JPH03272084A - イオン打込み方式転送路を備えた磁気バブル素子 - Google Patents

イオン打込み方式転送路を備えた磁気バブル素子

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JPH03272084A
JPH03272084A JP2069777A JP6977790A JPH03272084A JP H03272084 A JPH03272084 A JP H03272084A JP 2069777 A JP2069777 A JP 2069777A JP 6977790 A JP6977790 A JP 6977790A JP H03272084 A JPH03272084 A JP H03272084A
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JP
Japan
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bubble
ion implantation
pattern
bubbles
transfer path
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JP2069777A
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Minoru Hiroshima
實 廣島
Masatoshi Takeshita
正敏 竹下
Toshihiro Sato
敏浩 佐藤
Takashi Toyooka
孝資 豊岡
Masahiro Yanai
雅弘 箭内
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、イオン打込み方式によるバブル転送路を備え
た磁気バブルメモリ素子に係わり、特に。
磁気バブル検出器あるいはゲート回路等を構成する機能
部において、余分な不要バブルが発生することに基づく
誤動作対策に好適な機能部を備えた磁気バブルメモリ素
子に関するものである。
[従来の技術] 磁気バブルメモリ素子として、高集積化を図るため、バ
ブル転送路(以下、磁気バブルを単にバブルと略称する
)に従来のパーマロイ薄膜パタンに代わり、イオン打込
み方式による転送路を用いた素子が有望である。イオン
打込み方式転送路は、バブル磁性膜の表面に、H21)
He”、Ne“等のイオンを部分的に打込むことにより
形成し、このイオン打込み層を面内で回転する回転磁界
HRで磁化することにより、イオンの打込まれた領域の
境界に移動磁極を発生させ、この磁極でバブルを転送す
る。
なお、この種のイオン打込み方式転送路に関しては、例
えばアイ・イー・イー・イー・トランザアクション・オ
ン・マグネチックス、エムエージ−13,6(1977
年)第1744頁〜第1764頁[IE’Trans、
 Magn、、MAG−13,No、6  (1977
)P、1744〜17643等で知られている。
このようなイオン打込み転送路を用いて磁気バブルメモ
リ素子を構成する場合、情報の入出力を行なうために、
磁気バブルを電気信号に変換するバブル検出器や、 情
報を記憶するバブル転送路(マイナループと称される)
と情報の入出力を行なうための入出力転送路(メジャー
ラインと称される)の間でバブルの受は渡しを行なうゲ
ート回路や、磁気バブルを発生することにより情報の書
き込みを行なうバブル発生器等の要素が用いられる。通
常この種のバブル検出器やゲート回路やバブル発生器等
の要素を機能部と称している。
以下、図面によりバブル検出器の従来例につき説明する
第4図は、従来の電流ストレッチ型バブル検出器60の
要部平面図を示したものである。すなわち、この検出器
60は、パルス電流をコンダクタループに流してバブル
をひも状に伸長、拡大し、磁気抵抗効果パタンを利用し
て、バブルの有無を電気信号に変換して検出する、電流
ストレッチ方式と呼ばれている周知の検出器である。
同図において、10は磁気バブルを転送するイオン打込
み方式の転送路であり、その周囲はイオン打込み領域工
2で囲まれ、内部は非イオン打込み領域STRで構成さ
れている。 20は、バブルをひも状に伸長、拡大する
パルス電流を流すための第1の非磁性コンダクタパタン
で、通常、ヘアピン型のパタンを形成しており、Au等
の薄膜パタンを積層して形成される。転送路10を外部
から与える回転磁界HRで磁化することにより、矢印P
方向に転送されてきたバブルがヘアピン型コンダクタパ
タン20のギャップg内にきた時点で、このコンダクタ
パタン20にパルス電流を流しギャップgの長手方向に
沿ってバブルを伸長、拡大する。
30は、バブルの有無を電気信号に変換する磁気抵抗効
果パタンであり、通常パーマロイ等の400〜800大
の薄膜パタンからなり、磁気抵抗効果素子を構成する。
40は、第2の非磁性コンダクタバタンであり、検出さ
れた後のバブルを消滅させるためのパルス電流を流すコ
ンダクタパタンである。
この第2のコンダクタパタン40は、上記バブルを伸長
、拡大するコンダクタパタン20と共用することもでき
、この場合は、パタン40を省略することができる。
第5図は、従来のゲート回路70の要部平面図を示した
ものである。
同図において+ 11は情報を記憶するバブル転送路で
あるマイナループの一部を示すイオン打込み転送路、1
2は入出力情報を転送するメジャーラインと称される入
出力転送路の一部を示すイオン打込み転送路である。5
0は、バブルをひも状に拡大するパルス電流を流す非磁
性のヘアピン型コンダクタパタンで、Au等の薄膜パタ
ンを積層して形成され、基本的には前記第4図のコンダ
クタパタン20.40と同一のものである。このコンダ
クタパタン50にパルス電流を流すことにより、入出力
したいバブルをギャップgに沿って伸長、拡大して、2
つの転送路11と12にブリッヂさせる。このブリッヂ
されたバブルを、第2のヘアピン状コンダクタパタン(
図面が複雑になるのでここでは省略したが、パタン50
にクロスして配設されている〉にパルス電流を流して、
2つに切断、分割することにより、バブルの受は渡しを
完了する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のバブル検出器あるいはゲート
回路は次のような誤動作を起こす問題があった。
すなわち、前記第4図及び第5図に例示した従来のバブ
ル検出器60及びゲート回路70においては、コンダク
タパタン20(50)にバブルをひも状に拡大するパル
ス電流を流すと、バブルが異常動作をする場合には、1
個のバブルが複数個のバブルに分裂する誤動作を起こし
、この誤動作の結果、コンダクタパタン20 (50)
の周辺に、余分な不要バブルが発生する。前記第1図及
び第2図に例示したバブル100は、この誤動作により
発生した余分な不要バブルである。
このようにして誤動作により発生した余分な不要バブル
は、何回もメモリ動作を繰り返すうちに、バブル転送路
の中に飛込み、既に記憶した情報を破壊するという問題
を引き起こす。
したがって、本発明の目的は、上記従来の問題点を解消
することにあり、バブル検出器60やゲート回路70に
おいて発生する余分な不要バブル100による誤動作を
防止することのできる改良された機能部を備えた磁気バ
ブルメモリ素子を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明者等はパルス電流に
よりバブルが拡大する非イオン打込み領域(STR)の
パタン形状、構造につき種々実験検討した。その結果、
この領域にスリット状の。
もしくは楔状のイオン打込み部分を設けると余分な不要
バブルが発生しても、それを回転磁界HRの作用で自然
に消滅させることができるという知見を得た。本発明は
、かかる知見に基づいてなされたもので、以下に図面を
交えこの知見並びに本発明の具体的解決手段につき順次
説明する。
第1図は、本発明による受動的バブル消滅器の原理を説
明する一構成例であり、バブル検出器60もしくはゲー
ト回路70において、バブルが拡大される非イオン打込
み領域(STR)パタンの部分拡大模式図を示している
。つまり、この図は、先に説明した第4図(検出器60
)及び第5図(ゲート回路70)において、不要バブル
が発生し易く、しかもコンダクタパタン20(40)、
50の配設されるバブルが拡大される非イオン打込み領
域(STR)に本発明の受動的バブル消滅器を配設した
ものである。
同図において、110(1”)はイオンの打込まれた領
域を、120はイオンの打込まれない領域STRを、そ
して130はイオンの打込まれたスリット状パタン示す
。本発明の受動的バブル消滅器は、図示のようなイオン
打込み転送路パタンで構成される。すなわち、パタン幅
W、深さ悲のスリット状のイオン打込み領域を備けた転
送路パタンで構成される。このスリットlI@Wは、好
ましくは使用するバブル径dの0.5〜1.5倍の値が
望ましい。また、スリットの深さQについは、バブル径
dの少なくとも2.5倍が望ましく、その上限について
は特に限定する理由はないが、バブルの転送特性等の関
係から実用的には12倍程度が望ましい。
このスリット状パタン130を、回転磁界HRで磁化す
ることにより、不要バブルは、このスリット状パタン1
30の中へ吸い込まれ、この中で自然消滅する。
このような受動的バブル消滅器の形成は、マイナループ
と称される情報記憶部やメジャラインと称される入出力
転送路を構成するイオン打込み転送路の形成時に、同一
プロセスで、しかも同時に一括して形成でき、製造プロ
セスを新たに設ける必要はない。さらにまた、不要バブ
ル消滅動作のために新たなパルス電流等を必要とせず、
バブルを転送する際に外部から印加する回転磁界HRだ
けで、バブル消滅動作が実現できる。
イオン打込みパタンで構成した受動的バブル消滅器は、
このような特徴を有している。なお、第1図の例は、消
滅器のイオン打込みパタンの一例であり、これ以外にも
本発明の思想に基づいて幾つかの同様の受動的消滅器パ
タンか考えられるが、それらのパタンに対しても本発明
は同様に適用できる。
[作用] イオン打込み転送路で構成したバブル消滅器は、外部か
ら加えられる面内回転磁界HRで磁化することにより、
その位置に在る磁気バブルを消滅する作用・働きをする
。このようなバブル消減作用には、新たにパルス電流を
必要とせず、回転磁界だけで実現できるので、このよう
な消滅器を本発明では受動的消滅器と呼ぶことにする。
このような消滅器を、検出器60やゲート回路70の周
囲に配置することにより、検出器やゲート回路の周囲に
発生した余分な不要バブルを、この消滅器により消滅さ
せることができる。この結果、余分な不要バブルによる
前記誤動作を防止することができる。
[実施例] 以下、図面により本発明の一実施例を説明する。
実施例1゜ 第2図は、本発明をバブル検出器60に適用した場合の
一例を示す要部平面図である。
同図において、既に第4図で述べた検出器60と同一記
号で示したものは同じものを示す。
第2図において、130が本発明によるスリット111
mW=1.0μL深さ党=10μlの受動的消滅器バタ
ンであり、複数個の消滅器を、検出器バタンの周辺部に
配列した例を示している。これらの消滅器バタンで、検
出器の周辺に発生する余分な不要バブルを自動的に消滅
させることができる。
実施例2゜ 第3図は、本発明によるゲート回路70の実施例の一例
を示す図である。第3図において、先に第5図で述べた
ゲート回路70と同じ記号は同じものを示す、また、第
3図では、イオン打込みバタンとコンダクタパタン50
とを主体に示し、このコンダクタバタン50と交差して
拡大したバブルを分割するためのカットパルス電流を流
すコンダクタパタンも実際には同様に存在しているが、
ここでは図面を簡単化するために省略している。
第3回において、130が本発明による受動的消滅器バ
タンであり、実施例1と同一スリット@W、深さ氾を有
する複数個の消滅器をゲート回路の周辺部に配列した例
を示している。これらの消滅器バタンにより、ゲート回
路70の周辺に発生する余分な不要バブルを受動的に消
滅させることができる。
なお、受動的消滅器バタンとして、上記実施例ではいず
れもスリット状のイオン打込みバタンを用いたが、本発
明はこれに限定されるものでなく、他の消滅器バタンで
あっても同様に適用できる。
また、この付加する受動的消滅器バタンの数は。
1個でもよく、複数個設けてもよい。
[発明の効果] 本発明によれば、検出器やゲート回路の周辺に発生する
余分な不要バブルを受動的に消滅できるので、余分な不
要バブルによる誤動作を防止することができ、信頼性の
高いバブルメモリ素子を実現できる効果がある。
受動的消滅器は、イオン打込み転送バタンで形成でき、
製造プロセスを新たに増やす必要もなく、また、バブル
消滅のために新たなパルス電流を流す必要もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による受動的バブル消滅器のバタン図、
第2図辣び第3図は、それぞれ本発明の異なる実施例の
一例を示すバブル検出器及びゲート回路の要部平面図、
そして第4図及び第5図は、それぞれ従来のバブル検出
器及びゲート回路の要部平面図である。 〈符号の説明〉 10.11.12・・・イオン打込み方式転送路。 20.40.50・・・ヘアピン型コンダクタバタン、
130・・・受動的バブル消滅器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)イオン打込み方式によるバブル転送路を備えた磁気
    バブル素子において、磁気バブル検出器あるいはゲート
    回路を含む機能部の周辺部に、回転磁界により消滅させ
    得る受動的磁気バブル消滅器を配設して成る機能部を具
    備した磁気バブル素子。 2)上記磁気バブル消滅器を、イオン打込みパタンで形
    成して成る請求項1記載の磁気バブル素子。 3)上記磁気バブル消滅器のイオン打込みパタンを磁気
    バブル径の0.5〜1.5倍のスリット状パタンで構成
    して成るた請求項1もしくは2記載の磁気バブル素子。
JP2069777A 1990-03-22 1990-03-22 イオン打込み方式転送路を備えた磁気バブル素子 Pending JPH03272084A (ja)

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