JPH03271573A - 電動圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷蔵庫、ショーケース、空調機等冷凍空調機
器に使用する電動圧縮機に関するものである。

従来の技術 電動圧縮機の効率確保のための一方策として、電動機の
ロータギャップを縮小することがあげられるが、それに
伴って必要となる反機械部側軸受の配設構造として、従
来実開昭５６−１３９８８６号公報に記載されている内
容等が提案されていた。

従来の構成を第２図を使用して説明する。

１は密閉ケーシング、２は冷媒を圧縮する機械部であシ
、該機械部２はシャフト３によって電動機部４に連結さ
れている。

５及び６は電動機部４のステータ及びロータであシ、両
者間には微小な空隙なるロータギャップ７を有している
。

８は反機械部側のシャフト端３ａを支承する軸受であシ
、また９は該軸受８を装着したハウジングであって、密
閉ケーシング１に固定されている。

１０及び１１は吸入穴及び吐出管でちる。

以上のように構成された電動圧縮機の作動について説明
する。

吸入穴１０よジ機械部２に導入された低圧の冷媒ガスは
、電動機部４のロータ６の回転作動に伴い、シャフト３
を介して機械部２が圧縮作動を行うことによう、高圧に
昇圧されて機械部２の吐出バルブ部（図示せず）よシ密
閉ケーシング１内に放出され、吐出管１１を通ってシス
テム（図示せず）へ吐出される。

また機械部２の潤滑は、密閉ケーシング１の底部に貯溜
した潤滑油を適宜な手段（図示せず）で給油させること
によって行われる。

こ＼で、ロータギャップ７の大きさは電動機性能、すな
わち圧縮機性能に太きく影響するポイントであう、特に
小容量の電動機では極めて微小な空隙に設定する必要が
ある。

しかしながら、加工精度及び組立精度上からステータ６
の内径とロータ６の外径との同心度は幾分かの狂いが生
じることは避は得す、また圧縮作動や遠心力作用によっ
てロータ６が振れ筐わるためロータギャップ不同が発生
し、且つこのロータギャップ不同が磁気吸引力によって
更に拡大されることになる。

その結果、ロータギャップ不同に起因する騒音や振動及
び入力の増大をきたし、更にはロータ外周とステータ内
周との当りが発生する場合も出てくる。

そこで上記に鑑み、反機械部側のシャフト端３ａを軸受
８で支承することによシ、ロータ６の振れ壕わシを防ぎ
、ロータギャップ不同の拡大を防止する構造としていた
。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記したような従来の構成では、反機械部
側軸受８及びハウジング９が占めるスペースが大きいた
め圧縮機の全長が長くなるとともに、コストが高くなる
という課題があった。

本発明は上記した課題を解決するものであシ、ステータ
のコア内周に装着した反機械部側軸受でロータのコア外
周を支承するとともに、シャフトの反機械部側端にフリ
ンガを装着し、且つシャフト内にフリンガの側面に連通
ずる給油穴を設けて該軸受支承部の潤滑性を確保するこ
とにょう、従来のような反機械部側軸受及びフランジを
除去して、圧縮機の全長を短縮し、且つコストの低減を
図ろうとするものである。

課題を解決するための手段 本発明は、密閉ケーシング内に機械部と電動機部と前記
両者を連結するシャフトとを備え、前記電動機部のステ
ータのコア内周に装着した反機械部側軸受でロータのコ
ア外周を支承するとともに、前記シャフトの反機械部側
端にフリンガを装着し、且つシャフト内に前記フリンガ
の側面に連通ずる給油穴を設けた構成とするものである
。

作　　用 本発明は上記した構成により、反機械部側軸受が電動機
内に配設されているため、従来のような別個の反機械部
側軸受及びハウジングは不要となシ、従って圧縮機の全
長を短縮でき、且つコストを低減することができる。

実施例 以上本発明の一実施例を第１図を用いて説明する。

尚従来例と同一部分は同一符号を付与し、詳細永説明は
省略する。

圧縮機の基本的ｉ構成及び作動は従来と同様であるが、
本発明はステータ５のコア内周に装着した反機械部側軸
受８でロータのコア外周を支承する構造としている。

こしで該軸受８は透磁性のメタル軸受で且つ寸法上の制
約から極力薄いものを使用している。

また該軸受８は巻線加工完了後、ステータコア内周の軸
受装着部５ａに圧入捷たは接着等の手段で装着される。

この際ステータコアの軸受装着部６ａは、他の部分のコ
アよシ少し太き目な内径でコア打抜きをし、他の部分の
コアと一体にクランプして形成し、該軸受８の配設スペ
ース及びヌラスト方向の位置決めとしている。

筐た軸受装着部５ａの部分のコアは他の部分のコアよシ
も厚い鉄板を使用し、軸受荷重に対するコアの強度アッ
プを図ることとしてもよい。

一方ロータコア外周の支承部６ａは、研摩加工等によっ
て必要な面粗度及び適宜な軸受クリアランスを確保でき
る寸法に設定している。筐た支承部６ａに適当な表面処
理を施して硬度を上げ、軸受支承部の性能を向上させる
ことも可能である。

更に反機械部側軸受８を電動機部４内に配設する構造と
しているために、従来に比べて反機械部側軸受８と機械
部２内の軸受（図示せず）とのヌバンが短くなるので、
シャフト３の圧縮作動や遠心力作用によるたわみが軽減
され、またステータ内周とロータ外周の同心度も出し易
くなる。

そのためにロータギャップ７を更に縮小して電動機性能
を向上させることが可能となシ、反機械部側軸受８を電
動機部４内に配設することによる電動機性能の低下を補
うことができる。

次に反機械部側軸受８の潤滑性を確保するために、シャ
フト３内に給油穴３ｂを設け、且つシャフト３の反機械
部側端にはフリンガ１２を装着している。

こ〜で給油穴３ｂはシャフト３の機械側端面（図示せず
）からフリンガ１２の側面部に連通ずるように設けであ
る。従って密閉ケーシング１の底部に貯溜した潤滑油１
３は適宜な手段（図示せず）によってシャフト３の給油
穴３ｂへ導かれ、矢印で図示するように給油穴３ｂの開
口部３Ｃから外周へ放出され、遠心力によシフリンガ１
２の側面に沿って半径方向に振シ飛ばされる。

フリンガ１２の側面の形状は、図示するようにこれに沿
って振う飛ばされる潤滑油１２が丁度反機械部側軸受８
の摺動部にふりかかるように適宜な傾斜を持たせて作ら
れている。

従って該軸受８の摺動部には充分な給油が行われ、良好
な潤滑性が確保できることとなる。

以上のように構成された反機械部側軸受支承部とその給
油機構を配設することによう、従来のような別個の反機
械部側軸受及びフランジは不要となシ、圧縮機の全長を
短縮でき、且つコストを低減することができる。

発明の効果 以上から明らかなように、本発明はステータのコア内周
に装着した反機械部側軸受でロータのコア外周を支承す
るとともに、シャフトの反機械部側端にフリンガを装着
し、且つシャフト内に前記フリンガの側面に連通ずる給
油穴を設けて該軸受支承部の潤滑性を確保することによ
シ、従来のような別個の反機械部側軸受及びフランジを
除去することかでき、圧縮機の全長を短縮し且つコスト
を低減することが可能となシ、コンパクトで低コストの
電動圧縮機を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す電動圧縮機の縦断面図
、第２図は従来の電動圧縮機の縦断面図である。 １・・・・・・密閉ケーシング、２・・・・・・機械部
、３・・・・・・シャフト、３ｂ・・・・・・給油穴、
４・・・・・・電動機部、６・・・・・・ステータ、６
・・・・・・ロータ、８・・・・・・反機械部側軸受、
１２・・・・・・フリンガ、１３・・・・・・潤滑油。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 密閉ケーシング内に機械部と電動機部と前記両者間を連
   結するシャフトとを備え、前記電動機部のステータのコ
   ア内周に装着した反機械部側軸受でロータのコア外周を
   支承するとともに、前記シャフトの反機械部側端にフリ
   ンガを装着し、且つシャフト内に前記フリンガの側面に
   連通する給油穴を設けたことを特徴とする電動圧縮機。