JPH03276893A - 自転車の制動灯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は走行中の自転車が制動作用によって減速、停止
する際に後続車両の運転者に対して意思表示を行なうた
めの制動灯装置に関するものである。

［従来の技術］ 走行中の自転車を後方から確認するため後尾に反射板や
夜光塗料などを付設しているが、反射板は光線が直接当
らなければ確認させることができず、また夜光塗料など
は汚れが付着すると効果が低減する。

従って、このような自転車が夜間に走行しているとき、
後方から認識できない場合が多く、また認識できても距
離や速度を正しく知ることができない、このため制動力
を加えて減速したとき、後続車両の運転者はかなり接近
するまで状況を確認できず追突事故を起すことがある。

自動車は制動装置に連動して点灯する制動灯を具えてい
るため不注意でない限り追突を避けることができるが、
自転車は制動灯がないため追突の危険が太きい。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は自転車を制動して減速し更に停止するとき、後
続車両の運転者に対する意思表示手段がなく夜間の走行
にきわめて大きな危険を伴っている、という前記課題を
解決しようとするものであって、制動力を加えていると
きに点灯して意思表示を行なう簡便な制動灯装置を提供
することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は制動機構の車輪に接近離間する作動部に取付け
られた発電機と、前記発電機の回転子軸に設けられて制
動時に車輪に接し回転するローラと、前記発電機の起電
力により点灯する電灯とを具えたことをもって前記課題
を解決するための手段とした。

［作用］ 制動作用を行なわない走行時にローラは車輪から離れて
いて発電機は作動しない、制動力を加えて減速するとき
ローラは車輪に接して回転し発電機を作動してその起電
力により電灯が点灯する。従って、電灯を後方へ向けて
おくことにより減速していることを後続車両の運転者が
確認できる。

［実施例］ 本発明を車輪のリム周側面に圧接して減速、停止させる
ブロック式制動子を具えた制動機構に適用した一例を図
面に基いて説明する。

図示しない自転車のフレームに設けた支軸ｌに二本のブ
レーキレバー２．３が回転可能に支持され、この互いに
交叉して車輪１６の両側面へ向かってそれぞれ延びるブ
レーキレバー２．３の先端の取付孔４にブレーキシュウ
６に突設したねじ杆８が貫通してこれらにねじ込んだナ
ツト】０によりブレーキシュウ６がブレーキレバー２．
３に固定されている。ブレーキレバー２．３の基端には
ブレーキワイヤ１５が結合されていて、これを引張る二
とによりブレーキレバー２．３が回動し、ブレーキライ
ニング１２が車輪１６のリムＩ７の周側面に圧接して制
動作用を行ない。

ブレーキワイヤ１４を緩めるとブレーキレバー２．３に
係合した図示しない戻しばねのばね力で反対方向へ回動
してブレーキライニング１２がリム１７から離れる６ 前記は自転車に一般に用いられている制動機構であって
、ブレーキレバー２．３およびブレーキシュウ６は本発
明で定義した車輪１６に接近離間する作動部１４を構成
している。

一方のブレーキシュウ２には取付腕１９を介して発電機
２０が取付けられており、そのハウジング２１の一端面
から突出した回転子軸２２にローラ２３が固着されてい
るとともに、ハウジング２１の反対端面から突出した導
管２４の先端に電灯２５が設けられている。発電機２０
は自転車の前照灯を点灯するため前車輪の側方に設置さ
れている発電機と同様の構成であり、ローラ２３は制動
作用を行なわないときタイヤ１８の側面から離れていて
発電を行なわせないが、ブレーキライニング１２をリム
１７に圧接させるときのブレーキシュウ２．３の動きと
一体にローラ２３が移動しタイヤ１８の側面に接して回
転させられるようになっている。

即ち、車輪１６に制動力を加えたときローラ２３が車輪
１６により回転して発電機２０に発電作用を行なわせ起
電力を発生するものであって、電流は導管２４の内部の
導電線を流れて電灯２５を点灯するのである。

従って、後車輪の制動機構に発電機２０を取付けたとき
は図示実施例の構成のものを電灯２５を後方へ向けて配
置すれば後続車両の運転者に対して意思表示を行なうこ
とができる。また、前車輪の制動機構に発電機２０を取
付けたときは電灯２５を別体として自転車の後尾に後方
へ向けて設置し、フレームに沿わせた導電線によって点
灯させるようにすればよい、更に、ブレーキライニング
１２をリム１７の内周面に圧接させる構成のときはロー
ラ２３もリム１７の内周面に接するように配置されるが
、この場合は摩擦力を増大してすべらないようにするた
めローラ２３をゴム製とするのがよい。

更にまた、発電機２０をブレーキレバー２．３の一方に
取付け、或いは発電機２０のハウジング２１に取付座を
設けてブレーキシュウ６と重ねてねじ杆８、ナツト１０
によりブレーキレバー２に固定することもある。

尚、ローラ２３は車輪１６に接したとき抵抗となって働
くので、制動機構そのものの制動力によるよりも大きな
減速が得られ、従って通常よりも小さい制動力を加える
だけで充分に減速できブレーキライニング１２の摩耗を
低減することができるという利点がある。

［発明の効果］ 本発明によると、制動作用に連動して発電機が作動し電
灯を点灯するので充分な光量で意思表示をすることがで
き、夜間の走行時に後続車両の運転者に対して減速更に
停止することを遠方からも明確に確認させて追突事故を
防止できるものである。

４、

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示す斜視図である。 ２． ３・・・ブレーキレバー ６・・・ブレーキシュ ウ、 １４・・・作動部、 １６・・・車輪、 ２０・・・発電機、 ２２・・・ 回転子軸、 ２３・・・ローラ、 ２５・・・電灯、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 制動機構の車輪に接近離間する作動部に取付けられた発
   電機と、前記発電機の回転子軸に設けられて制動時に車
   輪に接し回転するローラと、前記発電機の起電力により
   点灯する電灯とを具えたことを特徴とする自転車の制動
   灯装置。