JPH03275735A - シリコーンゴム製プラグブーツ及びその製造方法 - Google Patents

シリコーンゴム製プラグブーツ及びその製造方法

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JPH03275735A
JPH03275735A JP7774890A JP7774890A JPH03275735A JP H03275735 A JPH03275735 A JP H03275735A JP 7774890 A JP7774890 A JP 7774890A JP 7774890 A JP7774890 A JP 7774890A JP H03275735 A JPH03275735 A JP H03275735A
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JP
Japan
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silicone rubber
plug
silazane compound
liquid
molded article
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JP7774890A
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Akitsugu Fujimoto
藤本 晃嗣
Makoto Sawada
誠 澤田
Junichiro Watanabe
純一郎 渡辺
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Toshiba Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、スパークプラグ碍子に対し難接着性であるシ
リコーンゴム製プラグブーツ及びその製造方法に関する
〔発明の技術的背景とその問題点] シリコーンゴムは耐熱性、耐油性、耐寒性、耐薬品性に
おいて優れており、自動車のエンジンまわりのゴム材パ
ツキン、ガスケット、防振ゴム等に用いられている。特
にスパークプラグとイグニッションケーブルを固定する
プラグブーツ材としては耐熱性、耐圧縮永久ひずみ性等
が要求されるため、従来よりシリコーンゴムが重用され
ている。
しかしながらスパークプラグとプラグブーツはその用途
から、高温下で長時間密着状態にあるため、スパークプ
ラグ碍子部分にシリコーンゴムが強固に接着してしまい
、保守・点検の必要時に取りはずしか困難となったり、
あるいは破壊を生ずるという問題があり、従来からその
解決が強く望まれていた。
この問題の対策として、スパークプラグとプラグブーツ
との間にタルクなどの粉体を離型剤として使用するとい
う方法があるが、工程が繁雑であるという問題、並びに
粉体を扱うため作業環境面の問題があった。
〔発明の目的〕
本発明は離型剤を使用するような繁雑な工程を必要とし
ないでスパークプラグに対し難接着性であるシリコーン
ゴム製プラグブーツを提供しようどするものである。
〔発明の構成〕
本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結
果、シリコーンゴムを液状シラザン化合物で処理するこ
とによって前記問題点の解決されたプラグブーツが得ら
れることを見出し、本発明を完成するに到ったものであ
る。
以下本発明をさらに詳細に説明する。
本発明に用いられる液状シラザン化合物とは下記の一般
式(]、)又は(2)で示される液状物質であり、従来
よりシリル化剤等として使用されていたものである。
RzSiNHSiR3(1) (式中、Rは水素原子又は互いに同−又は相異なる置換
又は非置換の1価の炭化水素基、nは3〜5の整数) ここでRとしては、メチル基、エチル基などのアルキル
基;フェニル基などのアリール基;ビニル基、アリル基
などのアルケニル基;更にクロロメチル基、3,3.3
− )リフルオロプロピル基などのハロゲン化アルキル
基等が例示される。反応性などから好ましい液状シラザ
ン化合物としては、ヘキサメチルジシラザン、テトラメ
チルジシラザン、1.3−ジビニルテトラメチルジシラ
ザンが挙げられ、特にヘキサメチルジシラザンが好まし
く使用される。
本発明において、シリコーンゴムとは硬化してゴム状と
なるシリコーンゴム組成物あるいは硬化したシリコーン
ゴム成形物をいう。
硬化してゴム状となるシリコーンゴム組成物としてはミ
ラブル型シリコーンゴム組放物または液状成形用シリコ
ーンゴム組成物のいずれでも良い。
ミラブル型シリコーンゴムとは、直鎖状で高重合FIの
ポリオルガノシロキサンを主原料とし、それにシリカ系
補強性充填剤、種々の特性を付与するための各種添加剤
を配合してベースコンパウンドを調製し次いで加硫剤を
添加して加熱硬化するタイプのゴムであり、加硫剤とし
ては有機過酸化物またはオルガノハイドロポリシロキサ
ンと白金系触媒とからなる付加反応用硬化剤などが用い
られるのは周知である。液状シリコーンゴム組成物とは
ミラブル型より低粘度のシロキサンベースポリマーを用
いた液状の組成物で硬化機構により付加型、縮合型、紫
外線硬化型などがあり射出成形用に用いられるものがい
わゆるLIM用液状シリコーンゴムといわれることなど
は周知である。
液状シラザン化合物で処理する方法のうち、硬化してゴ
ム状となるシリコーンゴム組成物、すなわち未硬化シリ
コーンゴムの段階で処理する方法としては、たとえばミ
ラブル型シリコーンゴムMi底物の場合、ニーグーのよ
うな混練装置を用い未硬化シリコーンゴム100重量部
に対し液状シラザン化合物0.5〜20重量部を配合し
、100 ’C以下の温度で分散及び反応を行う。10
0℃を越える温度では液状シラザン化合物が揮発するた
め分散が十分に行えない。次に常圧または加圧下、50
〜200°Cの温度で反応を充分に進めた後、常圧また
は減圧下50〜250°Cの温度で未反応物及び反応分
解物の除去を行う。反応時間は特に限定されないが反応
を十分に進めるために30分以上であることが望ましい
。また−船釣にシリコーンゴムに用いられる非補強性充
填剤、耐熱添加剤、内部離型剤などは適宜含有させるこ
とができる。この液状シラザン化合物で処理された未硬
化シリコーンゴムを有機過酸化物や付加反応用硬化剤な
どの硬化触媒により加熱硬化させプラグブーツを成形す
ることにより目的のシリコーンゴム製プラグブーツが得
られる。
次に、液状シラザン化合物で処理する硬化シリコーンゴ
ムとしては有機過酸化物硬化型シリコーンゴム、付加反
応型シリコーンゴム、射出成形用液状シリコーンゴム、
縮合型室温硬化シリコーンゴムなどのいずれでもよい。
硬化シリコーンゴムの液状シラザン化合物での処理方法
としては、密閉下の空気中あるいは不活性気体の雰囲気
でシリコーンゴム成形物表面積100dあたり液状シラ
ザン化合物を0.1〜10グラム付着あるいは吸着させ
、その後常圧または加圧下、室温〜200 ’Cの温度
で処理を行う。処理時間は特に限定されないが処理を充
分に行うために30分以上が好ましい。処理した後、常
圧または減圧下で、室温〜250°Cの温度で未反応物
及び反応分解物を除去することで目的のシリコーンゴム
製プラグブーツが得られる。
尚、前述の如く、未硬化のシリコーンゴムに液状シラザ
ン化合物を配合して分散、反応させた後、硬化させて得
た液状シラザン化合物による処理済のプラグブーツにつ
いて、更に上記液状シラザン化合物の付着処理を施すこ
とも勿論可能であり、その効果は大きくなる。
〔発明の効果] 本発明により得られたシリコーンゴム製プラグブーツは
、スパークプラグ碍子と高温下で長時間接触しても難接
着性を維持し、また、粉体離型剤を使用するような繁雑
な工程も必要ない。
〔実施例〕
次に本発明を実施例により説明するが、本発明はこれに
限定されるものではない。
実施例1 未硬化シリコーンゴム(東芝シリコーン■製TSE22
1−7U) 100重量部にヘキサメチルジシラザン5
重量部をニーダ−にて配合して温度50°Cで2時間混
練した。さらに温度を150°Cに上げ2時間混線を続
けた後、室温まで冷却しコンパウンドを作成した。この
シリコーンゴムコンパウンド100重量部に対し2,5
−ジメチル−2,5−ビス(ムーブチルパーオキシ)−
ヘキサン0.5重量部を添加して170°Cにて10分
プレス加硫、200°Cにて4時間あと加硫を行いプラ
グブーツを成形した。このプラグブーツにスパークプラ
グ(日本電装■製h−20−ET−S)を装着して18
0°C2200’C1250°Cでそれぞれ72時間の
加熱エージングを行った。次にプラグを引き抜いた後ス
パークプラグ碍子を観察しプラグブーツと接触していた
表面へのシリコーンゴムの接着状態を評価した。この結
果を第1表に記す。なお表中の接着の割合とは以下によ
る。
接着の割合(%)=    X100 A:シリコーンと接触したプラグ碍子の全表面積 B:引抜試験後にプラグ碍子表面にシリコーンゴムが凝
集破壊の状態で接着している表面積 実施例2 ヘキサメチルジシラザンの配合量を10重量部をとした
以外は実施例1と全く同様にプラグブーツを成形した。
この成形品について、実施例1と同様の方法で装着試験
を行った。この結果を第1表に記す。
実施例3 未硬化シリコーンゴム(東芝シリコーン■製TSE22
1−711) 100重量部にジクミルパーオキサイド
0.5重量部を添加して170°Cにて10分プレス加
硫を行いプラグブーツ成形品を得た。この成形品を密閉
容器に入れ成形品表面積100C[Ilあたりへキサメ
チルジシラザンを3グラム分散させた。この容器を密閉
下100°Cの温度で24時間保持した後、開放下20
0°Cの温度で4時間揮発分の除去を行った。この成形
品について、実施例1と同様の方法で装着試験を行った
。この結果を第1表に記す。
実施例4 実施例1で得たヘキサメチルジシラザン処理の施された
プラグブーツ成形品を密閉容器に入れ、成形品表面積1
00C111当たりヘキサメチルジシラザンを3グラム
分散させた。この容器を密閉下100″Cの温度で24
時間保持した後、開放下200″Cの温度で4時間揮発
分の除去を行った。
この成形品について、実施例1と同様の方法で装着試験
を行った。この結果を第1表に記す。
比較例1 実施例1においてへキサメチルジシラザンを用いなかっ
た以外は同様な方法でコンパウンドを作威し、プラグブ
ーツを成形後、装着試験を行った。この結果を第1表に
記す。
第  l  表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 液状シラザン化合物で処理されたシリコーンゴム製
    プラグブーツ。 2 未硬化のシリコーンゴムに液状シラザン化合物を配
    合して分散、反応させた後、硬化させることを特徴とす
    るシリコーンゴム製プラグブーツの製造方法。 3 硬化したシリコーンゴム成形物の表面に液状シラザ
    ン化合物を付着させ、表面処理後、反応分解物及び未反
    応物を除去することを特徴とするシリコーンゴム製プラ
    グブーツの製造方法。
JP7774890A 1990-03-26 1990-03-26 シリコーンゴム製プラグブーツ及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0615633B2 (ja)

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JP7774890A JPH0615633B2 (ja) 1990-03-26 1990-03-26 シリコーンゴム製プラグブーツ及びその製造方法

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JPH03275735A true JPH03275735A (ja) 1991-12-06
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013116989A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Shin-Etsu Chemical Co Ltd シリコーンゴム成形品の再密着防止方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013116989A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Shin-Etsu Chemical Co Ltd シリコーンゴム成形品の再密着防止方法

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