
盤10は該ピストンロツド16の上昇動作に連動
して、所定の上限位置に到達するまで高速上昇す
る。そして、第2流量調整弁29によつて決めら
れた速度で上昇している可動盤10が上限位置ま
で到達すると、この到達したことを位置検出装置
35の出力により制御装置Xが検知し、これによ
つて、制御装置Xは指令を第2切換弁30に与え
て、第2切換弁30を閉じ、小容量高圧ポンプユ
ニツト33は、次の高速上昇工程に備えて、アキ
ユムレータ31内への圧油の貯蔵を開始する。こ
ようにして一つの成形サイクルが完了する。
本実施例では、小容量高圧ポンプユニツト33
により、一つの高速上昇工程終了後次の高速上昇
工程開始までの間に圧油を貯えたアキユムレータ
31から高圧油を補助シリンダ15に供給して可
動盤10を高速上昇させるようにしたので、従来
のように数分間の成形サイクルのうち高速上昇工
程(数秒間)だけのために大容量のポンプ及びそ
の駆動装置を設けていたのに比べて、アキユムレ
ータ31と小容量高圧ポンプユニツト33を備え
るだけで、円滑な可動盤の高速上昇を行うことが
でき、極めて無駄のない効率的な運転、装置利用
ができるという効果を有する。
により、一つの高速上昇工程終了後次の高速上昇
工程開始までの間に圧油を貯えたアキユムレータ
31から高圧油を補助シリンダ15に供給して可
動盤10を高速上昇させるようにしたので、従来
のように数分間の成形サイクルのうち高速上昇工
程(数秒間)だけのために大容量のポンプ及びそ
の駆動装置を設けていたのに比べて、アキユムレ
ータ31と小容量高圧ポンプユニツト33を備え
るだけで、円滑な可動盤の高速上昇を行うことが
でき、極めて無駄のない効率的な運転、装置利用
ができるという効果を有する。
また、本実施例では、補助シリンダ15内の圧
油を、第3切換弁24と第1流量調整弁28を介
して油タンクOTにブリードオフするようにして
いるので、可動盤10の高速下降時に補助シリン
ダ15内の圧油を抜くことにより、急速に可動盤
10を降下させることができるという効果を有す
る。
油を、第3切換弁24と第1流量調整弁28を介
して油タンクOTにブリードオフするようにして
いるので、可動盤10の高速下降時に補助シリン
ダ15内の圧油を抜くことにより、急速に可動盤
10を降下させることができるという効果を有す
る。
以上のように、本実施例では、可動盤10の高
速昇降が可能となり、成形サイクルの短縮が図ら
れ、製品の生産効率を向上させることができると
いう優れた効果を有する。
速昇降が可能となり、成形サイクルの短縮が図ら
れ、製品の生産効率を向上させることができると
いう優れた効果を有する。
なお、本実施例において示された機器及び油圧
回路構成は基本的なもので、これに限定するもの
でないことは言うまでもない。
回路構成は基本的なもので、これに限定するもの
でないことは言うまでもない。
以上説明したように、主シリンダは第1切換弁
を介して第1ポンプに接続され、補助シリンダは
第2切換弁を介してアキユムレータに接続され、
該アキユムレータには圧油を貯える第2ポンプが
接続され、上記可動盤の上昇初期において上記第
1切換弁を開弁し、上記可動盤が所定量上昇した
ときに上記第1切換弁を閉弁するとともに第2切
換弁を開弁する制御装置が設けられているので、
可動盤上昇初期においては低速で上昇させて離型
工程を低速で行つて、成形品に剥離や曲がりやめ
くれ等の欠陥が生ずることを防止することができ
るとともに、可動盤が所定量上昇して離型工程が
終了した後には、アキユムレータからの圧油を補
助シリンダに供給して、可動盤を急速に上昇させ
ることができ、成形サイクルを短縮することがで
きるという効果を有する。
を介して第1ポンプに接続され、補助シリンダは
第2切換弁を介してアキユムレータに接続され、
該アキユムレータには圧油を貯える第2ポンプが
接続され、上記可動盤の上昇初期において上記第
1切換弁を開弁し、上記可動盤が所定量上昇した
ときに上記第1切換弁を閉弁するとともに第2切
換弁を開弁する制御装置が設けられているので、
可動盤上昇初期においては低速で上昇させて離型
工程を低速で行つて、成形品に剥離や曲がりやめ
くれ等の欠陥が生ずることを防止することができ
るとともに、可動盤が所定量上昇して離型工程が
終了した後には、アキユムレータからの圧油を補
助シリンダに供給して、可動盤を急速に上昇させ
ることができ、成形サイクルを短縮することがで
きるという効果を有する。
第1図は従来の成形プレスを示す概略正面図、
第2図は本考案の一実施例を示す油圧回路図であ
る。 10……可動盤、11,12……主シリンダ、
15……補助シリンダ、17……サーボポンプ
(第1ポンプ)、23……第1切換弁、30……第
2切換弁、31……アキユムレータ、33……小
容量高圧ポンプ(第2ポンプ)、X……制御装置。
第2図は本考案の一実施例を示す油圧回路図であ
る。 10……可動盤、11,12……主シリンダ、
15……補助シリンダ、17……サーボポンプ
(第1ポンプ)、23……第1切換弁、30……第
2切換弁、31……アキユムレータ、33……小
容量高圧ポンプ(第2ポンプ)、X……制御装置。
Claims (1)
- 加圧用の主シリンダと可動盤を高速移動させる
補助シリンダとを有する成形プレスにおける可動
盤の昇降装置において、上記主シリンダは第1切
換弁を介して第1ポンプに接続され、上記補助シ
リンダは第2切換弁を介してアキユムレータに接
続され、該アキユムレータには圧油を貯える第2
ポンプが接続され、上記可動盤の上昇初期におい
て上記第1切換弁を開弁し、上記可動盤が所定量
上昇したときに上記第1切換弁を閉弁するととも
に第2切換弁を開弁する制御装置が設けられたこ
とを特徴とする成形プレスにおける可動盤の昇降
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2814784U JPS60141210U (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | 成形プレスにおける可動盤の昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2814784U JPS60141210U (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | 成形プレスにおける可動盤の昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60141210U JPS60141210U (ja) | 1985-09-19 |
JPH0327760Y2 true JPH0327760Y2 (ja) | 1991-06-14 |
Family
ID=30525761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2814784U Granted JPS60141210U (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | 成形プレスにおける可動盤の昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60141210U (ja) |
-
1984
- 1984-02-28 JP JP2814784U patent/JPS60141210U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60141210U (ja) | 1985-09-19 |
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