JPH0326966A - ポリアクロレインラテックス、免疫検査用ラテックス試薬及び梅毒抗体検査法 - Google Patents

ポリアクロレインラテックス、免疫検査用ラテックス試薬及び梅毒抗体検査法

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JPH0326966A
JPH0326966A JP16095389A JP16095389A JPH0326966A JP H0326966 A JPH0326966 A JP H0326966A JP 16095389 A JP16095389 A JP 16095389A JP 16095389 A JP16095389 A JP 16095389A JP H0326966 A JPH0326966 A JP H0326966A
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JP
Japan
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latex
antigen
polyacrolein
syphilis
reagent
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JP16095389A
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English (en)
Inventor
Shigeru Tajima
茂 田島
Takayuki Suzuki
孝行 鈴木
Nobuo Hatta
信雄 八田
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 疾病の診断に用いられる抗原一抗体反応を利用した免疫
検査用ラテックス試薬に関するものであり、梅毒抗体の
検査法に関するものである.く従来の技術〉 従来から疾病の診断には、患者の血清あるいは尿を採取
し、種々の検査を行って咋床医の診断の補助にする検査
が行われている.それらの検査のうち免疫検査は患者等
の血液あるいは尿等の体液中の抗原あるいは抗体の有無
を検査するもので抗原一抗体反応が利用されており、こ
の反応は抗体がある決まった抗原としか反応しない性質
、即ら抗体の特異性を利用しているため微量の抗原ある
いは抗体を検出する事が可能である。
梅毒の確定診断法としては、梅毒病原菌であるTrep
one+*a pallidum (以下TP%と略す
)の検出や梅毒抗体の免疫検査法などの検査法がある。
TP菌体検出法は病巣患部から一部を採取して検体とし
、顕微鏡観察によって判定しているため、大量の検体処
理はできない.そこで日常検査のスクリーニングには、
梅毒血清検査と呼ばれる梅毒抗体の検出が行われている
. 梅毒血清検査は、脂質抗原を用いるSTS(serol
ogic tests of syphlsis)と、
TP抗原そのものを用いる検査法に大別される,STS
は補体結合反応で検出する緒方法、担体に脂質抗原をつ
け凝集反応で検出するRPFi’カードテスト、ガラス
板法、梅毒a集法があり、TP抗原を用いる検査法は、
TPの菌体成分の感作血球を用いた受身赤血球凝集反応
で半定置するTPHA法(Tre−ponema pa
llidum hemaggluHnation te
st)と蛍光抗体を用いて蛍光顕@鏡で61認するPT
A−ABS法(fluorescent trepon
emal antibody test)がある. 梅毒の診断に当たっての実際の検査の進め方としては、
スクリーニングとしてSTS法を用い、さらにT P 
H A法、PTA−ABS法を行う3つの方法を組み合
わせた方法がとられ、確実な診断が行われている。
く発明が解決しようとする課題〉 梅毒血清検査のSTSは、脂質として牛心筋由来のカル
ジオライピンを用いることで陽性率は向上してか、病原
菌由来のTP抗原の代わりに脂質抗原を用いているため
起こる生物学的偽陽性が間題であり、解決は難しい。
TP抗原を用いる検査法のTPHA法は、感度も高く、
手法が簡単であり、大量の検体でも容易に検査できるメ
リントがあるが、TPHAで検出できる抗体の産生が比
較的遅いので、初期梅毒の陽性率は低い,さらに、TP
HA法では、動物由来の赤血球を担体として用いている
ことから、その表面に存在する異好抗原による非特異a
集反応を起こすことがある。また、沈降した凝集像の変
化が多いため、判定の施設間差か大きく、安定した判定
ができる方法の出現が望まれている。
PTA−ABS法は、TPHA同様感度が高いし、特異
性が高いが、手法が煩雑で手間と時間がかかり熟練を要
するため、最終確認テストとして利用されている,TP
HAで陰性となる初!1lI梅毒でもPTA−ABSで
は陽性となることが多い。
く課題を解決するための手段〉 TP抗原を用いたT P H A法の種々の問題点を解
決するため、赤血球以外の担体の使用について検討し、
ボリアクロレインラテックスを担体として用いた場合に
、TPHAの問題点を克服すること・を見い出し、本発
明を完成するに至った。
1ルち、本発明は、 !,梅毒抗原で感作したポリアクロレインラテックス、 2.梅毒抗原で感作したボリアクロレインラテックスを
含む免疫検査用ラテックス試薬、3.ラテンクスを用い
た診断用の試薬を使用して血液中の梅毒抗体を検出する
にあたって、ポリアクロレインラテックスに梅毒抗原(
TP抗1)を感作したラテックス試薬を用いることを特
徴とする梅毒抗体検査法に関するものである。
本発明によれば、ラテックスを担体としているため、そ
の粒子表面に異好抗原を持たないため、高力価の異好抗
体を持った患者の血清でも、非特異凝集反応を起こすこ
とはない。また、ポリアクロレインラテックスは、球形
のラテックスであるので、凝集反応の後沈降した凝集像
の安定性が良く、判定が一定しており、判定者による個
人差および施設間差が少ないものが得られる。ポリアク
ロレインラテックスはTP抗原と強固に吸着あるいは結
合するため、得られた試薬の安定性が良く、扱いも容易
である。さらには本発明による試薬では、STS法で陽
性、TPHA法で陰性の検体でも陽性となる検体もあり
、これは梅毒初期の患者の血清でも反応しているものと
思われる。
本発明に使用するポリアクロレインラテックスは、製造
法は特に限定されず公知の方法番こより製造することが
でき、たとえば、特開昭61−171707で製造され
る粒子径の揃ったもの、あるいは、特開昭64−148
にあるような、着色したものを使用することができる。
本発明で用いられるポリアクロレインラテックスの粒子
径は特にこだわらないが、好ましくは0.7〜2.5 
μ閘程度が、特に好ましくは、1.1〜1.9 μm程
度が良い。特にマイクロタイター法に用いる場合は、沈
降時間との関係で上記の範囲の粒子径のものが好ましい
. 本発明で使用するTP抗原としては、TP菌(Nich
ols株)をウサギ車九内等で培養し、菌数を揃えて、
超音波法等の公知の種々の方法で破砕したものが使用で
きる. TP抗原とポリアクロレインラテックスとをリン酸暖街
生理食塩液(PB’S)等の生理条件に整えた緩衝液中
で混合し、好ましくはさらに牛血清アルブミン(BSA
)、牛胎児血清、ゼラチン、カゼイン等の蛋白を加えて
TP抗原の着いていないラテックス表面を保護すること
により、梅毒抗原で感作したボリアクロレインラテック
ス又はこれを含む梅毒の免疫検査用ラテックス試薬を製
造することができる. ここで使用するTP抗原量は、ラテックス固形分1g当
たり、10”〜io”のオーダーの菌数を破砕した抗原
を使用するのが好ましく、使用した抗原はほとんどラテ
ックス粒子に結合あるいは吸着しているものと考えられ
る. 一a的にポリアクロレインラテックスは、非特異凝集反
応が強いと言われているが、これは、ラテックス粒子表
酊の活性が強いため、多くの蛋白等の吸着しやすい物質
と非特異的に吸着することが原因と考えられる.ラテッ
クス試薬の表面に活性の強い裸の表面が残っている状態
で血清と混合すると血清中の種々の蛋白が吸着し、その
結果ラテックスが試薬をa集させてしまうものと思われ
る.このポリアクロレインラテックスの表面活性の強い
性質を、TP抗原に応用し、大部分のラテックス表面を
TPFicmで覆い強く吸着あるいは結合させ、残った
表面を免疫学的に不活性な蛋白を吸着させると、TP抗
体に特異性の高いラテックス1式薬を得ることができる
. 本発明のラテックス(試薬)中のボリアク口レイン固形
分の濃度は、0.0l〜2重量%の範囲が好ましい。ラ
テンクスの分敗媒としては水が好ましい。
本発明のラテックス試薬は、TPHA法と同様のマイク
ロクイターの手法で使用することができる。一例を示す
と、マイクロプレートに緩衝液を一定量、一般的には2
5μlずつ加え、第一管目には希釈ζこ応じた量を加え
る.第一管目に血清を加えて最初の希釈倍率を得て、ダ
イリューターにて連続2倍希釈を行い、血清の希釈系列
をつくる.その上からラテンクス試薬を滴下し、十分な
振盪の後、2時間程度静置し、管底の凝集像を判定し、
最終希釈倍率をその抗体価とする.こうして得られた凝
集像は、判定し易くかつ経時的に安定であるため、判定
者による個人差が少なく、また再現性も良いし、赤血球
のような生体由来の材料を使用していないため、ロソト
間差も少ないので、施設間のばらつきも少なくなる。
検体としては、血清、血漿等が使用できる.本発明のラ
テックス試薬は、光学測定法、坂上凝集法にも使用可能
である。
〈実施例〉 以下に実施例を挙げて具体的に説明する。
抗原の調製 TP菌(lichols株)をウサギ寧丸内で増殖させ
、摘出した華丸からクエン酸緩衝液で抽出、遠心分画し
て集菌し、l〜2 X 10”Cell/一となるよう
に調製し、PBSに再浮遊した.このTP菌浮M ?a
 5 mflをr’BSでlO倍に希釈し、超音波破砕
1{x(久保田商事(株)201型)を用い、9 k 
II z、180W、lO分間処理して、TP菌体戊分
を含む抗原液を得た. 実施例l ポリアクロレインラテックス(固形分10%、粒子径1
.5μm)5dをPB330dに分散させ、T P抗原
液20m1、を添加し、30分間、37゜Cでゆっくり
攪拌した.その後、PBSに溶解した2%BSA50一
をさらに添加し、1時間、37“Cで同様にゆっくり攪
拌した。これを遠心分離し、上清を捨て、0.3%のB
SAを含むPBSで2回遠心洗浄し、0.3%のBSA
を含むP B S 200afに浮遊させ′「P抗原感
作ラテックスを得た。
実施例2 染料にて着色したポリアク口レインラテックスに(固形
分10%、粒子径1.6μm)5a+4!をPBS32
一に分散させ、TP抗原液18dを添加し、その後実施
例1と同様に処理し、TP抗原感作ラテンクスを得た. 試験例 実施例1、2で得られたTP抗原感作ラテックスを用い
てマイクロタイター法にて検査を行った.U型マイクロ
プレートの第1管目に0.3%のBSAを含むPBSを
iooμl1第2管目以降に25plずつ滴下し、第l
管目に血清25μlを加えた.これをグイリューターに
て第l管目より連続2倍希釈した.実施例1、2により
得られたTP抗原感作ラテックスを第2管目以降に、2
5μlずつ滴下し、ミキサーにてl分間振盪の後、フタ
をして静置した。2時間後、管底の凝集像を判定した。
この場合、最終希釈倍率は、第2管目が20倍で、第3
管目以降倍々の希釈倍率となり、T P H Aと\ 同様に40倍をカットオフ値とした.その結果は、実施
例l、2のいずれのラテンクスを用いた場合も、 梅毒陽性血清200検体 すべて最終希釈倍率80倍以
上まで凝集が認め られた. 梅毒陰性血清300検体 すべて最終希釈倍率40倍以
下でのみ凝集が認 められた。
であった。
これらはすべて常温で静置2時間の判定であるが、さら
に常温で16時間静置後の判定でも全く変化がなかった
比較例 試験例で用いた血清500検体をTPHA拭薬(A社製
)を使用して、同様に検査を行った。静Tt2時間の判
定では試験例と同し結果があったが、更に16時間静置
後の判定では、陰性血清ではほとんど変化が見られなか
ったが、陽性血清では大きく定量値が下がり、特に80
倍に判定された血清\では、38例中35例が40倍以
下の判定値となった。
〈発明の効果〉

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、梅毒抗原で感作したポリアクロレインラテックス。 2、梅毒抗原で感作したポリアクロレインラテックスを
    含む免疫検査用ラテックス試薬。3、ラテックスを用い
    た診断用の試薬を使用して血液中の梅毒抗体を検出する
    にあたって、ポリアクロレインラテックスに梅毒抗原を
    感作したラテックス試薬を用いることを特徴とする梅毒
    抗体検査法。
JP16095389A 1989-06-26 1989-06-26 ポリアクロレインラテックス、免疫検査用ラテックス試薬及び梅毒抗体検査法 Pending JPH0326966A (ja)

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JP16095389A Pending JPH0326966A (ja) 1989-06-26 1989-06-26 ポリアクロレインラテックス、免疫検査用ラテックス試薬及び梅毒抗体検査法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107942068A (zh) * 2017-11-15 2018-04-20 浙江夸克生物科技有限公司 β2‑微球蛋白测定试剂盒

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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