JPH03271545A - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置

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Publication number
JPH03271545A
JPH03271545A JP7476890A JP7476890A JPH03271545A JP H03271545 A JPH03271545 A JP H03271545A JP 7476890 A JP7476890 A JP 7476890A JP 7476890 A JP7476890 A JP 7476890A JP H03271545 A JPH03271545 A JP H03271545A
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JP
Japan
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engine
air amount
amount
lowland
highland
Prior art date
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Pending
Application number
JP7476890A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoichiro Shimada
智一郎 島田
Hideki Kusunoki
秀樹 楠
Kazutomo Sasaki
佐々木 一智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP7476890A priority Critical patent/JPH03271545A/ja
Publication of JPH03271545A publication Critical patent/JPH03271545A/ja
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はエンジンの制御装置、特に吸入空気量の高地
補正を行うようにしたエンジンの制御装置に関する。
(従来の技術) 車両用のエンジンは、気圧の低い高地においては低地に
比べて吸入空気密度が減少する分、エンジンストールを
発生し易くなっている。
このような問題に対しては、例えば特開昭57−131
841号公報に記載されているように、大気圧を検出す
ることにより吸入空気量の高地補正を行う方法がある。
つまり、エンジンに、吸気通路におけるスロットルバル
ブをバイパスするバイパス通路と、該バイパス通路を開
閉するバイパスバルブと、大気圧を検出する気圧センサ
とを設置して、該気圧センサにより検出される気圧が低
いときに上記バイパスバルブの開度を大きくすることに
より、エンジンの吸入空気量を増量する方法である。こ
れによれば、高地においてスロットルバルブが全閉状態
になっても、エンジンにはスロットルバルブをバイパス
したバイパス空気が供給されるので、十分な空気量が確
保されて耐エンスト性が向上することになる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、近年、この種のエンジンの制御装置の簡素化
を目的として、気圧センサを用いることなく吸入空気量
の高地補正を行うことが考えられている。
そこで、この発明は、気圧センサを用いることなく低地
から高地への移行等が判定できる手段を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) すなわち、本願の請求項1の発明(以下、第1発明とい
う)に係るエンジンの制御装置は、吸気通路におけるス
ロットルバルブをバイパスするバイパス通路と、該バイ
パス通路を開閉するバルブ手段とを備えた構成において
、上記吸気通路に配備されて吸入空気量を検出する吸入
空気量検出手段と、該手段による吸入空気量の検出時に
おけるエンジンの運転状態に対応する基準空気量を設定
する基準空気量設定手段と、上記検出手段により検出さ
れる実空気量が上記設定手段によって設定された基準空
気量よりも小さくなったときに低地から高地への移行を
判定する判定手段と、この判定手段によって高地への移
行が判定されたときに上記バルブ手段の開度を大きくす
る制御手段とを有することを特徴とする。
また、本願の請求項2の発明=@(以下、第2発明とい
う)に係るエンジンの制御装置は、吸気通路におけるス
ロットルバルブをバイパスするバイパス通路と、該バイ
パス通路を開閉するバルブ手段とを備えた構成において
、上記吸気通路に配備されて吸入空気量を検出する吸入
空気量検出手段と、該手段による吸入空気量の検出時に
おけるエンジンの運転状態に対応する基準空気量を設定
する基準空気量設定手段と、上記検出手段により検出さ
れる実空気量が上記設定手段によって設定された基準空
気量よりも小さくなったときに低地から高地への移行を
判定する第1判定手段と、エンジン回転数を検出するエ
ンジン回転数検出手段と、所定の低地判定用基準エンジ
ン回転数を設定する基準エンジン回転数設定手段と、上
記検出手段により検出される実エンジン回転数が上記設
定手段によって設定された基準エンジン回転数よりも大
きくなったときに高地から低地への移行を判定する第2
判定手段と、上記第1判定手段によって高地への移行が
判定されたときは上記バルブ手段の開度を大きく、かつ
上記第2判定手段によって低地への移行が判定されたと
きは上記バルブ手段の開度を小さくする制御手段とを有
することを特徴とする。
(作   用) 第1、第2発明によれば、吸入空気量検出手段によって
検出される実空気量が、該検出時におけるエンジンの運
転状態に対応して設定される基準空気量よりも小さくな
ったときに、低地から高地への移行が判定される。そし
て、この・判定結果を受けて上記バルブ手段が開方向へ
駆動されて、スロットルバルブをバイパスしたバイパス
空気がエンジンに供給される。これにより、気圧センサ
を用いることなく吸入空気量の高地補正が行えることに
なってコストが低減されると共に、センサが少ない分だ
けシステムが簡素化されて信頼性が向上することになる
しかも、高度が上昇するほど吸入空気密度が小さくなっ
てエンジン条件に厳しくなる高地への移行に際して、上
記したようにエンジンの運転状況を大きく反映する吸入
空気量を判定要素としているので、高地への移行を速か
に判定することができ、これにより上記バルブ手段によ
る吸入空気量の高地補正を応答性良く行うことが可能と
なって、耐エンスト性が向上することになる。
また、第2発明においては、低地から高地への移行に際
しては、上記第1発明と同様に吸入空気量を判定要素と
しているので、速かに高地への移行が判定され、逆に高
地から低地への移行に際しては、吸気の脈動の影響を受
けないエンジン回転数を判定要素としているので、精度
良く低地への移行が判定されることになって、エンジン
を運転状態に応じて緻密に制御することができるという
利点がある。
(実 施 例) 以下、この発明の実施例について説明する。
第1図に示すように、エンジン1のシリンダブロック2
に設けられたシリンダ3には、コンロッド4を介してク
ランク軸5に連結されたピストン6が往復動自在に嵌挿
されていると共に、エンジン回転数を検出するエンジン
回転数センサ7が上記クランク軸5に臨んで設置されて
いる。そして、このシリンダブロック2の上部に搭載さ
れたシリンダヘッド8の下面が上記ピストン6の頂部に
臨んで凹陥されて燃焼室9が形成されている。
上記シリンダヘッド8には、その一方の側面から燃焼室
9に通じる吸気ボート10と、他方の側面から燃焼室9
に通じる排気ボート11と、これら各ポー)10.11
の燃焼室9への開口部をそれぞれ開閉する吸、排気弁1
2.13とが設けられている。また、シリンダヘッド8
には点火プラグ14が燃焼室9に臨んで装着されている
そして、このエンジン1には下流部が吸気ボート10と
された吸気通路15が備えられて、この吸気通路15の
上流側からエアクリーナ16、エフ7D−メータ17、
スロットルバルブ18が配設されている。このスロット
ルバルブ18と上記吸気ボート10との間にはサージタ
ンク19が設けられていると共に、このサージタンク1
9の更に下流側に位置して燃料噴射弁20が配設されて
いる。訟な、吸気道[15における上記スロットルバル
ブ18の上、下流をバイパスして設けられたバイパス通
路21には、該通路21を開閉するバイパスバルブ22
が設置されている。
そして、このエンジン1には、上記燃料噴射弁20から
の燃料噴射量と、点火プラグ14の点火時期と、上記バ
イパスバルブ22を通過するバイパス空気量とをそれぞ
れ制御すると共に、当該車両の低地から高地、高地から
低地への移行をそれぞれ判定するコントロールユニット
23が備えられている。このコントロールユニット23
は、上記スロットルバルブ18の開度を検出するスロッ
トル開度センサ24からのスロットル開度信号aと、エ
アフローメータ17からの吸入空気量信号すと、エンジ
ン回転数センサ7からのエンジン回転数信号Cとを入力
し、これらの信号a〜bに基づいて燃料噴射弁20への
燃料制御信号dと、点火プラグ14への点火時期制御信
号eと、上記バイパス通路21におけるバイパスバルブ
22へのバルブ制御信号fをそれぞれ出力するようにな
っている。
ここで、コントロールユニット23による燃料噴射制御
および点火時期制御の概略を説明すると、まず燃料噴射
制御においては、コントロールユニット23は上記信号
す、cが示す吸入空気量とエンジン回転数とに基づいて
1サイクル当たりに燃焼室9に吸入される空気量を演算
して、これに対応する基本噴射量を設定すると共に、こ
の値に各種の補正を行った上で最終噴射量を求める。
そして、この最終噴射量となるように燃料噴射弁20に
対して燃料噴射制御信号dを出力する。
また、点火時期制御においては、コントロールユニット
23は上記信号a、cが示すエンジン負荷を代表するス
ロットル開度とエンジン回転数とに基づいて基本点火進
角値を設定すると共に、エンジン1の運転状態が上記ス
ロットル開度とエンジン回転数とをパラメータとして予
め設定された所定の点火時期フィードバック領域(以下
、■g、F/B領域と称する)に属するか否かを判定す
る。そして、エンジンlの運転状態が上記Ig、F/B
領域に属するときには、コントロールユニット23は運
転状態に応じて設定される目標回転数に対する実回転数
の回転偏差を算出し、この回転偏差に応じて予め設定さ
れたフィードバック特性に基づいて、上記回転偏差が目
標回転数に対して子状態のときにはリタード側に、また
該回転偏差が一状態のときにはアドバンス側になるよう
にフィードバック補正進角値を設定する。そして、さら
にその他の補正進角値を求めた上で、これらの補正進角
値と上記フィードバック補正進角値と基本点火進角値と
に基づいて最終点火時期を設定し、この最終点火時期で
点火できるように点火時期制御信号eを点火プラグ14
に出力することにより、エンジン回転数目標回転数に収
束させる点火時期のフィードバック制御を行うようにな
っている。一方、コントロールユニット23はエンジン
1の運転状態が上記Ig、F/B領域に属しないと判定
したときには、予めスロットル開度とエンジン回転数と
をパラメータとして設定した点火時期制御マツプに基づ
いて進角値を設定し、この進角値とその他の補正進角値
とに基づいて最終点火時期を設定した上で、この最終点
火時期となるように点火時期制御信号eを出力すること
により点火時期のオープンループ制御を行う。
そして1本実施例においては、上記コントロールユニッ
ト23は、低地から高地への移行を吸入空気量に基づい
て判定するようになっている。すなわち、エンジン1の
燃焼性は吸入空気量に大きく依存し、気圧が低く吸入空
気密度が小さくなる高地においては、空燃比が実質的に
低下することになって、エアフローメータ17からの吸
入空気量信号すに基づいて求められる実空気量GRが大
きくてもエンジンストールを発生する危険性がある。そ
こで、耐エンスト性を考慮してエンジン1の燃焼性を大
きく左右する吸入空気量を判定要素を判定要素に用いて
、低地から高地への移行を判定しているのである。
その原理および具体的な判定処理を次に説明する。すな
わち、一般に吸気通路15におけるスロットルバルブ1
8付近を流れる空気量(質量流量)Gtと該バルブ18
下流における圧力(ブースト圧)pとの間に、スロット
ルバルブ18の開口面積A等をパラメータとして一定の
相関関係が成り立つことが知られている。また、エンジ
ン1が実際に吸入する空気量GEとブースト圧pとの間
にも、エンジン回転数Nやや排気量V8等をパラメータ
として一定の相関関係が成り立つことが知られている。
ここで、上記雨空気量Gi、Gt、を等価なものとして
取り扱うと、ブースト圧pとスロットル開口面積Aと排
気量V、とエンジン回転数Nやとの間に、次の関係式、 A/(N、xV、)=KxF(p)  ・−・−(1]
が求められる。なお、その他のパラメータは一定値をと
ると仮定した。
したがって、スロットル開口面積Aを求めればば、予め
判明している排気量v8とエンジン回転数センサ7から
の信号Cに基づくエンジン回転数N8とからブースト圧
pを推定することができる。このブースト圧pは、上記
したようにエンジン回転数N0と排気量V、とをパラメ
ータとして、上記空気量GEと一定の相関関係にあるこ
とから、スロットル開口面積A、すなわちスロットル開
度θをパラメータとしてエンジン1が吸入する空気量G
yを理論的に計算することが可能となる。したがって、
標準大気圧状態におけるエンジン回転数とスロットル開
度と排気量とをパラメータとする理論空気量GTを予め
算出してコントロールユニット23のROMデータとし
て記憶しておき、このROMデータから読み出しな理論
空気量0丁と、エアフローメータ17からの信号bに基
づく実空気量GRと比較するようにすれば、この実空気
量GKが高度の上昇に伴う気圧の低下により低地基準の
理論空気量GTよりも小さくなることから、高地への移
行を判定することができることになる。
そして、本実施例においては上記式(1)におけるブー
スト圧pに対応する左辺のA/ (Ne Xve)をブ
ースト相当変数PEとし、次の関係式、Gy / (N
、xV、)=f (PK )・・・・・・T21を用い
て理論空気量0丁を正規化している。したがって、上記
理論空気量G↑のROM化の際に、右辺のテーブル関数
f(P、りであられされるデータに変換しておけば、排
気量V、に依存することなくROMデータの共通化を図
ることができる。なお、上記テーブル関数f(Pg)か
ら理論空気量GTを求める際には、まずエンジン回転要
素E、(E、oc1/N、)と排気量係数Kv(Kv(
fl/■8)とをパラメータとして、次の関係式、P、
=AXE、xVa        ・−・−−−−(3
1を用いてスロットル開度θから演算されるスロットル
開口面積Aをブースト相当変数P2に変換し、このブー
スト相当変数P8に対応するROMデータ中のテーブル
関数f(’Pg)の値を呼び出す。そして、この値にエ
ンジン回転数N、と排気量V、とを掛は合わせることに
より、スロットル開度θに対応した理論空気量Gyを得
るのである。
一方、高地から低地へ向けて下降する際には、高度の低
下に伴って吸入空気密度が増大することになるのでエン
ジンストールのおそれが少なく、それよりも燃費性能と
出力性能との両立を考慮した高い判定精度が要求される
。この場合、吸入空気量を判定要素とすると、スロット
ル開度θから求めた理論空気量GTに対するエアフロー
メータ17によって検出される実空気量GRの偏差が吸
入空気密度の増大に伴って減少することから、判定結果
にバラツキを生じて判定精度を低下させるばかりでなく
、上記実空気量Gλが吸気の脈動の影響を受けやすいこ
とから、誤判定を発生するおそれもある。
そこで、本実施例においては、高地から低地への移行に
際しては、吸気の脈動による影響を受けないエンジン回
転数を判定要素に用いている。すなわち、当該車両が高
地における増量された空気量の状態で下降していくと、
吸入空気密度の増大に伴って実エンジン回転数N6が上
昇することになるので、予め標準大気圧状態における基
準となる低地判定用エンジン回転数NLを求めておけば
、この低地判定用エンジン回転数NLよりも実エンジン
回転数N、が大きくなったときに、低地への移行を判定
することができるのである。
次に、上記コントロールユニット23によるバイパスバ
ルブ制御の具体的な動作を第2図以下の図面を参照して
説明する。
第2図は上記バイパスバルブ制御のメインプログラムを
示すフローチャートであって、コントロールユニット2
3は、まず起動直後にステップS1を実行し、高地判定
フラグFMの値を低地状態を示す”0”にリセットした
上で、ステップS2に進んで各種の信号を入力すると共
に、ステップS、で所定の高地移行判定処理を実行する
。なお、起動直後においては上記バイパスバルブ22は
予め閉弁されている。そして、この高地移行判定処理を
実行した後、ステップS4で上記高地判定フラグFuの
フラグ検査を行い、該フラグF)lの値が高地状態を示
す”1”にセットされていなければ、コントロールユニ
ット23は以下の各ステップを実行せずにステップS2
に戻り、ステップ52784のループ処理を実行する。
一方、コントロールユニット23は上記ステップS4に
おいて高地判定フラグFMの値が、高地状態を示す”1
”にセットされていると判定したときには、上記ループ
処理から抜は出してバイパスバルブ22を開状態にセッ
トするバルブ制御信号fを出力する(ステップS5)、
これにより、該バイパスバルブ22が、閉状態のときに
は開方向に駆動され、また開状態のときには開保持され
ることになって、スロットルバルブ18をバイパスした
バイパス空気がバイパス通路21を通ってエンジン1に
供給されて、エンジン1の吸入空気量が増量され、腋な
増量状態に維持されることになる。
また、コントロールユニット23は、上記ステップSg
を実行した後、今度はステップS6で所定の低地移行判
定処理を実行する。そして、この低地移行判定処理を実
行した後、ステップS7で再び高地判定フラグFMのフ
ラグ検査を行い、該フ′フグFMの値が低地状態を示す
”0”にリセットされていなければ、コントロールユニ
ット23は直ちにステップS2に戻り、ステップ82〜
S、のループ処理を実行する。これにより、上記バイパ
スバルブ22が開状態に保持されて、エンジン1の吸入
空気量が増量状態に維持されることになる。
一方、コントロールユニット23は、上記ステップS7
において高地判定フラグF)lの値が、低地状態を示す
”O”にリセットされていると判定したときには、上記
ループ処理から抜は出してバイパスバルブ22を閉状態
にセットするバルブ制御信号fを出力する(ステップS
8)、これにより、該バイパスバルブ22が閉方向に駆
動されることになって、吸入空気量の増量が停止される
ことになる。
上記高地移行判定処理は、具体的には第3図にフローチ
ャートを示したサブルーチンに従って行われる。すなわ
ち、コントロールユニット23は、まずステップSIO
を実行してスロットル開口面積Aを演算する。なお、こ
のスロットル開口面積Aは、具体的には予めスロットル
開度に対応して設定されたスロットル開口面積のテーブ
ルから、スロットル開度信号aが示すスロットル開度θ
に対応する値を読み出すと共に、この値にスロットルバ
ルブ18の全閉時におけるリーク面積を加える補正を行
うことにより求められる。
次に、コントロールユニット23は、上記スロットル開
口面積Aとエンジン回転要素E、と排気量係数Kvとか
らブースト相当変数Piを算出した後、このブースト相
当変数PEに対応するROMデータ中のテーブル関数f
(Pi)とエンジン回転数N、と排気量v8とから理論
空気量GTを求める(ステップSll、Sl□)。ここ
で、スロットル開口面積Aがスロットル開度θに1対1
に対応していると共に、上記したようにスブースト相当
変数PEをパラメータとして、理論空気量GTとスロッ
トル開口面積Aとが1対1に対応していることから、理
論空気量GEがスロットル開度θに対応して一義的に決
定されることになる。
そして、コントロールユニット23は、ステップ81B
で予めエンジン回転数をパラメータして設定した第4図
に示すテーブルを参照して、エンジン回転数N8に対応
するオフセット量Goを読み出し、またステップS14
で予めエンジン回転数とスロットル開度と吸入空気量と
に基づいて設定した第5図に示すマツプを参照して、エ
ンジン回転数N、に対応する高地判定用スロットル開度
θ。
を読み出す、ここで、上記高地判定用スロットル開度θ
Wとしては、第5図に示すように、上記エアフローメー
タ17からの吸入空気量信号すが示す実空気量GRが飽
和状態となるスロットル開度θに対応する値を選択して
いる。
次いで、コントロールユニット23は、ステップ515
で高地判定用遅延タイマのタイマ値THに初期値THO
をセットすると共に、続くステップS16で該タイマ値
T、が0に一致しているか否かを判定し、一致していな
ければステップS17に進んで上記高地判定用遅延タイ
マのディクリメント条件が成立しているか否かを判定す
る。ここで、コントロールユニット23は、例えば上記
ステップSI□で求めた理論空気量GTが吸入空気量信
号すが示す実空気量Cz、に上記ステップStSで求め
たオフセット量Goを加えた値よりも大きい値を示すと
共に、スロットル開度信号aが示すスロットル開度θが
上記ステップS14で求めた高地判定用スロットル開度
θWよりも大きく、さらにスロットル開度θとエンジン
回転数N8とから求められる吸気充填量C8が所定の基
準充填量CsOよりも大きいときに、初めて高地判定用
タイマのディクリメント条件が成立していると判定する
そして、コントロールユニット23は上記ディクリメン
ト条件が成立していなければ、ステップ818で上記タ
イマ値Toの初期値THoを更新してステップS16に
戻り、また該条件が成立しているときにはステップS1
9を実行して上記タイマ値T9を1だけディクリメント
してステップS16に戻る。
すなわち、コントロールユニット23は、第6図(c)
、(d)、(e)に示されるように、次の3個の不等式
、 C@> C−o             ・・・・・
・(イ)θ〉θW             ・・・・
・・(9G t > G R十G o        
  −−(61が共に成立したときに高地への移行を暫
定的に判定すると共に、この判定した時刻t!から上記
高地判定用遅延タイマのディクリメントを開始させて、
上記各不等式が上記タイマ値THにおける初期値THo
に相当する処理サイクル数に対応する時間△tH(Δ1
.=12−11)だけ継続して成立してディクリメント
が完了したときに高地への移行を最終的に判定するので
ある。
コントロールユニット23は、上記ステップS□6にお
いて上記タイマ値T)のOとの一致を判定すると、ルー
プ処理から抜は出してステップS20に移り、まずエア
フローメータ17の故障の有無を判定し、故障していな
ければ次いでステップS2□を実行してスロットルバル
ブ18の故障の有無を判定する。そして、スロットルバ
ルブ18も故障していなければ、ステップS22に進ん
で高地判定フラグFMに”1”をセットして(第6図(
a)参照)、上記第2図のフローチャートのステップS
5にリターンする。
これにより、バイパスバルブ22が開かれて吸入空気密
度の小さい高地に対応した空気がエンジン1に供給され
ることになる。特に、この高地移行の判定は、第5図に
示されるように、スロットル開度θの大きい領域を用い
て判定されているので、スロットルバルブ18を閉じて
低負荷運転を行う際には、エンジン1の燃焼室9にはス
ロットルバルブ18をバイパスしたバイパス空気が供給
されることになって必要量の空気が確保され、エンジン
1の出力低下ないしエンジンストールの発生が確実に防
止されることになる。
また、上記低地移行判定処理は、具体的には第7図のフ
ローチャートに従って行われる。
すなわち、コントロールユニット23は、まず予め標準
大気圧状態のエンジン回転数に対応して設定されたエン
ジン回転数マツプから低地判定用エンジン回転数N6゜
を読み出す。なお、上記エンジン回転数マツプには、例
えばパワープラントにおける変速機が手動変速機の場合
又は自動変速機の場合と、電気負荷がONの場合又はO
FFの場合と、自動変速機にあっては走行レンジ(例え
ばDレンジ)の場合又は非走行レンジ(例えばNレンジ
の場合とを組み合わせた複数のマツプがあって、これら
が選択して読み出されるようになっている。
次いで、コントロールユニット23は、ステップS3□
で低地判定用遅延タイマのタイマ値TLに初期値TLo
をセットすると共に、続くステップS32で該タイマ値
TLが0に一致しているか否かを判定し、一致していな
ければステップSS3に進んで上記低地判定用遅延タイ
マのディクリメント条件が成立しているか否かを判定す
る。ここで、コントロールユニット23は、例えば第8
図に示すように予めエンジン負荷を代表するスロットル
開度とエンジン回転数とに基づいて設定された工g、F
/B領域Iにエンジン1の運転状態が属し、かつエンジ
ン回転数N@が上記低地判定用エンジン回転数NLより
も大きいときに、初めて低地判定用タイマのディクリメ
ント条件が成立していると判定する。
そして、コントロールユニット23は上記ディクリメン
ト条件が成立していなければ、ステップS34で上記タ
イマ値TLの初期値TLoを更新してステップS32に
戻り、また該条件が成立しているときにはステップSS
Sを実行して上記タイマ値TLを1だけディクリメント
してステップS16に戻る。
すなわち、コントロールユニット23は、エンジン1の
運転状態が上記Ig、F/B領域工に属領域−る状態で
、第9図(c)に示されるように次の不等式、 N−>Nt             ・・・・・・■
が成立したときに低地への移行の暫定的な判定を行う、
つまり、エンジン1の運転状態が第8図の領域■に属し
ているときに上記判定が行われることになる。そして、
コントロールユニット23は、上記暫定判定を行った時
刻t3から上記低地判定用遅延タイマのディクリメント
を開始させて、上記各条件が上記タイマ値TLにおける
初期値TLoに相当する処理サイクル数に対応する時間
ΔtL (Δ1し=14−1.>たけ継続して成立して
ディクリメントが完了したときに低地への移行を最終的
に判定することになる。
コントロールユニット23は、上記ステップS、2にお
いて上記タイマ値TLの0との一致を判定すると、ルー
プ処理から抜は出してステップS$6に移り、高地判定
フラグF)lを”0”にリセットして(第9図(a)参
照)、上記第2図のフローチャートのステップS7にリ
ターンする。
したがって、バイパスバルブ22が閉ざされてエンジン
1に吸入される空気が減量されることになり、エンジン
回転数Nわが上記点火時期フィードバック制御における
設定回転数に収束するように低下することになる。これ
により、低地においてはエンジン回転数が不必要に上昇
することがなく、燃費性能の悪化が回避されることにな
る。
特に、この実施例のように高地から低地の移行に際して
、吸気の脈動が平均化されたエンジン回転数を判定要素
としているので、低地の移行が精度良く判定されること
になって、エンジン1の出力性能と燃費性能とが高水準
で両立されることになる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、吸入空気量検出手段によ
って検出される実空気量が、該検出時におけるエンジン
の運転状態に対応して設定される基準空気量よりも小さ
くなったときに、低地から高地への移行が判定されるの
で、気圧センサを用いることなく吸入空気量の高地補正
が行えることになってコストが低減されると共に、セン
サが少ない分だけシステムが簡素化されて信頼性が向上
することになる。
しかも、高度が上昇するほど吸入空気密度が小さくなっ
てエンジン条件に厳しくなる高地への移行に際して、上
記したようにエンジンの運転状況を反映する吸入空気量
を判定要素としているので、高地への移行を速かに判定
することができ、これにより吸入空気量の高地補正を応
答性良く行うことが可能となって、耐エンスト性が向上
することになる。
家な、第2発明においては、低地から高地への移行に際
しては、吸入空気量を判定要素としているので速かに高
地への移゛行が判定され、逆に高地から低地への移行に
際しては、吸気の脈動の影響を受けないエンジン回転数
を判定要素としているので、精度良く低地への移行が判
定されることになって、エンジンを運転状態に応じて緻
密に制御することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
図、面は本発明の実施例を示すもので、第1図は本発明
を適用したエンジンの制御システム図、第2図は実施例
におけるバイパス空気量制御のメインプログラムを示す
フローチャート図、第3図は高地移行判定処理のフロー
チャート図、第4,5図は該判定処理に用いるマツプの
説明図、第6図は該判定処理の作用を示すタイムチャー
ト図、第7図は低地移行判定処理のフローチャート図、
第8図は該判定処理で用いるマツプの説明図、第9図は
同じく該判定処理の作用を示すフローチャート図である
。 1・・・エンジン、7・・・エンジン回転数センサ(エ
ンジン回転数検出手段)、15・・・吸気通路、18・
・・スロットルバルブ、21・・・バイパス通路、22
・・・バイパスバルブ(バルブ手段)、17・・・エア
フローメータ(吸入空気量検出手段)、23・・・コン
トロールユニット(基準空気量設定手段、基準エンジン
回転数設定手段9利定手段、第1判定手段、第2判定手
段、制御手段)。 第 7図 第8 図 第 図 3 ↑4 rlII

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸気通路におけるスロットルバルブをバイパスす
    るバイパス通路と、該バイパス通路を開閉するバルブ手
    段とを備えたエンジンの制御装置であって、上記吸気通
    路に配備されて吸入空気量を検出する吸入空気量検出手
    段と、該手段による吸入空気量の検出時におけるエンジ
    ンの運転状態に対応する基準空気量を設定する基準空気
    量設定手段と、上記検出手段により検出される実空気量
    が上記設定手段によって設定された基準空気量よりも小
    さくなったときに低地から高地への移行を判定する判定
    手段と、この判定手段によつて高地への移行が判定され
    たときに上記バルブ手段の開度を大きくする制御手段と
    を有することを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. (2)吸気通路におけるスロットルバルブをバイパスす
    るバイパス通路と、該バイパス通路を開閉するバルブ手
    段とを備えたエンジンの制御装置であって、上記吸気通
    路に配備されて吸入空気量を検出する吸入空気量検出手
    段と、該手段による吸入空気量の検出時におけるエンジ
    ンの運転状態に対応する基準空気量を設定する基準空気
    量設定手段と、上記検出手段により検出される実空気量
    が上記設定手段によって設定された基準空気量よりも小
    さくなつたときに低地から高地への移行を判定する第1
    判定手段と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数
    検出手段と、所定の低地判定用基準エンジン回転数を設
    定する基準エンジン回転数設定手段と、上記検出手段に
    より検出される実エンジン回転数が上記設定手段によっ
    て設定された基準エンジン回転数よりも大きくなったと
    きに高地から低地への移行を判定する第2判定手段と、
    上記第1判定手段によって高地への移行が判定されたと
    きは上記バルブ手段の開度を大きく、かつ上記第2判定
    手段によって低地への移行が判定されたときは上記バル
    ブ手段の開度を小さくする制御手段とを有することを特
    徴とするエンジンの制御装置。
JP7476890A 1990-03-22 1990-03-22 エンジンの制御装置 Pending JPH03271545A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018179763A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 株式会社ミクニ エンジンの燃料噴射装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018179763A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 株式会社ミクニ エンジンの燃料噴射装置

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