JP3069419U - 自転車ブレ―キ表示システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転車のブレーキ作動時にバッテリー（畜電
池）を使用することなく後方のストップランプを点灯さ
せ交通事故を防止する。 【構成】 自転車のブレーキ装置にある５のアームに６
のブレーキパットと連動する１の発電機を取り付け、走
行中回転している７の車輪にブレーキを作動させた時の
み当たるようにして発生した電気で２のブレーキランプ
を点灯させるものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自転車のブレーキ構造に発電装置を設けたブレーキランプの自動点 灯に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

夜間走行において、自転車を後方から確認する方法は、反射器具かあるいは、 乗っている人の服装状態である為、光源が少なく反射現象が小さい時などは、見 えにくくなり道路の交差点付近は危険である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

バッテリー（蓄電池）機構を有しない自転車は走行中マグネット方式による前 照灯しか光源がない為、後方からの確認が困難である。接近してくる車両等え向 けランプの点灯により止まる合図と、身の存在のアピール性の向上を目的とする ものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

発電機本体をブレーキパットと同一方に動くように取付け運転者のブレーキ操 作によって、ブレーキパットは、車輪のフレーム部分へ発電機の回転部分は車輪 のタイヤ部分へそれぞれ当たり、ブレーキングと発電が同時に行われる。後方灯 と発電機を配線により直結することで瞬時にブレーキ表示をする事により問題点 を解決する。

【０００５】

【作用】

アームに取り付けられたパットと発電機本体は、ブレーキ操作によって車輪へ 押し当てられ、ブレーキを作動している間、パットはフレームと、発電機はタイ ヤ部分と接触し「止める事と、発電する事」を、同時に行う。ブレーキを開放し た時、発電機の接触部分もタイヤから離脱する為、走行する自転車への負担もな くなる。又、ブレーキ作動時パットの摩擦だけで車輪を止めていた従来に対し、 発電機の回転部分がタイヤとの接触時における負担も抵抗となってブレーキ効果 を増大させる。 尚、ブレーキランプの明るさは、車輪の回転する速度に関係するので、自転車の スピードが速い場合にブレーキを作動させるとより明るい光が発せられ遠くの方 から接近してきた車両に確認がしやすくなる。

【０００６】

【実施例】

以下添付図面に従って、実施例を説明する。１は、ランプ点灯用発電機で６の ブレーキパットと連動するように５のアームに取り付けられ、３のブレーキを操 作する事で７の車輪へ押し当てられる。１ａの電機の回転部分がタイヤと接触し 、回り始めると電気が発生し、２の後方ブレーキランプを点灯させる。

【０００７】 １の発電用素子の形状は任意に決めたものであるから、大きさ及び形等はさま ざまなものを利用する事ができ固定する方法も、スプリングを用いることで、タ イヤへの密着を高められる。

【０００８】 ２のストップランプの点灯状態は暗くなったり、明るくなったりを繰り返すこ とになるが、自転車のスピードによって止む得ないことであり、かえってこの現 象が点滅と同じ効果を伴い、自転車の存在を向上させる。

【０００９】

【考案の効果】

上記の様に、本考案の自転車ブレーキシステムは、バッテリーを使用すること なくブレーキランプを点灯することができ、しかもブレーキ作動時における発電 機抵抗によってブレーキ効果を増大させることで自転車の安全走行に役立つ。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の自転車ブレーキ表示システムの発電装
置と後方灯の位置関係を示した側面図である。

【図２】自転車後方から見た発電機とタイヤの当たり具
合を示した背面図である。

【図３】ブレーキパットと発電機が連動するようにアー
ムに取り付けた部分図である。

【符号の説明】

１． 発電機 ２． ブレーキランプ ３． ブレーキレバー ４． ハンドル ５． アーム ６． ブレーキパット ７． 車輪 １ａ．発電機回転部分

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】自転車の車輪の回転力を利用したブレーキ
   パットと発電機の連動する構造により、ブレーキを作動
   させた時のみ発生した電気で、後方灯を点灯させること
   を特徴としたシステム。