JPH03268748A - 吸引浸出液秤量方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、臨床用生化学測定装置に関し、特に生体関連
物質を非侵襲的に採取する装置に関する。

（従来の技術） 一般に、血液成分の測定は人体から採取した血液を臨床
検査あるいは生化学分析装置によって行なわれている。

最近、血液に代わり吸引浸出液を用いる測定法が報告さ
れている（プロシーディング・オブ・ザ・ファーストパ
ン・パシフィック・シンポジウム、バンク−バー　カナ
ダ；　Ｐｒｏｃ、　ｏｆ　ｔｈｅ　ｆｉｒｓｔ　Ｐａｎ
Ｐａｃｉｆｉｃ　Ｓｙｍｐｏｓｉｕｍ、　Ｖａｎｃｏｕ
ｖｅｒ、　Ｃａｎａｄａ、　Ｊｕｌｙ　２３−２７゜１
９８６、５７−５８．、プロシーディング・オブ・ザ・
シンポジウム・オン・ケミカル七ンザーズ：Ｐｒｏｃ、
　ｏｆｔｈｅ　Ｓｙｍｐｏｓｉｕｍｏｆ　ｔｈｅ　Ｃｈ
ｅｍｉｃａｌ　５ｅｎｓｏｒｓ、　ＰＶ８７−９．３２
７−３３３．）。

吸引浸出液は角質層を除去した皮膚の部分を減圧吸引り
一で得られる微量の液体であり、皮下組織の間質液ある
い（ｊ毛細細管壁より減圧濾過された液体であると考え
られＣいる。吸引浸出液は血液よりもタンパク質濃度が
低く、センザ表面へのタンパク質付着を軽減することが
できる。また、吸弓浸出液は経皮的に採取されるので、
感染を防止する観点からも有利である。

第３図に従来の吸引浸出液取得装置の使用例を示す。図
において、減圧吸引口３２を有するセル３３の減圧開口
３１を皮膚：う６に張り付け、減圧吸引により皮膚を通
して浸出液：３４を採取するものである。また浸出液を
セル外に取り出すにはセル上部の開閉蓋３５を取り外し
、て行なう。

（発明が解決１−ようとする課題） 吸引浸出液の採取量は毎分０．４ｐｌ／ｃｒｎ２程度と
非常に微量であり、またタンパク質を含むため粘性が高
い３．このため従来の取得装置によれば、第３図に示す
ように浸出液３４をセル３３外に取り出すにはセル上部
の開閉蓋３５を取り外し、マイクロシリンジ等を用いで
採取し秤量を行なっていた。この方法では採取の度毎に
吸引を中断ぜねばならずまたマイクロシリンジ等を用い
るため人手を必要どし、ていｔ− 本発明の目的は人手を煩わせＺ〕ことなく自動的連続的
に浸出液を採取しかつ秤量］する方法及び装置を提供す
ることにある。

（課題を解決するための手段） 本発明は開口部とこれに連通ずる減圧吸引Ｕコを備えた
セルと、前記開口部に連通させた送液管と、この送液管
に設置された一対の電気伝導度測定用電極と空気注入弁
とを有することを特徴とする吸引浸出液秤量装置と、開
口部とこれに連通する減圧吸引口を備えたセルと、前記
開口部に連通させた送液管と、この送液管に設置された
溶液の有無を判断せしめる光検知器と空気注入弁とを有
することを特徴とする吸引浸出液秤量装置と、特許請求
の範囲第１項記載の装置を用い、前記電気伝導度測定用
電極間の通電状態によって空気注入弁を一定時間開くこ
とζ′浴溶液一定容量ずつ区切り秤量することを特（毀
とした吸引浸出液秤量方法と、特許請求の範囲第１項記
載の装置を用い、前記光検知器によって一定の溶液が秤
量された時点で空気注入弁を一定時間開くことで溶液を
一定容量ずつ空気で区切り秤量することを特徴とした吸
引浸出液秤量装置である。

（作用） 送液ポンプおよび送液管を吸引浸出液採取セルに装備す
ることにより、皮膚より減圧吸引口を介して吸引ポンプ
で吸引された浸出液は、送液ポンプにより送液管を通じ
て外部に取り出す。このとき送液管内に構成された電気
伝導度測定用電極もしくは溶液の有無を判断せしめる光
検知器によって、一定容量の浸出液が秤量された時点で
空気注入弁を一定時間開くことで、浸出液を一定容量ず
つ空気で区切る。この区切られた液滴の数を数えること
により浸出液を秤量かつ取得する。このように本研究に
おいては吸引浸出液の秤量及び取得に関して、従来はマ
イクロシリンジ等を用いて行なった煩雑な操作を、送液
管および送液ポンプ、コントローラで制御された電気伝
導度測定電極あるいは光検知器および空気注入弁を用い
ることにより自動的にかつ連続的に行うことが可能どな
り、測定者および被験者の負担が軽減される６、（実施
例） 次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図において、本発明においてもセルに設置た減圧開
口１１は皮膚に接し減圧吸引口１２より吸引ポンプで吸
引する点は従来と同じである。本発明において採取され
た吸引浸出液１３はセルに連通させた送液管内１４を送
液ポンプにより運ばれる。例えば送液管は直径２ｍｍで
送液ポンプの流量が３　Ｘ　１０−３ｍｌ／ｍｉｎの時
、吸引浸出液は送液管内部をおよそ１ｃｍ／ｍｉｎの速
度で流れる。送液管内１４には一対の電気伝導度測定用
電極１５および空気注入＊１６が構成されている。吸引
浸出液は電界質を含むので導電性である。この性質を利
用して２つの電極間に電気が流れれば両電極間は浸出液
で満たされていることになる。このとき空気注入弁１６
を一定時間開くことで浸出液を空気で区切る。次に再び
電極間が通電した時、空気注入弁を開いて浸出液を区切
る。このことを繰り返すことにより浸出液を一定量ずつ
秤量することができる。電極と空気注入弁を３０ｓｅｃ
開いていたとすれば、長さ３ｃｍの吸引浸出液は０．５
ｃｍの空気のキャップで仕切られることになる。また空
気注入弁は３分に１回開くことになる。空気注入弁１６
は例えば電磁弁でありコントローラ１７を介して電気伝
導度測定用電極１５と接続されており弁の開閉は自動的
に行われる。また空気注入弁を開いた数はすなわち区切
られた液滴の数でありこれをコントローラが数えること
により吸引された浸出液の総量を知ることが可能である
。

第２図において本発明の一定量の吸引浸出液を秤量する
装置として溶液の有無を判断せしめる光検知器２５を用
いた例を示した。第１図と同様に採取された吸引浸出液
２３はセル２８に連通させた送液管内２４を送液ポンプ
により運ばれる。送液管内２４に装着された光検知器２
５は例えば光源と光ダイオードで構成されており、光源
とダイオードの間に溶液が存在すればダイオードにより
検知される光の量は減少するので、溶液の有無を検知す
ることが可能である。光検知器によって一定の浸出液が
秤量された時点で空気注入弁２６を一定時間開くことで
浸出液を一定容量ずつ空気で区切る。光検知器と空気注
入弁はコントローラ２７を介して接続されている。この
区切られた液滴の数をコントローラが数えることにより
浸出液を秤量かつ取得することが可能である。

一定容量ずつ空気で区切り、区切られた液滴の数を数え
ることにより秤量する方法は吸引浸出液のような微量で
粘性の高い溶液には非常に適している。このように本発
明においてはマイクロシリンジ等を用いて人手を煩わせ
ることなく自動的かつ連続的に吸引浸出液を秤量かつ取
得することが可能である。

（発明の効果） 以上のように本発明によるときには、臨床検査などの際
に、人手を煩わせることなく自動的に、また吸引を中断
することなく連続的に吸引浸出液を秤量かつ取得する効
果を有する。これによって効率的な吸引浸出液の採取が
達成され、測定者および被験者の負担が軽減される。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は一実施例を示す断面図である。 第３図は従来の吸引浸出液取得装置の断面図である。 １１．２１．３１・・・減圧開口、１２．２２．３２・
・・減圧吸引口、１８．２８．３３・・・セル本体、１
３．２３．３４・・・浸出液、３５・・・開閉蓋、１９
．２９．３６・・・皮膚、３７・・・減圧吸引管、１４
．２４・・・送液管、１５・・・電気伝導度測定用電極
、２５・・・光検知器、１６．２６．・・空気注入弁、
１７．２７・・・コントローラ。 第１図 １７コントローラ 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、開口部とこれに連通する減圧吸引口を備えたセルと
   、前記開口部に連通させた送液管と、この送液管に設置
   された一対の電気伝導度測定用電極と空気注入弁とを有
   することを特徴とする吸引浸出液秤量装置。 ２、開口部とこれに連通する減圧吸引口を備えたセルと
   、前記開口部に連通させた送液管と、この送液管に設置
   された溶液の有無を判断せしめる光検知器と空気注入弁
   とを有することを特徴とする吸引浸出液秤量装置。 ３、特許請求の範囲第１項記載の装置を用い、前記電気
   伝導度測定用電極間の通電状態によって空気注入弁を一
   定時間開くことで溶液を一定容量ずつ区切り秤量するこ
   とを特徴とした吸引浸出液秤量方法。 ４、特許請求の範囲第２項記載の装置を用い、前記光検
   知器によって一定の溶液が秤量された時点で空気注入弁
   を一定時間開くことで溶液を一定容量ずつ空気で区切り
   秤量することを特徴とした吸引浸出液秤量方法。