JPH03274577A - 重合トナーの製造法 - Google Patents

重合トナーの製造法

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JPH03274577A
JPH03274577A JP2074642A JP7464290A JPH03274577A JP H03274577 A JPH03274577 A JP H03274577A JP 2074642 A JP2074642 A JP 2074642A JP 7464290 A JP7464290 A JP 7464290A JP H03274577 A JPH03274577 A JP H03274577A
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JP
Japan
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meth
molecular weight
parts
acrylate
toner
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Application number
JP2074642A
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English (en)
Inventor
Yuichi Nagasawa
長澤 裕一
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は重合トナーの製造法に関する。さらに詳しくは
熱特性に優れた重合トナーの製造法に関する。
[従来の技術] 電子写真においてトナーで可視化された静電潜像を定着
するのにヒートローラーを用いる方式が広く採用されて
いる。この方式において定着下限温度(以下MFと略す
)は低いことが望ましく、かつヒートロールへのオフセ
ットの起こる温度(以下HOと略す)は高いことが望ま
れる。
この二つの性質を満足させるために、低分子量から高分
子量にわたる広範囲の分子量分布を宵するトナーを使用
することが多く提唱されている。
高分子量成分の一般的な製造方法としては、少量のラジ
カル重合開始剤の存在下、低温で長時間重合させる方法
あるいは低分子量架橋剤を用いて高分子量化する方法が
とられている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、これらの技術で得られるトナーはMFおよびH
Oの点で不充分である。
架橋剤を用いない場合は必要な高分子量が得がた<、H
Oの点で不充分であり、従来より用いられている低分子
量架橋剤を用いて架橋密度の高い架橋重合体を得る場合
にはMFが高くなり、また、架橋密度を低くすると充分
なHOが得られない問題点を有している。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、MFとHOの点で好ましい特性を持つ(
MFが低くかつHOが高い)重合トナーの製造法につい
て鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は重合性単量体および着色剤を有する
重合性単量体組成物から懸濁重合によって重合トナーを
製造する方法において、重合性単量体の一部として、分
子量1000〜1oooooのジ(メタ)アクリレート
化合物を用いることを特徴とする重合トナーの製造法で
ある。
本発明に係わる分子量1000〜1oooooのジ(メ
タ)アクリレート化合物としては下記が挙げられる。
(1)ポリウレタン系ジ(メタ)アクリレート:高分子
ジオールロポリエーテルポリオールたとえば、二価アル
コール(エチレングリコール、プロピレングリコール、
1. 4−ブタンジ粉−ルなど)またはアミン(アルキ
ルアミンなど)のアルキレンオキサイド(エチレンオキ
サイド(以下EOと略す)および/またはプロピレンオ
キサイド(以下POと略す)付加物;ポリエステルポリ
オールたとえば、二価アルコールまたは二価アルコール
もしくはアミンのアルキレンオキサイド付加物と、二塩
基酸(アジピン酸、セパチン酸など)との縮合物または
、カプロラクトン(ε−カプロラクトンなど)の開環重
合物など]および必要により低分子ジオール(二価アル
コールなど)と、ポリイソシアネートロ芳香族ポリイソ
シアネート(メタフェニレンジイソシアネート、トルイ
レンジイソシアネートなど)、脂肪族ポリイソシアネー
ト(ヘキサメチレンジイソシアネートなど)、脂環式ポ
リイソシアネート(インホロンジインシアネートなど)
などコとヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート(ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレートなど)との縮合物、ポリアル
キレングリコールの(メタ)アクリル酸モノエステルな
ど。
(2)ポリエステル系ジ(メタ)アクリレート:二価ア
ルコールと二塩基酸と(メタ)アクリル酸との縮合物、
高分子ジオール(ポリエーテルジオールなど)と(メタ
)アクリル酸との縮合物など。
(3)ポリエーテル系ジ(メタ)アクリレート:二価ア
ルコールのアルキレンオキサイド付加物と(メタ)アク
リル酸との縮合物など。
(4)エポキシ系ジ(メタ)アクリレート:エポキシ樹
脂ロニ価アルコールとエピクロルヒドリンの縮合物、ビ
スフェノール類(ビスフェノールAなどコとヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリレートとの縮合物など。
これらは二種以上の混合物としても用いることができる
。これらのうち、好ましいものはウレタン系ジ(メタ)
アクリレートである。
ジ(メタ)アクリレートの分子量は1000〜1000
00であるが、好ましくは1500〜70000である
。ジ(メタ)アクリレートの分子量が1000未満の場
合、使用量が少ないと充分なHOが得られず、使用量が
多いとMFかたかくなり、HOおよびMFを満足させる
分子量物が得られない。また、分子量が100000を
越えるジ(メタ)アクリレート化合物は合成が極めて難
しく実用的でない。
本発明に係るジ(メタ)アクリレート化合物に代えて他
の架橋性重合性単量体たとえばジビニルベンゼンを用い
た場合、使用量が少ないと充分なHOが得られず、使用
量が多いとMFかたかくなり、HOおよびMFを満足さ
せる分子量物が得られない。
本発明において、ジ(メタ)アクリレート化合物の他、
重合性単量体として、スチレン系単量体、(メタ)アク
リル系単量体、マレイン酸系単量体及び他の単量体など
が通常、使用される。
スチレン系単量体としてはスチレン、スチレン置換体(
アルキルスチレンたとえばα−メチルスチレン、o−、
m−1りはp−メチルスチレン、p−エチルスチレン、
2,4−ジメチルスチレンN  p−n−ブチルスチレ
ン、p−tert−ブチルスチレン、1)−n−へキシ
ルスチレン、p−n−オクチルスチレン)などが挙げら
れる。
(メタ)アクリル系単量体としてはたとえばアルキル(
メタ)アクリレート[アルキルの炭素数1〜18のもの
、たとえばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ
)アクリレート、n−または1−ブチル(メタ)アクリ
レート、n−オクチル(メタ)アクリレート、2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)ア
クリレートおよびステアリル(メタ)アクリレ−トコ、
ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレート[ヒドロキシ
ルエチル(メタ)アクリレートなどコなどを挙げること
ができる。
マレイン酸系単量体としては、マレイン酸、無水マレイ
ン酸およびマレイン酸ジアルキルエステル(マレイン酸
ジブチルエステル、マレイン酸ジー2−エチルヘキシル
エステルなど)などのマレイン酸誘導体が挙げられる。
これらのうち好ましくはスチレン、メチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、n−または1
−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(
メタ)アクリレート、マレイン酸ジアルキルエステルお
よびそれらの2種以上の混合物である。
必要により、他の単量体も使用することができる。他の
単量体としてはアミノ基含有単量体たとえば、アミ7基
含有(メタ)アクリル化合物(ジメチルアミノエチル(
メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)ア
クリレートなど)、アミノ基含有(メタ)アクリルアミ
ド化合物(N、トジメチルアクリルアミドなど):ニト
リル基含有(メタ)アクリル化合物(アクリロニトリル
など)、(メタ)アクリル酸、ビニルエステル(酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニルなど)、脂肪族炭化水素系ビ
ニルモノマー(ブタジェンなど)、ビニルエーテル(ビ
ニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイ
ソブチルエーテルなど)、ビニルケトン(ビニルメチル
ケトン、ビニルへキシルケトンなど)、トビニル化合Q
IJ(N−ビニルビロール、トビニルカルバゾール、ト
ビニルインドール、トビニルピロリドンなど)、ハロゲ
ン化ビニル(塩化ビニルなど)などが挙げられる。
全単量体中における各単量体の量は、全単量体の重量に
基づいて、ジ(メタ)アクリレート化合物は通常0.0
1〜l09A1  好ましくは0.1〜5%である。
ジ(メタ)アクリレート化合物の量が0.01%より少
ないと充分な口Oが得られず、10%を越えるとMFが
高くなり、トナーとしての実用に耐えなくなる。
スチレン系単量体は通常45〜35%、好ましくは60
〜30%、(メタ)アクリル系単量体及び/又はマレイ
ン酸系単量体は通常5〜45%、好ましくは10〜40
%、他の単量体は通常10%以下、好ましくは5%以下
である。
本発明の重合性単量体組成物には前記構成成分以外に他
の成分も含むことができる。
他の成分として、特に下記記載の顔料、磁性粉を用いた
場合にはその分散安定性向上、定着性向上の目的で熱可
塑性樹脂を使用することが好ましい。好ましい成分とし
てはスチレン系樹脂、スチレン/アクリル系樹脂、アク
リル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエポキシド系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、ポリブタジェン系樹脂、ポリ
塩化ビニル系樹脂、などがあげられる。
着色剤としては従来より知られているベンジジンイエロ
ー キナクリドン、ローダミンB1  フタロシアニン
のような染料;鉄黒、カーボンブラック、カーボンブラ
ックの表面を樹脂で被覆しているグラフト化カーボンブ
ラックのような顔料などが挙げられる。
また、オフセット防止、流動性改良、定着性の改良など
の目的で低分子量ポリオレフィンワックスを均一に分散
させて用いることができる。この低分子量ポリオレフィ
ンワックスとしては(():ホIJエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−αオレフィン(炭素数3〜8)共重
合体(例えばエチレン50重量%以上、とくに70重量
%以上のもの)(ロ):(イ)のマレイン酸誘導体(無
水マレイン酸、マレイン酸ジメチルエステル、マレイン
酸ジエチルエステル、マレイン酸ジー2−エチルヘキシ
ルエステルなど)付加物、 (八):(イ)の酸化物、 (ニ):(イ)のスチレンまたはスチレン/(メタ)ア
クリレートグラフト化物、 (ネ): エチレン性不飽和カルボン酸[(メタ)アク
リル酸、イタコン酸などコ及び/又はそのエステル[ア
ルキル(C0〜Cps)エステルなどコトエチレン性不
飽和炭化水素(エチレン、プロピレン、ブテン−1など
)との共重合体およびこれらの2種以上の混合物が挙げ
られる。
上記低分子量ポリオレフィンワックスのうち(イ)は高
分子量ポリオレフィン(分子量は通常10.000〜2
,000,000)を熱的に減成(熱分解)するか、ま
たはオレフィンを単独または共重合させることによって
得ることができる。([+)は低分子量ポリオレフィン
ワックスとマレイン酸誘導体とを過酸化物触媒の存在下
または無触媒下で付加反応させることにより得ることが
できる。(ハ)は低分子量ポリオレフィンワックスを酸
素または酸素含有ガス(空気)で酸化する方法、オゾン
含有酸素またはオゾン含有ガス(空気)で酸化する方法
で得ることができる。
酸化物の酸価は通常100以下、好ましくは50以下で
ある。(ニ)はスチレンまたはスチレン/(メタ)アク
リレートとを過酸化物系重合開始剤の存在下でグラフト
化させることによって得ることが出来る。
(ネ)はエチレン性不飽和カルボン酸及び/又はそのア
ルキルエステル(C+A−C+@)とエチレン性不飽和
炭化水素との共重合によって得られる。エチレン性不飽
和カルボン酸及び/又はそのアルキルエステルの量は重
量基準で通常30%以下、好ましくは20%以下である
また、必要により磁性粉(鉄、コバルト、ニッケルなど
の強磁性金属の粉末もしくはマグネタイト、ヘマタイト
、フェライトなどの化合物)を均一に分散させて使用す
ることができる。これらの磁性粉はシランカップリング
剤、チタンカップリング剤などの樹脂等で処理されてい
てもよい。
さらに、必要に応じ種々の添加側口荷電調整剤(金属錯
体、ニグロシンなど)、滑剤(ポリテトラフルオロエチ
レン、脂肪酸もしくは金属塩またはアミドなど)]を添
加してもよい。なお、これらはトナー粒子と混合(外添
)して用いることもできる。
熱可塑性樹脂の量は重合性単量体組成物中通常0〜55
%、好ましくは5〜40%である。熱可塑性樹脂の量が
55%を越えると重合性単量体組成物の粘度が高くなり
懸濁重合時の分散粒径が粗大となる。
着色剤の量は重合性単量体組成物中、通常5〜lO%で
ある。
ポリオレフィンワックスの量は重合性単量体組成物中通
常40%以下、好ましくは30%以下である。
ポリオレフィンワックスの量が40%を越えると分散が
不十分となる。
磁性粉の量は重合性単量体組成中、通常θ〜60%であ
る。
その他の添加剤は通常0〜15%である。
重合性単量体中に前記記載の着色剤、磁性粉およびその
他の成分(荷電制御剤、滑剤など)を溶解、分散させる
方法は、機械的に撹拌する方法(例えばホモミキサー 
ホモジナイザーなどを用℃)る方法)、超音波を用いる
方法あるいは熱可塑性樹脂と着色剤などを溶融混練後重
合性単量体中に分散させる方法などがありその何れによ
ってもよい。
重合性単量体を懸濁重合するに当り、重合性単量体組成
物の懸濁重合に用いるラジカル重合開始剤は油溶性過酸
化物(過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイルなど)、及
び/又はアゾ系の重合開始剤(2,2′−アゾビスイソ
ブチロニトリル、2.2’−アゾビス(2,4−ジメチ
ルバレロニトリルなど)が単独もしくは2種以上を混合
して用いられる。また、重合性単量体組成物の懸濁重合
には必要により連鎖移動剤を用いることができる。連鎖
移動剤としてはメルカプタン系化合物、ハロゲン系化合
物、α−メチルスチレンダイマーなどが挙げられる。
重合触媒の使用量は全重合性単量体組成物の重量に対し
て通常0.1〜10%、好ましくは0.3〜5%である
連鎖移動剤の量は全重合性単量体組成物の合計重量に基
づいて通常5%以下、好ましくは1%以下である。
このような重合性単量体組成物を、分散安定剤を含有し
重合性単量体組成物と実質的に非相溶性の液状分散媒中
に分散、懸濁させる。
上記単量体組成物と実質的に非相溶性の液状分散媒とし
ては水が挙げられる。
分散安定剤としては水溶性高分子(ゼラチン、トラガカ
ントゴム、デンプン、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル
酸塩など)、難溶性の微粉末状の無機化合物(硫酸バリ
ウム、硫酸カル7ウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム
、炭酸マグネシウム、リン酸カルシウム、タルク、ベン
トナイト、ケイソウ土、粘土など)などが挙げられる。
また、必要により界面活性剤、乳化防止剤および乳化重
合防止剤を使用してもよい。この界面活性剤としては、
スルホン酸塩(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
、アリールアルキルポリエーテルスルホン酸ナトリウム
、3,3−ジスルホンジフェニル尿素−4,4−ジアゾ
−ビス−アミノ−8−ナフトール−6−スルホン酸ナト
リウム、オルト−カルボキシベンゼン−アゾ−ジメチル
アニリン、2,2,5.5−テトラメチル−トリフェニ
ルメタン−4,4−ジアゾ−ビス−β−ナフトールジス
ルホン酸ナトリウムなど)、硫rl!エステル塩(テト
ラデシル硫酸ナトリウム、ペンタデシル硫酸ナトリウム
、オクチル硫酸ナトリウムなど)、脂肪酸塩(オレイン
酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウム、カプリン酸ナト
リウム、カプリル酸ナトリウム、カプロン酸ナトリウム
、ステアリン酸カリウム、オレイン酸カルシウムなど)
が挙げられる。
乳化防止剤としては、水溶性無機塩(塩化ナトリウムな
ど)などが挙げられる。
乳化重合防止剤としては、水溶性重合禁止剤(亜硝酸ナ
トリウムなど)などが挙げられる。
分散安定剤の量は水の重量に対して通常O0旧〜lO%
、好ましくは0.1〜5%である。
界面活性剤の使用量は丞の重量に対して通常、0.01
−1%であり、乳化防止剤の使用量は水の重量に対して
通常、o、t−io%であり、乳化重合防止剤の使用量
は通常、0.01〜2V6である。
分散液の重合性単量体組成物濃度は、通常5〜50重量
%、好ましくは10〜45重量%、とくに好ましくは2
0〜40重量%である。
重合性単量体組成物を分散媒中に分散、懸濁させる方法
は機械的に攪拌を行う方法(例えばホモミキサー ホモ
ジナイザーなどを用いる方法)、超音波を用いる方法な
どがありその何れによっても良い。
代表的な分散方法として、ホモミキサーを用いた場合の
攪拌条件は、攪拌回転数通常11001)rp≦である
。温度は通常10〜50℃である。撹拌時間は通常1〜
30分である。
粒径の確認は粒度分布測定機(光透過式粒度分布測定機
など)で行うことができる。
懸濁重合は窒素気流下、攪拌下で行なわれる。
重合温度は通常40〜口θ℃、好ましくは60〜120
℃である。重合時間は通常2〜30時間、好ましくは4
〜20時間である。重合終了後、水洗、濾過を行ない減
圧乾燥して平均粒径3〜20μの球状の重合トナーを得
ることができる。
本発明で得られる重合トナー中の重合体のASTM法で
測定したガラス転移点は通常40〜80℃、好ましくは
45〜70℃である。ガラス転移点が40℃未満ではト
ナーにしたときの保存性が不良となり、80℃を越える
とMFが高くなりトナーとしての実用に耐えない。
また)得られた重合トナーをトルエン中に溶解した場合
実質的に不溶解な架橋重合体を含有していないことが好
ましい。トルエンに不溶解になるまで架橋させた重合体
を含をするトナーはMFが高くなりトナーとしての実用
に耐えない。
不溶解骨の有無についてはトナーをトルエンで加熱溶解
後濾別洗浄し、その濾過残渣の重量が重合性単量体のト
ルエン不溶成分の重量とほぼ一致することあるいは濾過
残渣の質量分析で本発明記載のジ(メタ)アクリレート
成分が検出されないことなどから確認することができる
トナー中の重合体の分子量分布 [重量平均分子量と数
平均分子量の比率(My/Mn)で表示されるコは通常
10以上、電子写真トナー用のバインダーとしては好ま
しくは20以上である。分子量分布が10未満ではオフ
セットの起こる温度(110)と定着下限温度(IF)
のバランスが悪くなる。
トナー中の重合体たとえばスチレン/アクリル酸エステ
ル系またはスチレン/マレイン系のテトラヒドロフラン
(TIIF)可溶分の重量平均分子量は通常、1xlO
’ 〜1xlO’、  好ましくは5xlO” 〜1x
lG’である。分子量が1xlO”未満ではガラス転移
点(Tg)が下がりブロッキング特性が悪くなり、また
lX1oeを越えるとトナーで可視化された静電潜像を
定着するのにヒートローラーを用いる場合、定着下限温
度(MF)が高(なりすぎる。
なお、分子量はゲルパーミェーション(GPC)で溶剤
としてTHFを用い、標準ポリスチレンで換算し重量平
均で表示することができる。
本発明における重合トナーは支持体(紙、ポリエステル
フィルムなど)に定着され使用されるが定着する方法と
しては、公知の熱ロール定着方法及び圧力定着方法が適
用できる。特に熱ロール定着方法に好ましく適用できる
[実施例コ 以下、実施例により本発明をさらに説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。実施例中の部は重量
部である。
合成例1 温度計、攪拌機および冷却管付き反応器に平均分子量1
000のポリテトラメチレングリコール760部、イソ
ホロンジイソシアネート(以下、IPDIと略記)20
3部、2−ヒドロキシエチルアクリレート(以下、HE
Aと略記)37.1部、モノメチルハイドロキノン(以
下、MQと略記)1.0部、ジブチルチンジラウレート
0.05部を仕込み、75〜85℃で8時間反応させて
、アクリロイル基を1分子中に2個有する分子量670
0のウレタン系ジアクリレートを得た。このポリマーを
ジアクリレート(A−1)とする。
合成例2 合成例1と同様に、トルエン300部、平均分子量12
50のポリカプロラクトンジオール(以下、PCLと略
記)827部、 IPD1159部、ジブチルチンジラ
ウレート0.05部を仕込み、75〜85℃で3時間反
応させた後、HEA13゜5部、MQl、0部を加え、
引続き75〜85℃で4時間反応させた。その後、減圧
乾燥機を用いてトルエンを除去し、アクリロイル基を1
分子中に2個有する分子量19000のウレタン系ジア
クリレートを得た。このポリマーをジアクリレート(A
−2)とする。
合成例3 合成例1と同様に、トルエン500部、平均分子量12
50のPCL820部、4,4゛ −ジシクロヘキシル
メタンジイソシアネート176部、HEA4.0部、M
Ql、0部、ジブチルチンジラウレート0.05部を仕
込み、75〜85℃で15時間反応させた。その後、減
圧乾燥機を用いてトルエンを除去し、アクリロイル基を
1分子中に2個有する分子量Ei2000のウレタン系
ジアクリレートを得た。このポリマーをジアクリレート
(ム−3)とする。
合成例4 スチレン720部、2−エチルへキシルアクリレート1
90部、メチルメタアクリレート30部および合成例1
で得たジアクリレート(A−1) 10部の混合溶液[
(溶液1−1)とするE、2.2’−アゾビスイソブチ
ロニトリル8.5部およびトルエン250部の溶液口(
溶液1−2)とする]および]2,2′−アゾビスイソ
ブチロニトリル2およびトルエン55部の溶液[(溶液
1−3)とするコを作成した。温度計、攪拌機、ガス導
入管、滴下ロートおよび冷却管付き反応器に、トルエン
250部を仕込んだ。系を窒素置換し以後窒素雰囲気下
に保った。撹拌しながら加熱昇温し、トルエンを還流さ
せながら、4時間で(溶液1−1)および(溶液1−2
)を滴下し、さらに2時間還流させた。以後1時間毎に
(溶液1−3)を2回投入し重合を完結させた。
溶剤を留去しガラス転移点Eil”C1数平均分子量1
3、000、重量平均分子量450 、(tooのトル
エンに完全溶解するビニルポリマーを得た。このポリマ
ーを重合体(B〜1)とする。
比較合成例1 ジアクリレート(A−1) 10部をジビニルベンゼン
6.5部に変えたほかは合成例4と同様にしてガラス転
移点81’C1数平均分子量11,000.  重量平
均分子量300.000のトルエンに完全溶解するビニ
ルポリマ−を得た。このポリマーを重合体(B−2)と
する。
実施例1 カーボンブラックMA100(三菱化成製)230部、
重合体(B−1)840部、ビスコール[1GOP C
三洋化成工業製低分子量ポリプロピレン)100部およ
びスピロブラックTRH(保土谷化学製)30部を粉体
混合した後、ラボプラストミルにて150℃かつ回転数
lθ〜70rpmで1時間溶融混練した。カーボンブラ
ック、ビスコール880 PおよびスピロブラックTR
Hが微分散した上記重合体を重合体(C−1)とする。
なお、電子顕微鏡で断面を観察したところ、カーボンブ
ラックは0.02μm〜0.2μmの分散粒子径分布を
有しその数平均分散粒子径は0.04μmであった。
ン スチレン504部、2−エチルへキシルアクリレート7
6部、メチルメタアクリレート120部および2,2′
−アゾビスイソブチロニトリル20部を混合し重合体(
C−1)300部を溶解分散させた。この分散液を重合
性単量体組成物(D−1)とする。  上記重合性単量
体u酸物(D−1)1000部をポリビニルアルコール
(ケン化度88%、重合度350G)0.3%を含む水
2500部に加え、30℃でホモミキサーにて1001
0000rp分間撹拌し単量体組成物を分散した。
分級した後の単量体組成物の分散液を窒素雰囲気下、パ
ドル型攪拌機で低速攪拌しながら昇温し80℃で5時間
、75℃で2時間、更に95℃で2時間重合を行った。
重合トナー含有の水性媒体を冷却し、脱水後、更に水洗
、脱水、乾燥を行ない重合トナーを得た。
コールタ−カウンターの測定で1μm−15μmの粒径
(平均粒径8μ)を有する重合トナーを98%の収率で
得た。
この重合トナーのトルエン不溶解物の重量は重合トナー
ioo部あたり10.3部であり実質的に架橋重合体は
含有していなかった。
実施例2 スチレン504部、2−エチルへキシルアクリレート7
6部、メチルメタアクリレート120部、ジアクリレー
) (A−2) 22部および2.2′−アゾビスイソ
ブチロニトリル20部を混合し重合体(B−1)300
部を溶解分散させたほかは実施例1と同様にして重合ト
ナーを得た。
この重合トナーは実質的に架橋重合体は含有していなか
った。
実施例3 スチレン504部、2−エチルへキシルアクリレート7
6部、メチルメタアクリレ−) 120部、ジアクリレ
ート(A−3) 80部および2,2′−アゾビスイソ
ブチロニトリル20部を混合し重合体(B−1)300
部を溶解分散させたほかは実施例1と同様にして重合ト
ナーを得た。
この重合トナーは実質的に架橋重合体は含をしていなか
った。
比較例1 重合体(B−1)を重合体(B−2)に変えたほかは実
施例1と同様にして重合トナーを得た。
この重合トナーは実質的に架橋重合体は含有していなか
った。
比較例2 スチレン504ffi、2−エチルへキシルアクリレー
ト7B部、メチルメタアクリレート120部、ジビニル
ベンゼン3.0部および2,2′−アゾビスイソブチロ
ニトリル20部を混合し重合体(B−2)300部を溶
解分散させたほかは実施例!と同様にして重合トナーを
得た。
この重合トナーのトルエン不溶解物の重量は重合トナー
100部あたり31部であり、約20%の架橋重合体を
含有していた。
使用例1〜3および比較使用例1〜2 実施例1〜3の本発明の重合トナーおよび比較例1〜2
の重合トナーのそれぞれ3部にキャリアー鉄粉(日本鉄
粉製F−100) 97部を均一に混合し、市販複写機
(■東芝製BD−7720)を用いて定着テストを行っ
た。
テスト結果は表−1に示した通りである。 (以下空白
) 表−1 xl  ヒートロール温度150℃で定着させたコピー
の黒ベタ部(画像濃度1.0)を学振式堅牢度試験器(
摩擦部=紙)により5回の往復回数で摩擦し、摩擦後の
ベタ部の画像濃度。
○:0.7以上 Δ:0.5〜0.7 X:0.5未満 22 )ナーがポットオフセットした時のヒートロール
温度。
0:240℃以上 Δ:220〜240℃ X:220℃未満 テスト結果から、本発明の重合トナーは比較の重合トナ
ーと比べMFとHOの間の温度幅が広く、トナーとして
好ましい熱特性を有している。
[発明の効果] 本発明の製造法により熱特性の優れた重合トナーが得ら
れるロ 即ち分子量1000〜1(10000のジ(メ
タ)アクリレート化合物を用いることにより、従来の製
造法では得られなかった定着温度幅が広い(MFが低く
、かつ、HOが高い)重合トナーを製造することが可能
となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重合性単量体および着色剤を含有する重合性単量体
    組成物を懸濁重合により重合する重合トナーの製造法に
    おいて、重合性単量体の一部として、分子量1000〜
    100000のジ(メタ)アクリレート化合物を用いる
    ことを特徴とする重合トナーの製造法。 2、ジ(メタ)アクリレート化合物がポリウレタン系ジ
    (メタ)アクリレートである請求項1記載の製造法。 3、重合トナー中にトルエンに不溶解な架橋重合体を実
    質的に含有していない請求項1または2記載の製造法。
JP2074642A 1990-03-24 1990-03-24 重合トナーの製造法 Pending JPH03274577A (ja)

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