JPH03275073A - L型針 - Google Patents
L型針Info
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- JPH03275073A JPH03275073A JP2076346A JP7634690A JPH03275073A JP H03275073 A JPH03275073 A JP H03275073A JP 2076346 A JP2076346 A JP 2076346A JP 7634690 A JP7634690 A JP 7634690A JP H03275073 A JPH03275073 A JP H03275073A
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Landscapes
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、薬液注入用のL型針、特に皮下埋込型カテー
テル組立体に薬液を注入するためのL型針に関する。
テル組立体に薬液を注入するためのL型針に関する。
〈従来の技術〉
切除不能な悪性腫瘍に対しては、抗癌剤の投与による化
学療法が行われているが、全身投与法では副作用を生じ
るため、その投与量、投与期間等に著しい制約を受け、
よって、有効な薬剤の腫瘍組織内濃度を得ることは困難
である。
学療法が行われているが、全身投与法では副作用を生じ
るため、その投与量、投与期間等に著しい制約を受け、
よって、有効な薬剤の腫瘍組織内濃度を得ることは困難
である。
そこで、このような抗癌剤化学療法の欠点を補い、可能
な限り腫瘍局所に高濃度の薬剤を作用させる方法として
、抗癌剤の動脈内注入療法(動性療法)が行われている
。
な限り腫瘍局所に高濃度の薬剤を作用させる方法として
、抗癌剤の動脈内注入療法(動性療法)が行われている
。
このような動性療法としては、例えば、大腿動脈よりイ
ントロデューサーを用いて薬液注入用のカテーテルを挿
管し、X線透視下でカテーテルの位置を確認しながらカ
テーテルの先端を目的部位(腫瘍局所へ通じる動脈上流
)まで挿入し、次いで、カテーテル内のルーメンを通じ
て抗癌剤を目的部位へ注入するものである。
ントロデューサーを用いて薬液注入用のカテーテルを挿
管し、X線透視下でカテーテルの位置を確認しながらカ
テーテルの先端を目的部位(腫瘍局所へ通じる動脈上流
)まで挿入し、次いで、カテーテル内のルーメンを通じ
て抗癌剤を目的部位へ注入するものである。
この方法によれば、担癌臓器の腫瘍局所へ通じる動脈の
末梢に薬液を直接投与するので、治療効果が大き−いと
いう利点がある。
末梢に薬液を直接投与するので、治療効果が大き−いと
いう利点がある。
しかるに、この方法には、第1に、カテーテルな経皮的
に挿入しているため、長く留置していると感染の危険が
高くなること、第2に、腫瘍への薬液の投与は、長期間
に渡り繰り返し行なう必要があるが、上記感染を防ぐた
めに、治療を行なう度にカテーテルを挿入、抜去しなけ
ればならず、患者の負担が大きいという欠点がある。
に挿入しているため、長く留置していると感染の危険が
高くなること、第2に、腫瘍への薬液の投与は、長期間
に渡り繰り返し行なう必要があるが、上記感染を防ぐた
めに、治療を行なう度にカテーテルを挿入、抜去しなけ
ればならず、患者の負担が大きいという欠点がある。
そこで、体内に長期間留置した状態で使用可能な皮下埋
込型のカテーテル組立体が開発されている。 このカテ
ーテル組立体は、薬液注入用の入口および出口ボートと
、この入口ボートに装着されたゴム製の栓体(セプタム
)とを有する薬液注入ボートと、薬液注入用のルーメン
が形成されたカテーテルとを有し、前記薬液注入ボート
の出口ボートにルーメンが連通するように前記カテーテ
ルを接続したものである。
込型のカテーテル組立体が開発されている。 このカテ
ーテル組立体は、薬液注入用の入口および出口ボートと
、この入口ボートに装着されたゴム製の栓体(セプタム
)とを有する薬液注入ボートと、薬液注入用のルーメン
が形成されたカテーテルとを有し、前記薬液注入ボート
の出口ボートにルーメンが連通するように前記カテーテ
ルを接続したものである。
この皮下埋込型カテーテル組立体は、カテーテルを担癌
臓器の栄養動脈血管内に目的部位まで挿入し、薬液注入
ボートを皮下組織に固定した状態で留置される。 そし
て、薬液を注入する際には、皮膚の上から触診により薬
液注入ボートの入口ボートを認識し、次いで、基端側に
薬液の入ったシリンジがチューブを介してその基端に接
続されたL型針の先端を入口ボートのセプタムに穿刺、
貫通し、その後、シリンジを操作して、L型針、薬液注
入ボートおよびこれに連通ずるカーテルのルーメンを通
じて目的部位へ薬液を注入する。
臓器の栄養動脈血管内に目的部位まで挿入し、薬液注入
ボートを皮下組織に固定した状態で留置される。 そし
て、薬液を注入する際には、皮膚の上から触診により薬
液注入ボートの入口ボートを認識し、次いで、基端側に
薬液の入ったシリンジがチューブを介してその基端に接
続されたL型針の先端を入口ボートのセプタムに穿刺、
貫通し、その後、シリンジを操作して、L型針、薬液注
入ボートおよびこれに連通ずるカーテルのルーメンを通
じて目的部位へ薬液を注入する。
この薬液注入に用いられるL型針15は、第4図および
第5図に示すように、L字状に屈曲した針管2より構成
されるもので、屈曲していない直線状の針管に比べ針管
基部3が体表と平行に位置するため、固定が容易かつ確
実になるという利点があり、また近年では、人体への安
全性等を考慮して、種々の工夫がなされている。
第5図に示すように、L字状に屈曲した針管2より構成
されるもので、屈曲していない直線状の針管に比べ針管
基部3が体表と平行に位置するため、固定が容易かつ確
実になるという利点があり、また近年では、人体への安
全性等を考慮して、種々の工夫がなされている。
すなわち、L型針15の針管穿刺部5(直角の屈曲部4
より針管先端側の部分)先端の刃面6は、針管穿刺部5
の軸心線とほぼ平行となるように設定され、これにより
、L型針15をセプタムに穿刺した際のコアリング(セ
プタムの孔あきやケズリカスの発生)を防止している。
より針管先端側の部分)先端の刃面6は、針管穿刺部5
の軸心線とほぼ平行となるように設定され、これにより
、L型針15をセプタムに穿刺した際のコアリング(セ
プタムの孔あきやケズリカスの発生)を防止している。
また、L型針15を穿刺した後、これを皮膚に固定する
ために、L型針15の針管基部3(前記屈曲部より基端
側の部分)に一対の翼8を固着し、この翼8をテープ等
で皮膚に固定するようにしたものがある。
ために、L型針15の針管基部3(前記屈曲部より基端
側の部分)に一対の翼8を固着し、この翼8をテープ等
で皮膚に固定するようにしたものがある。
この翼付し型針15を薬液注入ボートのセプタムに穿刺
する操作は、翼8を把持部として用いること、すなわち
、翼8を閉じた状態で両翼を指でつまみ、針の先端方向
へ押圧することが好ましいが、従来の翼付し型針15は
、その力点がL型針の屈曲部4からL型針の基端側へか
なりの距離離間した位置に設置されていたため、前記操
作を行なうとぐらつきを生じ、針管穿刺部5がセプタム
に対し垂直に穿刺されな(なり、前記コアリングを生じ
たり、セプタム部内で刃先が外方にずれて適正な位置に
置かれないことがある。
する操作は、翼8を把持部として用いること、すなわち
、翼8を閉じた状態で両翼を指でつまみ、針の先端方向
へ押圧することが好ましいが、従来の翼付し型針15は
、その力点がL型針の屈曲部4からL型針の基端側へか
なりの距離離間した位置に設置されていたため、前記操
作を行なうとぐらつきを生じ、針管穿刺部5がセプタム
に対し垂直に穿刺されな(なり、前記コアリングを生じ
たり、セプタム部内で刃先が外方にずれて適正な位置に
置かれないことがある。
また、L型針を使用していないときには、針先の保護や
危険防止のために、針管穿刺部を被包するプロテクタを
装着することが望まれているが、針管がL型であるため
、構造上プロテクタを装着し難い。
危険防止のために、針管穿刺部を被包するプロテクタを
装着することが望まれているが、針管がL型であるため
、構造上プロテクタを装着し難い。
これに関し、針管穿刺部の径方向(針管基部の軸方向)
に移動して装着するプロテクタが開示されているが(米
国特許第4627843号、同4631058号)、こ
のプロテクタは、構造が複雑でかつ大型であり、しかも
前記装着方向による制約から、プロテクタの一側面、特
に針管先端の刃面に対面する側面が開放しているため、
針管先端部が汚染され易いという欠点がある。
に移動して装着するプロテクタが開示されているが(米
国特許第4627843号、同4631058号)、こ
のプロテクタは、構造が複雑でかつ大型であり、しかも
前記装着方向による制約から、プロテクタの一側面、特
に針管先端の刃面に対面する側面が開放しているため、
針管先端部が汚染され易いという欠点がある。
く発明が解決しようとする課題〉
本発明の目的は、針管な穿刺する際の操作性が良く、ま
た、小型で簡易な構造のプロテクタを容易に装着しうる
し型針を提供することにある。
た、小型で簡易な構造のプロテクタを容易に装着しうる
し型針を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉
このような目的は、下記(1)〜(9)の本発明により
達成される。
達成される。
(1)L字状に屈曲した針管と、前記針管の屈曲部を境
とする針管基端側の針管基部に設置され、該針管基部の
径方向に延在する開閉自在な一対の翼とを有するL型針
であって、 前記翼は、翼を閉じた状態において、翼の一端面が前記
屈曲部を境とする針管先端側の針管穿刺部の軸心延長線
と実質的に一致またけ交差するよう設置されていること
を特徴とするL型針。
とする針管基端側の針管基部に設置され、該針管基部の
径方向に延在する開閉自在な一対の翼とを有するL型針
であって、 前記翼は、翼を閉じた状態において、翼の一端面が前記
屈曲部を境とする針管先端側の針管穿刺部の軸心延長線
と実質的に一致またけ交差するよう設置されていること
を特徴とするL型針。
(2)前記針管基部と前記針管穿刺部先端の刃面とのな
す角が90°以下である上記(1)に記載のL型針。
す角が90°以下である上記(1)に記載のL型針。
(3)前記針管基部と前記針管穿刺部とのなす角が鋭角
である上記(1)または(2)に記載のL型針。
である上記(1)または(2)に記載のL型針。
(4)前記翼の一端面は、翼を閉じた状態において、前
記針管穿刺部先端の刃面の延長線と実質的に一致または
交差するように設置されている上記(1)〜(3)のい
ずれかに記載のL型針。
記針管穿刺部先端の刃面の延長線と実質的に一致または
交差するように設置されている上記(1)〜(3)のい
ずれかに記載のL型針。
(5)前記針管基部に針管を被覆する被覆部を有し、こ
の被覆部と前記翼とが一体的に形成されている上記(1
)〜(4)のいずれかに記載のL型針。
の被覆部と前記翼とが一体的に形成されている上記(1
)〜(4)のいずれかに記載のL型針。
(6)前記被覆部は、前記針管穿刺部の途中まで延長さ
れている上記(5)に記載のL型針。
れている上記(5)に記載のL型針。
(7)前記針管穿刺部を被包するプロテクタを有する上
記(1)〜(6)のいずれかに記載のL型針。
記(1)〜(6)のいずれかに記載のL型針。
(8)前記針管穿刺部を被包し、その一端が前記針管穿
刺部にある被覆部に嵌入することにより装着されるプロ
テクタを有する上記(6)に記載のL型針。
刺部にある被覆部に嵌入することにより装着されるプロ
テクタを有する上記(6)に記載のL型針。
(9)前記プロテクタは千五−ブ状をなしている上記(
7)または(8)に記載のL型針。
7)または(8)に記載のL型針。
く作用〉
このような本発明によれば、翼を閉じた状態において、
翼の一端面が前記屈曲部を境とする針管先端側の針管穿
刺部の軸心延長線と実質的に一致または交差するよう構
成されているため、翼の力の作用線と針管穿刺部の軸心
線との距離が小さくなり、翼を把持、押圧して針管を穿
刺する際のぐらつき等が抑制され、よって、−これによ
るコアリングおよび刃先のずれの発生が防止される。
翼の一端面が前記屈曲部を境とする針管先端側の針管穿
刺部の軸心延長線と実質的に一致または交差するよう構
成されているため、翼の力の作用線と針管穿刺部の軸心
線との距離が小さくなり、翼を把持、押圧して針管を穿
刺する際のぐらつき等が抑制され、よって、−これによ
るコアリングおよび刃先のずれの発生が防止される。
また、被覆部、特に屈曲部を越えて針管穿刺部の途中ま
で延長する被覆部を有する場合には、例えばチューブ状
のプロテクタのような小型かつ簡易な構造で、しかも針
先端部の汚染防止に有利なプロテクタを容易かつ確実に
装着することができる。
で延長する被覆部を有する場合には、例えばチューブ状
のプロテクタのような小型かつ簡易な構造で、しかも針
先端部の汚染防止に有利なプロテクタを容易かつ確実に
装着することができる。
〈実施例〉
以下、本発明のL型針を添付図面に示す好適実施例に基
づいて詳細に説明する。
づいて詳細に説明する。
第1図および第2図は、それぞれ本発明のL型針の構成
例を示す斜視図および断面側面図である。 これらの図
に示すように、L型針lは、L字状に屈曲した針管2を
有する。
例を示す斜視図および断面側面図である。 これらの図
に示すように、L型針lは、L字状に屈曲した針管2を
有する。
この針管2は、屈曲部4と、これを境とする針管基端側
の針管基部3と、屈曲部4を境とする針管先端側の針管
穿刺部5とで構成されている。
の針管基部3と、屈曲部4を境とする針管先端側の針管
穿刺部5とで構成されている。
第1図および第2図に示す構成例では、針管基部3と針
管穿刺部5とのなす角は、はぼ90°となっている。
管穿刺部5とのなす角は、はぼ90°となっている。
また、針管穿刺部5の先端部分51は針管基端側(第1
図中右側)へ若干屈曲して尤り、これにより、針管穿刺
部先端の刃面6と針管基部3とのなす角が90°以下、
特に、80〜90°程度に設定される。
図中右側)へ若干屈曲して尤り、これにより、針管穿刺
部先端の刃面6と針管基部3とのなす角が90°以下、
特に、80〜90°程度に設定される。
このような構成とすることにより、前述したコアリング
が防止される。
が防止される。
針管基部3には、針管基部3の全部または一部を被覆す
る被覆部7が形成されている。
る被覆部7が形成されている。
また、この被覆部7には、針管基部3の径方向に延在す
る一対の翼8が好ましくは一体成形により一体的に形成
されている。
る一対の翼8が好ましくは一体成形により一体的に形成
されている。
この翼8および被覆部7は、例えば、ポリ塩化ビニル、
ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレンのような
可撓性を有する材料で構成され、両翼8が回動して開閉
するようになっている。 第1図では翼8が開いた状態
を示し、第2図では翼8が閉じた状態を示している。
ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレンのような
可撓性を有する材料で構成され、両翼8が回動して開閉
するようになっている。 第1図では翼8が開いた状態
を示し、第2図では翼8が閉じた状態を示している。
この翼8は、閉じた状態で翼8を指でつまみ、第2図中
下方へ押圧して、針管穿刺部5を皮膚および皮下の薬液
注入ボートのセプタムに穿刺するように使用される。
また、穿刺後、翼8を開いた状態とし、その翼8をテー
プ等で皮膚に止め、L型針1を固定するようにも使用さ
れる。
下方へ押圧して、針管穿刺部5を皮膚および皮下の薬液
注入ボートのセプタムに穿刺するように使用される。
また、穿刺後、翼8を開いた状態とし、その翼8をテー
プ等で皮膚に止め、L型針1を固定するようにも使用さ
れる。
第2図に示すように、この翼8は、閉じた状態において
、その図中左側の側端面9が針管穿刺部5の軸心延長線
10と実質的に一致または交差するような位置に設置さ
れている。
、その図中左側の側端面9が針管穿刺部5の軸心延長線
10と実質的に一致または交差するような位置に設置さ
れている。
ここで、「実質的に一致する」とは、側端面9と軸心延
長線10とが完全に一致する場合の他、両者の平均離間
距離が針管2の外径の3倍以内程度、具体的には3mm
以内程度のものも含まれる。
長線10とが完全に一致する場合の他、両者の平均離間
距離が針管2の外径の3倍以内程度、具体的には3mm
以内程度のものも含まれる。
このような構成とすることにより、翼8を指でつまんで
押圧し、針管2を穿刺する際の力の作用線である翼8の
力作用線11と、針管穿刺部5の軸心線(=軸心延長線
10)とが近接し、針管穿刺の際のぐらつきや針管穿刺
部5の傾斜(針管2が第2図中時計回りに回転すること
)が制御され、コアリング右よび刃先のずれの発生を防
止することができる。
押圧し、針管2を穿刺する際の力の作用線である翼8の
力作用線11と、針管穿刺部5の軸心線(=軸心延長線
10)とが近接し、針管穿刺の際のぐらつきや針管穿刺
部5の傾斜(針管2が第2図中時計回りに回転すること
)が制御され、コアリング右よび刃先のずれの発生を防
止することができる。
さらに、針管穿刺部5の刃面6の延長線61が翼8の側
端面9と実質的に一致または交差するような位置に設置
されている。 このように配置することにより針管穿刺
の際のぐらつきや針管穿刺部5の傾斜が抑制され、コア
リングおよび刃先のずれの発生防止効果がより高まる。
端面9と実質的に一致または交差するような位置に設置
されている。 このように配置することにより針管穿刺
の際のぐらつきや針管穿刺部5の傾斜が抑制され、コア
リングおよび刃先のずれの発生防止効果がより高まる。
また、針管穿刺の際、翼8の側端面9を目印として針管
穿刺部5の位置を認識することができ、穿刺位置の位置
ずれを防止できるという効果もある。
穿刺部5の位置を認識することができ、穿刺位置の位置
ずれを防止できるという効果もある。
なお、前記翼8の力作用線11と軸心延長線10との離
間距離は、10mm以内、特に7+++m以内程度とす
るのが好ましい。
間距離は、10mm以内、特に7+++m以内程度とす
るのが好ましい。
第2図に示す構成例の場合、側端面9と軸心延長線10
とが実質的に一致しているとともに、翼8の湾曲する上
端面91と軸心延長線10とが交差している。
とが実質的に一致しているとともに、翼8の湾曲する上
端面91と軸心延長線10とが交差している。
本発明では、例えば、翼8の側面形状が扇形(被覆部7
付近から上端面91へ向けて幅が広がる形状)である場
合のように、側端面9が軸心延長線10を図中左側に大
きく越え、そのため側端面9と軸心延長!110とが実
質的に一致および交差しないものであったとしても、こ
の場合には、上端面91が軸心延長線10と交差するた
め、このような形状のものも本発明に含まれる。
付近から上端面91へ向けて幅が広がる形状)である場
合のように、側端面9が軸心延長線10を図中左側に大
きく越え、そのため側端面9と軸心延長!110とが実
質的に一致および交差しないものであったとしても、こ
の場合には、上端面91が軸心延長線10と交差するた
め、このような形状のものも本発明に含まれる。
なお、側端面9J5よび上端面91は、平面でも湾曲面
でもよい。
でもよい。
また、翼8の表面および/または裏面(特に裏面)には
、点状または線状等の凹凸(図示せず)を設けてもよい
。 これにより前記針管2の穿刺の際に翼8を把持した
ときのすべりを防止し、ぐらつきのない確実な穿刺を行
なうことができる。
、点状または線状等の凹凸(図示せず)を設けてもよい
。 これにより前記針管2の穿刺の際に翼8を把持した
ときのすべりを防止し、ぐらつきのない確実な穿刺を行
なうことができる。
第1図に示すように、前記被覆部7は、屈曲部4を超え
、針管穿刺部5の途中まで延長されているのが好ましい
。
、針管穿刺部5の途中まで延長されているのが好ましい
。
また、L型針lには、針管穿刺部5を好ましくは非接触
で被包するプロテクタ12が装着される。
で被包するプロテクタ12が装着される。
このプロテクタ12は、チューブ状(管状)をなし、プ
ロテクタ12の図中上端が被覆部延長部71に嵌入する
ことにより装着される。
ロテクタ12の図中上端が被覆部延長部71に嵌入する
ことにより装着される。
プロテクタ12の図中下端は、開放端(第2図の構成例
)であっても、閉塞端(第3図の構成例)であってもよ
いが、針管穿刺部5、特にその先端部分51の汚染防止
効果がより一層優れるという点で、閉塞端とするのが好
ましい。
)であっても、閉塞端(第3図の構成例)であってもよ
いが、針管穿刺部5、特にその先端部分51の汚染防止
効果がより一層優れるという点で、閉塞端とするのが好
ましい。
このように、屈曲部4を境とする針管先端側に被覆部延
長部71を設けたことにより、簡易な構造でかつ汚染防
止効果に優れるプロテクタ、特にチューブ状のプロテク
タ12を容易かつ確実に装着することができる。 しか
もプロテクタ12の着脱操作は、プロテクタ12を針管
穿刺部5の軸心線方向に移動するだけでよく、極めて簡
単である。
長部71を設けたことにより、簡易な構造でかつ汚染防
止効果に優れるプロテクタ、特にチューブ状のプロテク
タ12を容易かつ確実に装着することができる。 しか
もプロテクタ12の着脱操作は、プロテクタ12を針管
穿刺部5の軸心線方向に移動するだけでよく、極めて簡
単である。
プロテクタ12の構成材料としては、例えば、ポリ塩化
ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン
、ポリカーボネイト、ポリスチレン、エポキシ、アクリ
ル、ABS等の各種軟質または硬質の樹脂材料、ステン
レス、アルミニウム等の金属等が挙げられる。
ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン
、ポリカーボネイト、ポリスチレン、エポキシ、アクリ
ル、ABS等の各種軟質または硬質の樹脂材料、ステン
レス、アルミニウム等の金属等が挙げられる。
針管基部3の基端には薬液を送液するためのチューブ1
3の一端が接続されている。 これにより、チューブ1
3の内腔と針管2内とが連通し、チューブ13より送ら
れてくる薬液が針管2内を通り、針管先端より流出する
。
3の一端が接続されている。 これにより、チューブ1
3の内腔と針管2内とが連通し、チューブ13より送ら
れてくる薬液が針管2内を通り、針管先端より流出する
。
なお、チューブ13の接続は、図示のように、チューブ
13の一端を被覆部7の基端に嵌入するだけでもよいが
、この嵌入部分を接着剤で接着すれば、チューブ13の
抜けが防止され、好ましい。
13の一端を被覆部7の基端に嵌入するだけでもよいが
、この嵌入部分を接着剤で接着すれば、チューブ13の
抜けが防止され、好ましい。
本発明において、針管2、被覆部7等の各部の寸法は特
に限定されないが、下記のような範囲とするのが好まし
い。
に限定されないが、下記のような範囲とするのが好まし
い。
針管2の針管基部3の長さは、5〜25mm程度、特に
10〜20mm程度とするのが好ましく、針管穿刺部5
の長さは、5〜35mm程度、特に10〜30m+a程
度とするのが好ましい。
10〜20mm程度とするのが好ましく、針管穿刺部5
の長さは、5〜35mm程度、特に10〜30m+a程
度とするのが好ましい。
また、被覆部7および被覆部延長部71の肉厚は、0.
2〜2.0IIIm程度、特に0−5〜1−5mm程度
とするのが好ましい。
2〜2.0IIIm程度、特に0−5〜1−5mm程度
とするのが好ましい。
また、被覆部延長部71の長さは、0.5〜5.0m+
0程度、特に1.0〜4.0mm程度とするのが好まし
い。
0程度、特に1.0〜4.0mm程度とするのが好まし
い。
第3図は、本発明のL型針の他の構成例を示す断面側面
図である。
図である。
同図に示すL型針1°は、針管2の針管基部2と針管穿
刺部5とのなす角αが鋭角、好ましくは、αが70°以
上90゛未満となっている。
刺部5とのなす角αが鋭角、好ましくは、αが70°以
上90゛未満となっている。
また、針管穿刺部5の先端部分51は、前記り型針1と
異なり、屈曲していないが、角αが鋭角であるため、刃
面6と針管基部3とのなす角を90°以下、好ましくは
85〜90°程度に設定することができる。
異なり、屈曲していないが、角αが鋭角であるため、刃
面6と針管基部3とのなす角を90°以下、好ましくは
85〜90°程度に設定することができる。
このような構成のL型針l”では、翼8の力作用線11
と刃面6とが前記り型針1に比べより近接するため、前
述した針管穿刺の際のぐらつき防止効果等がより大きい
。
と刃面6とが前記り型針1に比べより近接するため、前
述した針管穿刺の際のぐらつき防止効果等がより大きい
。
なお、L型針1°においても、翼8を閉じた状態におい
て、その側端面9が針管穿刺部5の軸心延長線10と実
質的に一致または交差するような位置に設置されている
のが好ましく、この場合、側端面9と軸心延長線10と
の平均離間距離は、3ma+以内程度、特に2mm以内
程度であってもよい。
て、その側端面9が針管穿刺部5の軸心延長線10と実
質的に一致または交差するような位置に設置されている
のが好ましく、この場合、側端面9と軸心延長線10と
の平均離間距離は、3ma+以内程度、特に2mm以内
程度であってもよい。
以上、本発明のL型針を第1図〜第3図に示す構成例に
基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されない
ことは言うまでもない。
基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されない
ことは言うまでもない。
〈発明の効果〉
以上述べたように、本発明のL型針によれば、針管を穿
刺する際のぐらつき、傾斜、位置ずれ等を防止すること
ができる。 その結果、コアリングの発生を防止し、ま
た適正かつ確実な穿刺をすることができる。
刺する際のぐらつき、傾斜、位置ずれ等を防止すること
ができる。 その結果、コアリングの発生を防止し、ま
た適正かつ確実な穿刺をすることができる。
特に、針管基部と針管穿刺部とのなす角を鋭角に設定し
た場合には、翼の重心線と刃面とがより近接するため、
ぐらつきや傾斜の防止効果が大きい。
た場合には、翼の重心線と刃面とがより近接するため、
ぐらつきや傾斜の防止効果が大きい。
また、被覆部、特に屈曲部を越えて針管穿刺部の途中ま
で延長する被覆部を有する場合には、例えばチューブ状
のプロテクタのような小型で簡易な構造のプロテクタを
容易かつ確実に装着することができるL型針が提供され
る。
で延長する被覆部を有する場合には、例えばチューブ状
のプロテクタのような小型で簡易な構造のプロテクタを
容易かつ確実に装着することができるL型針が提供され
る。
第1図は、本発明のL型針の構成例を示す斜視図である
。 第2図は、本発明のL型針の構成例を示す断面側面図で
ある。 第3図は、本発明のL型針の他の構成例を示す断面側面
図である。 第4図は、従来のL型針の構成例を示す斜視図である。 第5図は、従来り型針の構成例を示す側面図である。 符号の説明 1、l’−・・L型針 2−・・針管 3、発明の詳細な も明屈曲部 5・・−針管穿刺部 51・・・先端部分 6・・・刃面 61・・−刃面延長線 7・−被覆部 71−・・被覆部延長部 8・・・翼 9−・側端面 91−−・上端面 IO・−軸心延長線 11・・−力作用線 12・・・プロテクタ 13・・−チューブ 1、発明の名称針 出 願 人 テ ル モ 株 式 会 社代
環 人 弁理士 石 井 陽 一同
弁理士 増 1) 達 哉FII G、
1 ンν。\1 FIG、2 −一 ′)川11:1 F I G−3
。 第2図は、本発明のL型針の構成例を示す断面側面図で
ある。 第3図は、本発明のL型針の他の構成例を示す断面側面
図である。 第4図は、従来のL型針の構成例を示す斜視図である。 第5図は、従来り型針の構成例を示す側面図である。 符号の説明 1、l’−・・L型針 2−・・針管 3、発明の詳細な も明屈曲部 5・・−針管穿刺部 51・・・先端部分 6・・・刃面 61・・−刃面延長線 7・−被覆部 71−・・被覆部延長部 8・・・翼 9−・側端面 91−−・上端面 IO・−軸心延長線 11・・−力作用線 12・・・プロテクタ 13・・−チューブ 1、発明の名称針 出 願 人 テ ル モ 株 式 会 社代
環 人 弁理士 石 井 陽 一同
弁理士 増 1) 達 哉FII G、
1 ンν。\1 FIG、2 −一 ′)川11:1 F I G−3
Claims (9)
- (1)L字状に屈曲した針管と、前記針管の屈曲部を境
とする針管基端側の針管基部に設置され、該針管基部の
径方向に延在する開閉自在な一対の翼とを有するL型針
であって、 前記翼は、翼を閉じた状態において、翼の一端面が前記
屈曲部を境とする針管先端側の針管穿刺部の軸心延長線
と実質的に一致または交差するよう設置されていること
を特徴とするL型針。 - (2)前記針管基部と前記針管穿刺部先端の刃面とのな
す角が90°以下である請求項1に記載のL型針。 - (3)前記針管基部と前記針管穿刺部とのなす角が鋭角
である請求項1または2に記載のL型針。 - (4)前記翼の一端面は、翼を閉じた状態において、前
記針管穿刺部先端の刃面の延長線と実質的に一致または
交差するように設置されている請求項1〜3のいずれか
に記載のL型針。 - (5)前記針管基部に針管を被覆する被覆部を有し、こ
の被覆部と前記翼とが一体的に形成されている請求項1
〜4のいずれかに記載のL型針。 - (6)前記被覆部は、前記針管穿刺部の途中まで延長さ
れている請求項5に記載のL型針。 - (7)前記針管穿刺部を被包するプロテクタを有する請
求項1〜6のいずれかに記載のL型針。 - (8)前記針管穿刺部を被包し、その一端が前記針管穿
刺部にある被覆部に嵌入することにより装着されるプロ
テクタを有する請求項6に記載のL型針。 - (9)前記プロテクタは、チューブ状をなしている請求
項7または8に記載のL型針。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2076346A JPH03275073A (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | L型針 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2076346A JPH03275073A (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | L型針 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03275073A true JPH03275073A (ja) | 1991-12-05 |
Family
ID=13602799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2076346A Pending JPH03275073A (ja) | 1990-03-26 | 1990-03-26 | L型針 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03275073A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003008019A1 (en) * | 2001-07-18 | 2003-01-30 | Kabushiki Kaisha Top | Wing-like needle protector |
WO2019008881A1 (ja) * | 2017-07-05 | 2019-01-10 | オリンパス株式会社 | 接続器具 |
JPWO2019008882A1 (ja) * | 2017-07-05 | 2019-07-04 | オリンパス株式会社 | 接続器具、及び、接続器具セット |
-
1990
- 1990-03-26 JP JP2076346A patent/JPH03275073A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003008019A1 (en) * | 2001-07-18 | 2003-01-30 | Kabushiki Kaisha Top | Wing-like needle protector |
US6939331B2 (en) | 2001-07-18 | 2005-09-06 | Kabushiki Kaisha Top | Wing-like needle protector |
WO2019008881A1 (ja) * | 2017-07-05 | 2019-01-10 | オリンパス株式会社 | 接続器具 |
JPWO2019008882A1 (ja) * | 2017-07-05 | 2019-07-04 | オリンパス株式会社 | 接続器具、及び、接続器具セット |
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