JPH03268308A - 垂直磁気記録媒体 - Google Patents

垂直磁気記録媒体

Info

Publication number
JPH03268308A
JPH03268308A JP6693990A JP6693990A JPH03268308A JP H03268308 A JPH03268308 A JP H03268308A JP 6693990 A JP6693990 A JP 6693990A JP 6693990 A JP6693990 A JP 6693990A JP H03268308 A JPH03268308 A JP H03268308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alloy
substratum
magnetic recording
recording medium
feco
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6693990A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuji Osawa
隆二 大沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP6693990A priority Critical patent/JPH03268308A/ja
Publication of JPH03268308A publication Critical patent/JPH03268308A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Thin Magnetic Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は垂直磁気記録媒体に関する。
[従来の技術] 近年、磁気記録の高密度化の要求にともない磁性層が磁
性材料のみによって形成される。いわゆる連続磁性薄膜
媒体(以下、連続媒体と呼ぶ)の研究が盛んになってき
た。
真空蒸着法、スパッタ法、あるいはメツキ法によって作
製される連続媒体は、磁性層が連続薄膜であるために長
手記録は無線のこと、垂直磁気記録方式に於いて特に記
録密度の飛躍的向上が期待されており、各種磁気テープ
あるいはディスク状磁気記録媒体等様々な製品形態への
応用開発が進められている。
一方、最近のフロッピーディスクの小型化の要請ととも
に、磁気記録技術の向上によって、テレビ信号の1画面
分を表示するのに要する時間にあたる1/60秒の周期
で回転させながら静止画の映像信号を記録する。いわゆ
る2″スチルビデオ用フロツピーデイスク(以下Sv用
FD)が登場した。
この2″Sv用FDに記録される映像信号は。
原理的にはVTRに使用されているものと同じであり、
低周波数領域に色信号を、高周波領域に輝度信号を記録
している。
しかしながら、静止画であるSvは、動きのあるVTR
に比べ高い画質が要求されるため、記録帯域をVTRよ
りも広く設定し、水平解像度を標準のベータVTRの2
40本に対して標準S■は357本となっている。さら
にVTR,SVともに高画質化の要求は高くノ\イバン
ド化が進められ。
EDベータVTRとハイバンドSVが商品化されている
しかしながら、EDベータVTRの水平解像度は560
本であるのに対し、ハイバンドSvは520本とほぼ同
程度の解像度しか得られていない。
従って、さらに飛躍的な画質の向上を図るため。
2°Sv用FDにスパッタリング法により作製された垂
直磁気記録媒体の採用が検討されている。
ここで高画質SVシステムを垂直磁気記録媒体で行う場
合において、従来の標準SVシステムおよびハイバンド
SVシステムに対して下位互換性をとることを考えた場
合、デジタル記録などの人きな記録方式の変更を行わず
9色信号および輝度信号の記録帯域のみ更に広くした高
画質化の方法が考えられる。
ところが、垂直磁気記録媒体の記録特性として。
非常に高い記録密度まで記録再生ができる反面。
低記録密度での再生出力が低いため、従来のSV用映像
信号をそのまま記録再生した場合1色信号のC/Nが足
りず、下位互換性がとれないという欠点があった。
このため、CoCr合金、又はCo及びCrを主成分と
し耐久性向上や垂直配向性向上のためにW、Ta、Mo
などを添加した合金からなるた垂直記録層と、ベースフ
ィルムとの間にFeCoからなる下地層を設けて特に低
周波数領域の再生出力を向上させる方法がとられている
その効果は、第4図の記録周波数特性に示すように、C
oCr層のみによって形成される垂直媒体に対し、すべ
ての周波数に渡って6dB程度再生出力が向上する。
ここで、FeCo膜の組成比は、はぼ50νt%ずつで
あり、この比率にすることにより異方性エネルギーをほ
ぼ0にすることができるため、  C。
Crmの応力に対しても、磁気特性の劣化を防ぐことが
できる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した合金下地層に用いられるFeC
o合金は耐食性に乏しく、従って磁気記録媒体の再生出
力や耐久性に経時的な劣化が起こり、実用化への大きな
障嘗となっていた。
そこで1本発明の技術的課題は1合金下地層のFeCo
の耐食性を改善し、再生出力や耐久性のすぐれた垂直磁
気記録媒体を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、支持基板と合金下地層と垂直磁気記録用の合
金薄膜とを備え垂直磁気記録媒体に関する。
ここで、支持基板はガラス等のディスクや高分子フィル
ム等から形成されている。一方、この支持基板上には、
蒸着法、イオンブレーティング法。
スパッタリング法、メツキ法などにより合金下地層が形
成されている。
更に、この合板下地層上には、CoCr合金又はCo及
びC「を主成分とし、W、Ta、Moを添加元素として
含む合金からなる垂直記録用の合金薄膜が形成されてい
る。
本発明は従来の合金下地層の耐食性が乏しいことによる
技術的課題を解決するために、この合金下地層を重量%
でCrx (Fe−Co) 1oo−x(但し、5≦x
<20 (νt%))で表わされる組成の合金としたこ
とを特徴としている。
[実施例〕 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
(合金下地層の特性) FeCo系下地層の耐食性についての評価は。
ポリイミドフィルム支持基板上にFeCo系スパッタ膜
を形成し、そのまま温度60℃湿度90%の高温高湿環
境で72時間放置し、その後に密着強度と静磁気特性に
ついて評価を行った。
ここで、FeCo系下地層の組成は、スパッタリングタ
ーゲットの組成により調整し、Fe:Coの組成比は1
:1のままて、Crの含有量を変化させた。
即ち、Crの組成比を0〜40[wt%]とし。
残りを1.1のFe:Coとしt二。
密着強度の試験方法として、あらかしめFeC0系下地
膜に基盤の目にナイフで傷を付けておき。
粘着テープによる剥離試験を行い、薄膜が剥離するとき
の最小荷重を測定した。
また、静磁気特性の測定はVSMにより行った。
第1図はFeCo系下地層の高温高湿環境に放置する前
と後における密着強度の試験結果を示す図である。
第1図に示すように、Crが含まれていないFeCo下
地層は高温高湿環境に放置されることにより大幅に密着
強度が低下することが分かる。
一方、Crを含んだFeCo下地層は+  5wt96
までC「の組成比が増加するにしたがって高温高湿環境
に放置する前の密着強度に近づき、5νt%で放置前と
変わらなくなる。
第2図は高温高湿環境試験の前後でのFeC。
系下地層の飽和磁化とHcの測定結果を示す図である。
第2図に示すように、密着強度の試験と同様にCrを含
まないFeCo下地層は高温高湿環境に放置することで
飽和磁化モーメントおよびHcは減少する。
また、Crの組成比が5wt%以上になると飽和磁化、
Hcともにほとんど変化しなくなった。
従って、Crの組成比は5wt%以上あればよいことが
分かるが、Crの組成比が多くなるにしたがって飽和磁
化モーメントが減少するため、再生出力の増大に対する
効果が低下するため、20νt%以下であることが望ま
しい。
(垂直磁気記録媒体の特性) 厚さ30μ−のポリイミドフィルム支持基板上に、Fe
:Co:Cr=45:45:10 (wt%)として組
成比のFeCo系下地層をスパッタリング法により形成
した。
このときのスバ・ツタ圧力1 [wTorrl 、 ス
バ・ツタパワー200[Wコとし、膜厚を100[Aコ
とした。
その後、CoCr膜をスパッタ圧力1 [a+Torr
l 。
スパッタパワー500[Wコ、膜厚0.2[μm]の条
件で形成し、更にその上に酸化物系の保護膜を100[
A]影形成て2インチサイズに打ち抜き2’SV用FD
とした(実施例)。
比較のために、FeCo系下地層の組成をFe:Co:
Cr−45:45:10 (wt%)として25として
2”SV用FDとした(比較例)。
実施例および比較例について、60℃;90%の環境に
1週間放置という高温高湿環境試験を行い、その前後で
の9 [MHz]における再生出力の変化を測定した結
果を第3図に示す。
第3図において、比較例では再生出力が30%低下して
いるのに対し、実施例では再生出力の低下は見られない
また、  9 [MHz]における再生出力の測定を行
った後、室温20℃;湿度50%の環境でバスウェア耐
久試験を行った。
その結果、比較例は10分後スクラッチが入りCoCr
の磁性層が剥離したが、実施例は1時間後でもスクラッ
チも入らず再生出力も低下していなかった。
[発明の効果] 以上述べたように1本発明によれば耐食性に優れ、再生
出力に経時変化のないFeCo系下地層を持つ垂直磁気
記録媒体か得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は合金下地層の環境試験前後の密着強度を評価し
た結果を示す図である。 第2図は合金下地層の環境試験前後の静磁気特性を評価
した結果を示す図である。 第3図は本発明の実施例と比較例により環境試験前後の
再生出力を比較した結果を示す図である。 第4図は従来の磁気記録媒体においてFeC。 系下地層を設置した時と設置しない時の記録周波数特性
を示す図である。 第1 図 crの組成北Cwt%〕 再午出力 〔相対値(9MH7)〕 第2図 Crの組成比 Cwt %) 第4図 記録同波数[:MH,=]

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.支持基板上に形成された合金下地層の上にCoCr
    合金,又はCo,Crを主成分とし,W,Ta,Moを
    添加元素として含む合金からなる垂直磁気記録用の合金
    薄膜を形成してなる垂直磁気記録媒体において,前記合
    金下地層は,重量%でCr_x(Fe・Co)_1_0
    _0_−_x(但し,5≦X<20wt%)で表わされ
    る組成の合金からなることを特徴とする垂直磁気記録媒
    体。
JP6693990A 1990-03-19 1990-03-19 垂直磁気記録媒体 Pending JPH03268308A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6693990A JPH03268308A (ja) 1990-03-19 1990-03-19 垂直磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6693990A JPH03268308A (ja) 1990-03-19 1990-03-19 垂直磁気記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03268308A true JPH03268308A (ja) 1991-11-29

Family

ID=13330478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6693990A Pending JPH03268308A (ja) 1990-03-19 1990-03-19 垂直磁気記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03268308A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8313848B2 (en) 2005-03-02 2012-11-20 Seagate Technology Llc Perpendicular media with Cr-doped Fe-alloy containing soft underlayer (SUL)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8313848B2 (en) 2005-03-02 2012-11-20 Seagate Technology Llc Perpendicular media with Cr-doped Fe-alloy containing soft underlayer (SUL)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4789598A (en) Thin film medium for horizontal magnetic recording having an improved cobalt-based alloy magnetic layer
JP3099790B2 (ja) 垂直磁気記録媒体
JPH0714142A (ja) 薄膜磁気記録媒体
JPH09212855A (ja) 磁気記録媒体及び磁気ヘッド並びにこれらを用いた磁気記録再生装置
JP2513893B2 (ja) 磁気記録媒体
JPS63237210A (ja) 磁気記録媒体
JPH03268308A (ja) 垂直磁気記録媒体
JPH10228620A (ja) 垂直磁気記録媒体
US6045931A (en) Magnetic recording medium comprising a cobalt-samarium magnetic alloy layer and method
JP2836779B2 (ja) コバルト系磁性合金及び磁気記録用磁性合金薄膜材料
JP3200787B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
US5266418A (en) Magnetic recording medium
JP2725502B2 (ja) 磁気記録媒体
KR890004255B1 (ko) 자기 기록 매체
JPS5868234A (ja) 複合磁気記録媒体
JP2715783B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2527618B2 (ja) 金属薄膜型磁気記録媒体
JPH053655B2 (ja)
JPS6387612A (ja) 垂直磁気記録媒体
JPH01208720A (ja) 磁気記録媒体
JPS6037528B2 (ja) 磁気記録媒体の製造法
JPH03154222A (ja) 磁気記録体
JPS6087436A (ja) 磁気記録フレキシブルデイスク
JPS61113124A (ja) 磁気記録媒体
JPH05189740A (ja) 磁気記録媒体