JPH03273157A - 焼入れ深さ測定装置 - Google Patents

焼入れ深さ測定装置

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JPH03273157A
JPH03273157A JP7437390A JP7437390A JPH03273157A JP H03273157 A JPH03273157 A JP H03273157A JP 7437390 A JP7437390 A JP 7437390A JP 7437390 A JP7437390 A JP 7437390A JP H03273157 A JPH03273157 A JP H03273157A
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JP
Japan
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calibration data
magnetomotive force
quenching
depth
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JP7437390A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Watanabe
敏幸 渡辺
Tetsuya Higuchi
樋口 鐵也
Toshio Endo
敏夫 遠藤
Tomiichi Yagi
八木 富一
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は焼入れに伴う磁気特性変化を利用して焼入れ深
さを測定する装置に係り、特に、個々の鋼材の個体差に
拘らず常に高い精度で焼入れ深さを測定できる装置に関
するものである。
従来の技術 自動車部品などにおいては表面に焼入れを施した焼入れ
部品が多用されているが、強度設計上や信頼性等の点で
その焼入れ深さは一定であることが望まれる。これに対
し、例えば高周波焼入れなどにおいでは、焼入れ条件が
同じであっても焼入れ部品の加工履歴などにより焼入れ
深さがばらつくため、部品毎に焼入れ深さを測定してそ
の品質を保証する必要がある。このような測定装置とし
て、焼入れに伴う磁気特性変化を利用したものが考えら
れている。
これは、具体的には焼入れ深さに応じて保磁力が変化す
ることに基づくもので、例えば第1図に示されているよ
うに、プローブ10の一対のチップ12.14に焼入れ
された被検査材16の表面を密着させて励磁コイル18
によりそれ等を通る磁気回路を形成するとともに、プロ
ーブ本体20とチップ12との間に配設されたホール素
子等の磁気センサ22によってその磁気回路の磁束密度
Bを測定しつつ、励磁コイル18の励磁電流Iにより起
磁力Fを変化させて磁束密度Bが零となるときの起磁ノ
)Fcを検出し、予め求められた起磁力Fcと焼入れ深
さdとの関係を表す検量データから焼入れ深さdを決定
するのである。上記チップ12.14には、被検査材1
6の表面形状に対応する円弧形状の接触面が形成され、
被検査材16はその接触面上に!!置されるようになっ
ている。
第4図は、上記磁束密度Bと起磁力Fとの関係を示すグ
ラフの一例で、磁気回路の長さが一定であれば、このグ
ラフは磁束密度Bと磁化力Hとのヒステリシスループに
対応する。すなわち、起磁力Fは励磁電流Iと励磁コイ
ル18の巻数Nとの積で表されるため、磁気回路の長さ
が一定であれば磁化力Hに対応し、磁束密度Bが零とな
る起磁力Fcは前記保磁力に対応するのである。また、
第5図は検量データの一例であるが、焼入れ性はMn、
Boなとの添加成分によって大きく影響されるため、被
検査材16の成分(鋼種)に応じて予め実験的に求めら
れており、実際の被検査材16の材質に対応するものが
選択されるようになっている。
なお、励磁コイル18の巻数Nが一定であれば上記起磁
力Fは励磁電流Iに対応するため、起磁力Fcから焼入
れ深さdを測定することは、磁束密度Bが零となるとき
の励磁電流1cから焼入れ深さdを測定することと実質
的に同じである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このように被検香料のm種毎に検量デー
タを設定し、鋼種に応して検量データを選択して焼入れ
深さdを測定しても、必ずしも高い精度が得られないこ
とがあった。すなわち、鋼材の焼入れ外はその成分のみ
ならず添加成分の拡散状態等によっても変化するため、
同し鋼種であっても拡散状態の相違など個々の鋼材の個
体差により焼入れ性が相違し、共通の検量データでは高
い精度で焼入れ深さdを測定できなかったのである。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その
目的とするところは、個々の鋼材の個体差に拘らず常に
高い精度で焼入れ深さを測定できるようにすることにあ
る。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するために、本発明は、鋼材に所定の
加工を行って焼入れを施した焼入れ部品の焼入れ深さを
、その焼入れ部品を通る磁気回路を形成するとともに、
その磁気回路の磁束密度Bを測定しつつ起磁力Fを変化
させてその磁束密度Bが零となるときの起磁力Fcを検
出し、予め求められた起磁力Fcと焼入れ深さdとの関
係を表す検量データに基づいて測定する装置であって、
(a)前記鋼材の成分を表す成分情報、および前記検量
データを補正するためにその鋼材に焼入れ性評価試験を
行って得られた焼入れ性評価情報が記憶され、該銅材と
対で取り扱われる記録媒体と、(b)前記磁束密度Bが
零となるときの起磁力Fcを検出する起磁力検出手段と
、(C)前記記録媒体に記憶された成分情報および焼入
れ性評価情報を読み取る読取り装置と、(d)複数種類
の鋼材の成分に応して予めメモリに記憶された複数の検
量データの中から、前記読取り装置によって読み取られ
た成分情報が表す成分に対応するものを選択する選択手
段と、(e)その選択手段によって選択された検量デー
タおよび前記読取り装置によって読み取られた焼入れ性
評価情報に基づいて、前記起磁力検出手段によって検出
された起磁力Fcから焼入れ深さdに関する情報を取り
出す判定手段とを有することを特徴とする。
ここで、上記成分情報は、メモリに予め記憶された複数
の検量データに対応してその内容が定められ、例えばS
Mn53H,555Cなどの鋼種別であっても良い。そ
の場合に、鋼材メーカーなどにおいては鋼材を出荷する
際にその成分分析を行い、添加成分の種類や量などを個
々の鋼材について検査するようになっているため、その
分析結果を併せて記録媒体に記憶させておくこともでき
る。
また、焼入れ性評価情報は、添加成分量の僅かなばらつ
きやその分散状態などにより同じ成分(例えば鋼種)で
あっても焼入れ性が相違するため、実際にその鋼材に焼
入れを行って破壊検査により焼入れ深さを測定し、予め
メモリに記憶された基本的な検量データから得られる焼
入れ深さdとの相違に基づいて、正しい焼入れ深さが得
られるようにその検量データ、或いは検量データから求
められた焼入れ深さdを補正するための情報である。
また、焼入れが行われる前の加工の種類、例えば熱間鍛
造か冷間鍛造か等によっても焼入れ性は相違するため、
上記焼入れ性評価情報を得るための焼入れ性評価試験は
、必要に応じて鋼材の用途に応じた加工を施して行われ
る。このことは、メモリに記憶される検量データについ
ても同様であるが、加工による焼入れ性の変化は上記焼
入れ性評価情報のみで対処し、検量データについては加
工を考慮することなく求めるようにしても良い。
なお、このような焼入れ前の加工条件についても、成分
情報や焼入れ性評価情報と共に記録媒体に記憶させてお
くことができる。
また、判定手段によって取り出される焼入れ深さdに関
する情報は、その焼入れ深さdそのものであっても良い
ことは勿論であるが、例えば焼入れ深さdが予め定めら
れた許容限界範囲内であるか否かを、起磁力Fcが上記
検量データ等から求められた所定の範囲内であるか否か
によって判定する場合なども含まれる。
作用および発明の効果 このような焼入れ深さ測定装置においては、成分情報お
よび焼入れ性評価情報が記憶された記録媒体が鋼材と対
で取り扱われ、その鋼材に所定の加工を行って焼入れを
施した焼入れ部品の焼入れ深さを測定する際には、読取
り装置によって上記記録媒体に記憶された成分情報およ
び焼入れ性評価情報が読み取られ、その成分情報が表す
成分に対応する検量データがメモリに記憶された複数の
検量データの中から選択手段によって選択されるととも
に、その選択された検量データおよび上記焼入れ性評価
情報に基づいて、判定手段により起磁力検出手段によっ
て検出された起磁力Fcから焼入れ深さdに関する情報
が取り出される。
このように本発明の焼入れ深さ測定装置は、成分情報に
応して選択された検量データだけでなく、焼入れ性評価
試験によって得られた個々の鋼材の焼入れ性評価情報を
も考慮して焼入れ深さdに関する情報を取り出すように
なっているため、添加成分が同しであってもその拡散状
態が異なる場合など、個々の鋼材の個体差に拘らず常に
高い精度で焼入れ深さdが測定されるのである。
また、七記戒分情報および焼入れ性評価情報は、鋼材と
対で取り扱われる記録媒体に記憶されており、その鋼材
を加工して焼入れした焼入れ部品の焼入れ深さ測定を行
う際には、読取り装置によってその記録媒体から情報を
読み取るだけで良いため、面倒な人力作業が不要である
とともに入力ミスなどの誤操作の恐れが殆どないのであ
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
本実施例においても前記第1図に示されているプローブ
lOがそのまま用いられ、前記励磁コイル18および磁
気センサ22には第2図に示されている測定制御回路2
4が接続されて、被検査材16の焼入れ深さdが測定さ
れるようになっている。この被検査材16は、調材に所
定の加工を行って焼入れを施した焼入れ部品に相当する
測定制御回路24はマイクロコンピュータ26を含んで
構成されており、マイクロコンピュータ26からD/A
コンバータ28を介して電流制御回路30に励磁信号S
Mが供給され、その励磁信号SMに従って励磁コイル1
8に励磁電流Iが出力されることにより、励磁コイル1
8が励磁されて前記プローブ本体20.磁気センサ22
.チップ12.被検査材16.およびチップ14を通る
磁気回路が形成される。また、磁気センサ22からは、
上記磁気回路の磁束密度Bに対応する磁気信号SBが出
力され、増幅器32.マルチプレクサ34.およびA/
Dコンバータ36を介してマイクロコンピュータ26に
採り込まれる。なお、上記電流制御回路30からも、励
磁コイル18の励磁電流Iを表すモニタ信号31がマル
チプレクサ34およびA/Dコンバータ36を介してマ
イクロコンピュータ26に採り込まれるようになってい
る。
また、上記マイクロコンピュータ26には読取り装置3
8が接続され、フロッピーディスク40に記憶された情
報を読み取ってマイクロコンピュータ26に供給するよ
うになっている。フロッピーディスク40は記録媒体に
相当するもので、被検査材I6を加工する前の鋼材にと
対で取り扱われ、鋼材メーカー等においてその鋼材にの
成分情報TIおよび焼入れ性評価情報T2が予め書込み
装置42により書き込まれている。
マイクロコンピュータ26には、予め磁化パターンがR
OM等に設定されており、その磁化パターンに従って前
記励磁電流1を制御するようになっている。かかる磁化
パターンは、例えば被検査材16の磁化状態が飽和する
最大値1 waxまで励磁電流Iを上昇させた後OAま
で速やかに下降させるとともに、通電方向を逆向きにし
て所定の電流範囲だけ段階的に上昇させ、その後、その
反対方向の電流値を最大値1 maxまで上昇させた後
再びOAまで速やかに下降させ、通電方向を再び逆向き
すなわち最初と同じ向きにして電流値を段階的に上昇さ
せるように定められる。なお、この磁化パターンによる
被検査材16の磁化を終了した後は、励M!電流Iの方
向を交互に反転させて被検査材16を脱磁しておくこと
が望ましい。
上記マイクロコンピュータ26はまた、予め記憶された
プログラムに従って信号処理が行われることにより、第
3図に示されている機能が実行されるようになっている
。第3図において、起磁力Fc検出ブロック44は、上
記磁化パターンに従って励磁電流■が制御される過程で
起磁力Fcを検出するブロックであり、前記モニタ信号
S1および磁気信号SBが供給されるようになっている
そして、モニタ信号31が表す励磁電流IがI raa
xとされた後OAまで下降させられ、その後逆向きに段
階的に上昇させられる過程で、磁気信号SBが表す磁束
密度Bが零となるときの励磁電流ICを検出し、その励
磁電流1cに励磁コイル18の巻数Nを掛算して磁束密
度Bが零となるときの起磁力Fcを算出する。励磁電流
1cは、磁化パターンによる励磁電流Iの一連の変化の
中で2回検出され、起磁力Fcの算出に際してはそれ等
の平均が用いられる。
検量データ選択ブロック46は、予めROM等のメモリ
48に記憶された複数の検量データDの中から前記成分
情報T1に対応、するものを選択するブロックである。
検量データDは、SMn 53H,555C,5AE1
065などの鋼種毎に焼入れを行って破壊検査により焼
入れ深さdを測定し、その焼入れ深さdと起磁力Fcと
の関係を調べたデータで、例えば第5図に示されている
ようなものであり、データマツプや演算式等によって設
定されている。成分情報Tlは、上記複数の検量データ
Dの中から鋼材Kに対応する一つの検量データDKを特
定し得るように、その鋼材にの鋼種を表している。但し
、添加成分の種類や量などを分析した分析結果などを成
分情報T1に含めても差支えない。
検量データ補正ブロック50は、上記検量データ選択ブ
ロック46によって選択された検量データDKを前記焼
入れ性評価情報T2に従って補正するブロックである。
これは、前記メモリ48に記憶されている検量データD
は各鋼種の基本的なデータであり、添加成分量の僅かな
ばらつきやその分散状態などにより同じ鋼種であっても
その焼入れ性は相違するため、鋼材毎にその焼入れ性番
こ応じて上記検量データDを補正する必要があるのであ
る。焼入れ性評価情報T2は、鋼材にの一部をサンプリ
ングして焼入れを行うとともに破壊検査により焼入れ深
さを測定し、予めメモリ48に記憶された検量データD
xと起磁力Fcに基づいて得られる焼入れ深さdとの相
違に基づいて、正しい焼入れ深さが得られるようにその
検量データDにを補正するための情報で、例えば検量デ
ータDxを所定量だけ平行移動させるものである。
なお、焼入れが行われる前の加工の種類、例え゛ば熱間
鍛造か冷間鍛造か等によっても焼入れ性は相違するため
、上記焼入れ性評価情報T2を得るための焼入れ性評価
試験は、必要に応じて鋼材にの用途に応じた加工を施し
て行われる。このことは、メモリ48に記憶される検量
データDについても同様である。このような焼入れ前の
加工条件についても、成分情報Tlや焼入れ性評価情報
T2と共にフロッピーディスク40に記憶させておくこ
とができる。
焼入れ深さd決定ブロック52は、前記起磁力Fc検出
ブロック44によって検出された起磁力Fc、および検
量データ補正ブロック50によって+II正された検量
データDK °に基づいて被検査材16の焼入れ深さd
を決定するブロックであり、この焼入れ深さd決定ブロ
ック52からは、決定された焼入れ深さdを表す表示信
号Sdが出力され、その焼入れ深さdが表示器54(第
2図参照)に表示される。
また、かかるマイクロコンピュータ26には、設定器5
6により焼入れ深さdの許容限界範囲が設定され、上記
表示器54には焼入れ深さdと共にその焼入れ深さdが
許容限界範囲内か否かが表示される。なお、測定結果を
パーソナルコンピュータ等の他の機器に出力して記憶さ
せたり記録させたりすることができることは勿論である
ここで、このような本実施例の焼入れ深さ測定装置にお
いては、フロッピーディスク40に記憶された被検査材
16の素材である鋼材にの成分情報T1に応して検量デ
ータD1が選択されるとともに、同じくフロッピーディ
スク40に記憶された鋼材にの焼入れ性評価情報T2に
基づいて上記検量データD、lが補正され、その補正さ
れた検量データDX  ’に基づいて焼入れ深さdが決
定されるため、添加成分が同じであってもその拡散状態
が異なる場合など、個々の鋼材の個体差に拘らず常に高
い精度で焼入れ深さdが測定されるのである。
また、上記成分情報T1および焼入れ性評価情報T2は
、鋼材メーカー等から鋼材にと対となって送られて来る
フロッピーディスク40に記憶されており、その綱材K
を加工して焼入れした被検査材16の焼入れ深さ測定を
行う際には、読取り装置38にそのフロッピーディスク
40をセットするだけで良いため、面倒な入力作業が不
要であるとともに入力ミスなどの誤操作の恐れが殆どな
いのである。
なお、この実施例では、マイクロコンピュータ26によ
る一連の信号処理のうち前記起磁力Fc検出ブロック4
4の機能を果たす部分が起磁力検出手段に相当し、検量
データ選択ブロック46の機能を果たす部分が選択手段
に相当し、検量データ補正ブロック50および焼入れ深
さd決定ブロック52の機能を果たす部分が判定手段に
相当する。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明し
たが、本発明は他の態様で実施することもできる。
例えば、前記実施例では成分情報TIおよび焼入れ性評
価情報T2を記憶させる記録媒体としてフロッピーディ
スク40が用いられているが、磁気カード、ICカード
、磁気テープ、バーコードなど、他の種々の記録媒体を
採用することができる。読取り装置38や書込み装置4
2は、その記録媒体に応して適宜窓められる。
また、前記実施例では焼入れ性評価情報T2に基づいて
検量データD工を補正するようになっているが、検量デ
ータD9から起磁力Fcに基づいて得られた焼入れ深さ
dを焼入れ性評価情報に従って補正するようにすること
もできる。焼入れ性評価情報の内容は、その使われ方に
よって適宜窓められ、最終的に求められる焼入れ深さが
個々の鋼材の焼入れ性に応じて補正されたものであれば
良い。
また、前記実施例では被検査材16が円柱形状を威して
いて一対のチップ12.14上に載置されるようになっ
ているが、被検査材16の形状は特に限定されるもので
はなく、その形状に応じてチップ12.14の接触面形
状は定められるとともに、被検査材16とチップ12.
14とを接触させるl様も適宜変更され得る。
また、前記実施例では励磁電流1cに励磁コイル1Bの
巻数Nを掛算して起磁力Fcを算出するようになってい
るが、励磁コイル18の巻数Nが一定であれば励磁電流
1cは起磁力Fcに対応するため、起磁力Fcの替わり
に励磁電流1cを用いることも可能である。
また、前記実施例において説明した励磁コイル18の磁
化パターンはあくまでも一例であり、例えば励磁電流■
の変化に対する磁束密度Bの変化の後れを考慮した遅延
回路を設け、励磁電流iを連続的に変化させるようにす
ることも可能である。
その他−々例示はしないが、本発明は当業者の知識に基
づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である焼入れ深さ測定装置の
プローブを示す図である。第2図は第1図のプローブに
接続されている測定制御回路を示すブロック図である。 第3図は第2図の測定制御回路におけるマイクロコンピ
ュータの機能を説明するブロック線図である。第4図は
磁束密度Bと起磁力Fとの関係を示す図である。第5図
は起磁力Fcと焼入れ深さdとの関係を示す図である。 16:被検査材(焼入れ部品) 26:マイクロコンピュータ 38:読取り装置 40:フロッピーディスク(記録媒体)44:起磁力F
c検出ブロック (起磁力検出手段) 46:検量データ選択ブロック(選択手段)48:メモ
リ 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 鋼材に所定の加工を行って焼入れを施した焼入れ部品の
    焼入れ深さを、該焼入れ部品を通る磁気回路を形成する
    とともに、該磁気回路の磁束密度Bを測定しつつ起磁力
    Fを変化させて該磁束密度Bが零となるときの起磁力F
    cを検出し、予め求められた起磁力Fcと焼入れ深さd
    との関係を表す検量データに基づいて測定する装置であ
    って、前記鋼材の成分を表す成分情報、および前記検量
    データを補正するために該鋼材に焼入れ性評価試験を行
    って得られた焼入れ性評価情報が記憶され、該鋼材と対
    で取り扱われる記録媒体と、前記磁束密度Bが零となる
    ときの起磁力Fcを検出する起磁力検出手段と、 前記記録媒体に記憶された成分情報および焼入れ性評価
    情報を読み取る読取り装置と、 複数種類の鋼材の成分に応じて予めメモリに記憶された
    複数の検量データの中から、前記読取り装置によって読
    み取られた成分情報が表す成分に対応するものを選択す
    る選択手段と、 該選択手段によって選択された検量データおよび前記読
    取り装置によって読み取られた焼入れ性評価情報に基づ
    いて、前記起磁力検出手段によって検出された起磁力F
    cから焼入れ深さdに関する情報を取り出す判定手段と を有することを特徴とする焼入れ深さ測定装置。
JP7437390A 1990-03-23 1990-03-23 焼入れ深さ測定装置 Pending JPH03273157A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000241393A (ja) * 1999-02-24 2000-09-08 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータ用ロープの磁気探傷装置
JP2003215104A (ja) * 1993-09-09 2003-07-30 Japan Atom Energy Res Inst 原子炉圧力容器劣化検定方法及び装置
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CN102012686A (zh) * 2010-07-15 2011-04-13 秦皇岛首秦金属材料有限公司 一种利用淬火机低压段进行弱水冷的精确控制方法

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