JPH03274361A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH03274361A
JPH03274361A JP7487290A JP7487290A JPH03274361A JP H03274361 A JPH03274361 A JP H03274361A JP 7487290 A JP7487290 A JP 7487290A JP 7487290 A JP7487290 A JP 7487290A JP H03274361 A JPH03274361 A JP H03274361A
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valve
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defrost
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electronic expansion
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Noriyasu Kawakatsu
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、冷凍装置、詳しくはホットガスバイパス路を
備え、蒸発器へのホットガス供給量を制御することによ
りコンテナあるいは冷蔵庫の庫内温度を冷凍領域あるい
はチルド領域に制御できるようにした冷凍装置に関する
ものである。
(従来の技術) 上記の如き構成の冷凍装置においては、蒸発器に供給さ
れるホットガス量を制御することによって、庫内温度を
冷凍領域あるいはチルド領域とするようにしているが、
冷凍領域運転とチルド領域運転とでは、冷媒循環量に差
が生じることとなる。
即ち、ホットガスをバイパスさせて吹出空気温度をチル
ド領域に制御する冷蔵運転においては、吹出空気温度に
対応して冷媒の低圧が高くなり、それだけ冷媒循環量が
多くなるし、ホットガスをバイパスさせないで吸込空気
温度を冷凍領域に制御する冷凍運転においては、冷媒の
低圧か低くなり、それだけ冷媒循環量が少なくなる。
一方、このような構成の冷凍装置において、蒸発器への
フロストか進行した場合、前記ホットガス弁により循環
する冷媒の全量をホットガスバイパス路を介して蒸発器
に供給することによりデフロスト運転が行なわれるか、
上記した如く冷凍装置の運転状態により冷媒循環量に差
か生しることから、冷蔵運転時におけるデフロスト運転
と冷凍運転時におけるデフロスト運転とでは、デフロス
トに供される冷媒循環量に差か生ずることとなる。
かかる冷媒循環量の差は、デフロスト運転における種々
の問題発生、即ちデフロスト時間がかかり過ぎることあ
るいは冷凍運転復帰時における高圧異常上昇等につなが
るところから、デフロスト運転においては、デフロスト
前の運転状態のいかんにかかわらず、所定量の冷媒を蒸
発器に供給し得るようにしたものが提案されている(特
開昭59−197764号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) 上記公知例の冷凍装置においては、デフロスト運転開始
指令により凝縮器の下流側に設けられた開閉弁を閉止し
て、デフロスト運転開始と同時に、ポンプダウン運転に
よって凝縮器を含む液溜部に冷媒を閉じ込め、該液溜部
に閉じ込められた冷媒のうち所定量の冷媒をデフロスト
運転が行なわれているデフロスト回路に流出せしめる如
くなしているが、蒸発器のデフロストに要する冷媒循環
量は、冷凍装置の運転状態の他に外気温度等の因子によ
っても左右されるため、液溜部に閉じ込められた冷媒の
うち所定量の冷媒によりデフロスト運転を行う場合にも
、最適なデフロスト運転が行えない場合が生ずるという
問題が残る。
上記問題に対処すべく、本出願人は、凝縮器の下流側に
、デフロスト運転の開始指令により閉止する開閉弁を設
けて、ポンプダウン運転により前記凝縮器を含む液溜部
に冷媒を閉じ込め、ポンプダウン運転終了後前記液溜部
に閉じ込められた冷媒のうち所定量の冷媒をデフロスト
運転が行なわれるデフロスト回路に流出せしめる如く作
用する複数の定量流出装置を設けるとともに、圧縮機の
油温の低下に応じて前記定量流出装置の作動個数を順次
増加せしめる如く作用する制御手段を付設するようにし
たものを先願として出願している。
ところが、上記先願例の場合、複数の定量流出機構を構
成するために、最低でも2個の電磁開閉弁と2個の液溜
部とを用意する必要があるため、コストアップの原因と
なるばかりでなく、冷媒回路、制御回路が複雑化すると
いう問題が生ずるおそれがあるとともに、液溜部の容積
が一定とされるため、外気、庫内温度が低い場合あるい
は着霜量が多い場合にはデフロスト時間が長くなるおそ
れもある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、デフロス
ト運転時における循環冷媒制御を、電子膨張弁の開度お
よび開弁時間を制御することにより行い得るようにして
、いかなる条件下にあっても常に適正なデフロスト運転
を行い得るようにすることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 請求項1の発明では、上記課題を解決するための手段と
して、図面に示すように、圧縮機lから吐出されるホッ
トガスを、凝縮器2をバイパスして蒸発器5に供給する
ホットガスバイパス路7と、デフロスト時においては循
環する冷媒の全量を前記ホットガスバイパス路7を介し
て前記蒸発器5に循環させてデフロスト運転を行うべく
作動するホットガス弁8とを備えた冷凍装置において、
前記凝縮器2の下流側に、電子信号により開度調整され
るべく構成された電子膨張弁4を設けるとともに、デフ
ロスト開始指令により前記電子膨張弁4を全閉となして
、ポンプダウン運転により前記凝縮器2を含む液溜部1
0に冷媒を閉じ込める如く作用する開弁時間制御手段1
5と、該開弁時間制御手段15によるポンプダウン運転
時において、前記液溜部10からデフロスト運転が行な
われるデフロスト回路Xに所定量の冷媒を流出せしめる
べく前記電子膨張弁4の開度および開弁時間を制御する
弁制御手段16とを付設している。
設している。
請求項2の発明では、上記課題を解決するための手段と
して、図面に示すように、前記請求項1の冷凍装置にお
いて、外気温度Toを検知する外気温度検知手段11を
設けるとともに、前記弁制御手段16に代えて、前記開
弁時間制御手段15によるポンプダウン運転時において
、その時点の前記外気温度Toに対応させて前記gL溜
部10からデフロスト運転が行なわれるデフロスト回路
Xに所定量の冷媒を流出せしめるべく、前記電子膨張弁
4の開度を一定に保持させた状態で開弁時間を制御する
開弁時間制御手段17を付設している。
請求項3の発明では、上記課題を解決するための手段と
して、図面に示すように、前記請求項2の冷凍装置にお
いて、前記開弁時間制御手段17に代えて、前記開弁時
間制御手段15によるポンプダウン運転時において、そ
の時点の前記外気温度Toに対応させて前記液溜部10
からデフロスト運転が行なわれるデフロスト回路Xに所
定量の冷媒を流出せしめるべく、前記電子膨張弁4の開
度制御を一定時間行う開度制御手段18を付設している
請求項4の発明では、上記課題を解決するための手段と
して、図面に示すように、前記請求項1の冷凍装置にお
いて、前記蒸発器5により冷却される庫内の温度Tiを
検知する庫内温度検知手段19を設けるとともに、前記
弁制御手段16に代えて、前記開弁時間制御手段15に
よるポンプダウン運転時において、その時点の前記庫内
温度Tiに対応させて前記液溜部10からデフロスト運
転が行なわれるデフロスト回路Xに所定量の冷媒を流出
せしめるべく、前記電子膨張弁4の開度を一定に保持さ
せた状態で開弁時間を制御する開弁時間制御手段17を
付設している。
請求項5の発明では、上記課題を解決するための手段と
して、図面に示すように、前記請求項4の冷凍装置にお
いて、前記開弁時間制御手段17に代えて、前記開弁時
間制御手段15によるポンプダウン運転時において、そ
の時点の前記庫内温度Tiに対応させて前記液溜部10
からデフロスト運転が行なわれるデフロスト回路Xに所
定量の冷媒を流出せしめるべく、前記電子膨張弁4の開
度制御を一定時間行う開度制御手段!8を付設している
請求項6の発明では、上記課題を解決するための手段と
して、図面に示すように、前記請求項1の冷凍装置にお
いて、前記蒸発器5の風上側と風下側の差圧Δpを検知
する差圧検知手段20を設けるとともに、前記弁制御手
段16に代えて、前記開弁時間制御手段15によるポン
プダウン運転時において、その時点の前記差圧Δpに対
応させて前記液溜部10からデフロスト運転か行なわれ
るデフロスト回路Xに所定量の冷媒を流出せしめるべく
、前記電子膨張弁4の開度を一定に保持させた状態で開
弁時間を制御する開弁時間制御手段17を付設している
請求項7の発明では、上記課題を解決するための手段と
して、図面に示すように、前記請求項6の冷凍装置にお
いて、前記開弁時間制御手段17に代えて、前記開弁時
間制御手段によるポンプダウン運転時において、その時
点の前記差圧Δpに対応させて前記液溜部10からデフ
ロスト運転が行なわれるデフロスト回路X゛に所定量の
冷媒を流出せしめるべく、前記電子膨張弁4の開度制御
を一定時間行う開度制御手段18を付設している。
(作 用) 請求項1の発明では、上記手段によって次のような作用
が得られる。
即ち、冷凍装置運転中において蒸発器5へのフロストが
進行すると、ホットガス弁8の作動によりホットガスバ
イパス路7を介して蒸発器5ヘホツトガスか供給される
デフロスト運転か開始されるが、該デフロスト運転開始
と同時に電子膨張弁4が全閉とされてポンプダウン運転
が開始され、該ポンプダウン運転により前記凝縮器2を
含む液溜部10に閉じ込められた冷媒が電子膨張弁4の
開作動によりデフロスト運転が行なわれるデフロスト回
路Xに流出せしめられるのであるが、弁制御手段16の
作用に上り着霜量あるいはデフロスト時の内外環境に対
応して電子膨張弁4の開度および開弁時間が制御される
こととなるのである。従って、蒸発器5への着霜をデフ
ロストするに適正な冷媒循環量が得られることとなるの
である。
請求項2の発明では、上記手段によって次のような作用
が得られる。
即ち、デフロスト運転指令があった後におけるポンプダ
ウン運転が終了すると、開弁時間制御手段17の作用に
より、電子膨張弁4は、開度一定とされた状態で、外気
温度Toに対応して開弁時間か制御されることとなる。
従って、外気温度TO(換言すれば、デフロスト時にお
ける冷凍装置の外部環境)に対応した適正なデフロスト
用の冷媒循環量が得られることとなるのである。
請求項3の発明では、上記手段によって次のような作用
が得られる。
即ち、デフロスト運転指令があった後におけるポンプダ
ウン運転が終了すると、開度制御手段18の作用により
、電子膨張弁4は、一定時間が経過するまでの間、外気
温度Toに対応して開度が制御されることとなる。従っ
て、外気温度To(換言すれば、デフロスト時における
冷凍装置の外部環境)に対応した適正なデフロスト用の
冷媒循環量が得られることとなるのである。
請求項4の発明では、上記手段によって次のような作用
が得られる。
即ち、デフロスト運転指令があった後におけるポンプダ
ウン運転が終了すると、開弁時間制御手段17の作用に
より、電子膨張弁4は、開度一定とされた状態で、庫内
温度Tiに対応して開弁時間が制御されることとなる。
従って、庫内温度Ti(換言すれば、デフロスト時にお
ける冷凍装置の内部環境)に対応した適正なデフロスト
用の冷媒循環量が得じれることとなるのである。
請求項5の発明では、上記手段によって次のような作用
が得られる。
即ち、デフロスト運転指令があった後におけるポンプダ
ウン運転が終了すると、開度制御手段18の作用により
、電子膨張弁4は、一定時間が経過するまでの間、庫内
温度Tiに対応して開度が制御されることとなる。従っ
て、庫内温度Ti(換言すれば、デフロスト時における
冷凍装置の内部環境)に対応した適正なデフロスト用の
冷媒循環量が得られることとなるのである。
請求項6の発明では、上記手段によって次のような作用
が得られる。
即ち、デフロスト運転指令があった後におけるポンプダ
ウン運転が終了すると、開弁時間制御手段17の作用に
より、電子膨張弁4は、開度一定とされた状態で、蒸発
器5における風上側と風下側の差圧Δpに対応して開弁
時間が制御されることとなる。従って、前記差圧Δp(
換言すれば、蒸発器5への着霜りに対応した適正なデフ
ロスト用の冷媒循環量が得られることとなるのである。
請求項7の発明では、上記手段によって次のような作用
が得られる。
即ち、デフロスト運転指令があった後におけるポンプダ
ウン運転が終了すると、開度制御手段18の作用により
、電子膨張弁4は、一定時間が経過するまでの間、蒸発
器5の風上側と風下側の差圧□Δpに対応して開度が制
御されることとなる。
従って、前記差圧Δp(換言すれば、蒸発器5への着霜
りに対応した適正なデフロスト附の冷媒循環量が得られ
ることとなるのである。
(発明の効果) 請求項1の発明によれば、圧縮機lから吐出されるホッ
トガスを、凝縮器2をバイパスして蒸発器5に供給する
ホットガスバイパス路7と、デフロスト時においては循
環する冷媒の全量を前記ホットガスバイパス路7を介し
て前記蒸発器5に循環させてデフロスト運転を行うべく
作動するホットガス弁8とを備えた冷凍装置において、
前記凝縮器2の下流側に、電子信号により開度調整され
るべく構成された電子膨張弁4を設けるとともに、デフ
ロスト運転指令により前記電子膨張弁4を全閉となして
、ポンプダウン運転により前記凝縮器2を含む液溜部1
0に冷媒を閉じ込める如く作用する開弁時間制御手段1
5と、該開弁時間制御手段15によるポンプダウン運転
時において、前記液溜部10からデフロスト運転が行な
われるデフロスト回路Xに所定量の冷媒を流出せしめる
べく前記電子膨張弁4の開度および開弁時間を制御する
弁制御手段16とを付設して、 弁制御手段16の作用により着霜量あるいはデフロスト
時における冷凍装置の内外部環境に対応して電子膨張弁
4の開度および開弁時間を制御し得るようにしたので、
蒸発器5への着霜をデフロストするに適正な冷媒循環量
が得られることとなり、デフロスト時間の短縮化および
コストダウンを図り得るという優れた効果がある。
請求項2の発明によれば、請求項1の冷凍装置において
、外気温度Toを検知する外気温度検知手段itを設け
るとともに、弁制御手段16に代えて、開弁時間制御手
段15によるポンプダウン運転時において、その時点の
前記外気温度Toに対応させて前記液溜部10からデフ
ロスト運転が行なわれるデフロスト回路Xに所定量の冷
媒を流出せしめるべく、前記電子膨張弁4の開度を一定
となした状態で、外気温度Toに対応して開弁時間を制
御し得るようにしたので、外気温度To(換言すれば、
デフロスト時における冷凍装置の外部環境)に対応した
適正なデフロスト用の冷媒循環量が得られることとなり
、デフロスト時間の短縮化およびコストダウンを図り得
るという優れた効果がある。
請求項3の発明によれば、請求項2の冷凍装置において
、開弁時間制御手段18に代えて、開弁時間制御手段1
6によるポンプダウン運転時において、その時点の外気
温度Toに対応させて前記液溜部10からデフロスト運
転が行なわれるデフロスト回路Xに所定量の冷媒を流出
せしめるべく、電子膨張弁4の開度制御を一定時間行う
開度制御手段19を付設して、デフロスト運転指令があ
った後におけるポンプダウン運転が終了すると、開度制
御手段19の作用により、電子膨張弁4を、一定時間が
経過するまでの間、外気温度Toに対応して開度制御し
得るようにしたので、外気温度To(換言すれば、デフ
ロスト時における冷凍装置の外部環境)゛に対応した適
正なデフロスト用の冷媒循環量が得られることとなり、
デフロスト時間の短縮化およびコストダウンを図り得る
という優れた効果がある。
請求項4の発明によれば、請求項1の冷凍装置において
、蒸発器5により冷却される庫内の温度Tiを検知する
庫内温度検知手段20を設けるとともに、弁制御手段1
7に代えて、開弁時間制御手段16によるポンプダウン
運転時において、その時点の前記庫内温度Tiに対応さ
せて液溜部10からデフロスト運転が行なわれるデフロ
スト回路Xに所定量の冷媒を流出せしめるべく、前記電
子膨張弁4の開度を一定に保持させた状態で開弁時間を
制御する開弁時間制御手段18を付設して、デフロスト
運転指令があった後におけるポンプダウン運転が終了す
ると、開弁時間制御手段18の作用により、電子膨張弁
4の開度を一定となした状態で、庫内温度Tiに対応し
て開弁時間を制御し得るようにしたので、庫内温度Ti
(換言すれば、デフロスト時における冷凍装置の内部環
境)に対応した適正なデフロスト用の冷媒循環量が得ら
れることとなり、デフロスト時間の短縮化およびコスト
ダウンを図り得るという優れた効果がある。
請求項5の発明によれば、請求項4の冷凍装置において
、開弁時間制御手段18に代えて、開弁時間制御手段1
6によるポツプダウン運転時において、その時点の庫内
温度Tiに対応させて液溜部10からデフロスト運転が
行なわれるデフロスト回路Xに所定量の冷媒を流出せし
めるべく、前記電子膨張弁4の開度制御を一定時間行う
開度制御手段19を付設して、デフロスト運転指令があ
った後におけるポンプダウン運転が終了すると、開度制
御手段19の作用により、一定時間が経過するまでの間
、庫内温度T1に対応して電子膨張弁4の開度を制御し
得るようにしたので、庫内温度Ti(換言すれば、デフ
ロスト時における冷凍装置の内部環境)に対応した適正
なデフロスト用の冷媒循環量が得られることとなり、デ
フロスト時間の短縮化およびコストダウンを図り得ると
いう優れた効果がある。
請求項6の発明によれば、請求項1の冷凍装置において
、蒸発器5の風上側と風下側の差圧Δpを検知する差圧
検知手段21を設けるとともに、弁制御手段17に代え
て、開弁時間制御手段16によるポンプダウン運転時に
おいて、その時点の前記差圧Δpに対応させて液溜部1
0からデフロスト運転が行なわれるデフロスト回路Xに
所定量の冷媒を流出せしめるべく、電子膨張弁4の開度
を一定に保持させた状態で開弁時間を制御する開弁時間
制御手段18を付設して、デフロスト運転指令があった
後におけるポンプダウン運転が終了すると、開弁時間制
御手段18の作用により、電子膨張弁4の開度を一定と
なした状態で、前記差圧Δpに対応して電子膨張弁4の
開弁時間を制御し得るようにしたので、前記差圧Δp(
換言すれば、蒸発器5の着霜量)に対応した適正なデフ
ロスト用の冷媒循環量か得られることとなり、デフロス
ト時間の短縮化およびコストダウンを図り得るという優
れた効果がある。
請求項7の発明によれば、請求項6の冷凍装置において
、開弁時間制御手段18に代えて、開弁時間制御手段1
6によるポンプダウン運転時において、その時点の差圧
Δpに対応させて液溜部10からデフロスト運転が行な
われるデフロスト回路Xに所定量の冷媒を流出せしめる
べく、電子膨張弁4の開度制御を一定時間行う開度制御
手段19を付設して、デフロスト運転指令があった後に
おけるポンプダウン運転が終了すると、開度制御手段1
9の作用により、一定時間が経過するまでの間、前記差
圧Δpに対応して電子膨張弁4の開度を制御し得るよう
にしたので、前記差圧Δp(換言すれば、蒸発器5の着
霜量)に対応した適正なデフロスト用の冷媒循環量が得
られることとなり、デフロスト時間の短縮化およびコス
トダウンを図り得るという優れた効果がある。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して本発明の幾つかの好適な実
施例を説明する。
実施例1 第1図および第2図には、本発明の実施例1にかかる冷
凍装置におけるコントローラの内容および冷媒回路が示
されている。本実施例は、請求項1の発明に対応するも
のである。
本実施例の冷凍装置は、海上コンテナ用として使用され
るものであり、第2図図示の冷媒回路Aを備えている。
該冷媒回路Aは、圧縮機l、凝縮器2、受液器3、減圧
機構として作用するとともに後述するデフロスト用冷媒
量の制御を行う電子膨張弁4および蒸発器5を冷媒配管
6により順次接続して構成されており、蒸発器4により
コンテナの庫内空気を冷却する冷凍サイクルを形成して
いる。
前記圧縮機1の吐出側と凝縮器2の入口側とを結ぶ高圧
ガス管6aと、前記電子膨張弁4と蒸発器5とを結ぶ低
圧液管6bとの間には、前記圧縮機lから吐出されるホ
ットガスを、前記凝縮器2、受液器3および電子膨張弁
4をバイパスして蒸発器5へ導くホットガスバイパス路
7が介設されており、該ホットガスバイパス路7の前記
高圧ガス管6aへの接続部位には、電動三方弁からなる
ホットガス弁8が介装されている。該ホットガス弁8は
、圧縮機1の吐出側に接続される第1ボート8aと、ホ
ットガスバイパス路7側に接続される第2ボート8bと
、凝縮器2の入口側に接続される第3ボー)8cとを備
えており、電圧に比例して前記ホットガスバイパス路7
への弁開度を0%〜100%に制御可能とされ、前記蒸
発器5へのホットガスバイパス量を制御して能力調整を
行うと同時に、デフロスト時に循環する冷媒の全量を前
記ホットガスバイパス路7に流通させる如くなした比例
制御弁とされており、後述するコントローラ14により
作動制御されるようになっている。つまり、デフロスト
運転時においては、冷媒は、圧縮機1、ホットガス弁8
、ホットガスバイパス路7、蒸発器5および圧縮機1か
与なるデフロスト回路Xを循環することとなっている。
また、前記ホットガス弁8と凝縮器2との間には、圧縮
機1への冷媒の逆流を防止するための逆出弁9が介設さ
れている。
また、前記電子膨張弁4は、電子信号により開度制御さ
れ得るように構成されており、全閉状態でのポンプダウ
ン運転により前記凝縮器2および受液器3を含む液溜部
10に冷媒を閉じ込め得るように構成されている。
しかして、本実施例においては、コンテナの外部には、
該外気温度Toを検知するための外気温度検知手段11
が配設されており、本実施例では、該外気温度検知手段
11により検知される外気温度Toを、デフロスト運転
時における冷媒制御の指標としている。
また、前記蒸発器5には、該蒸発器5へのフロストの進
行度を検出して、デフロスト開始指令を出力するフロス
ト検知手段12か付設さgでいる。
符号13は低圧圧力スイッチ、I4はトレンパンヒータ
、15はファンである。
そして、前記外気温度検知手段11、フロスト検知手段
12および低圧圧力スイッチ13からの出力信号は、デ
フロスト運転時における冷媒制御を行うべく作用するコ
ントローラ14に入力され、該コントローラ14からの
指令により前記電子膨張弁4およびホットガス弁8の作
動制御が行なわれるようになっている。
前記コントローラ14は、マイクロコンピュータ等から
なっており、第1図の機能対応図に示すように、下記の
如き各種機能手段を備えている。
即ち、コントローラ14は、前記フロスト検知手段12
からの信号入力に基づくデフロスト開始指令により前記
電子膨張弁4を全閉となして、ポンプダウン運転により
前記凝縮器2を含む液溜部10に冷媒を閉じ込める如く
作用する開弁時間制御手段16と、該開弁時間制御手段
16によるポンプタウン運転の終了(低圧圧力スイッチ
13の作動により検知される)後において、前記液溜部
10からデフロスト運転が行なわれるデフロスト回路X
に所定量の冷媒を流出せしめるべく前記電子膨張弁4の
開度および開弁時間を制御する弁制御手段17とを備え
ている。
前記弁制御手段17による制御は、外気温度TOが高い
時にはデフロストに要する冷媒循環量が少なくてよく、
外気温度TOが低い時にはデフロストに要する冷媒循環
量が多く必要となることに着目し、外気温度TOの増大
に比例して減少する指数Z(0〜16)を、第3図(イ
)図示の直線fから求め、かくして得られた指数Zに基
づいて、第3図(ロ)図示の開度パルス線gおよび開弁
時間線りから求められる開度パルスPおよび開弁時間t
により電子膨張弁4を開度制御することにより行なわれ
ることとなっており、第3図(イ)および(ロ)のデー
タは、マツプとしてコントローラ14に予ヒめ記憶され
ることとなっている。
ついで、図示の冷凍装置のデフロスト開始時の作用を第
4図図示のフローチャートを参照して詳述する。
本実施例の冷凍装置は、ホットカス弁8によりホットガ
スバイパス路7へのホットガス流量を制御することによ
り、蒸発器5の冷却能力を制御し、以って庫内温度Ti
を冷凍領域あるいはチルド領域に制御しつつ運転される
が、蒸発器5へのフロストが進行すると、フロスト検知
手段12からのデフロスト開始信号および外気温度検知
手段11により検知された外気温度Toがコントローラ
I4に入力される(ステップS、およびS、)。すると
、コントローラ14による制御はステップS3に進み、
開弁時間制御手段16の作用により電子膨張弁4が全閉
される。従って、冷凍装置は、ポンプダウン運転される
こととなり、低圧が急激に降下せしめられる。該ポンプ
ダウン運転により循環冷媒のほぼ全量が、凝縮器2およ
び受戒器3を含む液溜部10に閉じ込められ、低圧圧力
スイッチ13がOFF作動すると(ステップS4)、ホ
ットガス弁8がON作動して、第1ポート8aと第2ポ
ート8bとが連通せしめられ、圧縮機lの吐出側とホッ
トガスバイパス路7とが連通せしめられる(ステップS
、)。ついて、コントローラ14による制御は、ステッ
プS6に進み、前記外気温度Toに対応する開度パルス
Pおよび開弁時間tが、記憶マツプである第3図(イ)
および(ロ)から読み出され、当該開度パルスPおよび
開弁時間tに基づく弁制御手段19の作用により電子膨
張弁4か作動制御される(ステップS7)。従って、液
溜部10に貯溜されていた冷媒の所定量(即ち、デフロ
スト運転に必要な冷媒量)がデフロスト回路Xへ流出せ
しめられることとなり、当該冷媒量によるデフロスト運
転が行なわれる。
上記した如く、本実施例によれば、蒸発器5のデフロス
ト時の条件(例えば、外気温度条件)に対応した適正な
冷媒循環量によるデフロスト運転か行えることとなり、
特に低外気温度条件下でのデフロスト時間の短縮が図れ
るのである。
なお、本実施例では、デフロスト運転時における冷媒制
御の指標として、外気温度を使用しているが、前記指標
として、コンテナの庫内温度あるいは蒸発器5の風上側
と風下側の差圧を用いる場合もある。
実施例2 第5図には、本実施例にかかる冷凍装置におけるコント
ローラ14の内容か示されている。本実施例は、請求項
2の発明に対応するものである。
本実施例の冷凍装置の回路構成は、前記実施例lのもの
く即ち、第2図図示)と同様である。
本実施例のコントローラ14は、第5図図示の各種機能
手段を備えている。
即ち、前記コントローラ14は、前記フロスト検知手段
12からの信号入力に基づくデフロスト開始指令により
前記電子膨張弁4を全閉となして、ポンプダウン運転に
より前記凝縮器2を含む液溜部10に冷媒を閉じ込める
如く作用する開弁時間制御手段16と、開弁時間制御手
段16によるポンプダウン運転時(なお、ポンプダウン
運転の終了は、低圧圧力スイッチ13の作動により検知
される)において、その時点の外気温度Toに対応させ
て前記液溜部10からデフロスト運転が行なわれるデフ
ロスト回路Xに所定量の冷媒を流出せしめるべく、前記
電子膨張弁4の開度を一定に保持させた状態で開弁時間
tを制御する開弁時間制御手段18とを備えている。
前記開弁時間制御手段18による制御は、外気温度To
の増大に対応して減少する関数として表される開弁時間
t(開度パルスルー一定)を、第6図図示のマツプより
読み出し、得られた開弁時間tにより電子膨張弁4の開
弁時間を制御することにより行なわれることとなってい
る。
ついで、第7図図示のフローチャートを参照して、実施
例2にかかる冷凍装置のデフロスト運転開始時の作用を
説明する。
第7図図示のフローチャートにおける如く、本実施例の
場合、ステップS1〜S、までの作用は、前述の実施例
1の場合と同一であるので、重複を避けるため説明を省
略し、以下には、その後の制御について説明する。
デフロスト運転開始後、ステップS8において、前記外
気温度TOに対応する開弁時間t(開度パルスPは一定
値とされる)が、記憶マツプである第6図から読み出さ
れ、当該開弁時間tに基づく開弁時間制御手段I8の作
用により電子膨張弁4の開弁時間が制御される(ステッ
プS7)。従って、液溜部10に貯溜されていた冷媒の
所定量(即ち、デフロスト運転に必要な冷媒量)がデフ
ロスト回路Xへ流出せしめられることとなり、当該冷媒
量によるデフロスト運転が行なわれる。
上記した如く、本実施例によれば、蒸発器5のデフロス
ト時の条件(例えば、外気温度条件)に対応した適正な
冷媒循環量によるデフロスト運転が行えることとなり、
特に低外気温度系1件下でのデフロスト時間の短縮が図
れるのである。
実施例3 第8図には、本実施例にかかる冷凍装置におけるコント
ローラ14の内容が示されている。本実施例は、請求項
3の発明に対応するものである。
本実施例の冷凍装置の回路構成は、前記実施例1のもの
(即ち、第2図図示)と同様である。
本実施例のコントローラ14は、第8図図示の各種機能
手段を備えている。
即ち、前記コントローラI4は、前記フロスト検知手段
12か与の信号人1力に基づくデフロスト開始指令によ
り前記電子膨張弁4を全閉となして、ポンプダウン運転
により前記凝縮器2を含む液溜部10に冷媒を閉じ込め
る如く作用する開弁時間制御手段16と、開弁時間制御
手段16によるポンプダウン運転時(なお、ポンプダウ
ン運転の終了は、低圧圧力スイッチ13の作動により検
知される)において、その時点の外気温度Toに対応さ
せて前記液溜部10からデフロスト運転が行なわれるデ
フロスト回路Xに所定量の冷媒を流出せしめるべく、電
子膨張弁4の開度制御を一定時間行う開度制御手段19
とを備えている。
ている。
前記開度制御手段19による制御は、外気温度TOの増
大に対応して減少する関数として表される開度パルスP
(開弁時間t=一定)を、第9図図示のマツプより読み
出し、得られた開度パルスPにより電子膨張弁4を開度
制御することにより行なわれることとなっている。
ついで、第1O図図示のフローチャートを参照して、実
施例3にかかる冷凍装置のデフロスト運転開始時の作用
を説明する。
第10図図示のフローチャートにおける如く、本実施例
の場合、ステップS工〜S、までの作用は、前述の実施
例1の場合と同一であるので、重複を避けるため説明を
省略し、以下には、その後の制御について説明する。
デフロスト運転開始後、ステップS、において、前記外
気温度Toに対応する開度パルスP(開弁時間tは一定
値とされる)が、記憶マツプである第9図から読み出さ
れ、当該開度パルスPに基づく開度制御手段19の作用
により電子膨張弁4の開度が制御される(ステップS、
)。従って、液溜1’(10に貯溜されていた冷媒の所
定量(即ち、デフロスト運転に必要な冷媒量)がデフロ
スト回路Xへ流出せしめられることとなり、当該冷媒量
によるデフロスト運転が行なわれる。
上記した如く、本実施例によれば、蒸発器5のデフロス
ト時の条件(例えば、外気温度条件)に対応した適正な
冷媒循環量によるデフロスト運転が行えることとなり、
特に低外気温度条件下でのデフロスト時間の短縮が図れ
るのである。
実施例4 第11図および第12図には、本発明の実施例4にかか
る冷凍装置のコントローラの内容および冷媒回路が示さ
れている。本実施例は、請求項4の発明に対応するもの
である。
本実施例における冷媒回路Aの主要構成は、前述の実施
例1のものと同様であるが、本実施例の場合、外気温度
検知手段11に代えて、蒸発器5により冷却される庫内
温度Tiを検知する庫内温度検知手段20が用いられて
いる。
本実施例のコントローラ14は、第11図図示の各種機
能手段を備えている。
即ち、前記コントローラ14は、前記フロスト検知手段
12からの信号入力に基づくデフロスト開始指令により
前記電子膨張弁4を全閉となして、ポンプダウン運転に
より前記凝縮器2を含む液溜部10に冷媒を閉じ込める
如く作用する開弁時間制御手段15と、開弁時間制御手
段15によるポンプダウン運転時(なお、ポンプダウン
運転の終了は、低圧圧力スイッチ13の作動により検知
される)後において、その′時点の庫内温度Tiに対応
させて液溜部10からデフロスト運転が行なわれるデフ
ロスト回路Xに所定量の冷媒を流出せしめるべく、前記
電子膨張弁4の開度を一定に保持させた状態で開弁時間
tを制御する開弁時間制御手段18とを備えている。
前記開弁時間制御手段18による制御は、庫内温度Ti
の増大に対応して減少する関数として表される開弁時間
t(開度パルスP=一定)を、第13図図示のマツプよ
り読み出し、得られた開弁時間tにより電子膨張弁4の
開弁時間を制御することにより行なわれることとなって
いる。
ついで、第14図図示のフローチャートを参照して、実
施例4にかかる冷凍装置のデフロスト運転開始時の作用
を説明する。
第14図図示のフローチャートにおける如く、本実施例
の場合、ステップS、において庫内温度Tiが入力され
る点を除いてステップS、〜S、までの作用は、前述の
実施例1の場合と同一であるので、重複を避けるため説
明を省略し、以下には、その後の制御について説明する
デフロスト運転開始後、ステップS8において、前記庫
内温度Tiに対応する開弁時間t(開度パルスPは一定
値とされる)が、記憶マツプである第13図から読み出
され、当該開弁時間tに基づく開弁時間制御手段18の
作用により電子膨張弁4の開弁時間が制御される(ステ
ップS7)。従って、液溜部10に貯溜されていた冷媒
の所定量(即ち、デフロスト運転に必要な冷媒量)がデ
フロスト回路Xへ流出せしめられることとなり、当該冷
媒量によるデフロスト運転が行なわれる。
上記しfコ如く、本実施例によれば、蒸発器5のデフロ
スト時の条件(例えば、庫内温度条件)に対応した適正
な冷媒循環量によるデフロスト運転が行えることとなり
、特に低庫内温度条件下でのデフロスト時間の短縮が図
れるのである。
実施例5 第15図には、本実施例にかかる冷凍装置におけるコン
トローラの内容が示さ乙ている。本実施例は、請求項5
の発明に対応するものである。
本実施例の冷凍装置の回路構成は、前記実施例4のもの
(即ち、第12図図示)と同様である。
本実施例のコントローラ14は、第15図図示の各種機
能手段を備えている。
即ち、前記コントローラ14は、前記フロスト検知手段
12からの信号入力に基づくデフロスト開始指令により
前記電子膨張弁4を全開となして、ポンプダウン運転に
より前記凝縮器2倉含む液溜部10に冷媒を閉じ込める
如く作用する開弁時間制御手段16と、開弁時間制御手
段16によるポンプダウン運転時(なお、ポンプダウン
運転の終了は、低圧圧力スイッチ13の作動により検知
される)において、その時点の庫内温度Tiに対応させ
て前記液溜部10からデフロスト運転が行なわれるデフ
ロスト回路Xに所定量の冷媒を流出せしめるべく、電子
膨張弁4の開度制御を一定時間行う開度制御手段19と
を備えている。
ている。
前記開弁時間制御手段19による制御は、庫内温度Ti
の増大に対応して減少する関数として表される開度パル
スP(開弁時間t=一定)を、第16図図示のマツプよ
り読み出し、得られた開度パルスPにより電子膨張弁4
を開度制御することにより行なわれることとなっている
ついで、第17図図示のフローチャートを参照して、実
施例5にかかる冷凍装置のデフロスト運転開始時の作用
を説明する。
第17図図示のフローチャートにおける如く、本実施例
の場合、ステップS、において庫内温度Tiが入力され
る点を除いてステップ81〜S、までの作用は、前述の
実施例1の場合と同一であるので、重複を避けるため説
明を省略し、以下には、その後の制御について説明する
デフロスト運転開始後、ステップS8において、前記庫
内温度Tiに対応する開度パルスP(開弁時間tは一定
値とされる)が、記憶マツプである第16図から読み出
され、当該開度パルスPに基づく開度制御手段19の作
用により電子膨張弁4の開度が制御される(ステップS
、)。従って、液溜部10に貯溜されていた冷媒の所定
量(即ち、デフロスト運転に必要な冷媒量)がデフロス
ト回路Xへ流出せしめられることとなり、当該冷媒量に
よるデフロスト運転が行なわれる。
上記した如く、本実施例によれば、蒸発器5のデフロス
ト時の条件(例えば、庫内温度条件)に対応した適正な
冷媒循環量によるデフロスト運転が行えることとなり、
特に低庫内温度条件下でのデフロスト時間の短縮が図れ
るのである。
実施例6 第18図および第19図には、本発明の実施例6にかか
る冷凍装置のコントローラの内容および冷媒回路が示さ
れている。本実施例は、請求項6の発明に対応するもの
である。
本実施例における冷媒回路Aの主要構成は、前述の実施
例1のものと同様であるが、本実施例の場合、外気温度
検知手段11に代えて、蒸発器5の風上側と風下側の差
圧Δpを検知する差圧検知手段21が用いられている。
本実施例のコントローラ14は、第18図図示の各種機
能手段を備えている。
即ち、前記コントローラ14は、前記フロスト検知手段
12からの信号入力に基づくデフロスト開始指令により
前記電子膨張弁4を全開となして、ポンプダウン運転に
より前記凝縮器2を含む液溜部10に冷媒を閉じ込める
如く作用する開弁時間制御手段16と、開弁時間制御手
段16によるポンプダウン運転時(なお、ポンプダウン
運転の終了は、低圧圧力スイッチ13の作動により検知
される)において、その時点における蒸発器5の風上側
と風下側の差圧Δpに対応させて液溜部10からデフロ
スト運転が行なわれるデフロスト回路Xに所定量の冷媒
を流出せしめるべく、電子膨張弁4の開度を一定に保持
させた状態で開弁時間を制御する開弁時間制御手段18
とを備えている。
前記開弁時間制御手段18による制御は、前記差圧Δp
の増大に対応して増大する関数として表される開弁時間
t(開度パルスP=一定)を、第20図図示のマツプよ
り読み出し、得られた開弁時間tにより電子膨張弁4の
開弁時間を制御することにより行なわれることとなって
いる。
ついで、第21図図示のフローチャートを参照して、実
施例6にかかる冷凍装置のデフロスト運転量始時の作用
を説明する。
第21図図示のフローチャートにおける如く、本実施例
の場合、ステップS、において差圧Δpが入力される点
を除いて、ステップ5I−Ssまでの作用は、前述の実
施例1の場合と同7であるので、重複を避けるため説明
を省略し、以下には、その後の制御について説明する。
デフロスト運転開始後、ステップSllにおいて差圧検
知手段21からの差圧Δpがコントローラ14に入力さ
れると、コントローラ14による制御は、ステップS、
に進み、前記差圧Δpに対応する開弁時間t(開度パル
スPは一定値とされる)が、記憶マツプである第20図
から読み出され、当該開弁時間tに基づく開弁時間制御
手段18の作用により電子膨張弁4の開弁時間が制御さ
れる(ステップS7)。従って、液溜部10に貯溜され
ていた冷媒の所定量(即ち、デフロスト運転に必要な冷
媒量)がデフロスト回路Xへ流出せしめられることとな
り、当該冷媒量によるデフロスト運転が行なわれる。
上記した如く、本実施例によれば、蒸発器5のデフロス
ト時の条件(例えば、着霜条件)に対応した適正な冷媒
循環量によるデフロスト運転が行えることとなり、特に
高着霜量下でのデフロスト時間の短縮が図れるのである
実施例7 第22図には、本実施例にかかる冷凍装置におけるコン
トローラの内容が示されている。本実施例は、請求項7
の発明に対応するものである。
本実施例の冷凍装置の回路構成は、前記実施例6のもの
(即ち、第19図図示)と同様である。
本実施例のコントローラ14は、第22図図示の各種機
能手段を備えている。
即ち、前記コントローラ14は、前記フロスト検知手段
12からの信号入力に基づくデフロスト開始指令により
前記電子膨張弁4を全閉となして、ポンプダウン運転に
より前記凝縮器2を含む液溜部10に冷媒を閉じ込める
如く作用する開弁時間制御手段16と、開弁時間制御手
段16によるポンプダウン運転時(なお、ポンプダウン
運転の終了は、低圧圧力スイッチ13の作動により検知
される)において、その時点における蒸発器5の風上側
と風下側の差圧Δpに対応させて液溜部10からデフロ
スト運転が行なわれるデフロスト回路Xに所定量の冷媒
を流出せしめるべく、電子膨張弁4の開度制御を一定時
間行う開度制御手段19とを備えている。
前記開度制御手段19による制御は、前記差圧Δpの増
大に対応して増大する関数として表される開度パルスP
(開弁時間t=一定)を、第23図図示のマツプより読
み出し、得られた開度パルスPにより電子膨張弁4を開
度制御することにより行なわれることとなっている。
ついで、第24図図示のフローチャートをltして、実
施例7にかかる冷凍装置のデフロスト運転開始時の作用
を説明する。
第24図図示のフローチャートにおける如く、本実施例
の場合、ステップS、において差圧Δpが入力される点
を除いて、ステップS、〜S、までの作用は、前述の実
施例1の場合と同一であるので、重複を避けるため説明
を省略し、以下には、その後の制御について説明する。
デフロスト運転開始後、ステップS、において、前記差
圧Δpに対応する開度パルスP(開弁時間tは一定値と
される)が、記憶マツプである第23図か占読み出され
、当該開度パルスPに基づく開度制御手段19の作用に
より電子膨張弁4の開度が制御される(ステップS7)
。従って、液溜部10に貯溜されていた冷媒の所定量(
即ち、デフロスト運転に必要な冷媒量)がデフロスト回
路Xへ流出せしめられることとなり、当該冷媒量による
デフロスト運転か行なわれる。
上記した如く、本実施例によれば、蒸発器5のデフロス
ト時の条件(例えば、着霜条件)に対応した適正な冷媒
循環量によるデフロスト運転か行えることとなり、特に
高着霜下でのデフロスト時間の短縮が図れるのである。
本発明は、上記各実施例のlt′$、に限定されるもの
ではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設
計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1の発明に対応する機能対応図、第2図
は本発明の実施例1(即ち、請求項1の発明)にかかる
冷凍装置の回路構成図、第3図(イ)および(ロ)は外
気温度の変化に対応すA指数変化を示す特性図および該
指数の変化に対応する電子膨張弁開度パルスと開弁時間
の変化を示す特性図、第4図は本発明の実施例1にかか
る冷凍装置のデフロスト運転開始時における作用を説明
するためのフローチャート、第5図は請求項2の発明に
対応する機能対応図、第6図は電子膨張弁の開度を一定
とした場合における外気温度の変化に対応する開弁時間
の変化を示す特性図、第7図は本発明の実施例2にかか
る冷凍装置のデフロスト運転開始時における作用を説明
するためのフローチャート、第8図は請求項3の発明に
対応する機能対応図、第9図は電子膨張弁の開弁時間を
一定とした場合における外気温度の変化に対応する開度
パルスの変化を示す特性図、第1O図は本発明の実施例
3にかかる冷凍装置のデフロスト運転開始時における作
用を説明するためのフローチャート、第11図は請求項
4の発明に対応する機能対応図、第12図は本発明の実
施例4(即ち、請求項4の発明)にかかる冷凍装置の回
路構成図、第13図は電子膨張弁の開度を一定とした場
合における庫内温度の変化に対応する開弁時間の変化を
示す特性図、第14図は本発明の実施例4にかかる冷凍
装置のデフロスト運転開始時における作用を説明するた
めのフローチャート、第15図は請求項5の発明に対応
する機能対応図、第16図は電子膨張弁の開弁時間を一
定とした場合におIJる庫内′温度の変化に対応する開
度パルスの変化を示す特性図、第17図は本発明の実施
例5にかかる冷凍装置のデフロスト運転開始時における
作用を説明するためのフローチャート、第18図は請求
項6の発明に対応する機能対応図、第19図は本発明の
実施例6(即ち、請求項6の発明)にかかる冷凍装置の
回路構成図、第20図は電子膨張弁の開度を一定とした
場合における蒸発器前後の差圧の変化に対応する開弁時
間の変化を示す特性図、第2I図は本発明の実施例6に
かかる冷凍装置のデフロスト運転開始時における作用を
説明するためのフローチャート、第22図は請求項7の
発明に対応する機能対応図、第23図は電子膨張弁の開
弁時間を一定とした場合における蒸発器記後の差圧の変
化に対応する開度パルスの変化を示す特性図、第24図
は本発明の実施例7にかかる冷凍装置のデフロスト運転
開始時における作用を説明するためのフローチャートで
ある。 l・・・・圧縮機 2・・・・凝縮器 4・・・・電子膨張弁 5・・・・蒸発器 7・・・・ホットガスバイパス路 8・・・・ホットガス弁 10・・・液溜部 11・・・外気温度検知手段 14・・・コントローラ 16・・・開弁時間制御手段 17・・・弁制御手段 開弁時間制御手段 開度制御手段 庫内温度検知手段 差圧検知手段 デフロスト回路 外気温度 庫内温度 差圧

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、圧縮機(1)から吐出されるホットガスを、凝縮器
    (2)をバイパスして蒸発器(5)に供給するホットガ
    スバイパス路(7)と、デフロスト時においては循環す
    る冷媒の全量を前記ホットガスバイパス路(7)を介し
    て前記蒸発器(5)に循環させてデフロスト運転を行う
    べく作動するホットガス弁(8)とを備えた冷凍装置に
    おいて、前記凝縮器(2)の下流側に、電子信号により
    開度調整されるべく構成された電子膨張弁(4)を設け
    るとともに、デフロスト開始指令により前記電子膨張弁
    (4)を全閉となして、ポンプダウン運転により前記凝
    縮器(2)を含む液溜部(10)に冷媒を閉じ込める如
    く作用するポンプダウン運転制御手段(15)と、該ポ
    ンプダウン運転制御手段(15)によるポンプダウン運
    転時において、前記液溜部(10)からデフロスト運転
    が行なわれるデフロスト回路(X)に所定量の冷媒を流
    出せしめるべく前記電子膨張弁(4)の開度および開弁
    時間を制御する弁制御手段(16)とを付設したことを
    特徴とする冷凍装置。 2、外気温度(To)を検知する外気温度検知手段(1
    1)を設けるとともに、前記弁制御手段(16)に代え
    て、前記ポンプダウン運転制御手段(15)によるポン
    プダウン運転時において、その時点の前記外気温度(T
    o)に対応させて前記液溜部(10)からデフロスト運
    転が行なわれるデフロスト回路(X)に所定量の冷媒を
    流出せしめるべく、前記電子膨張弁(4)の開度を一定
    に保持させた状態で開弁時間を制御する開弁時間制御手
    段(17)を付設したことを特徴とする前記請求項1記
    載の冷凍装置。 3、前記開弁時間制御手段(17)に代えて、前記ポン
    プダウン運転制御手段(15)によるポンプダウン運転
    時において、その時点の前記外気温度(To)に対応さ
    せて前記液溜部(10)からデフロスト運転が行なわれ
    るデフロスト回路(X)に所定量の冷媒を流出せしめる
    べく、前記電子膨張弁(4)の開度制御を一定時間行う
    開度制御手段(18)を付設したことを特徴とする前記
    請求項2記載の冷凍装置。 4、前記蒸発器(5)により冷却される庫内の温度(T
    i)を検知する庫内温度検知手段(19)を設けるとと
    もに、前記弁制御手段(16)に代えて、前記ポンプダ
    ウン運転制御手段(15)によるポンプダウン運転時に
    おいて、その時点の前記庫内温度(Ti)に対応させて
    前記液溜部(10)からデフロスト運転が行なわれるデ
    フロスト回路(X)に所定量の冷媒を流出せしめるべく
    、前記電子膨張弁(4)の開度を一定に保持させた状態
    で開弁時間を制御する開弁時間制御手段(17)を付設
    したことを特徴とする前記請求項1記載の冷凍装置。 5、前記開弁時間制御手段(17)に代えて、前記ポン
    プダウン運転制御手段(15)によるポンプダウン運転
    時において、その時点の前記庫内温度(Ti)に対応さ
    せて前記液溜部(10)からデフロスト運転が行なわれ
    るデフロスト回路(X)に所定量の冷媒を流出せしめる
    べく、前記電子膨張弁(4)の開度制御を一定時間行う
    開度制御手段(18)を付設したことを特徴とする前記
    請求項4記載の冷凍装置。 6、前記蒸発器(5)の風上側と風下側の差圧(Δp)
    を検知する差圧検知手段(20)を設けるとともに、前
    記弁制御手段(16)に代えて、前記ポンプダウン運転
    制御手段(15)によるポンプダウン運転時において、
    その時点の前記差圧(Δp)に対応させて前記液溜部(
    10)からデフロスト運転が行なわれるデフロスト回路
    (X)に所定量の冷媒を流出せしめるべく、前記電子膨
    張弁(4)の開度を一定に保持させた状態で開弁時間を
    制御する開弁時間制御手段(17)を付設したことを特
    徴とする前記請求項1記載の冷凍装置。 7、前記開弁時間制御手段(17)に代えて、前記ポン
    プダウン運転制御手段(15)によるポンプダウン運転
    時において、その時点の前記差圧(Δp)に対応させて
    前記液溜部(10)からデフロスト運転が行なわれるデ
    フロスト回路(X)に所定量の冷媒を流出せしめるべく
    、前記電子膨張弁(4)の開度制御を一定時間行う開度
    制御手段(18)を付設したことを特徴とする前記請求
    項6記載の冷凍装置。
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JP2009174800A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Mitsubishi Electric Corp 再熱除湿装置および空気調和装置
JP2009300009A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷凍装置

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